近鉄桃山御陵前駅前にできた横断防止柵の撤去と横断歩道設置を(2024年3月11日/予算特別委・建設局・やまね)

◆やまね/道路のバリアフリー化に関わって、近鉄桃山御陵前駅前に京都市が設置した横断防止柵についてお聞きしたい。

大手筋通の歩道が拡幅され非常に歩きやすくなったのは良かったが、一方で京都市が昨年6月、駅前に「横断防止柵」を設置したため、毎日通勤等で近鉄高架下を歩く方、近隣の店舗の方などに影響が出ていると地元で聞いている。2022年12月には市議会にも陳情が提出された。そこで二点だけ認識をうかがっておきたい。

以前は改札を出たところに柵がなかったのでタクシーに乗る、拾うことができたが、それができなくなり、足の不自由な方や高齢者の方が大変苦労されている。また、藤城地域や桃山方面に住んでおりタクシーを利用する方々も大変不便に感じている。市がおこなったことにより配慮が必要な方々の負担が増えていることについてどう考えているのか。

地元の方からは「バリアフリーと言いながら新たなバリアができた」との声もある。多く要望が寄せられるのは「近鉄駅の改札前・高架下部分の柵を部分的に撤去し、そこに横断歩道を設置すれば、安全に横断できる。たいしたお金がかかる話ではない」との声。こういう方向でぜひ改善を求めたい。この2点についての認識を聞きたい。

(→黒井・道路建設部長)委員ご指摘の通り、高齢者の方とか、足が悪い方とか、ご不便になったという声が出ているということに対しての私どもの見解。

あそこは元々「タクシー乗り場」ではなく、不適切なタクシーが多い時には京町通まで縦列するということで長年の地域課題だった。今回大手筋通りについては、無電柱化と合わせバリアフリー化工事をしているところだが、計画段階から地元の皆様、私ども京都市、警察、タクシー協会が入った中で練り上げた計画。横断防止柵の設置によって非常に現場の安全性、交通秩序が保たれているのかなという思いでいる。

また、今おっしゃられた方々への対応だが、当然そこに柵ができるということはタクシーの不適切な客待ちがなくなるということで、タクシーに対しては、タクシー業務センターが、そこの部分に電話で呼べるタクシーの電話番号であるとか、そういう啓発をさせていただいている。現在、そちらのほうで呼んでいただくとか、流しのタクシーを拾っていただくとか、いうふうに考えている。

もう一点、「柵の部分的撤去、そこに横断歩道を」とおっしゃっているが、まず横断歩道の設置については京都府警の判断になる。高架下の横断歩道については、交通規制基準等における横断歩道の設置間隔は概ね100mが基本としており、京町通の横断歩道との距離が近いこと、また、横断歩道を近鉄の高架下に設置することによって今設置している横断防止柵が途切れることになれば、長年のタクシー問題が再発する懸念がある。そのため「設置は困難」と府警が判断したもの。

◆やまね/おっしゃることもよく分かる。タクシーが京町通まで並んでいた問題があり、そもそも正式なタクシー乗り場ではなかったと。法的な課題もあると思う。しかしそれでは解決しない、足が不自由な方や高齢者にとっては、今まで利用できていたものができなくなってしまったために大変な苦労があるのも事実。いまそこから呼べるようにということもおっしゃっていただいたが、ぜひ引き続き考えていただきたい。

「安全性が保たれている」という話もあったが、中には「柵設置前よりも危険になった」との声もある。「柵ができたことでスピードを出す車が増えた」「車道が狭くなり、少しでも車が停車すると途端に離合が困難になってクラクションが鳴る回数が増えた」「駅の東側、大手筋通と道阿弥町通の交差点西側に横断歩道が設置されたが、見通しが悪く交通量も多い場所で大変危険」など。引き続き、安全性の問題は地元の声もうかがいながら、できる対応があれば考えていただきたい。

2024年3月11日【予算特別委】建設局/近鉄桃山御陵前駅前の横断防止柵撤去と横断歩道設置を

(更新日:2024年03月11日)