◆やまね/私からは、資料をいただいたやつですけども、あの「伏見区醍醐北端山におけるアスベストの不法投棄について」という広報資料、6月8日付でいただいているんですけれども、まずその事実経過といいますか、概要といいますか、簡単で結構ですのでご説明いただけますでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部担当部長)えー6月8日の日に広報発表しまして、えー資料として議員のみなさま方にもお配りさせていただきました。あの、伏見区醍醐でのアスベストの不法投棄についてでございます。事案につきましては、簡単に申し上げますと、えー5月30日の月曜日でございますが、えー随心院の霊園の駐車場で、えーその随心院の職員の方が、不法投棄を発見されまして、えー山科警察署に通報されました。その翌日の5月31日、火曜日でございますが、えーその日に京都府警本部のほうから、えー私ども局の廃棄物指導課のほうに、「アスベストの疑いがある不法投棄がある」とゆう電話連絡がありまして、えー職員を直ちに急行させました。現地では、えー50リットル程度の袋づめで、最終的に確認しましたところ277袋、1袋はそれぞれ少量ずつ入ってましたけれども、その、えーアスベストの袋づめが駐車場内に山積みされておりまして、えー随心院におきまして、すでにまああの水を含ませた処理とそれからブルーシートが処置済みでありました。飛散の恐れはほぼありませんでしたけれども、えー袋の中身が繊維性で泥状の性状を示しておりましたので、アスベスト含有物の可能性があの疑われると、いうことで、あのアスベストにつきましては、あの目視ではなかなか判断ができないということで、えー念のために直ちに分析官のほうに分析を依頼いたしました。で、えー、万一あの、不法投棄物がアスベストであった場合のことを備えまして、えー、すでに、あのー防止措置を講じておられましたけれども、これについて問題がないか確認しまして、えー周囲の立入禁止措置を講じたものでございます。え、6月7日、えー火曜日の日に分析結果が出まして、えーアスベスト含有の廃棄物と断定されましたので、直ちに本市で撤去する方針を確認いたしまして、その日のうちにアスベストを適正に処理することができる専門業者を、えー選定いたしまして、撤去準備として現地を確認させ、大気測定も実施をいたしました。撤去は6月8日水曜日の朝一番から収集車両に積み込み作業を行いまして、えー午前中のうちに産業廃棄物の最終処分場で埋立処分をしたと、いう経過でございます。以上でございます。
◆やまね/ありがとうございます。えーそのアスベストの含有物が2・67トンで、合成樹脂袋に入れられていたとのことなんですけども、まあ、あのいま、えーお話がありましたように、50リットルの大きさの袋に、これが277袋、あったということなんですけれども、あの過去に、こういう形でですねアスベストの不法投棄がされたってことはあるんでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部担当部長)えーこれだけ大量のアスベストが、まあ不法投棄された事案というのは、過去に本市においては、あのございません。
◆やまね/えー過去にはないと、いうことです。で、いまお話がありましたように、えー「不法投棄物は撤去」ということで、これはもうすでに現地の不法投棄物は全て撤去されたということで理解してよろしいですか。
(→福井・循環型社会推進部担当部長)あの産業廃棄物の処理業者によりましてすべて撤去、収集撤去して、あの埋立処分場で処分をしております。あのもう現地には一切ございません。
◆やまね/えーそれでですね、もう一つですが、あの4月にですね、実はあの、伏見区の市民の方からこんな情報が寄せられております。えー「深草の大岩街道周辺地域で操業している業者がアスベストを含む産廃を許可なしに保管している」と。で、その後ですね、あのこの「アスベストを含む産廃をどうやら袋につめているような状況がある」という情報もあったんですけれども、まさかこれはないとは思うんですが、その件とですね、今回の件に関連性というのがあるのかどうか。それからその大岩街道周辺地域のお話については5月の頭に局のほうからお話を聞いたんですけれども、その時は「調査して対応する」とのことだったんですけれども、その後どうなったのか、答えられる範囲で結構ですので教えていただけますか。
