活動日誌

旧キャッスルランド第3駐車場と合わせ、京都市が伏見桃山城運動公園の一部を民間に提供?(2016年9月6日/くらし環境委・文化市民局・やまね)

◆やまね/前回の議論も踏まえてですね、いくつか少し重なる点はあるかもしれませんがお聞きしたいと思います。であのー、単純にまとめたらですね、あの対象は「近鉄の土地」と、で、これを「京都市が借りて」、「京都市の公園部分と合わせて別の第三者へ貸し出す」ということになると思うんですが、であのー今もありましたように、あの、他の委員のみなさんの質問も聞いていて率直にですね、前回も思いましたのが、「なぜ京都市が近鉄と第3者の間に入らなければいけないのか」と。「なぜ民間同士でそれができないのか」というのがやはり率直な疑問でありまして、もう一度この点について、重なる部分あるかもしれませんが、ご説明いただけませんでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)はい、あのーただいまのご指摘でございます。あのまあご意見もまあいろいろな部分でご指摘をいただいたところでございますけれど、えー単に、民民だけでされるという形になった場合、あの場所が、伏見桃山城運動公園、また隣には北堀公園というような、まあ公園区域、スポーツ施設の地域でございます。えーそういったなかで、えー民民の場合については、特に制限をかけるようなこともできなくなるようなところにございます。えーそういったなかで、あの本市が、間に入らさしていただいて、一定の制限を設けたりとか、また市民に対するまあ還元策、というようなものを求めさしていただきたいということで、ま、今回このような形で提示をさしていただいたところでございます。

◆やまね/あのー、まあ民民では制限がかけられないというお話でありますが、あのまあ前回言われてたのは今もおっしゃっていただきましたけど、まあ周辺にスポーツ施設があるということで「スポーツ施設に適した土地」であるということですとか、「景観上の問題」、それから「近鉄が京都市にしか貸さないという意向がある」、あるいは「市民のスポーツ振興に寄与できる」、こういうことだったと思うんですけども、例えばですね、「スポーツ施設に適した土地」ということで言いますと、まあ周辺は確かにそうなんですけども、この場所自体はですね、えー「不成形でスポーツには場所・形が悪いので既存の公園エリアも対象にした」と、いうことです。で、あの「景観上」のね、問題ということも言われるんですけども、あのー景観に関わる問題を理由にするんであればですね、あのー市内のいろんな事業者、企業のみなさんが、自己負担でですね、看板を直してきたと、こういうこともあるわけですよ。で、そういう景観をね、理由にするんであれば、なぜ、そういう企業、事業者のみなさんからしたらですね、「自分たちは自己負担で直して、近鉄はこんなに優遇されるんだ」というね、感情が出ても不思議ではないと思うんです。しかも公園部分も合わせて対象にしているわけですから、私は、明らかに特定の企業を利するものではないかと思うんですけども、この点についての認識、もう一度お聞かせいただけませんか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)はい、えーまあ、あの、先般もお話をさせていただきました。当初、あそこの場所で太陽光発電というような計画があったわけでございます。えー我々といたしまして、本市といたしましても、えー太陽光発電施設、まあそれ自体があかんていうわけではございませんが、あの場所にはそぐわないという考え方のなかで、土地の所有者である近鉄さんのほうにはその見直しを求めさしていただいたところでございます。えーそういったなかで、まあ当然あの、企業さんの土地でございますので、有効活用というような部分については企業としては当たり前かなというふうに思うんですけれど、ま、そのなかで、えーどういった施設、整備が考えられるのか、というような部分のなかで、まあ先ほど申し上げましたように、えー単純に企業さんとか民民さんだけと違って、やはりまあ我々としても、スポーツ施設、関連施設というような部分の考え方もございました。そういったなかで、まあ周辺の環境、またあの地域へのいろいろなまあ協力関係っていう部分も必要になろうかとございますので、そういった観点からまあ、えー本市が、間に入らさしていただいたうえでの対応策、というのを検討さしていただいたところでございます。

◆やまね/あのーまあ「民民では制限がかけられない」というお話をされるんですけど、これはしかしね、あのー逆に、あのー近鉄の思うままに制限をかけられてしまってるんじゃないかというような印象も受けるんですよ。であのー、京都市のね、出すお金がゼロであってもですね、こうやって議会へ報告をされているわけですしね、いろんな調整もされていると思うんで、あの、当然京都市にも、いろんな職員のみなさんもですね、手間や労力もかかっていると思うんです。で、あのそこで、ちょっとお聞きしたいんですが、このように、こういう民間のですね、土地をですね、京都市が借りて、で、第三者に又貸しをするというような事例というのは、過去にあるんでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)あのーまあ、今回みたいな形ではないですけれど、ま、例えばJRさんの敷地の部分を、ま、高架下とか、そういった事例のなかで、活用されるようなケースはあるというふうにはあの聞いてございますが、あのーまあこういうような、事例ていうのは、ま、数は少ないところでございます。

