3月の予算特別委員会で共産党・山本陽子議員がJR桃山駅のバリアフリー化、とくに「古くて利用しづらい」と声のあがっているトイレの改修について取り上げました。
◆山本陽子議員/次に駅頭のバリアフリー化についてお聞きします。一つは、JR桃山駅のバリアフリー化なんですけれども、あの、そのものではありませんが、伏見区選出のやまね智史議員は、前からの活動報告で、住民のみなさんとバリアフリー化の声をご一緒にあげてきたと2011年の活動報告もありますが、そのなかでもバリアフリー化の工事とともに、桃山駅のトイレの改修をしてほしいという声が、要望が大きいんですが、今回の桃山駅、平成32年までにバリアフリー化の工事がおこなわれるということで、いま基本構想のもと進もうとしてますけれども、トイレの改修というところではできませんでしょうか。
(→高松・歩くまち京都推進室土木技術担当部長)はい、失礼いたします。26年度に桃山駅、地区のバリアフリー基本構想という形で連絡会議を立ち上げてそのなかで議論をしました。あのー、いま山本先生おっしゃってる通り、そのなかで会議の委員のみなさまからは、いわゆるバリアフリーとしては「多機能トイレ」、トイレを整備すればバリアフリーの機能は完了いたします。ただ、それじゃなくって、一般のトイレを何とかしてほしいというご要望が、非常に強く、あの、みなさまの声も大きかったのは認識しております。で、それを受けまして、あのー私も、JR西日本の近畿統轄本部のほうには足を運ばしていただいて「そういう事情があるという形の中で、何とか補助になるかはわからんけれども、地元の意見を聞いてほしい」ということで足を運んだ次第でございます。ただ、JRのほうも「やはり駅がたくさんあるなかで、いろいろの優先順位があるなかで、なかなか桃山駅だけ先だってやっていくというわけにはいかない」ということで、ま、基本構想の中には、えー長期的な課題という形で位置付けていただいて、あのー多少時間はかかわるかもわからんけれども「地元の声と利用者の声を反映していただきたい」ということで要望するなかで、えーいま現在にいたっていると、いうことでございます。
◆山本陽子議員/働きかけていただいているということなんですけども、私もやはり見に行かなければと思って行ってきたんですけども、昭和当初の開業でね、トイレも大変古い造りです。木造の造りで便器に上がるのに今ではそんなにない階段を2~3段上がってね、便器に行かなくてはならない。恐らく昔は汲み取り式のトイレであったのではないかと。そういうトイレですのでね、ドアを開けるとやっぱりにおいがします。で、もうその全体がやっぱり昭和レトロと言いますか、かなり古い施設になってまして、こういった状況を見てみても、バリアフリー化でね、桃山駅が、より良く利用できるようになるのにね、そのトイレだけが昭和のままというのでは、やはり伏見の地域の活性化というか、観光に来られた方もそこに違和感を抱かれますし、利用も、トイレの利用もそこはしづらいと、あのなかなかにおいもするトイレでね、入るのも大変やし、段差があったら高齢者の方や一般の方も、子どもさんの方もトイレに行きづらいということでね、だからこそこのトイレの改修はやっぱり必要やなと、現場に行って思いました。ぜひ粘り強くJRに働きかけていただいて、京都市もできることはぜひ協力していただいて、トイレの改修をぜひ実現していただきたいと思います。
2つ目のバリアフリー化ですけれども、これは、しげ議員も午前にお話されたような鳥羽街道のバリアフリー化についてです。えーこのバリアフリー化の事業、話をお聞きしましたが、重点整備地区11駅が今進行中ということで、平成32年度までということでね、次、乗降客3000人未満の駅が対象になるのは、またさらに、国もそのような対策を打ち出さなくては、ということでは聞いているんですけれども、あの、鳥羽街道駅の周辺ではね、本町下高松通の拡幅工事も進んできましてね、えーそこが、まちの活性化を、中心になっていくんだということで、住民のみなさんも、がんばって運動も進めておられるわけなんです。なので、平成32年それから動き出すというのでは時間がかかりすぎると思いますので、ぜひとも乗降客3000人未満といいましてもここは2900人くらいの乗降客でね、ちょっと前、立ち退きが行われる前は3000人以上やったわけですから、あのぜひ鳥羽街道周辺の環境整備とともにバリアフリー化、早期にあの構想を検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
(→高松部長)はい、午前中にしげ議員のほうからもご要望いただきまして、えーその課題の認識はしております。ただ、午前中もご答弁さしていただいた通り、えーまずはいまのバリアフリーを一生懸命やって事業を推進したいと、それで、かつですね、あの、まあ、3000人未満の駅につきましても、午前中申し上げました通り、国の動向、そして事業者の意向、経営体力、ましては、本市の財政状況、そういうなんを考慮した中で、まあ議論を経て、今後のバリアフリーの進め方を検討してまいりたいと、いうふうには思っております。以上でございます。
◆山本陽子議員/あのー国の政策にも関わってくると思いますので、次の段階の事業が早く進むように、国にも働きかけていただきたいと思います。以上で終わります。
2016年3月3日【京都市会・予算特別委・都市計画局質疑】
(更新日:2016年04月19日)