どうなる?キャッスルランド第3駐車場と桃山城運動公園(2016年8月9日/くらし環境委・文化市民局・やまね)

◆やまね/いまの吉井議員(自民)のお話も聞きまして、そうだなと思うところがいっぱいあったんですが、あのーまずですね、この(資料)「(近鉄から)太陽光発電施設として整備・活用するとの連絡があったが、スポーツ環境に適した土地であることと、景観上の視点で見直しを要望した」ということなんですけども、この第3駐車場について、これまで「スポーツ施設等の整備をしてほしい」というような、これまでですね、京都市から要望されてきたようなことはあったんでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)えーこれまで、あのー、この当該地につきましては、平成15年1月に、まあ伏見桃山城キャッスルランドが閉園の後、えーその他の地域につきましては今京都市のほうが近鉄さんから土地をお借りして伏見桃山城運動公園という形で活用しておりますが、えー当初から近鉄さんのほうは、「当該地は自分らで何か事業をして収益を確保する施設」ということで、京都市への貸付の対象除外にされてございましたのと、えーこの間、具体策を検討された結果が、えー太陽光発電をされるというような判断がされたところでございます。

◆やまね/わかりました。それであのー、学校法人としてはですね、この近くの京都橘ということなんですが、私も高校サッカーのですね、関係者の方にお話をうかがったことがあるんですが、たとえば強豪校となったらですね、本当にあのー部員がですね、100名を超えるような部活もあると、いうことで、レギュラーの選手だけじゃなくてですね、一人ひとりの選手の活動の場をどう保障するのかっていうのは、どう練習場所を確保するかっていうのは切実な問題だとうかがっております。そういうまあ事情がね、あるというのも、それは認識をしているんですが、ただ先ほどの吉井議員のお話もありましたけども、今回の公募の対象範囲がですね、その第3駐車場部分と、で、近鉄がいま固定資産税を納めていない既存の公園部分が入っていると。ということで、んーまあここがほんとに先ほどもお話を聞いていてものすごくややこしいというか、わかりにくいなと思ったんですが、あのー、たとえばね、このいただいた資料見ますと、貸付範囲について「既存公園部分の一部(最大9200平米)を第3駐車場と併せて活用する提案も可能」と。いうことで前提にはなってないと思うんですね。「ただし、一体的に活用する場合は、自らの経費負担で、整地、通路、電柱~」と。この文面からするとですね、先ほども答弁の中で「(既存の公園部分を)必ず活用することを義務付けてはいない」ということで、「一体的に活用しない場合」もあるということになると思うんですが、で、それならですね、もうまさに先ほどあったように、たとえば第3駐車場だけの活用となった場合は、京都市がわざわざ間に入る必要があるのかと。で、民間事業者の場合でも、あるいは学校法人の場合でもですね、なぜ京都市がそこに、間に入らなければいけないのか、もう一つ私も理解ができないんですけども、たとえばまあ先ほどあった「グラウンド整備には面積が足りない」とかそういう事情があったりとかですね、あるいは「公園部分を京都市の費用負担なく整備してもらえる」と、こういうまあメリットからそういう判断をしたのか、ちょっとそのあたりがなかなかわかりにくくて、もう一度ご説明いただけませんでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)あのまず一点目、あのーまあ土地のエリアの部分でございます。えーまあお話ございましたように、えー第3駐車場のこの赤色の格子塗りの部分だけの活用というのも、一つの、えー募集の中身の対象としますし、えー先ほどご説明しましたように、ちょっとここの場所が不成形な形でございますので、まあスポーツをするのには、えー施設としてはちょっと場所が、形が悪いという部分で、ま、えー既存のエリアも含めた、たとえばまあサッカー場とか、他の施設をつくるにあたっても、えーそういった部分が対象可能にということで、こういう仕組みに、えーさしていただいてるところでございます。えーまたあのー、指摘のように、まあ単に、えー、近鉄さん、土地所有者である近鉄さんと第三者さんが契約をされるという部分について、えーまあ先ほどもお話をさしていただいたように、まず近鉄さんのほうがそれを念頭にされてないというのがいまの実情でございます。えー加えまして、まあ本市が、えー、こういう形でえー間に入ることによって、やはりあの市民に対するいわゆる還元策のメリットが享受できるという部分は、私どものほうもスポーツの振興の立場からは、一定の大きな効果かなというふうには考えてございます。えーそういったなかの部分で、ま、今回こういう近鉄さんから、まあ私どものほうが土地を借りて、まあそれを公募のうえで、えー適切な事業者さんのほうに、えー貸付をさしていただくというようなスキームで考えているところでございます。