◆やまね/あのーまあJRの話が少しいま出ましたが、そしたらちょっとあの、こういう事例があるのか、もしあの、一覧(資料を)出していただけたらありがたいんですけども。いかがでしょう。

(→松田・市民スポーツ振興室長)えーちょっとあの、確認をさしていただいたうえで、えーまた、ご報告をさしていただきたいと思います。

◆やまね/でーあの、今回の件で言えばですね、近鉄側はまったく損をしないと思うんですよね。でー、ま、現状では活用されていない土地をですね、京都市に有償で借りてもらって、しかもそれ、えー民間で直接やりとりするんじゃなくてですね、京都市が間に入るわけですから、いろんなリスクも回避できると、えー思います。で、事実上、行政が、特定企業の収入・利益を長期にわたって保障することになります。で、私もう一つお聞きしたいのがですね、今回の件は、あのいま少しお聞きしましたが、例外的な、あくまでものなのか、それとも、今後もこういうね、事例が起こりうるのか。どう考えておられるのかをお聞きしたいと思うんです。例えばですね、民間の持て余している土地があって、それをじゃあ京都市がこういうふうに有償で借りてですね、また第3者に貸すと、場合によっては京都市の土地も一緒に使ってくださいというような、こういうことが、今後も起こってくるのはですね、どうも、えー、どうなのかなという思いもしておりまして、こういう前例をですね、えー安易につくっていいのかと、思うんですがその点はいかがでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)あのーまあご指摘の部分につきましては、それぞれのあの公共性とか、市民のためにというようなあの観点が、必要やと思います。えー、その民間の土地を行政が借りてというようなケースはなかなか少ないところでございます。えー例えばまああの関東あたりで、民間の土地を借りて保育所を活用するっていう事例はあのお聞き及んでございますけれど、えーまあ、そういった部分のなかで、公共性が確保できるような場所、またその立地条件等、いろいろなまあ制限はあろうかと思います。えーご指摘のように何でもええというようなわけではございません。えー市民の、まああの先ほど、市民にとって、えー良いものができるとか、そういった部分の観点のなかでの、えーケースバイケースの、まあ、判断が必要かというふうには考えてございます。

◆やまね/あのーまあ公共性の確保ということですけれども、で、そこでですね、あのー例えば今回のはですね、「既存の公園部分」も対象になってるわけですよね。で、あのー、今日実は私朝、現地へ行ってきました。で、あの、お城のこの北側はですね、あの先日しげ議員(自民)もおっしゃっていたように、本当に散歩の、朝の散歩コースになっておりまして、たくさんの市民の方が、今日も歩いておられたんですけども、あのー既存の、このお城の北側のところもですね対象になりますから、もしグラウンドを作るとなったら、かなり大量に木を伐採することになると思います。で、私はですね、この伏見桃山城運動公園にスポーツ施設を設置するということであればですね、もう少し公園全体の、計画も、しっかり議論する必要があるんじゃないかと、思いました。で、例えば、あの伏見のランドマークともなっています、お城の部分、天守閣の部分についてはですね、耐震の問題で現在は閉鎖中になっておりますが、この建物が、現状なかなか使えない状況をですね、大変残念に思っておられる市民の方もたくさんおられます。例えばこういうお城の部分について、改修の予定なんかがあるのかどうか。それから、かなりきれいなトイレもできてますけども、屋外トイレについてはですね、やはりもっといいものにしてもらいたいという改善を求める声も以前お聞きしましたし、そういうことを含めですね、公園全体をどう市民のみなさんが利用しやすいものにするかという議論を、やはりすべきじゃないのかと。単品で、あのー議論するような問題ではないんじゃないかと思うんですが、その点はどうでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)はい、あのまあ今回も、ご指摘を踏まえまして、あのーまあ、検討をあらためてさしていただきたいというようなことで、えーいろいろなご意見を、えー地元の方、利用者の方々、えーそういったご意見も踏まえたなかで、えー、ま、いろいろな提案を求めさしていただきたいな、というふうに思ってます。えーおっしゃるように、えー既存の公園の部分の活用については、まあこれは絶対条件ではございません。えー当然まあそういう、えーそちらのほうを活用するとなれば、一部木の伐採ということも出てくるというふうには認識してございますが、えーそれを、上回る効果が出てくるのかどうか、ていうのも大きな判断材料やというふうには思ってございます。まあ我々スポーツの観点からというような視点もございますけれど、えー当然公園機能、えーそういった市民の憩いの場であるのも事実でございますので、トータルの部分のなかで、えー最終の、その選定ていう部分については、えー検討さしていただきたいなというふうには思ってございます。

