◆倉林明子議員/日本共産党の倉林明子です。私もお昼のニュースを見てですね、農水大臣、江藤大臣のあの佐賀県連での発言、びっくりして聞いてたんですね。そして、会見で撤回をされたという表明がありました。しかし、その説明がよく分からなかったんですね。確認したいんですけれども、「玄米を食べて欲しい趣旨から発言をした」ということおっしゃったかと思うんです。で、あのテレビでの発言の様子っていうのをですね、「買ったことがない」と、で、「倉庫にはいっぱいある」という発言されてるんだけども、いや実は買って自炊もしてるってことなので、買ったことがないっていうのは事実と違うんだろうと、ここは撤回されたってことは分かったんですが、じゃあ、「もらって嬉しい」ってことと、「倉庫にいっぱいある」っていうことは、これは撤回されてないっていう理解でよろしいでしょうか。
(→江藤・農林水産大臣)先ほどですね、妻から電話がありました。確かにですね、たくさんいただくことはあります。そしてあの女房と2人なんで、子どもたちみんな卒業したんでですね、ですから、ま、たくさんいただくとですね、食べ切れないねって話はしますけれども、しかし妻曰くですね、「それでも足りなくなったら買いに行ってるのよ」と、「あなたは知らないでしょうけど」という風に言われました。
◆倉林明子議員/ま、倉庫にはいっぱいないと。それも撤回したと(大臣頷く)。はい、本当にね、今こう物価、お米が高くてね、本当に買いたくても買えないっていう人たちに、農林水産大臣がああいう発言したってことは、大変怒りを広げてます。明確に、分かりやすくですね、撤回するなら撤回するということはっきりおっしゃったほうがいいと、改めて申し上げておきたいと思います。
はい、そこで質問です。気候変動による農作物への被害が大変拡大しております。京都府内でもこれまでの有害鳥獣被害にとどまらずですね、高温障害に加えて、異常発生したカメムシによる被害、これがですね、水稲のみならず、野菜、果樹、花卉と、広範囲に被害拡大しております。気候変動による農作物への被害は年々深刻さを増し、影響は本当に深刻になっております。この間の気候変動が、災害級の被害を農業にもたらしていると、こういう認識はおありでしょうか。端的にお答えください。
(→江藤・農林水産大臣)大変そう思っております。もう今年もカメムシが埼玉で、ものすごい勢いで増えてるって報道にも触れました。ですからそういう認識を持っております。
◆倉林明子議員/あの本当にその通りだと思います。ブランド野菜、京野菜っていうことで、様々あの農作物でも京都も頑張ってるんですけれども、万願寺とうがらしが大変有名です。これが気候、高温障害で尻腐れが起こるという被害も発生しております。で、カメムシなんですけどね、温暖化、越冬して生き残るカメムシが大変増えまして、今年60年ぶりの規模に被害拡大するのではないかと、こういう想定もされております。私、25年産米、今年の米への影響って非常に懸念されている実態あると思うんですね。
そこで高温障害によって大きな影響を受けた実態が、京都府推奨の酒用の加工米であります「京の輝き」っていう品種なんですね。これあのJAとの契約した数量の納入が義務化されておりまして、不足した場合は、コシヒカリなどですね、主食用米で現物納入するかと、あるいは不足分は1袋30kgですね、1袋30kg5000円余りの違約金の支払いを求められたと。契約そうなってますから。それはそうなんですけれども、今年ですね、京丹後市のある地域では、何と1000袋の不足が出たんですよ。「京の輝き」加工米で。そうしたらですね、その飯米の補填、米価上がってますので、そうすると500万円余りの損失になったということなんです。かき集めて、コシヒカリをかき集めて納めたって言うんですよ。差額が出たんです。9000円ぐらいで1袋買うのでですね。で、こうした実態っていうのが起こってます実際に。掴んでおられるでしょうか。
(→松尾・農林水産省農産局長)お答えいたします。あの委員ご指摘のような事例あることは、承知しております。
◆倉林明子議員/そうなんです。加工米で契約数量が確保できなかった、こういう事案続いてるんですね。だけどこれは、自然災害、あの災害級の被害っておっしゃった、大臣おっしゃっていただきましたけれども、これ気候変動によるですね、高温障害に他ならなくてですね、農家の責任ではないと。農業者の責任ではないと私思うんです。
