ウィングス京都の「廃止」「機能後退」は許されない/スポーツ施設のワンオペ運営解消を(2022年12月5日/文化環境委・文化市民局・やまね)

ウィングス京都(京都市男女共同参画センター)について

◆やまね/よろしくお願いいたします。えっと私のほうからはですね、議題236号京都市男女共同参画センター・ウィングス京都について、まずお聞きしたいと思います。それで8月の委員会出張で、福岡市のアミカスを視察させて頂いて、これも大変勉強になりました。で、あの時にいくつか感じたことなんですけれども、福岡市の場合は、指定管理の範囲というのは、京都市よりもちょっと限定されているのかなと。で、32名の市の職員さんが常駐をして、事業内容も市職員が決めるということでした。で、福岡市の担当者の方の説明ではですね、「市職員が常駐することで福祉施策にスムーズに繋ぐことができるのがメリットだ」というお話もありまして、まあその点で私は京都市においてもですね、市の責任で、この男女共同参画センター、ジェンダー平等を進める拠点施設の体制強化をおこなっていくというのが、今求められているのではないかなと思っています。

で、その上で、いくつかお聞きしたいんですけれども、今回のウィングス京都の指定管理者選定についてですね、前回前々回に続いて、応募団体は1団体のみだったと思います。で、公益財団法人京都市男女共同参画推進協会さんのみだったということなんですけれども、この背景についてはですね、まあどう考えておられるのか。ま、つまり、これはやはり男女共同参画推進協会さんでなければ、なかなか難しい事業だったのかなっていう感じもしたんですが、そのあたりはいかがでしょうか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)はい、まずあの、指定管理者の候補者がまず1者だったということについて、お答え申し上げます。平成6年にですね、前身である女性総合センターとして、ウィングスが開館してるんですけれども、その時からですね、男女協会が施設の管理を担っておりまして、まあこの間1者、別の団体が応募されたことあるんですけれども、一貫して、男女協会が指定管理を行っております。

で、あのこの協会につきまして、指定管理者選考委員会のほうでもご意見があったんですけれども、非常に事業について、「高い専門性を持って事業を実施している」という評価がございまして、私どもも同様に感じておりまして、この間、文化市民局と指定管理者、候補者とが一緒になって、男女事業を進めてきたというふうには感じております。

◆やまね/あのま、今もお話ありましたように、高い専門性があって、文化市民局としても一緒にずっと一貫して一緒に進めてきた、そういう団体さんであるということだと思うんですね。それであの資料にもですね、選定理由のまあ概要のところで、同団体さんについて、「センターの設置目的を理解の上、充分な実績を有している」と。それから「男女共同参画の推進相談事業、DV被害者支援等、高い専門性を有している」ということと、それから「利用者からの運営の評価やニーズ把握の仕組みを構築し、今後も提供するサービスの質の確保や向上ができる」という評価でございますので、大変まあ公共性・公益性が高いということと合わせて、専門性がやはり求められている施設だというふうに改めて思います。で、あの全国的にもですね、この男女共同参画センターというのは、公設公営のところも大変多いと聞いておりますが、まあそういう点考えますと、そもそもこの指定管理を公募することそのものが、うーん、馴染まない施設じゃないかなと。せめて非公募とすべきじゃないかなというふうに思ったんですが、この点いかがでしょうか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)平成18年の指定管理者制度の導入にあたりましてはですね、そういう民間の活力を生かすということで、公共施設がより魅力的な施設になるっていうことを進めております。で、今あの議員がご紹介いただいたように、非常に公共性の高い施設ではありますものの、もっとあの効果的に、事業を実施するという意味では、この指定管理制度が非常にあの有意義だというふうに感じております。ましてあの男女協会が、専門性を持って、でこの事業に取り組んでいただいておりますので、その部分でもあの非常に効果を発していると私どもは考えております。

◆やまね/あのまあ、それは指定管理者制度の問題はいろいろ議論があるんですけども、あの指定管理にする場合においてもですね、これだけ専門性を有していただいて、ずっと頑張ってこられた団体さんですので、指定管理をやる場合でも、せめて非公募という形で、やってもいいんじゃないかと思ったんですけど、その点はいかがですか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)あの非公募にしますと、どうしてもいわゆる、えー競争性が働きませんので、今回も公募致しました。