◆やまね/えーそれからですね、あの「今後の取組」についてもいくつかお聞きしたいと思います。で、あの、(委員会資料に)「事業者への意向確認の実施について」というふうにありまして、えー「できるだけ多くの事業者に対して、事前に情報提供し、意向確認を行います」とあるんですけども、この「事前に」というのは、公募前に京都市から声をかけると、いうことなのか、まあ、すでにいくつか手をあげておられる、えー事業者があるのか、ちょっとそのあたりがわかりにくかったので、説明いただけたらと思うんですが。

(→松田・市民スポーツ振興室長)あのまあ今回、えー、まあお時間を頂戴しまして、えーまあ我々のほうも、えー先般の8月9日の委員会後、まあ一般的な見地からでございますけれど、えー民間のスポーツ企業とか、そういう施設整備が可能なのかどうかっていうような、まあ意見聴取というのはしておったところでございます。えーただし、今回あのえーもっと、具体的な形のなかで、えーいろいろな意見を、まあ聞かさしていただきたいなというふうには思ってございます。えーまあスポーツの部分についても、まあ昨今ではいろいろな種目という部分もございますし、えー単に事業者のみならず、あのー先ほど申し上げましたような、市民の方々のご意見やらも踏まえて、えー最適な、まあ整備案、また事業者の選定という部分について、検討さしていただきたいと思ってるところでございます。

◆やまね/えーそれから、スポーツ関係者、市民、あるいは住民のみなさんの意見を、声を聞くというのは、本当に大切なことだと私も思います。で、そこで、ここで言っておられる「競技団体」というのは、どういう範囲で考えておられるのか。現在利用されている団体のみなさんのことを指しておられるのか。それからあと、「近隣住民への聞き取り」というふうにあるんですが、これもですね、どういう範囲で、どういうやり方で行おうと考えておられるのか。周辺はですね、あのこれ(運動公園全体は)非常に広い敷地ですので、例えば桃山学区、桃山東学区、藤城学区などが、あると思うんですけども、あのこの周辺といった場合に、どういう範囲でどういうやり方で声を聞こうと考えておられるのか、そのあたりはいかがでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)はい、えー、まあ競技団体のほうの関係でございます。えーまあ京都市への、体協さんやらに所属されている競技団体さん、というイメージでございますが、えーただし立地条件的にまあ、屋外スポーツを中心にまあご意見を聞かさしていただきたいなというふうには考えておるようなところでございます。えーまたまあ、近隣という部分につきましては、えーまあ隣接してるというような状況であれば、えー藤城学区さん、えー桃山学区さんがございます。えーそういったところの、えー自治会の役員さん等にまあご意見を聞かさしていただきたいなというふうには思ってるところでございます。

◆やまね/えーそれからその「検討会議」ですかね、「5~6名の検討会議を立ち上げる」ということなんですけども、このメンバーがどういう構成になるのか、これもですね、結局どのようにして市民のみなさんの声を、まあ吸い上げると言いますか、反映させる仕組みになるのか、このあたりはいかがでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)えー私どものほうであります、えーまああの、スポーツリエゾンの会議の先生方、えーまた、えー、まちづくりの有識者、えー財務の専門家の方々等を、あのいま対象として考えてございますのと、えーまあ市民公募の、えー委員さんも選ばさしていただいたうえで、ご意見を聞いてまいりたいと、いうふうに考えてございます。

◆やまね/えー専門家のみなさんと市民公募も含めてということですね、わかりました。それから最後に、あのもう一点、お聞きしたいんですけれども、あのー、このなかで、スポーツ競技団体、それから桃山城運動公園や北堀公園の地域体育館の利用者へアンケートを行うというのが、あるんですけども、この本当に市民の声はぜひ大事にしていただきたいと思います。で、その場合ですね、この第3駐車場の活用についての意見はもちろんあると思うんですけども、それと合わせてですね、先ほども少し言いましたけども、既存の運動公園、あるいは地域体育館への要望が、出る可能性も、想定されると思うんです。で、前回の議論でもありましたが、「野球場のスコアボードやダッグアウトを直さなければいけない」という声も紹介されておりましたし、つい最近ですね、私も市民の方からお聞きしたのは、「野球場のスタンドに屋根がない」と。「日差しをよけるものがないので家族や応援に来た人たちにとっては非常につらい」、こういう声がありました。多目的グラウンドを使っておられる方もですね、「日差しをよけるものが少なくて夏は大変」と、いう声がありました。で、今日、私行きましたら、多目的グラウンドの東側にですね、3人がけのベンチがだいたい6つほどありまして、20人くらいは座れてですね、そこにまあ屋根は少しついてるんですけども、ただ全体的にはやはり日差しをよけるスペースっていうのは非常に少なくて、なかなか夏場は大変だなというのが印象であります。で、私は、「市民のスポーツ振興に寄与する」ということでしたら、ぜひそういう声についてもですね、改善をはかっていただきたいと、受け止めていただきたいと。で、「第3駐車場については声を聞くけども、既存の施設については声を聞かない」っていうことではですね、市民のみなさんの共感もですね、得られないと思いますので、ぜひ運動公園全体の、先ほども答弁ありましたけども、運動公園全体の改善についても、あるいは計画についても、あのこれを機会に考えていただきたいと思うんですけど、えー最後にその点うかがって終わりたいと思います。