で、またこれ別な法人なんで、農業法人なんですけれども、3年連続でですね、大幅な加工米の収量不足っていうのは続きまして、集落営農法人ですが、2年連続でですね、数百万単位で損失出たっていう実態あるんです。これではもう作り続けられないってことで、3年目に法人から働きかけまして、JAの農政局ということで、そしてようやくですね昨年は、高温障害が自然災害だということで認められた結果ですね、交付金が満額出されるということになったんですよ。これ本当良かったと思うんですが、水田活用交付金、これ減収の場合の免除要件として、高温障害を明確に対象としてるのかどうか、改めて確認をさせてください。
(→松尾・農林水産省農産局長)お答えいたします。加工用米につきまして、自然災害等により減少した場合は、契約数量を変更して交付金の交付を受けられると、ま、こういった旨は、事業のパンフレット等にも記載してるところでございます。こういったことをきちんと周知をしっかりしていきたいと思います。
◆倉林明子議員/はい、ところがね、「しっかり周知したい」、是非周知していただきたいと思うんですけども、今ある分についての対応も決して周知徹底されてないと思います。2年連続で数百万円の損失を出したっていうところで、困り果てて相談行って、何とか去年の分については自然災害として認められるって経過があったんですよ。私ね、今年改正されました「経営所得安定対策等実施要綱」、これ要綱の改正が今年の4月っていうことでされたんですね。ここで、畑作物への直接支払い交付金、これについては要綱の見直しをされまして、大幅な収量不足の理由に「自然災害」に加えて、「例外」だけじゃなくてですね、自然災害ということに加えて、「気候変動」ということが明記されるようになったんです。交付金が満額受け取られるっていうことで要件に加えられました明らかに。ところが、加工米などの水田活用付金のところは改正されてないんですよ。私は同様の改正やるべきだと思います。どうですか大臣。
(→江藤・農林水産大臣)いやあのおっしゃることはよく分かるんですが、実際先ほどから答弁させておりますようにですね、あの、何とかこの高温障害についてもですね、今対象になっておりますので、ま、あの、改正をしなくてもですね、現実にはもう大丈夫になっております。ですから、水活のほうまでですね、書く必要があるのか、そして水活についてはR9で終わりますんでですね、どうしたもんかなという風に考えております。
◆倉林明子議員/災害級のね、気候変動で障害起こってるし、減収起こってると。で、明らかに畑作のほうは様式も変えてるんですよ。もうあの、条件のところに記載するところがなかったんですよ。その免除要件のところでね。自然災害はあった。そこには例外はあった。しかし、気候変動っていうことで明確にして書けるところも書式の中に入れたんですよ。だから畑作でそういう書式の変更やってるんだから、水田活用のところでも、きちんと合理的に見直したほうがいいと。開始する方向じゃないんですか。
(→松尾・農林水産省農産局長)先ほど加工用米の例でですね、こうあの高温障害が認められた認められないというようなこうちょっとお話ございます。あの私ども前から、高温障害も含めた自然災害があったらですね、そういったその数量の変更を認めるということにしております。で、なおかつその際あの、合理的なあの説明がちゃんとこうつくようにということで、あの、そういったものを出していただくということにしております。あの畑作とこう水活、あの基本的には自然災害、高温障害も含めて、自然災害等がこうございましたら、そういった変更できるということにしておりますが、基本的な考え方は一緒でございますけど。
◆倉林明子議員/様式が、畑作は今年の要綱改正で見直しになってるので、それに合わせて水田活用のとこ、今やってるってことは徹底してやってもらったらいいですよ、しかし書式の中に書くとこがないので、今年度の分については、農政局とね、話し合ってやっと記入を認めてもらった経過があるんですよ。合理的だと思いますよ、見直しは。当然だと思う。
(→江藤・農林水産大臣)えー役所的にはですね、今この場ではっきりしたことを、立場的に彼は言えませんので、ま、今のやり取りを聞いててですね、ま、書式上も書いてあったほうが、ま、明確だということであればですね、やりますとまでは言えませんが、しっかり検討させていただきます。
