自転車走行環境の充実を(2025年12月19日/まちづくり委・建設局・森田ゆみ子議員の質疑文字起こし)

◆森田ゆみ子議員/お願いします。自転車政策についてっていうことなんですけど、自転車道路のね、整備について、主に。自転車ってね、やっぱり京都市において気候変動対策とか、自動車の分担率の低下とかね、そういう「歩くまち京都」進めていく上で重要な移動手段だと考えています。現在、自転車政策に関する検討部会が開催されて、また、このまちづくり委員会でもね、もう超党派でいろんな議論がありまして、エネルギー消費とかCO2削減の観点とか、四条通の歩行者を優先した道路の改築をね評価する意見とか、将来的なLRTとか導入を含めたね、交通網の全体のあり方について、質疑もありました。こうした議論を踏まえて、本日はね、自転車の走行環境の整備、とりわけハードの環境整備について、質問したいと思うんですけど、現時点で、京都市が進めている自転車の走行環境整備の中心は、矢羽根表示など、既存のね、道路の空間の中での視覚的な工夫が主なね、内容であって、自動車と物理的な分離を伴う自転車道のね、整備とか、現行施策の中では限定的な位置付けにとどまっていると思うんですけど、そういう理解でよろしいんでしょうか。

(→朝山・自転車政策推進室長)はい。本市につきましては、京都の道路事情なんかも当然考えさせていただきながら、自転車走行環境整備に取り組んできてるところでございます。その中で道路幅員がやっぱり制約がある中でも、基本的には物理的に分離ということで、自転車と車が分離できるようなものとか、あとまた自転車の専用通行帯の整備などを当然考えていく必要があるんですけど、それが困難な場合につきましては、暫定的に、矢羽根での今整備を進めさせていただいてるところでございます。ま、今回こういう形で矢羽根の整備につきましては、自転車の走行位置を示させていただいてるという法定外表示になってるんですけど、そこで、それでいきますと、自転車利用者だけではなくて、車の利用者の方にも、車道の左側を自転車が走るということを、分かってもらうことによりまして、互いに譲り合いながら、気持ちよく、交通事故のほうを減らしていきたいという形で整備を進めているところでございます。以上でございます。

◆森田ゆみ子議員/私たち共産党のね、市会議員の中で、市民をね、対象に、独自でね、自転車利用に関するアンケートを行いました。自転車に乗っていて危険と感じる場面っていうところ聞いたら、自動車とのね、やっぱり距離とか近さ、路上駐車によってね、矢羽根のレーンのところに車が停まっていて、車道のほうにね、出ざるを得ないと、そういうことがやはり、多くの人がおっしゃってます。

で、京都市がね、今後、自動車(自転車)専用レーンを増やすなど、車優先でない思い切った道路改修を進める場合、それを支持するかというね質問もしたんですよ。そしたら、支持すると、もうどこまででも行きたいということが言われてました。で、これはね、交通教育とかマナー啓発といったソフト面の問題ではなくって、ハードとしての走行環境の改善の余地が多分にあると考えます。で、市はこの市民の実感をどのように受け止めているんでしょうか。

また、アンケートの回答の中でね、自転車中心で生活ができるから京都に移住したんだという方もおられました。自動車に依存しない移動を選択している市民がいることを、多くね、示されていました。市として「歩くまち京都」を掲げ、自動車分担率の低下を目指す中で、矢羽根整備を中心とした現在のハード整備だけでは、これのね、目標に十分対応できると考えているのか、もう一度認識をお伺いしたいんですけど。

(→朝山・自転車政策推進室長)当然、自転車が、車道左側を走るということで、走れる環境を作っていくということは当然非常に大切なことやと思ってます。その中で今現状的に、幅員的に、可能な場合につきましては、当然、自転車専用通行帯という交通規制を伴うような、専用通行帯を整備することも、当然考えていく必要があると思ってるんですけど、どうしてもやっぱり幅員的に、今狭い部分については、暫定的でもとりあえず、とりあえず言うたら失礼です、すいません、失礼しました。当面の間につきましては、矢羽根で整備することによって少しでも安全に走行できるような環境を作っていきたいという、ような形で、思ってるところでございます。以上でございます。