(→松田・市民スポーツ振興室長)はい、えー、まあ、ご指摘の部分につきまして、今回あの第3駐車場の活用について、あの利用者の部分に、アンケートをさしていただきたいというふうに考えてございます。えーいま議員ご指摘のように、まあ既存の施設の部分につきましては、えー伏見桃山城の運動公園だけのお話ではないのかなというふうには思ってございます。えーまあ昨年度、市民スポーツ振興計画の見直しのなかでも、まあ多くの方から、パブリックコメント等をいただいたなかで、まあ、多くのご意見をたまわってるところでもございます。えーあらためて、ただし、施設の部分についてもこの間、「十分じゃない」というようなご意見を多々いただいてございますので、えーここだけに限らず、えー市内のスポーツ施設全般の部分について、まあどういうアンケート調査がいいのかとか、そういった部分につきましては、今後検討さしていただきたいというふうに思っております。

◆久保議員・委員長(公明)/それでは、先ほどやまね委員のほうからありました、「土地を又貸ししている事例の資料」については、理事者、提出をできますか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)すいません、あの、先ほどあのちょっとJRというようなお話をしました。あのーちょっとそういった部分が、あのー、確実な部分ではございません。あのー調べたうえで、えー資料が出せるかどうかを踏まえて、ご報告をさしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

◆吉井議員(自民)/あの、その質問、私、前さしてもろて、「ない」って報告受けてますけど。さっきの答弁、気になったんですけど。どうなんですか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)すいません、あの、まあ、民間の場所というか、あの、まあ、先ほどちょっとJRさんというような部分で、えー、JRさんの場所を活用した事例があるというふうには、耳にしておったんですけれど、ちょっとあらためまして、えーまあ、今回のスキームというような形ではございませんが、えーそういった部分で、あのあらためてちょっと、えー確認をさしていただきたきます。すみません。

◆吉井議員(自民)/じゃあ私に言わはったことはウソやったということですね。その後私には何もないし。そのへんどうですか。

(→瀬川・スポーツ担当局長)まことに申し訳ございません。あのー私どものほうで、現時点で各当さしていただける情報がございませんので、吉井先生にはご迷惑をかけたことになっておるようでございまして、まことに申し訳ございません。あの、きちっとしたことを調べさしていただきたいというふうに思いますので、どうぞご理解よろしくお願い申し上げます。

◆久保議員・委員長(公明)/それでは、いまございましたので、もう一度しっかり調べていただきまして、ご報告をお願いできますか。委員会資料として提出をいただくことで、どうでございますか。

◆井坂議員(共産)/あの答弁がね、二転三転するっていうのはね、非常に好ましくないと思うんですよ。だから、あるかないか調べて、ない場合やったら、きちんと「ない」という形でね、資料出してもらわないと、中途半端にね、類似的なケースで「こんなんがありますわ」じゃなくて、今回のような、明確に、「民間の土地を京都市が借り受けて第3者に貸し出す」というようなね、そういう便宜をはかっているものが、類似的な対応があったのかどうかと、なかったら「ない」ということできちんと出してください。

(→瀬川・スポーツ担当局長)申し訳ございません。えーきちっと調べて、えー資料として提出させていただきたいと思います。あるなしを含めて提出さしていただきたいと思います。

◆久保議員・委員長(公明)/わかりました。そうしましたら、いまございましたとおり、あるなしも含めまして、えーしっかりと資料として、委員会資料として提出を求めることといたします。理事者のみなさんにおかれましては、なるべく早くご提出いただきますようお願い申し上げます。

2016年9月6日【くらし環境委】文化市民局/理事者報告「旧伏見桃山城キャッスルランド第3駐車場の活用に係る今後の取組について」への質疑

(更新日:2016年09月22日)