◆倉林明子議員/是非やっていただきたいし、現場際でのね、災害級のこの高温障害、自然、気候危機のもとで起こってることなんだという認識確認できましたので、対応も現場際で徹底していただくように、強くこれは求めておきたいと思います。よろしくお願いします。
で、主食用米っていうのはね、主食用米を加工米に転用するっていう、水田活用でね、これは国が進めてきたことであり、京都府によるブランド、日本酒を作ると、こういう政策で、農業者はすごい協力してきたんですよ。そういうことなのに、加工米等の契約数量の義務化ということとペナルティーってことがありまして、農業者に本当に大きな負担となってるだけじゃないと。米不足の今、主食用の米をですね、加工米に回さざるをえないと、こんなことまで起こってるってことですので、直ちに対応はしていただきたいと、重ねて指摘をいたします。
そこで、生産抑制、低迷価格、あの、価格の低迷っていうことで、こういう政策を改めて、やっぱりね、ゆとりある需給計画がいると思うんです。ギリギリになってると思うんです。あまりにもですね。米の増産を図って、備蓄の拡大、で、柔軟な放出と、いうことが、需給と価格の安定ということに繋がっていくと思うんですよ。私は改めて政府が責任を持つべきだってことをまず言っておきたいと思いますが、いかがでしょう。これは大臣。
(→江藤・農林水産大臣)え、確かに今回ですね、あの随分議論させていただきましたが、米自体が足りないんではないかというご指摘は随分いただきました。やはり需給のバランスを取っていこうということをですね、真剣に考えたあまりギリギリの線を狙いすぎたという点は、あるのかもしれません。それはもう認めなければならないんだろうと思います。ですから今、省内で検討しておりますが、これからまた次年度について考えなければなりませんけども、若干ですね、ゆとりのあるものにすべきだなと、私も思っております。
◆倉林明子議員/はい、やっぱりね、おおもとから転換していくっていうことが今本当に求められている、転機にしないといけないっていうことを強く申し上げたいと思います。
そこで、備蓄の放出を続けているものの、先ほど来、米の小売価格が高止まりだと、何と今日54円の値上げショックだということでお話もありましたけれども、暮らしを圧迫するだけじゃないと。学校給食で、米飯給食の回数をこれまで4回だったものを3回に減らすっていう、先生からお話された子どもたちが「ええっ」てがっかりしてましたよ。ね。で、食べ盛りのご家庭でもですね、ご飯のお代わり禁止だって言うんですよ。カレーライスの時だけ。もう米の消費抑制っていうのが、確実に広がってます。価格の、高い価格のためにですね、生活防衛せざるをえないですよ。で、備蓄の放出で、スーパーに確かに米は戻りつつあるんだけれども、先ほど来お話ある通り、また上がったということです。これね、大臣やっぱりいつになれば、この価格は下がるのかっていうのが、国民の今、最大の関心事になってると思います。答えられますか。
(→江藤・農林水産大臣)そこに明確なお答えができないのがですね、私の一番辛いところです。今全国的にですね、概算金が示されてきております。2万2000円だったり3000円だったりですね。概算金は概算金ですから、その後にまた生産金が乗る可能性もあるわけですよ。その例えば、2万2000円に2000円乗れば2万4000円、2万4000円で農家に手取りがあればですね、どれぐらいの市場価格になるかはすぐ計算ができるわけで、そういうことを考えるとですね、やはり高止まりするのではないかというご意見もあります。しかしこれでですね、61万トン出すわけですから、61万トン。これがですね(倉林議員/外れっぱなし)、ええそう、外れっぱなしじゃないかと言われるその通りなんですが、ですからそのブレンドをしてくれということをお願いしてきてですね、19%から33%まで伸びました。ところが今日のPOSの発表では33%がですね、31にまた下がってるんですよ。やはりブレンドせずに銘柄米は銘柄米のまま売ってるという実態が明らかになっております。そしてスポットもですね、これはもうストーブリーグみたいなところですから、ま、若干取引も少ないですけども、相対も上がっています。ですからこういうこと考えるとですね、何とかしたいと、いう風に思っておりますが、いつという風に先生からですね、ストレートに聞かれると、いつですということを明答えられないのは本当にあの力不足で申し訳ないと思っております。
