柏野小と翔鸞小の統合にあたって、地元の声をどう反映するか(2023年5月19日/文教はぐくみ委・教育委員会・やまねの質疑メモ)

◆やまね/先ほどえもと議員からもあったが、我が会派として、学校統廃合は基本的に「反対」。そのうえで、地元・上京区のくらた議員、北区の玉本議員、住民の方からお話をうかがっているので、代わりに質疑をさせていただく。

統合にあたって翔鸞小の整備について。議案説明資料にあるように「令和4年12月に提出された要望書の概要」には、「翔鸞小学校において必要な施設を改修し、子どもたちがいきいきと活動できる教育環境を整備すること」とある。教育委員会として現時点でどういった施設の改修が必要と考えているか。どういった課題があるか。

(→今北・総合教育センター学校統合推進室長)基本計画等はこれからだが、基本的にやはり子どもが増えるということなので、下足箱の増設であったり、昇降口混雑しないように改修してまいりたい。また、子どもの増、クラス数の増にしたがい、教員の数も増えるので、職員室の拡張であるとか改修をすすめてまいりたい。その後、教室、使ってない部屋等も今後使用することになるので、その辺りの改修等々はしていかなければならないと思っている。

◆やまね/先ほどご答弁の中で柏野小の跡地利用の関係で「現在の内容は引き続き活用いただく」とのお話もあった。学童保育についてだが、翔鸞小学校内の学童保育はここ数年、児童数が増加し、一般教室も転用し対応されてきた。柏野小での学童保育については継続運営するということだが、今後、なかには翔鸞小の学童のほうが通いやすい方も出てくるかもしれない。子ども・保護者の状況により選択できるようにすることも必要と考えるがいかがか。

(→今北・総合教育センター学校統合推進室長)資料をつけている通り、校区のちょうど中央に翔鸞小が位置する。当然、現在柏野に通っている子どもで翔鸞小近くの子どももいると思うし、今後そういった学童保育の、どこへいずれかというふうな部分については、関係局と調整を図って、しっかりと調整してまいりたい。

◆やまね/ぜひ通いやすいように調整をしていただきたい。柏野小の今後についてだが、要望書の概要には「地元の自治活動による利用に配慮するとともに、跡地活用については、地元の意向を反映して進めること」とある。これは本当に大事なことだと思うが、先ほど京都市としての現時点での考え述べていただいたが、今後、地元の意向をどのようにして反映していこうと思っておられるのか。地元のみなさんへの説明会なども考えておられるのか。

(→今北・総合教育センター学校統合推進室長)全体的なことについては行財政局とも相談していくこことになると思うが、現時点でいついつという予定はないが、活用については何らかの協議を進める必要があるというふうに思っている。

◆やまね/確認だが、地元のみなさんとはしっかり協議をして、活用方法は決めていくということでよかったか。

(→今北・総合教育センター学校統合推進室長)協議のレベルはちょっと私のほうでしっかり答えることできないが、いずれにしても、地元に何の相談もなく行政主導で進めていくことはないやろうと思っている。

◆やまね/最後、私ども議員団の要求資料で出していただいたが、児童数について「令和7年度開校時の想定人数は約280人」「統合後の最大収容人数420人」とのこと。本来、居住地域の中に細かな単位で学校があることが望ましい。生徒数増加や感染症対策など、今後も柏野小学校を必要に応じて柔軟に活用できるよう、教育財産として教育委員会が管理する必要があるのではないか。

(→今北・総合教育センター学校統合推進室長)その辺りについては京都市全体の計画の中で総体として考えてまいりたい。

2023年5月19日【文教はぐくみ委】教育委員会/付託議案「京都市立小学校条例の一部改正(柏野小と翔鸞小の統合)」

(更新日:2023年05月19日)