京都府のスタジアム建設計画を考える

ハートピア京都で行われた京都府のスタジアム建設計画を考える学習懇談会(主催:日本共産党京都府会議員団)に参加しました。私も、サッカーファン、スポーツ関係者の声を紹介しながら、意見を述べさせていただきました。

◆京都市会議員のやまねと申します。「誰もがスポーツを楽しめる社会を作りたい」というのが私の活動の原点であり、京都市議会でもスポーツ施設の充実をめざす論戦に取り組んでいます。私自身、サッカーファンの一人であり、京都サンガを応援している一人でもあります。私からは、サッカーファン、スポーツ関係者のみなさんの声を紹介しながら、いくつか意見を述べさせていただきます。

◆まず、先ほども会場からご発言がありました、今回の問題を論じる際に「サッカースタジアムという呼び方はやめてほしい」ということについてですが、これは私も同感です。正確には「球技専用スタジアム」であると思います。サッカースタジアムと言うと、何かサッカーが悪者扱いされるような、誤解を招く表現になると思います。この問題の本質は、サッカーが悪いのではなく「スポーツを口実にした府民不在の巨大開発」であるというところです。そのことがサッカーファンのみなさんにも正確に伝わるような表現にしなければいけないのではと思います。

◆京都府のスタジアム建設計画について、私自身の意見ですが、これは先ほど光永府議、成宮府議の報告にあったとおりだと思います。実は「用地調査委員会」、私はほぼ毎回傍聴してきました。報告で指摘されていたように、そこでは「亀岡市しかない」「ぜひ亀岡市に」という結論は一度も出ていません。京都市、城陽市、亀岡市、交通利便性や建設費や防災問題など、「どこも一長一短だなあ」というのが全体の声だったんです。そして先ほど来、みなさんが指摘されているように、環境(アユモドキ保全)、水害対策、財政負担などの点を見ても、現在の計画はどう考えてもおかしいと。スポーツ振興の本来あるべき姿とは明らかに違います。ですから共産党府議団の提案どおり、現計画はいったん白紙にもどし、議論し直すというのが大事なことだと思います。

◆私自身が一番感じてきた問題は、現在の計画は、あまりにもサッカーファンや市民の声が置き去りにされているということでした。そこで「サッカーファンのみなさんは実際のところどう思ってるんだろうか」「直接声を聞いてみよう」と考え、数年前、議員になる前のことですが、京都サンガの試合前に、阪急西京極駅前に立ち、「突撃サポーターアンケート」に取り組みました。全4回で約200人の方から声を聞くことができました。サンガサポーターのみなさんですから、ほとんどの方がスタジアム建設には賛成です。大事なのはその中身です。「西京極(陸上競技場)は、陸上トラックがあるので観客席からピッチが遠く、どうしてもサッカーやラグビー観戦には不向きだ」「より良い環境で子どもたちにスポーツを見せてあげたい」という声が多くの方から寄せられました。これは紛れもなく切実な府民要求の一つであると思います。例えば、相撲には土俵があります。野球には野球場があります。それぞれの競技にそれぞれ一番ふさわしい環境があります。「京都にも球技専用スタジアムがほしい」という大きな声があることは間違いないことだと思います。

◆同時に、こんな声もありました。「新しい施設ができるのはいいが、障害者の使えるスポーツ施設が少ないのを何とかしてほしい」。あるいは、「普段使っている運動公園のグラウンドや体育館の管理がほったらかしにされている」。あるいは、「スタジアムはつくってほしいが亀岡はあり得ない」などです。「西京極には屋根もなく、オーロラビジョンもない(数年前はまだありませんでした)。トイレも古い。照明塔の柱が邪魔してピッチが見えない席もある。現在の西京極を改修してほしい」という声もありました。Jリーグクラブ関係者にも話を聞きましたが、「サンガの練習場(城陽市)と亀岡市は距離が離れている。移動距離と時間が選手の負担にならないか心配だ」という声もありました。このように、専用スタジアムを実現してほしいと願うみなさんの中にもさまざまな思いがあります。

◆ですから私は、「府民不在の巨大開発」であることを告発・批判することと合わせて、「どうやったらスポーツ関係者のみなさんの切実な願いを実現できるか」という角度の論戦も必要だと思います。「本来スポーツ行政が果たすべき役割とは何か」「日本共産党はスタジアム建設、スポーツ施設の整備についてどう考えているか」を、多くのみなさんに知っていただくことが大切ではないでしょうか。スタジアム建設の議論は京都に限ったことではありません。北九州、広島、山形など、各地で計画や声が上がっています。東京オリンピックに向かうなかで、この流れがよりいっそう強くなる可能性もあります。全国的な意味を持った問題です。「本当のスポーツ振興とは何か」を問う論戦を、京都市議会の中でも大いに取り組んでいきたい。私自身の決意もこめて、発言とさせていただきます。ありがとうございました。

