桃陵市営住宅の再整備では「保育園への配慮」「公園・集会所の充実」を(2025年6月26日/まちづくり委・都市計画局・やまね)

◆やまね(共産)/私からも少しだけお聞きしたいと思います。今、山本副委員長(自民)からもありましたように、そもそも非常に暮らしやすい場所、地域だと思います。周辺にはですね、商店街や鉄道駅もあり、で、新しく整備されれば、市営住宅としても非常に需要のですね高い場所になるのではないかなと思いますので、私は本来、こういう場所にある市営住宅を、戸数を激減させるのではなくって、維持をしていくべきではないかなと、こういうところにこそですね、市営住宅をきちっと整備していくことが大事ではないかと、この点は改めて申し上げておきたいと思います。で、その上で2点お聞きしたいと思います。ちょっともう時間がありませんので、2点まとめてお聞きしますけれども。

一つはですね、計画地の中に保育園があるんですね。で、この敷地、保育園の今あるところは、今回の事業の「対象外」になってると思うんですけれども、ただ実際に、市営住宅の解体工事であるとか、あるいはこれから建設工事が始まった際にはですね、騒音であるとか工事車両なんかがやはり心配をされますので、この保育園の運営に支障がないように、どんな配慮がなされるのかですね、市としてはどう責任を果たしていこうと考えておられるのか、それを一点お聞きしたいのとですね。

それから地元からはですね、やはり公園やそれから集会所、これきちっとしたものを作って欲しいと。で、「老朽化した地域の会館を移設して欲しい」とのご要望も地域からはいただいておりまして、京都市もこの間ですね、居住者の方はもちろんですけれども、周辺の地域の皆さんにもお話を、アンケートをされてきたと思いますので、こうした地元のご要望を反映していくことが必要だと思いますが、今後その点で、市がどのような責任を果たされるのかですね。この点だけ伺っておきたいと思います。

(→谷本・住宅事業担当部長)はい、桃陵市営住団地再生事業を進めていく上でということでの2点ご質問をいただきました。まず活用地サイドにございます保育園でございます。あの当然ながら、中央部分に位置をしておりますので、非常に配慮と言いますか、対応が必要かなという認識をしております。当然、騒音、車両の通行等々ですね、こちらのほう重要と思っておりまして、当然ながら、今まだ事業者が決まっておりませんし、内容も決まっておりません。そういう中で、決まりましたこの先はですね、しっかりとそこを意識した形で手を入れていくように、例えばその午睡の時間であったりとかってこともございますし、そういう風な部分も考慮しながら、取組を進めていくべきで、京都市といたしましてもですね、事業の主体は京都市になりますんで、こちらのほうもしっかりと関与しながら、そういった部分、対応をしていきたいなという風に考えております。

で、あと大きく、公園と集会所になろうかと思いますけども、公園につきましても一定規模の公園はもう今、現計画の中で整備を想定する中、活用地のほうにつきましても、どういう用途で使われるのかによりましてはですね、その配慮、公園なのか緑地なのか、ま、ちょっと整備内容・手法はありますけども、一定検討されていくものと考えております。で、一方、集会所につきましては、お声は聞いておりますけども、地域のほうでしっかりと検討なされた上で、今後も相談をしていきたいなという風に考えております。

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◆山本しゅうじ議員(自民)/6月13日付で、桃陵市営住宅団地再生事業の事業者選定の入札公告ということが出されております。京都市桃陵市営住宅団地再生事業検討委員会の設置に関する議案が提出されたことを受けて、昨年10月のまちづくり委員会でも我が会派のさくらい議員から事業推進について質問を行い、また、検討委員会で議論される内容や今後の予定等についても答弁がありました。また、本年2月市会の代表質問でも、我が会派のみちはた議員からも本事業について触れられましたが、この間の取組状況及び本市としてこの団地再生事業によって期待されるまちづくりの効果について、お聞かせください。

(→谷本・住宅事業担当部長)はい、昨年度の9月市会でご議決後、桃陵市営住宅団地再生事業検討委員会を設置をいたしました。3度の検討委員会を開催し、この間、事業手法や実施方針、市が事業者に求めるサービスの内容及び水準を示しました要求水準書など、入札公告に向けご議論をいただいたところでございます。事業手法につきましては、検討委員会の審議、答申を踏まえ、市営住宅整備と付帯事業を一体といたしまして、PFI法に基づくBOT方式(Build Operate and Transfer…民間事業者が施設を建設し、維持管理及び運営し、事業終了後に公共に施設所有権を移転する方式 ※やまね)を採用することとし、この度6月13日に入札公告を行ったところでございます。

