◆やまね/よろしくお願いいたします。私からはですね、今日は、伏見工業高校跡地周辺の道路状況についてということでお聞きしたいんですけれども、今、伏見工業高校の跡地で、ご承知の通り、大規模な住宅開発が進行中です。で、周辺の皆さんが今心配されているのがですね、道路の問題でして、で、まず確認しておきたいんですけれども、その開発地への車の出入口が何箇所になるのかということであります。で、建設局としてはこの道路の接続について、今どこまで掴んでいるのかですね。車の出入口が何箇所になると認識されているでしょうか。
(→梅原・土木管理部長)はい、伏見工業高校の跡地の開発に伴います、道路の状況ということでございますけれども、開発地についてはですね、2箇所の出入口ということでございまして、という風にいま聞いてございます。
で、建設局といたしましてはですね、そこの開発地からですね、出てくる道路というのが、道路と接続する部分が京都市が管理しますいわゆるその認定道路ということでございますんで、その認定道路に接続する開発道路ということでの協議でございましたりとか、そもそもその伏見工業高校の跡地の開発のところで作られる道路ですね、これについては将来的に京都市の管理道路になると、京都市の管理道路にしたいということでの前提での協議ですね。京都市のそういった管理してもらうためにはどういう基準を守らなあかんかというようなことも含めてですね、いった協議のほうには乗ってる、乗らさせていただいてるという風な状況でございます。以上でございます。
◆やまね/はい、分かりました。認定道路の関係が将来どうなるのかという相談を今されていて、で、出入口というか、接続は今2箇所であるというお話でした。
それで私はですね、改めてこの地域の道路状況をやはりよく見ておく必要があるなと今思っています。この当該地南側、要は伏見工業高校跡地の南側の道路ですけれども、これ正式な路線名は深草緯23号線だったかなと思います。で、この道路を挟んでですね、南側にはスーパーがありまして、土日休日は車の交通量が大変増えると、地元の方は言われております。で、伏見稲荷も近いところですので、東側にある師団街道はよく渋滞もすると。それから師団街道へ抜ける部分が非常に道路が狭くなっておりまして、そこも大変心配されるところです。
で、そうした中で、この伏見工業高校跡地の開発でですね、この後、今後、住宅や分譲マンションなど全部で約550世帯1600人規模の人口が想定されてまして、で、新たに設置される駐車場はですね、約300台分、駐輪場は約800台分にもなります。ですのでこの地域を出入りする車両がですね、今後増えるということが予想されるわけです。ですので、道路の混雑について周辺の皆さんが心配されるのはですね、私は当然のことだという風に思っているわけですけれども。
地元の説明会ではですね、当初、「タウンマネジメントが全くなっていない」という厳しいご意見もありました。出入口が1箇所2箇所ではこの南側の道路しかですね、車が出入りできないというのでは大変なことになるのではないかという心配でございます。で、建設局としてこの道路状況についてですね、混雑対策であるとか、安全対策の必要性については、今どんな認識をされてるんでしょうか。
(→梅原・土木管理部長)はい、先ほど先生のほうからご紹介があったわけですけれども、この開発地ではですね、車の駐車台数と言いますか、車の保有台数って言うんですかね、まあ300台という風にお聞きしておりまして、その中で事業者のほうの想定と言いますか、交通量調査に基づく予測でいきますと、1時間あたりですね、ピーク時において1時間あたり、平日で約21台の、そこの出入りがある。要は開発地からその南側の道路への出入りについては平日で約21台あると。そして休日においてもですね、約46台ですね、ピーク時ですけれどもね、いうのが街区から出ていくという風に言われて、いまいう風に評価をされてるということでございまして、ま、簡単に言いますと、1時間、ピーク時で1時間あたりになりますんで、1分に1台未満の出入りがある、ま、多い時ですね、いうことでございますんで、こういった交通の状況から考えますとですね、道路の管理者としてはですね、交通処理において大きな問題が生じるということは考えていないということでございます。以上でございます。
◆やまね/はい、今、事業者が交通量調査を行った中身、紹介をしていただきました。それでちょっと、それもう一度確認したいんですけれども、事業者のその交通量調査というのは、観光、非常に繁忙期も含めてちゃんと調査を行ってるということだったんでしょうか。いかがでしょうか。