(更新日:2016年09月10日)

歴史ある「京都市美術館」の名前まで売却!?ネーミングライツについての質疑メモ(2016年9月6日/くらし環境委・文化市民局・井坂博文議員)

◆井坂議員/8月9日の委員会で「ネーミングライツの制度的・法的根拠はどこにあるのか」と聞くと、「民法上の権利関係の契約であり地方自治法上の位置づけはなく、議会の議決も不要」との答弁だった。これがネーミングライツの問題点だ。もう一つ、「市民の税金で建設した公共施設が、議会の議決を経ないまま施設の名称を民間企業に売り渡していいのか」とも指摘した。他会派からもいろいろな意見や指摘があり、8月12日に文化市民局は「ネーミングライツの募集開始を遅らせる」と発表。その理由は「8月9日の委員会で出された意見について検討する」とのことだった。私が指摘した2点について検討はされたのか。

(→北村・文化事業担当局長)いまおっしゃった「議会の関与」「公共施設の名称」は、ネーミングライツの制度そのものに関わる問題。担当の行財政局に議会の意向を伝えた。

◆井坂議員/たしかに所管は行財政局だが運用するのは各局。「私たちは実行するだけ」という姿勢では、吉井議員(自民)が言うように、「じゃあ美術館に続いて二条城や市役所もするのか」となる。市長が判断したらそれができる。お金がないという理由で何でもできる。文化芸術をつかさどる文化市民局がそれでいいのか。検討の結果、「市民の理解をいただきながら進める」と言うが、そんなの当たり前のことではないか。「名前の冒頭・冠に『京都市』を持ってくるから市民の愛着や美術館の歴史的経過を踏まえた」と言うが、じゃあ「ロームシアター京都」を「京都ロームシアター」にすれば位置づけが高くなるのか。こんな小賢しいやり方で検討したと言われても到底納得できない。あらためて聞くが、「行財政局に下駄を預けた」が、局としては「検討していない」のか。

(→北村・文化事業担当局長)当然私ども文化市民局あげて議論した。副市長のもと行財政局とも意見交換した。今回美術館がおかれている状況から、行財政局で制度の在り方を検討する一方、私どもは9月1日から募集開始させていただく判断をした。

◆井坂議員/なぜ9月1日から募集を開始したのか。8月9日の意見で検討したのであれば、本日(9月6日)の委員会でそれをまとめて局として見解を表明し、そのうえで募集を開始するというのが議会に対するきちんとした対応じゃないのか。だから言ってる。「制度的・法的根拠がなく議会の議決を必要としない」問題があると。

(→北村・文化事業担当局長)美術館の再整備の工事契約議案を11月議会に提案したい。100億円規模の工事契約の提案。財源を明示し議会に説明するのが議会や市民への説明責任。その責任を果たすために募集開始した。議会とのキャッチボールも十分承っている。

◆井坂/「議会の意見は聞くが、実行するのは自分たち」という考えが見え見えだ。「11月議会で議案を出すためには逆算で9月1日から」「市民への説明責任」と言うが、自分たちの計算通りやるための勝手な理屈じゃないか。こんなに議会をバカにし、なめた話はない。昨日の経済総務委員会で自民党の委員も指摘した。そこで所管局の行財政局は何と言ったか。「いまネーミングライツの制度要項について見直しをしてる」「何でもありの要項になっている」「どこかで歯止めをかけないと」と。これが行財政局の認識。所管局が制度要項を見直そうとしている時に、なぜ文化市民局が見切り発車するのか。

(→北村・文化事業担当局長)ご指摘のとおり、現時点でネーミングライツは、議会の議決を要さず「要項」で実施するもの。8月9日の委員会でいただいた意見を最大限取り入れ要項を策定した。制度への意見は行財政局に伝えた。美術館の再整備はどうしても時間とのたたかい。平成31年度にはオープンし、以降もオリンピックという大きな文化の節目もある。そういったことも含め9月1日から募集を開始した。

◆井坂議員/まったく説明になってない。所管局が「制度要項の見直し」を言っている時に、別の局が見直しの対象となっている要項で実施するなど支離滅裂だ。平成27年度の海外展スポンサーは、読売テレビ、読売新聞、毎日放送、京都新聞社。それぞれがスポンサーになって海外展をやってる。しかし例えば、このいずれかの企業が美術館にネーミングライツで名前をつけたら、それ以外のメディアが企画を持ち込んでやれるか。そんなことにはならない。京都市美術館の歴史があるからこそだ。企業の名前を冠することは美術館の自殺行為につながるという認識はないのか。