この団地再生事業によりまして、現入居者の安心安全はもとより、住環境の改善、住宅の供給や生活利便施設などによりまして、子育て世帯や若年層など新たな住人を呼び込みまして、多様な世代が集え交流できる居場所を生み出し、地域はもとよりですね、地域全体の活性化が図られることを期待しているところでございます。

◆山本しゅうじ議員(自民)/はい、非常にね、大きな事業ですし、是非とも地元のね、桃陵学区さんやはじめ、伏見区もとよりですね、これが市全体へ大きく波及していくようにお願いしたいと思いますけれども、入札公告後の当面の事業スケジュールについてお聞かせください。

(→谷本・住宅事業担当部長)はい、各事業者により検討が進められているものと考えておりまして、本年の9月30日ですね、事業提案書などが提出される予定でございます。その後、応募者によります提案内容のプレゼンテーション及び検討委員会によるヒアリングを経まして、11月に落札者を決定する予定でございます。その後また12月末までにですね、基本協定、仮契約を締結の上、2月市会におきまして、市営住宅整備と付帯事業を一体としました事業契約にかかる議案のほうを提出させていただき、そのご議決をいただけましたならば、契約締結をしたいと考えております。なお落札者が決定した際には、提案内容などにつきましては、まちづくり委員会のほうへ報告をさせていただきたいという風に考えております。

◆山本しゅうじ議員(自民)/そうですね、いい形で、私個人としても是非ともその本当はプレゼンとかね、聞かしてもらいたいぐらい、非常に関心を持ってるこれ事業なので、しっかり皆さんで委員会の中で検討していただけたらと思っております。これ事業、契約ということになるわけですけど、それはずっと順調に進んでですね、正式契約締結後には、どういう大まかな、大まかで結構ですし、事業スケジュールをお聞かせください。

(→谷本・住宅事業担当部長)はい、令和8年度からですね、仮移転や更新棟の設計に着手をしまして、既存住棟の除却や市営住宅エリアの埋蔵文化財調査などを経まして、令和13年4月に更新棟の完成、6月に本移転を完了したいという風に考えております。本移転終了後につきましては、南側になりますけども、住棟の除却や擁壁の改修、事業用地の面積確定等の手続を経まして、令和15年9月ぐらいになるかと思いますが、市会にその付帯用地のほうの売買契約議案を提出をし、それもまたご議決をいただいた後には契約を締結の上、付帯事業者のほうへ引き渡したいなと考えております。この他、新棟等の維持管理期間につきましては、令和13年5月ぐらいから23年4月までの10年間の予定となっておるところでございます。以上でございます。

◆山本しゅうじ議員(自民)/はい、今のね、ご説明ちょっと聞いてるだけでも、非常に長いスパン、これ最終、今、令和23年というところまでのお話をお聞きしながら、事業規模がね、大変大きいですし、期間も長く、段階をもう一つひとつこう丁寧に踏んでいきながらの事業であることはよくわかりました。このやっぱり桃陵市営住宅のところですけれども、非常にやっぱり生活の利便性が高い地域であります。JR、京阪、近鉄もあったり、24号線にも近かったりしてですね、大手筋商店街もあるという中で、その上歴史があるね、非常にいい土地柄であるということもあって、地元の皆さんも積極的に様々な活動にも取り組んでいただいている地域であります。

私も3月の市長総括質疑でも触れた通りですね、まずはやはり現在お住まいである方々に対する丁寧な説明によって、不安の解消を図っていただくことが重要ですし、多様な世代間の交流が図られる、新しいまちづくりに対する期待に応えていくことが重要であると思っております。その点に十分にご留意いただいて、是非とも地域の声をしっかりと聞いていただきながら、本事業を前に進めていただくことをお願いいたしまして、私の質問終わります。

2025年6月26日【まちづくり委】都市計画局/一般質問「桃陵市営住宅団地再生事業について」※自民・山本しゅうじ議員の関連質問

(更新日:2025年06月26日)