◆やまね/あのーまあ近鉄がですね「京都市以外には貸さない」んだって言うんですけど、でも京都市はそっからまた貸すわけですから、あまり意味が、理解がちょっとし難いというのが率直なところです。で、あの貸付料についてですけれども、年間あの920万円とのことなんですが、これはあの、第3駐車場と既存公園部分すべてを合わせての金額ということでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)あの、まず土地の値段につきましては、もう920万円の評価は第3駐車場の部分だけでございます。いま既存のエリアにつきましては、近鉄さんのほうからその他の土地もそうですけれど、えー京都市のほうに、まあ固定資産税と相殺という形で、えーいま無償でお借りをさしていただいているようなところでございますので、えーその部分につきましては、生かした形で考えてございます。えーただしあの金額だけの問題でなしに、えーこの大きさによって土地を貸し付ける面積に応じて、市民へのいわゆるメリットの提示を、えー金額以外で出していただくことを、まあそれが市民のスポーツ振興に寄与する中身になるというような考え方のもとで、まあ今回えー、こういうような募集の内容にさしていただいているところでございます。

◆やまね/はい、あとですね、今後のスケジュールの中で、あのー、地域住民や市民のみなさんへの説明はどういう段階でされるんでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)あのまあこういう公募の段階の中で、えー具体的にこれから検討会議の中で募集要項とかそういった部分をまあ専門家のご意見もまあ踏まえて固めさせていただきたいなと。えーまあ地域の学区の方々には、えー説明はしていく予定はございますし、えー具体的にまあ今後、ここで何をするのかという事業については、これから募集の上で、えー出てきた事業者さんの、えー中から選定するというふうな形になりますので、まあ最終的には、その事業者と内容が固まったうえでのまあご説明というふうには考えてございます。

◆やまね/えー最後にしますけれども、あのー、たとえばですね、午前中の議論で土壌汚染の問題があったんですけど、まあここは別にね、廃棄物がということではないんですが、たとえばこの資料の中でも、「法に規定する特定施設に該当しないため調査は未実施」と、いうことになってるんですけども、ただこの周辺はですね、あのたとえば乃木神社ですとか、あるいは御香宮とかですね、伏見の水を汲むことができるね、大変有名なスポットですから、あのたとえ現在の土壌に問題がなくてもですね、工事による影響が何かしら出るんではないかというような不安の声がですね、周辺の地域の方から寄せられることも十分考えられると思うんですが、まあ、それが大丈夫だというような、たとえば資料なんかは今後出していただけるのかどうか。その点はいかがでしょうか。

(→松田・市民スポーツ振興室長)あのーまず一点、土壌汚染のここ(資料)に記載さしていただいてますのは、そういう当該地域でないところは基本的にこういう表記で、えー「実施をする必要がないという地域にあってます」という表記の内容でございます。えー当然あの工事やらそういった開発をする時については関係法令とか適切な対応をしていかなければならない部分でございますので、えー当然、選定された事業者についてはそういった部分をきちっと守っていただいたうえで対応することをしていただきます。(土壌汚染の資料について)えーそういった部分を調査する必要がないという地域でございますので、えーそういった資料自体がございませんので。えーちょっとお出しするようなものはないような状況でございます。

2016年8月9日【くらし環境委】文化市民局/理事者報告「旧伏見桃山城キャッスルランド第3駐車場の活用について」の質問

(更新日:2016年08月10日)