(→北村・文化事業担当局長)募集要項に「市民の愛着、美術館の歴史経過」も書いているし、審査基準に「美術館の機能を果たす」「市民にわかりやすいネーミング」と位置付けている。企業名や製品名の色合いが出るので「ロームシアターではできない」という東京の企業もある。どうしても憂慮すべき事項としてそういったこともある。そのことを十分念頭に置きながら検討したい。

◆井坂議員/平成26年3月、京都市美術館評議委員会がまとめた「京都市美術館将来構想」答申。「輝かしい伝統を継承し、世界に誇る美術館であるために、創建80年目のイノベーション」と銘打っている。この将来構想は、美術館の整備運営にあたってどういう位置付けか。

(→北村・文化事業担当局長)80年間、京都、日本の美術界の中心として役割を果たしてきた美術館が、これからもそういった役割を引き続き担えるよう各界のご知見をいただき、今回の再整備にあたっての土台としてまとめたもの。

◆井坂議員/それではこの将来構想で「美術館開設に至る経過」、その後の「歴史的展開」については、どう記述してあるか。

(→北村・文化事業担当局長)昭和天皇の大礼を記念し「美術館を設立すべし」という、京都のみなさんの声があがり、当時の市民の浄財を集め「大礼記念美術館」として昭和8年に建設されたもの。その後一時、駐留軍に接収されたが、接収が解消された後、条例で「京都市美術館」と改称し、戦後のスタートを切った歴史を持っている。

◆井坂議員/その通りだ。昭和3年天皇の即位を慶祝し、当時の経済界と市民がお金を拠出し作られた。進駐軍に一時期接収されたが、それを京都市が引き取って再開したもの。将来構想の中では「我が国における先駆けとして、美術館機能の形式を体験した唯一の美術館であり、80年の歴史を誇る京都市美術館の歩みは、そのまま日本における美術館の歴史といっても過言ではない」とある。これが京都市美術館の歴史であり重みだ。「大礼記念京都美術館」の「年報」では、竣工式の祝辞で関一・大阪市長(当時)が「市民から百数万円の寄付が寄せられた(*工事総額は107万円)」と述べていることも書かれている。これが京都市美術館の出発点。「京都市立美術館」でなく「京都市美術館」なのは、ここに歴史の由縁がある。京都の当時の経済界と市民の方が天皇の大礼の慶祝としてお金を出し合ってつくり、一時進駐軍に接収されたが、それが京都市にもどり京都市美術館という今日の名前になった。京都市はそれを引き継いだだけだ。この美術館を「再整備にお金が足りないから」と50億円で、命名権を売却していいのかと。これは美術館の80年の歴史に対する冒とくではないか。

(→北村・文化事業担当局長)ご指摘はまったく的外れ。80年の歴史、我が国において評価の高い美術館、これを再整備したいという非常に強い思いを持っている。冒涜どころか「市民のみなさんの負担をできるだけ減らしたい」という思いと、美術館を再整備するスピードの問題がある。再整備してこれから80年100年と輝く美術館をつくりたい。その点ご理解いただきたい。

◆井坂議員/「市民の負担を減らすために、企業から命名権でお金をもらうのは、80年の美術館の歴史を生かしたことだ」と言うが、そもそも出発点の時に、みなさんが血のにじむような努力をしてつくった美術館だ。その名前に一企業の名前を冠することが歴史に対しての冒涜ではないのかと指摘している。あなたの答弁こそ的外れだ。将来構想では「魅力ある美術館であり続けるための財源確保が必要」とあるが、そこでは具体的に何が提案されているか。

(→北村・文化事業担当局長)「本市の財政状況が厳しい中、さまざまな工夫が必要である」「企業からの寄付や協賛、所蔵品の寄贈に向けた働きかけを行う」「資金調達の専門スタッフ、ミュージアムショップ、レストラン等も含めたトータルなマネージメント、展覧会収益を運営費に充当する仕組みなど、さまざまな手法を検討する」と書いている。

◆井坂議員/どこに「ネーミングライツをやるべき」と書いてあるのか。「企業の寄付や協賛」と「ネーミングライツ」は根本的に違う。誰が、いつ、どの段階で、ネーミングライツという手法を考え提案したのか。

