活動日誌

「大都市でもっともごみの少ないまち」は本当か!?(2015年6月23日/くらし環境委・環境政策局・やまね)

本日、くらし環境委員会で一般質問をおこないました。数字の追及というのはやはり相当つめておかないと難しくて、現場の声とリンクさせてやらなければやはり机の上の議論になってしまうと感じました。

しかし、京都市が「大都市で一番ごみの少ないまち」の根拠としている「1人1日あたりのごみ量」が、大変あやふやなものであることは問題提起できたと思います。実際はもっと増えることを答弁でも認めました。長いやり取りになったので今回は要約版で報告します。

◆やまね/ごみ減量にあたって大事なのはまず「2R」(リデュース、リユース)、そして「分別・リサイクル」という考えか?

(→京都市)これまで3Rとも言われてきたが、リサイクルはコストも環境負荷もかかる。すべて重要だが2Rは上流対策になる。2R推進でリサイクルをしなくてもよくなる。

◆やまね/「京都市のごみ量がピーク時の年82万トンから4割以上減の46万トンまで削減」となった要因は?

(→京都市)ごみ減量リサイクルの法整備、もちこみごみや建設廃材、告示産廃の受け入れ廃止。家庭系では有料指定ごみ袋、雑紙回収、市民の見識・協力・努力、拠点回収・エコまちステーションの取り組みなど多面的な努力で。

◆やまね/一つ気になるのは、6月発行の京都市のお知らせにも「ごみ量4割削減」とあるが、正確には「=ごみの量」でなく「京都市の受入量」だ。市民や事業者による資源ごみの自主回収分がここには含まれていない・「ごみ量が4割以上減った」というのは市民に誤解を与える表現ではないか。現在の到達点をはっきりさせないと対策もあいまいなものになる。

「ごみ袋有料化」も一つの要因としてあげられたが「有料化をやめるとまた増える」なら、根本的には解決していないということだ。同じ政令市・広島や横浜では、家庭ごみを有料化せずに減らしている。そうすると京都では、本来市民のみなさんが負担しなくてもいいお金を払わされていることになる。ごみ袋は有料化廃止、せめて値下げを。

(→京都市)他都市では有料化を廃止するとリバウンドでごみが増えた事例が多い。燃やすごみはすべて税金で処理する。ごみの減量に取り組む人ほどむくわれるようにしたい。公平な負担を。有料化していない自治体があるのも事実だが、京都市でいまのところごみ袋値下げや廃止は考えていない。

◆やまね/今年1月の『名古屋ごみレポート14版』では「他の政令市との比較」をやっている。1人1日当たりのごみ量、京都市は879gで市の発表通り。しかし「資源」はそのうちわずか37g。資源の量もパーセンテージも政令市で一番少ない。「大都市で一番ごみの少ないまち」と胸をはるが、もう一つの側面は政令市ワーストレベル。ただ名古屋市のデータは注意書きで「京都市の資源量は集計中」とある。もし数字が違うなら訂正を。

(→京都市)名古屋市の数字は間違っている。すぐに名古屋市にも連絡を入れた。1日1人あたりの資源量、京都市の実際の数字は104gで分別リサイクルも他都市と比較して遅れていない。都市によって集計の仕方や分別の仕方がばらばらで資源量の比較は難しい。

◆やまね/資源ごみが実際は104gとなると、京都市の1日1人あたりの家庭ごみ量はもっと増えるのでは。

(→京都市)945gになる。

◆やまね/増えるじゃないか。ごみ量を数える時は家庭や事業者の自主回収分を入れないで、資源量はそれでは比べられないというのは都合がよすぎる。

先日視察した市のリサイクル施設、現場の声を紹介したい。「リサイクルするプラが何か理解されていない」「食品のカスや汚れがあると製品の品質劣化の要因になる。マヨネーズ容器など切り開いて洗ってきれいな状態で出してほしい」とのこと。現場ではこう言ってる。しかし、市のホームページでも、市民しんぶんでも、「きれいにしなければリサイクルに使えない」という言葉は出てこない。市民への周知徹底が不十分では。

(→京都市)これまでも努力してきたが、さらに周知徹底につとめたい。

◆やまね/「異物にハサミ、カミソリ、注射針などの危険物も多い。これまで数回、注射針でケガをした事例があった」という声も。医療用注射針でケガをした場合、どんな処置・対応が必要となるか。医療機関と連携し対策を強化すべきだ。

