市長選直前にPTAしんぶん「センター方式での中学校給食」記事は、公平性に欠け、議会軽視では(2024年2月7日/文教はぐくみ委・教育委員会・えもと議員の質疑メモ)

◆えもと議員/PTAしんぶん1月号は片面全面、市教委の全員制中学校給食の基本方針が載っていた。「給食センター方式により温かい給食を実施」と。このページはどこが作成されたのか?

(→宮前・生涯学習部長)PTAしんぶんについては、京都市PTA連絡協議会と京都市教育委員会の合同で発行している。

◆えもと議員/全面「教育委員会の見解」だが、PTA連絡協議会と検討の上、1月号はこれにしようと、作成し発行されたということか?

(→宮前・生涯学習部長)PTAしんぶんは市P連と市教委が共同で発行している関係で、年5回発行しているが、市P連の広報委員会と、当教育委員会の担当者で、紙面のレイアウトとか割り当て等を決めている。その中で、今回も協議・検討したうえで、記事の執筆を依頼するとか、事務を進めている。ちなみに今までも、PTAに関する活動とか取組、教育委員会とか京都市の各局が保護者の方に知っていただきたいニュース、例えば今回も、半分は中学校給食の記事になっているが、あとの半分は学校の働き方改革であるとか総合支援学校の図書の紹介といった形で、お知らせしたい記事をこれまでから掲載している。その一環で今回は半分を中学校給食の記事にあてている。

◆えもと議員/発行経費はどういう内訳になっているか?

(→宮前・生涯学習部長)年5回発行を業者に委託。今年度440万円のうち80万円を市P連が負担し、残りを広告収入と市教育委の経費で負担。

◆えもと議員/中学校給食は「小学校のような全員制の中学校給食をめざす連絡会」が教育委員会に11000筆超える署名を提出された。強い思いから署名を広げている中心になっているのは子育て中の保護者。今回配られたPTAしんぶんに保護者から疑問の声があがっている。「もうセンター方式で決まったのか?」の声も。保護者の中では、中学校給食の実施方法については様々な意見がある。この委員会でも請願が継続審議となった。センター方式で実施する予算もついてない。ましてや市長選選挙で争点になった問題。それを市長選挙直前に保護者に配布。投票行動に影響を及ぼす可能性があり公平性を欠くものではないか。議会を軽視するものではないか。保護者から疑問の声があがっていることをしっかり受け止めてほしい。

(→宮前生涯学習部長)中学校給食の記事についてだが、これは11月に文教はぐくみ委員会で、教育委員会の基本的な考え方を決定して、それを広報発表されており、また、ホームページでも発信されてるものを掲載しているもの。

また、発行時期についても、年間、今年度5月、7月、10月、1月、3月と5回の発行が予定されていたので、今回11月にそういった直近の号が1月号ということで、1月号に掲載されたということ。

2024年2月7日【文教はぐくみ委】教育委員会/一般質問「PTAしんぶんについて」

(更新日:2024年02月07日)