(→北村・文化事業担当局長)ネーミングライツという言葉そのものはないが、「さまざまな手法で財源を確保する」という中に趣旨として含まれていると理解している。

◆井坂議員/それならこの段階からネーミングライツを考えていたのか。確認したい。なぜなら、市民のみなさんが、岡崎地域で美術館に対して「ネーミングライツなどやるべきではない」と言った時、窓口で対応した人は、「そんなことまったく考えてません」と言っている。しかしいまの答弁では「この将来構想の段階からネーミングライツは考えてる」と。これは市民に対する背信、だまし行為ではないか。

(→北村・文化事業担当局長)構想を策定したのが平成26年3月。この時すでにロームシアターのネーミングライツの話も進んでいる。行財政局の要項も平成20年にできた。京都市総体として「さまざまな財源確保の手法の一つとしてネーミングライツがある」と、これは紛れもない事実と認識している。

◆井坂議員/そんなこと言ってないではないか。80年の歴史と伝統ある京都市美術館にネーミングライツをやることの是非について質問している。いらんこと言うたらあかん。はっきりしないとダメだ。「当時ロームシアターでやってたから」「将来構想が平成26年3月に答申あり、その時にも財源確保について入ってるんだ」と言うが、体外的には「そんなことやりません」と言っていた。だから他の委員のみなさんも心配している。次は二条城か、次は市役所かと。市長が判断したらどこでもできると。いつの間にやら方針が変わって「やります」と。「議会の議決」がないから自由に市長ができると。それが今度のネーミングライツなんだと。この問題点を直視しない限り、いくら言い繕っても的外れな答弁だ。

最後に政策監にお聞きする。政策監の著書『自治体文化政策・まち創成の現場から』に「美術館運営と経済主義」というページがある。そこでは、「経済中心主義の負の実例」としてスミソニアン協会の例がある。「ゼネラル・モーターズ(GM)から1000万ドルを受け、一つの産業全体を描く展示スペースにGM輸送史室と名前を冠する特権を与えた。それに対して協会内外から激しく責任を追及された。これは、スミソニアンの評価と信用の根拠となっているものを売ってしまったことに対する批判である」「行きすぎた経済中心主義への傾斜を戒めた実例と言われている」と。これが政策監の著書に、美術館の項の中にある。政策監は京都市において文化や芸術に対し造詣の深い方と一目置いている。その政策監の言葉であるがゆえにこの問題は大事だ。美術館のネーミングライツが走り出そうとしているが、政策監が書かれた点から考え、もう一度立ち止まり、ネーミングライツについて見直すべきではないか。

(→平竹・文化芸術政策監)美術館に必要とされるのは「公共性」。その公共性をゆがめるような形での商業主義・経済主義は、もっとも大切なものをゆがめてしまう、弊害であると私自身は理解している。今回の京都市美術館のネーミングライツは、現在、日本国内あるいは世界で京都市美術館がしめている地位・信用を維持するためには、この段階で再整備を行いハード面を整える、あるいは運営面等も世界・日本国内の著名な美術館に負けないようにする必要があり、そのための資金としてネーミングライツをお願いしたいという趣旨と理解している。多くの京都の企業は、京都に誇りを持っている。「本社を東京に移さない」とも言われる。企業それぞれの得意な分野、関心ある分野で、社会貢献、地域貢献をしていただいている。これからの文化を支えるのは、行政だけで、市民のみなさまの税金だけでは非常に難しい。地元に貢献したいと思っていただける企業のみなさんと、京都の文化発展に我々も邁進したい。ご指摘いただいた点は十分に、運営面等に関しては企業の方に関与されないと明確にしながら、事業については進めてまいりたい。

◆井坂議員/公共施設としての「公共性」、および、「京都市に対する誇り」、これを大事にすることが必要だとおっしゃった。80年の美術館の歴史をあらためて見直したとき、本当に脈々とそれが流れている。それをしっかり大事にすることだと思う。それが行政の力だけではできない、市民の税金だけではできないから企業から一定の寄付をもらう、これを否定しているわけではない。京都市動物園では銅板で企業の名前を飾っている。寄付をえさ代にし動物園の発展のために寄与してもらっているお礼としてやっている。そういうことはあり得る。だが、施設の名称に一企業の名前を冠するのは、いろんなマイナス、負の遺産が出てくると指摘したい。「100億のお金が大変なので50億をネーミングライツで」と言うが、だったらその100億を減らしネーミングライツをしなくてもできる改修・再整備を検討するのも一つの道だ。それを市民のみなさん、企業のみなさんに呼びかけ協力してもらうと。再整備そのもののあり方についてもまた意見交換、質疑したい。今回の問題が示したものは非常に大きい。ネーミングライツは、せめて、少なくとも美術館については、見直し、やめるべきだ。

2016年9月6日【くらし環境委】文化市民局/一般質問「京都市美術館ネーミングライツについて」

(更新日:2016年09月08日)