(→京都市)注射針でケガをした場合3ヵ月後・半年後に血液検査が必要。医療機関とも連携し対策を強めたい。

◆やまね/5月に山科区の廃棄物運搬業者が逮捕された。滋賀県草津市のリフォームで出た廃プラを一般廃棄物に混ぜた。1年前には南区の解体業者が逮捕されている。木くず・瓦礫を火災ごみの中に混ぜて山科区の処理場に持ちこんだ。こういう事例はこれまでも起こっているのか?京都市での事例、他都市での事例を資料として提出を求めたい。

(→京都市)この2件以外にはないと考えている。資料を提出する。

◆やまね/なぜこういうことが起きるか、なぜ京都市では資源化が進まないか。そのおおもとには「分別しなくてもいい」「全部燃やしたらいい」という全量焼却方式、京都市で長年おこなわれてきたごみ行政がある。焼却灰溶融路も大変な税金のムダ使い。その反省なしに「有料化をやめたらごみがまた増える」というのは、「分別資源化が進んでいない」「ごみ量そのものが4割減ったとは言えない」「市民を信頼していない」ことを物語るものだ。大規模焼却、焼却灰溶融炉、こういう考え方・やり方と手を切り、「2R+分別・リサイクル」を市民のみなさんと徹底的に追求することがごみ減量への道ではないか。

(→京都市)京都市の最終処分場は523億円もかけて作った。より長く使う必要がある。焼却灰溶融路は全国で200あまりの施設が稼動し、確立されている技術。非常にすぐれた延命効果。

◆やまね/かん・びん・ペットボトルを分けて回収すれば市民の意識も高まり異物混入も減るのではと京都市に聞いたら「どうせ選別作業をする」「大都市ではまとめて回収するのが普通」「ばらばらに回収するとコストがかかる」「家の中にものすごいスペースをとらないといけない」と消極的な回答。しかし、名古屋などではそういう分別を徹底して家庭ごみを有料化せずにやってる。行政も、我々市民も、業者もそこを意識しないといけない。京都だけできないはずがない。市民負担の軽減、家庭ごみ有料化の値下げ・廃止をあらためて求める。

2015年6月23日【くらし環境委】環境政策局:一般質問「ごみ減量の取り組みについて」

(更新日:2015年06月23日)

深草鎮守池周辺の不法投棄問題を取り上げました(2015年6月9日/くらし環境委・環境政策局・やまね)

6月9日の「くらし環境委員会」で、伏見区深草・鎮守池周辺の「ごみの不法投棄問題」を取り上げました。9年前の京都市の計画で「鎮守池の活用整備」と言われ、さらに2年前に鎮守池が京都市の土地となりながら、ごみの不法投棄問題が解決してこなかったため、京都市に管理責任と現状の改善を求めました。前向きな答弁もありました。文字起こしを作りましたので、6月1日の現地視察時の写真と合わせてご覧いただければ幸いです。

◆やまね/伏見区選出のやまね智史です。よろしくお願いします。私は、伏見区深草、大岩街道周辺地域の整備構想について、とくに、鎮守池周辺で問題になっておりますごみの不法投棄の問題についてお聞きしたいと思います。現在この地域で、産廃の山・通称「岡田山」の撤去がおこなわれているわけですが、あらためてこの地域の将来計画(A・B・Cエリア構想)について簡単にご説明いただけますか。

(→奥循環型社会推進部担当部長)伏見区深草地域にございます鎮守池について、また、大岩街道周辺地域の整備構想についてのおたずねでございます。先生ご指摘の鎮守池の位置します大岩街道周辺地域では、かつて大規模な野外焼却など、周辺に直接的な影響をおよぼす違法行為がおこなわれておりましたが、全庁あげての継続的な監視活動と指導に取り組みました結果、現在ではこうした大規模な野外焼却・野焼きなど、違法行為は沈静化いたしております。

しかしながら、当該地域には廃棄物の埋立処分による形成された通称・岡田山でございますとか、違反建築物の無秩序な立地など、改善すべき環境問題がございますことから、平成22年の3月に「大岩街道周辺地域の良好な環境づくりに向けたまちづくりの方針」を策定いたしまして、現在積極的に取り組みを進めているところでございます。