◆倉林明子議員/あの市場価格、市場任せっていうことでね、それ期待してもね、本当にコントロールできないっていうことが今回改めて明らかになったと思うんですよ。安定供給、主食の供給に、やっぱり国の介入っていうことがもっともっといるんだと、価格の安定も含めてね、責任持たないといけない、これ強く申し上げてきたいと思います。
米不足や高値っていうこと背景に政府内にはですね、トランプ関税の交渉材料としてですね、米の輸入拡大をする案も浮上しているという報道もあります。我が国が唯一自給している米さえもですね、手放すようなことは、私は断じて認められないと。米をはじめとした農産物の輸入拡大要求、これは断固拒否すると、姿勢示していただきたい。
(→江藤・農林水産大臣)私はですね、他の委員会でも答弁をさせていただいておりますが、米についてはですね、今このような値段にはなっておりますけども、自給可能であります。そして今、飼料用米を全部やめればですね、すぐ800万トンになります。そして水活でですね、いわゆる水路もある、水田機能を有してる麦・大豆がもし全て米に戻ってきたらですね、日本は1000万トン作るだけの農地を保有しています。ですから買う必要はないと、いうことであります。基本的に。基本的に買う必要はないということであり、必要がないものはですね、買う必要がないんでですね、え、私はあの、あの他の委員会でも、私の職責をかけて、この点についてはですね、あのしっかり党内で発言をするということを約束しておりますので。米はとても日本人にとって大事なもので、作付けで一番向いているものでありますので、今回の日米交渉においてもですね、交渉材料にならないようにしっかりあの監視をしてまいりたいと。私が交渉担当じゃないんでですね、そうしないように、しっかりあの監視をしていきたいと思います。
◆倉林明子議員/はいやっぱりね、主食で唯一その自給できている米っていうところを、しっかり死守するということで、政府一丸となってですね、交渉にあたっていただきたいと思います。
で、米の増産に転換していける、安心して農業者が営農継続・継承まで考えられると、こういうところまでつなげていく支援、転換していく時だってことを申し上げておきたい。米はこれで終わりたいと思います。
それでは北陸新幹線の延伸計画の問題について質問したいと思います。3月25日、今年ですね、自治体向けの説明会が、開催されることとなりました。この後ですね、国交省の課長がですね、「説明を踏まえて新たな疑問もあると思う」と。「これをキックオフにして」ですね、「引き続き丁寧に説明を尽くす」と。「説明会はこれで終わりではない」と。「自治体の皆さんと相談しながら、住民説明会についても検討したい」と。これを発言されたとの報道がありました。「環境影響評価手続きの住民説明会に限らず、やり方・タイミングを含めて、府や関係自治体と相談する」とまで言われたんですね。2ヶ月が経とうとしております。自治体向けの説明会はその後どう開催、まだ聞いてませんけれども、開催されたとは。どのどういう相談も含めてですね、進んでいるのか、住民説明会は今後どのように開催していくおつもりか。計画を明確にお聞かせください。
(→五十嵐・国土交通省鉄道局長)お答え申し上げます。北陸新幹線・敦賀~新大阪間につきましては、昨年、令和6年8月に詳細な駅位置・ルートの案、新たな事業費、工期などについてお示しして以降、複数回に渡りまして、国土交通省及び鉄道運輸機構より福井県、京都府及び大阪府に説明してきたところでございます。
昨年12月には、与党の整備委員会において、沿線自治体等からヒアリングが行われており、そうした場面も含めまして、特に京都をはじめとした沿線自治体より、地下水への影響などについてご懸念をいただいており、必要に応じて情報提供を行うとともに、個別に説明も行ってきたところでございます。