(→梅原・土木管理部長)はい、交通調査でございますけれども、令和5年の12月に調査のほうをなされ、事業者のほうがなされて、で、その後、我々建設局としては、令和6年の6月ですね、のほうにも調査、交通量の調査をされたという風にお聞きし、お聞きをしてございまして、で、この令和6年の6月のこれ具体的に言いますと6月1日らしいんですけれども、こちらのほうについてはですね、土曜日と、土曜日でありながら伏見稲荷の大祭の例日ということで、そういった伏見稲荷の大祭ですね、そういったことで多くの人が来られるという風なことでございましたりとか、あと、先ほど紹介がありました前面のスーパーにおいてですね、特売日っていう風なことでございまして、多くの通行量が予想される日を選んで、追加の調査をされたという風に聞いてございます。以上でございます。
◆やまね/はい、分かりました。ま、最初言われた調査、令和5年12月ということでですね、地元説明会の時には、それは観光シーズン、繁忙期ではないので、住民の皆さんはなかなかそれ、そんな時期にやった調査なんてどうなんだということで、なかなか納得されなかったと。で、その後ですね、事業者は観光シーズンを含めた交通量調査に「検討する」という旨の回答されていました。で、今お答えになったその後ですね、令和6年、6月にしかし調査ということですので、6月っていうことですとやはり今、例祭日であるとか特売日と重なってる日にっていうことでしたけど、しかし観光シーズンでは少なくともないので、本当に十分な調査が行われたのかどうかということは、今非常に疑問を持ちました。
それで例えば、師団街道であるとか、国道24号線であるとか、十条通なんかはですね、交通量については交通センサスのデータが一定あるのかなと思うんですけれども、ここの伏見工業高校跡地南側の道路については、そういうデータはないのではないかと。これ建設局としては、実態調査を行う予定はないんでしょうか。
(→梅原・土木管理部長)交通調査でございますけれども、その南側の道路と、それから師団街道の交差点の、師団街道とそれから24号線ですね、そこの部分の2箇所の交差点におけます、交差点の方向別の交通量を調査されてるということでございますんで、すなわちその、方向別の交差点を全部足し算していきますと、南側のその道路ですね、開発地の南側に接してるところの交通量というのは算出できるという風なことでございます。なので、なのでと言いますか、そもそも開発地における道路ということでございますんで、そういった開発における道路管理者が自ら交通調査の分で交通調査をするという風なことは行ってございませんし、行う予定もございません。以上でございます。
◆やまね/私はですね、これ建設局としてもきちっとですね、実態把握がいるんではないかなという風に思っております。で、近隣住民の方からはですねえ、伏見工業高校跡地のこの開発地のですね、北西角付近、東高瀬川にですね、小さな橋をかけて、北側の通りに、そちらの方面へ抜ける道を作るべきではないかというご意見もいただいておりまして。
で、これについて事業者はですね、説明会で、一つは「コストの問題がある」と。で、もう一つは東高瀬川を挟んで高低差の問題があるんだということを、おっしゃっていたと。で、否定的だったということなんですね。で、ただ、開発する地域は、建物除却して更地になるということであれば、高低差っていうのは、いくらでも私は調整できるんじゃないかなと思ったわけですけれども。私もこれ十条通方面に抜けられる道がないと、やはり全て南側のですね、道から出入りするということになりますと、新しく住まわれる方にとっても大変不便ではないかなという風に思うわけですね。
で、建設局として、これ脱炭素の事業を所管する環境政策局や、この開発事業者と、この道路の問題、混雑対策については、相談はやはり今まで何もされていないということなんでしょうか。先ほど認定道路の話は協議してるというお話あったんですけど、こういう道路の混雑問題、住民の皆さんの懸念を解消するための相談はされてないということでよかったでしょうか。
(→梅原・土木管理部長)はい、環境政策局、それから都市計画局、いろんな手続きの中でこれが進められておりますんで、そういった中ではですね、その三者での連携というのはさせていただいてるんですけれども、先ほど先生のほうからご紹介がありました、その開発地の北西の家あたりぐらいからですね、東高瀬川のほうを渡河して、そちらのほうに十条通りに出れないかというようなお話についてはですね、これ、建設局としてそういった協議でありましたりとか、事業者からそういった協議でありましたりとか、相談なんかことについては、お受けをしておりませんので、構造的にどうかということについてもですね、ご答弁できるような状況ではないということでございます。以上でございます。