(→福井・循環型社会推進部担当部長)えーいまあの、やまね議員からご紹介いただきました事案というものが、えー4月の中旬ごろに、匿名の通報で私どものほうに、えー事案として、えー通報があったものでございまして、で、あの、現地調査を行いまして、えーまあ許可なしで、あのー保管ということでございますが、あの、まあ、業の許可を持って他人の廃棄物を保管しているというものではなくて、えー自分のところで、まあ出した物をそこで保管していると、いうものでございました。で、えー、アスベストにつきまして、アスベストのあのー、まあレベルといいますか、あの内容が「非飛散性」、飛散しない廃棄物ということで、えー屋根のあの材なんかに使われております、スレートというものに、えー合成して加工されたものでございまして、まあそれはそのまま埋立をすると、通常の産業廃棄物として、えー処理することができるものということで、えー今回のあのー、伏見区醍醐で発見されました不法投棄物とはアスベストの種類が全然違いまして、で、このあのー、大岩街道周辺地域でのえー事案につきましては、えーやまね議員からもお話がございまして、その後、局のほうで指導を継続しまして、最終的には5月24日、の時点で全て、えー、事業場から搬出を完了させております。で、廃棄物処理法の許可業者において適性処理したことを、廃棄物指導課の職員のほうが確認してると、いうことですので、今回の事案とはあのまったく違うと、いうものは申し上げることができると、思います。以上でございます。
◆やまね/えー関連性については今回のものとは全然違うと、いうことであります。で、あの、ということは、今回のですね、えー犯人についてはまだわからないというのが多分現状だと思うんですけれども、そこであの一つは、今後の対応については、えーどうされるのか。その決意も含めてお聞かせいただきたいということと、それからその大岩街道の件については、5月24日時点で完了と、いうことですので、えーその廃棄物が処分場のほうっていうことだったんですけど、それがまあどこの処分場に運ばれたのか、その点はいかがでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部担当部長)えーちょっと順番が逆になりますが、あのー先ほどの大岩街道周辺地域の事業者の分でございますが、えー、適正処理したことにつきましてはあのー確認をしておりますが、えーちょっとその最終処分したところ、まで、あのー、追いかけては、あのーちょっとできてませんので・・・あ、申し訳ございません、あのー大岩街道周辺地域で、えーあの業を行っております(株)HIRAYAMAというところで、えー受けております。で、それからあの、もう一つ最初のほうのご質問でございますが、あのー不法投棄といいますのは廃棄物処理法の中で、5年間以下の懲役、もしくは1000万以下の罰金、またはその両方を科すと。いう、で、法人には、3億円以下の罰金という一番重たい罰則が決められておる、えー非常に重大なあの悪質な犯罪でございます。で、ましてや今回は、あの、人の健康にあの、影響を生じさせる、環境保全上、あの、支障を生じさせるような廃棄物ということで、非常に危険な廃棄物を不法投棄したと、許せない行為でございます。えー行為者につきましては、現在京都府警において捜査中というふうに考えておりますが、えー京都市におきましても、全面的に捜査に協力をして、えー行為者、または今回の行為に関わった排出事業者を含めまして、えー特定をしていきたいと、いうふうに考えております。えーまたあの周辺の、住民のみなさまには、大変ご不安を与えたということで、えー思っておりますが、あの大気測定も結果も問題ないと、いうことでございますので、えーご安心をしていただきたいと思っております。えー今後もあの、不法投棄物が不法投棄されない、環境づくりということでパトロールも定期的に行っておりますし、えーそういういったん行為がありましたら、そういう行為者を特定する作業、あの、犯人を探して、厳罰に処してもらうと、いうことで対応していきたいと考えております。以上でございます。
◆やまね/えー、まあ、言っていただきましたようにですね、ぜひあの強化をしてがんばっていただきたいと思うんですが、あのまあ、先ほどもありましたように、こういう規模のアスベスト不法投棄というのは過去にないというお話があったんですけれども、あらためてですね、最後にあのこれは要望しておきたいんですが、今回の件も受けてですね、特に、えーたくさんの業者が集まっている大岩街道周辺地域において、そのアスベストの扱いについてですね、あらためて業者に対して、えー「啓発、注意喚起を強化してほしい」ということがですね、住民の方からそういうご要望もございましたので、ぜひともあのそういう形で取り組んでいただきたいと思うんですけれども、最後にその点だけお聞きして終わりたいと思います。
(→福井・循環型社会推進部担当部長)あの、大岩街道周辺地域はもちろんでございますが、あの市内全域、またはあの京都府とも連携した、京都府域ということで、えーアスベスト廃棄物に関しましての、あのー、そういう注意というのは、元々はあの、建設業の労働災害防止の観点から、えー石綿含有の、あのー、建築材料の、えーまあそういう作業についてはいろいろ、あの順守すべき事項というのが定められております。で、そういう事項は当然守っていただくのと、それから廃棄物処理に関しましてもそれぞれでルールが細かく決められております。ま、そういったものを、順守するというのは当然のことではございますが、あの今回の不法投棄事件を受けまして、あらためて関係業界等にそういう周知等をしてきたいと、いうふうに考えております。以上でございます。
2016年6月14日【くらし環境委】環境政策局/一般質問「アスベストの不法投棄対策について」
(更新日:2016年06月18日)