このまちづくりの方針の中では、当該地域を稲荷山と連続しました緑豊かな環境を再生していく、このエリアの北半分にあたりますが、これをAエリアと呼びまして、その南側、道路や下水道等の生活基盤が整った地域環境への改善を誘導していくBエリア、これは地域のだいたい南西部分4分の1ほどでございます。それと、さきほど先生からございました岡田山の撤去、現在進めておりますけども、その撤去と撤去後の地区全体の環境整備を誘導しますCエリアという3つのエリアに設定しまして、現在まちづくりを進めているというところでございます。

◆やまね/いま説明がありましたように、この地域の中で、環境、自然を豊かにしていこうという「Aエリア」に位置するのが「鎮守池」というスポットなんですが、ここでいま、ごみの不法投棄の問題が起こっていると。平成18年の市計画「大岩街道周辺地域の良好な環境づくりの指針」には、「鎮守池の活用整備」という文言がありますし、さらに平成24年度には、この鎮守池が地元団体から土地が寄付を京都市にされまして、現在所有は京都市となっています。

6月1日、共産党議員団として現地を視察しました。テレビ、ソファ、自転車、さまざまな種類のプラスチックごみ、がれきなどが捨てられているのを確認しました。不法投棄防止の看板もちゃんとあるんですが、草が伸び放題で非常に見づらいと状態と。これが京都市の土地になってから2年たつわけですが、この間の取り組みは、いったいどういうことがおこなわれてきたのでしょうか。

(→奥循環型社会推進部担当部長)鎮守池については、先生いまご紹介いただきましたように、2年ほど前に地元の深草記念会から京都市のほうが寄付を受けまして、現在行財政局のほうで所管をしてございます。これまでの取り組みとしましては、啓発の看板、不法投棄を防止する看板は現地にはございますんですが、なにぶん夜間に人目も少ないという状況でございまして、6月1日に現地を見ていただいたように不法投棄がされている、という状況でございます。そういうことで、地元の深草支所のほうからの要望もございまして、今年度、不法投棄の廃棄物を撤去する部分とか、柵を作ったりして、不法投棄をさせない環境に整備するということで、行財政局のほうで予算化されているというふうに聞いております。

◆やまね/視察時にも聞いたのですが、この地域が「排水システムが整備されていない地域なので、大雨が降った時に土砂が流れ出し側溝につまったり、道路が川のようになる」というお話も聞きました。さきほど言われた平成22年「大岩街道周辺地域の良好な環境づくりに向けたまちづくりの方針」の中でも、この地域の残された課題として「排水施設の未整備による道路・宅地の冠水と降雨に伴う土砂の流出」が指摘されています。

こういうなかで、このまま不法投棄がなくならず、日常的に管理されないままで、池の水もほとんどなくなって、こういう時にこれからの季節心配されます大雨が降った場合、非常に心配されると思うんです。水の行き場がなくなって周辺地域に被害が出るんじゃないか、こういう可能性も否定できないと思うんです。さきほど今年度中にごみを撤去してフェンスもはられるということだったんですけども、これはやはり京都市の土地として、市にしっかりとした「管理責任」があるということでよろしいでしょうか。

(→奥循環型社会推進部担当部長)不法投棄に関して、当然行為者を摘発してなんとかそういうことをやめさせて撤去させるというのが基本でございますが、なかなかこういう人目につかない場所で、わからない時にされているということで、一般的にはその土地を管理している管理者に撤去とか防止を求めるというのが行政としての姿勢でございますが、そういう意味でこの鎮守池は京都市の持ち物でございますので、市がしっかり管理していくことが大事というふうに考えてございます。

先生おっしゃるように当該地域は、側溝でございますとか下水道とかまだ未整備の地域でございまして、そういうインフラのことも含めて早急に整備をしていく必要があるということで、このまちづくりの方針を作りまして現在精力的に進めておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

◆やまね/京都市の土地になりましたので、やっぱりまず市自身ができることをやるというのが重要だと思うんです。さきほども説明いただきましたBエリアについてはですね、(鎮守池の)すぐ隣になるんですけれども、ここには住民の方が住まれていますので、この鎮守池の付近を通った時に「ホッとする場所」といいますか、最低限ですね、雑草などを刈って、きれいな状態を保つということが重要ではないかと思うんです。そういうことがですね、京都市の姿勢、本気度を住民のみなさんにも、あるいは業者のみなさんにも示すことになるんではないかと思います。