◆やまね/はい、ということなんですよね。で、要は地元説明会、私も何回か出させていただいたんですけども、そしたら事業者はですね、「道路の問題は、もう京都市の話だから」と言ってですね、やっぱり何も答えられないわけなんですね。で、私はもう少しね、この事業者の皆さんも含めて、この道路の問題どう解決していくのか、どう不安を払拭していくのかという意味では、建設局にももう少ししっかり関わっていただいて、議論していただく必要があるんじゃないかという風に思います。
で、この伏見工業高校跡地の南側のこの道路については、以前、歩行空間が非常に狭くて、大変危険な場所でありましたが、建設局の皆さんも教育委員会なんかともですね、調整をしていただいて、現在では歩行空間の改善が実現をして、大変喜ばれております。これは私も改めて感謝を申し上げたいと思います。で、そこでもう一つ確認なんですけど、今後の展開としては、この現在の広がった歩行空間ですけれども、この部分はきちんと歩行空間として、あるいは歩道として、今後も確保されるということでよかったでしょうか。
(→梅原・土木管理部長)はい、そこの歩行空間の部分でございますけれども、今私どものほうが相談を受けてる図面においてはですね、既存道路の拡幅部分ということでの表記がございますんで、そこの部分については歩行空間として、活用されるという風なことでの協議を受けてるということでございます。以上でございます。
◆やまね/はい分かりました。是非ここはですね、歩行空間をしっかり確保していただきたいと思います。
で、もう一つですけれども、伏見工業高校跡地のこの西側ですね、先ほども少しありました東瀬川の部分でですね、この深草緯23号線、稲荷橋という橋がかかっております。で、これ見ますと、架設年はですね、1927年ということで、かなり古い、もう100年近いものになってるわけですけれども、で、車が走る橋だけではなくて、人道橋も、小さな人道橋も一緒に並行して架かってるんですけれども、これらの橋が今後どうなるのかですね、今後も今のままなのか。これ「京都市橋りょう長寿命化修繕計画・別冊資料」ということで、まとめられているものが、これ昨年12月の時点で出ておると思うんですが、ここではですね、点検とかどうなってるのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。それからその評価というのは、人道橋も含めて同じ評価ということで理解してよかったのかどうか。その点いかがでしょうか。
(→堀川・道路防災担当部長)はい、稲荷橋についてのお問い合わせということで、今、稲荷橋がどうなっているのか、どういう状況なのかというご質問かと思います。議員お話を架設年度が1927年ということで、昭和に直せば、昭和2年ということで、かなり古い橋ということでございます。で、本市が管理する橋梁長寿命化計画とかに基づいて、5年法定点検のほうをさせていただいておりまして、こちらの橋についても、去年の2月に点検を行いました。で、今、そのいわゆる健全度というかね、ランクが1から4まであって、まあ3とか4は保守しなければならないというな橋ですけども、この稲荷橋そのものについては、健全度が2であったと。で、人道橋については1であったというようなところでございまして、構造物の機能に支障がないということが、確認させていただいてるところでございます。以上でございます。
◆やまね/そしたら人道橋については健全度1で、車が走るほうですね、これは2だったということなんですけれども。この「健全度2」というものがどういうものかと言いますと、「予防保全段階」ということでですね、「構造物の機能に支障が生じていないが、予防保全の観点から対策を講ずることが望ましい状態」という風になってるわけですね。ま、ですので、もちろん直ちに今支障が生じてるってことではないんだけれども、今後やはり新しい街ができるってことになりますと、そういうことを考えますとですね、できればこの対策早めていただく必要もあるんじゃないかなという風に思います。
で、やはり1600人規模の新しい街ができるというのはですね、道路の問題を含め様々な影響が出ることが予想されますので、私は交通量の把握、それから混雑対策ですね、そして安全な歩行空間の確保、今後も求められると思いますので、是非安心できる住環境を実現するために、建設局のですね、力発揮していただきたいと、このことを求めて、この問題は終わります。
2025年5月15日【まちづくり委】建設局/一般質問「伏見工業高校跡地周辺の道路状況について」
(更新日:2025年05月15日)