◆森田ゆみ子議員/自転車の走行環境について、日常的な危険箇所やとかね、使いづらさとか、市民からの声が、区役所とかね、土木事務所など、現場に近いところに寄せられているんではないかと思うんですけど、区の職員や現場の部局は、自転車走行環境に関する市民の声をどのように把握しているのか。それを施策検討や、計画にどのようにね、共有して反映しているのか、その仕組みについてお聞かせください。

(→朝山・自転車政策推進室長)はい。自転車に関する要望の件なんですけど、市民とか地域の代表の皆様から、当然、自転車政策推進室とか、また、土木みどり事務所とか、また、区役所とか、支所なんかに直接ご連絡をいただく他に、京都いつでもコールとか、あとまた市長への手紙なんかで様々なちょっとご意見をいただいてるというような状況になってます。

その中で、当然土木みどり事務所とか、区役所などに入りましたご要望につきましては、当然、自転車政策推進室のほうと共有をさせていただきまして、その意見に対して、整備の対応が可能かどうかなんていうことも検討させていただいてるところになってます。

ちょっと、先ほども、なかなかハード整備につきましては、なかなか時間を要するということから、その場合にはまずはやはり、ソフト施策としまして、あと自転車利用者向けには車道左側走ってくださいとか、また、交差点は注意してくださいとか、あとまた車のドライバー向けにつきましては、車思いやり持って走行してくださいというような、そういうことを記した電柱幕なんかを設置するなど啓発を行うことによりまして、今現状対応させていただいてるような状況でございます。以上でございます。

◆森田ゆみ子議員/意見の中でね、四条通のところをね、買い物を行きたい。自転車で買い物に行きたいとかね、四条河原町のところをね、行きたいっていう意見もあったんですね。自動車交通をね、抑制して、歩行者を優先する道路施策、改築はね、四条通では行われているんですけど、エネルギー消費やCO2削減のね観点からも、一定の評価が示されてるということでね、つい最近までというかね、松井市長が就任する前、門川市長のもとでは、やっぱり環境政策局が筆頭部局としてCO2削減って2050年までって言って目標立ててね、やってる中で、いろんな施策があったと思うんです。松井市長もそれで環境おろかにするんですかっていう質問に対して「そんなことはありません」と。ただ流れの中で行財政を上にしただけで環境は大切やということも答弁されているんですね。で、一方でこのように、歩行者を優先する道路空間を広げていく場合、その周辺とか、接続するエリアにおいて、自転車が安全に走行できる環境を合わせて整備していかなければね、移動全体として利便性や環境の負荷低減のね、効果は限定的になると考えます。市としてこうした道路改築と、自転車の走行環境の整備をどのように一体に考えておられるんでしょうか。

(→朝山・自転車政策推進室長)はい。道路整備の中で新たに、道路を整備するとか改築する場合なんですけど、当然それまででしたら、やはり幅員が狭い中で、車道左側については矢羽根みたいなの表示になってたんですけど、新たに作るとか改築する場合につきましては、そういう幅員を一定確保できるような形で、建設局の中で連携を図りながら、当然、自転車は車道左側を走るということ頭を当然念頭に置きながら、道路の配分なんかも考えさせていただきながら、今整備のほうを検討させていただいてるところでございます。以上でございます。

◆森田ゆみ子議員/この間開催されてきている、自動車政策に関する検討部会では、欧州都市にね、見られるような、自動車流入規制とか、生活動線をね考えたサーキュレーションプランとか、健康増進に資するヘルシーストリートといったね、そういう自転車や歩行者を中心に、そうやったの都市構造のあり方についてもね、議論が出ています。

また、先日のね、このまちづくり委員会でも他会派からLRT導入を含めた公共交通のあり方とか、将来的なね、交通網についての質疑もありました。LRTの導入などを検討する場合、道路空間の再配分は避けて通れないと思うんですね。で、その際に歩行者や自転車の位置づけも同時に整理する必要があると考えます。市としてはこうした将来的な、交通体系の議論の中でね、自転車の走行環境整備をどのように位置づけて、どの段階で具体的なハード整備として検討していく考えなのか、現時点での認識を、お聞かせいいただきたいと思うんですけど。