また、今後住民の皆様をはじめ、地域の関係者の皆様のご説明を行う際には、自治体のご協力が不可欠であることから、京都府においては、府のお力添えもいただきまして、先生からもご指摘がありました通り3月25日にまずは京都府下の市町村向けに説明会を行ったところでございます。さらなる説明会に向けましては、京都府において市町村と調整をいただいているところでございます。調整がつき、開催ができることとなりましたら、地域の関係者の皆様のご理解を得られますよう、丁寧な説明を行っていきたいという風に考えております。以上でございます。
◆倉林明子議員/「キックオフ集会が3月25日だ」って説明したのはあなた方なんですよね。ね。そういう意味で、これキックオフにしてどうやって説明会、京都府のあの理解が重要だって言ってるんですよ。その後ないですよ。開催されてませんよ。何やってんですかってことです。発覚したのはですね、シールド工法でやった地下鉄工事、京都の東西線、地下鉄東西線、これで「補償した井戸はない」と、ね、「ゼロだ」って言って説明してて、それは「間違いでした」って、こないだ週末ですね、衆議院で認めてはりましたよね。京都市にも謝ったっていう話でしたけれども。きちんと説明せんかったらね、信頼なんてもう簡単に壊れますよ。あのね、そういう点ではね、きちっ、そういう謝った、1回そういうことやってるっていうことも踏まえて、真摯にですね、事実に基づいて、求められる説明会については対応すべきだと思うんですよ。どうですか。
(→五十嵐・国土交通省鉄道局長)先生からご指摘がありました、いわゆる住民説明会も含めまして、今後どのような形で説明会を開催するかにつきましても、京都府などと、ただいまご相談をさせていただいてるところでございますし、あの具体的なあの時期でありますとか、方式についても、ま、今後ご相談をさせていただきたいと考えておりますが、いずれにいたしましても、府民の皆様はじめ関係者の皆様のご懸念やご不安を払拭できるよう、誠実にかつ適切に説明会を開催してまいりたいと考えております。以上でございます。
◆倉林明子議員/丁寧に誠実にと言いながら、2ヶ月開催されていない。嘘、事実に基づかない説明をしていた。これ重く受け止めてですね、住民の不安や不満にしっかり答える、これやっていただきたい。説明会は「開催する」とおっしゃってます。まだ開催されてないけどね住民に対して。
で、ルートを絞るのは、これは与党整備委員会だと、委員長(西田昌司氏)いますけどね、最大の住民の関心事であるルートの決定に、これ住民の意見が反映されないと、そういう仕組みになってますよね。そのこと自身が私問題じゃないかと思うんだけれども、これは大臣いかがですか。
(→中野・国土交通大臣)お答えを申し上げます。北陸新幹線・敦賀~新大阪間につきましては、現在、環境影響評価手続きなどが進められておりますが、その中で住民説明会や意見聴取等を含む手続きを行ってきており、その際に示された意見等を踏まえて、昨年の8月に詳細な駅位置、ルート案をお示ししたものでございます。昨年8月以降、沿線自治体等に対して説明を行ってきておりまして、京都府につきましては、府において、さらなる自治体への説明に向けた調整をいただいているなど、引き続き鉄道運輸機構とともに様々な機会を捉えて、住民の皆様をはじめ地域の関係者への説明を実施をしていくこととしております。今後地域の関係者からの意見や法令に基づく住民等への意見聴取手続きなども踏まえ、着工に向けた手続きが進められていくものと承知をしております。あの1日も早い全線開業に向けて、鉄道運輸機構とともに、地域の皆様のご理解を得られるよう、丁寧かつ着実に取り組んでまいりたいと考えております。
◆倉林明子議員/あのね、京都仏教会は「千年の愚行だ」と断じました。計画の白紙撤回を求めて署名を開始しておられます。その呼びかけを紹介したい。「全体の80%がトンネルとなる小浜・京都ルート。豊かな地下水に育まれた食文化や、世界遺産を含む数多くの国宝や重要文化財を要する京都を台無しにし、京都が京都でなくなる計画であります。トンネルの耐用年数はたかだか数十年。そのトンネルによって京都の千二百年の歴史と未来が揺らごうとしております」と、こういう指摘なんですよ。北陸新幹線の延伸計画についてはきっぱり断念すべきだ。中止を求めて終わります。
2025年5月19日【参院・決算委】加工米の経営所得安定策/コメ価格の引下げ/北陸新幹線延伸問題について
(更新日:2025年05月19日)