さきほどゴミを引き上げフェンスもはるということでお話もいただいたわけですけれども、こういう取り組みがですね、一時的なものではなくって、たとえば草刈りであるとか、監視体制というのが、いまも言われました管理者である行財政局とも連携して、責任ある取り組み・体制となるのかどうか、その辺りはいかがでしょうか。

(→奥循環型社会推進部担当部長)不法投棄をそのまま放置しておきますと「ごみがごみを呼ぶ」ではございませんけども、さらに悪化するという状況もございますので、雑草が生えたままやったらそれを適切に刈ってきれいな状態を保つということが何より大事でございますので、行財政局とも連携しましてしっかり努めてまいります。

◆やまね/やっぱりきれいにすればゴミも捨てにくくなるというのがあると思うので、まず現状をきれいにしていただくと、それが次のステップへつながるんではないかなと思います。それで、現状の問題と合わせて、将来的な問題として、この鎮守池の整備について、平成18年に市が「活用整備」と言ってからもう9年たつわけですが、現時点で京都市として今後考えていることがあるのかどうか、それから、たとえばそういう計画を作る時は、どこが担当・中心となって作られるのか、その辺りはいかがでしょうか。

(→奥循環型社会推進部担当部長)現時点で計画としましては、さきほど申し上げましたまちづくりの方針にもとづいて、Aエリアを自然環境豊かなものとして再生していくということでございます。現在、Cエリアの岡田山の撤去を先行して実施しておりまして、それを撤去後Aエリアの事業者の方に移っていただくことを基本的な考えで将来的な計画としてはございますが、具体的にこの鎮守池をどうしていくかとか、そういう具体的なものがまだあるような状況ではございません。また、実際の計画づくりにつきましては、深草支所のほうに平成19年度から大岩環境整備の担当課がございますので、そちらのほうが中心となってやっていくものでございます。

◆やまね/最後になりますが、これは文化市民局や他の局にも関わると思うんですが、提案がありまして、たとえば深草トレイルや京都一周トレイルというのがありますので、ぜひきれいに整備した「鎮守池」をですね、そういうスポットの一つに、将来的に組みこむというようなことができないのかなと。

たとえば、稲荷山の「一の峰」から「末広の滝」「白菊の滝」というようなコースがありますので、そういうウォーキングのコースが整備されるということは「歩くまち京都」の取りくみともリンクするのではないかと思いますし、何より市民のみなさん、職員さんのみなさんが話しておられたのが「南の大岩山ではトレイルができ不法投棄も改善された。人が歩くことでチェックの目が入りゴミも捨てにくくなる」ということでした。

実際にね、さきほども「パトロールしてるけども人目のつかない夜に捨てられてしまう」という話がありましたけども、何度も何度もパトロールしたり、24時間の監視体制を作るというのは、本当に大変なことだと思うんです。ですから、自然と人が歩く、人目につくという、そういう環境を作ることが、不法投棄をなくすうえでも効果的ではないかと思いますけれども、この点はいかがでしょうか。

(→奥循環型社会推進部担当部長)いま先生ご紹介いただきました深草トレイル、これも深草支所のほうが中心となりまして、地域の住民のみなさま、また、各種団体のみなさま、高校生・大学生のみなさんとともに、文字通り共に汗する「共汗」ということで、不法投棄がいっぱいあった大岩山の道沿いを、不法投棄を全部一掃しまして、その後に竹柵を作ったり、展望台を整備したりということで、現在深草トレイルの一部ということで、市民のみなさんが憩えるスペース、コースになってございます。そういう意味で、深草トレイルでございますとか、東山含めた京都一周トレイルもご提案と思いますので、関係するところに伝えてまいりたい、そのように考えております。

やまね/せっかく京都市の土地になったわけですので、これまで以上に、ぜひ京都市が責任を持って鎮守池周辺の管理・整備することを求めて質問を終わります。

2015年6月9日【くらし環境委】環境政策局:一般質問「深草大岩街道周辺地域の環境整備について」

(更新日:2015年06月10日)

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(更新日:2015年06月02日)