(→朝山・自転車政策推進室長)はい。今現状としまして、なかなか道路空間の再配分という形で、進めてられてないのは、現実になってます。その中で将来的にやはり、自動車交通量とかそういうのも、減っていく見通しもあるんでしたら当然、車線を減らして、自転車とか、またLRTという、新たな公共交通への再配分というのも当然考えていかないけないという風に思ってるんですけど、ま、そこは長期的な話になるのかなという風に思ってまして、今現状としてはこういう、先ほど答弁させていただいたような形で、今自転車走環境の整備というものを進めさせていただいてるような状況でございます。以上でございます。

◆森田ゆみ子議員/私ね、去年、寺田議員も一緒にね、スロベニア行って、去年のね、市長総括質疑の時にも自転車のことね、取り上げさせてもらったんですけど、やはりね、京都って自転車で回ったらすごくね、きれいな場所がたくさんあるんですね。車でやったら見過ごしてしまうようなところがたくさんあってね、ちょっと路地に入ったきれいなところがあったりとかで、そういうところも自転車で安全にね、行けるようにしていただきたいっていうのもありますし、サーキュレーションプランとかね、その動線にあったようなね、そういうこととか、ヘルシーストリート、健康作りのためにね、京都の街並を見ながら、河原、河川敷とかにもサイクリングロードがあったりとかするんですけど、その中でどこどこ行くんやったらサイクリングロード行こうと思うような、そういうような工夫もあったらいいなと思います。

最後に、放置自転車対策と、自転車走行環境整備の予算の考え方について、伺いたいんですけど、市の審議会の資料によると、現在放置自転者対策に年間およそ2億8000万円規模のね、予算が計上されている一方で、自転車走行環境の整備予算はおよそ6000万円程度っていうことにとどまっています。放置自転車対策はね、これまで重要な役割を果たしてきた一方で、審議会においてね、放置という言葉そのものへの違和感とか、自転車政策のベースは走行環境整備であるとの指摘も出ているかと思うんですね。で、また、実態としてね、放置自転車は、もう本当に減少傾向にあって、一定の成果が出ている段階ではないかと考えます。こうした状況を踏まえると、今後は、対処として放置自転車対策に加えて、そもそも自転車が安心して利用でき、適切に停められる、ちゃんと停車できる、そういう環境を整えるというね、自転車整備を含む、走行環境の改善に重点の置き方を見直す余地があるのではないかなと思うんです。市として、放置自転車対策と走行環境整備の予算配分について、今後どのような考え方で見直しや転換を行ってくいくのか、現時点の考えお聞かせいただきたいと思うんです。

(→朝山・自転車政策推進室長)はい。まず1つ目のご指摘の予算額の差についてなんですけど、それぞれのやはり事業の性質とか、あとまた財源構成の違いというものがありますので、一概に比較するというのはなかなか難しいかなという風に思ってるところです。

一方で放置自転車対策費につきましては、撤去活動だけではなくて、撤去自転車の、保管所の運営とか、また駐輪場の維持管理とか、あと駐輪場の運営費なども含まれておりまして、これらはやはり固定経費という形になってまして、必要な経費という形になってます。ま、ただし、撤去台数が、先ほど質問があった通り減少に来てるということも合わせまして、撤去車両の台数の減少とか、あと保管所のスタッフの減員なんかをちょっと行いながら、当然効率化とコスト削減に、今現状努めてるところでございます。

今後なんですけど、放置自転車の撤去につきましては、撤去というよりかは、今後は啓発とか誘導のほうに重点をシフトしていく必要があるのかなという風に考えてるところでございます。一方で、走行環境整備につきましては、やはりネットワーク整備には多額のお金がかかってくるということですんで、国の交付金なんかを最大限に活用しながら、優先順位を見極めながらなんですけど、着実に整備のほうを進めていきたいという風に考えてるところでございます。以上でございます。

◆森田ゆみ子議員/終わります。

2025年12月19日【まちづくり委】建設局/一般質問「自転車政策について」

(更新日:2025年12月19日)