◆やまね/あのまあ、その「競争性が働かない」と言うんですけれども、結局応募されてるのは1団体のみですから、やはりこれは、この協会さんぐらいしかですね、この本当に大事な仕事を、実際にできるところがなかなかないっていうのが現状じゃないかなというふうに思います。

それでですね、あの、この「選定理由の概要」というところでですね、あのま、課題とされている分ですね、についてもう少しお聞きしておきたいんですが、そこでは、「コロナ禍などを踏まえた収支計画や事業展開についてやや具体性が欠ける面がある」というふうにありまして。まあしかし、コロナ禍でイベント開催が実際できなくてですね、収入減になっている、そういうところもあると思いますし、収支計画や事業展開にやや具体性が欠けるっていうのは、これ別に団体さんの責任ではなくて、これは、そういう中で先行きが不透明な中だけれど、もっと具体的な計画を出せということに、そういうことを求めておられるでしょうか。ちょっとその辺りのお考えを聞きたいんですが。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)あの今、議員の方ほうからおっしゃったように、あの、ま、収支計画、選定候補者が出してきたあの、計画がですね、令和5年度は6000万円、令和6年度以降は6500万円と、コロナ感染拡大前の、令和元年度の利用料金と同水準であると。でまあ、その水準が満たされるということに対して、指定候補者がより具体的な、あのまあ、事業案をお示しできなかった。その部分について、選考委員会のほうから「やや具体性が欠ける面」というふうな評価がありました。

◆やまね/なのでちょっとですね、私はここは、あのコロナ禍で頑張っておられる団体さんに対して、ちょっと厳しすぎるといいますか、まああの今おっしゃったのは、要はコロナ禍になった、で、収入が減ってる、まあでも令和5年度、6年度もこれだけの収入確保しますと、これがコロナ前と同じ水準を言ってると、ところがじゃあどうやってやるのかっていうところで具体性がなかったというご意見があったという話だったと思うんですけれども、ちょっとですね、この辺りがやはりコロナ禍で頑張っておられる団体さんに対して、むしろ私は京都市が支援を強めてですね、こういうところでも無理なくしっかり公共性の高い事業をやっていけるように、そこは京都市がですね、私はむしろ頑張っていただかなければいけないところじゃないかなというふうに思いました。

で、もう一つ、そのところでですね、「急速な社会情勢の変化」というふうにもあるんですけど、これ具体的にどういうことをおっしゃっておられるんでしょうか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)あのこれもご紹介された事と少し重なってしまうんですけれども、確かにあのコロナの感染拡大によってイベントが減少したりとか、オンライン会議ができるようになりましたので、そういった意味での会議室の利用が減ったりとか、またあの少子高齢化とか人口減少、家族の形も変わってきておりますので、そういう様々な社会状況の変化が、まあ私どもが目指す男女共同参画社会の実現に向けて、どのような事業を実施すればいいかとか、いうことを考えていかなければいけないということも踏まえて、提案をいただきたいということが、選考委員会からのご意見でした。

◆やまね/うんとまあ、ちょっとね、あのかなり大雑把なというか、漠然とした話だなという印象をちょっと受けるんですね。で、あの今、例えばリモートとかオンラインのお話もあったんですけれども、あのこれ、8月30日の男女共同参画審議会の議事録、摘録を見ますと、これ事務局、京都市の発言としてですね、このウィングス京都について、こういうふうにおっしゃってるんです。「この2年はコロナの影響により会場で行う事業は人数制限をする必要があり数字だけ見ると減少している。しかし、Zoomによるリモート実施ができるようになり、他府県からの参加者も集えるようになった」という説明をされていまして、あのその通りだなと思ったんですけど、まあそういう意味では、急速なあのまさに社会情勢の変化にもですね、一定こういう形で対応もしてですね、活動もできてるんじゃないかなというふうに私は思います。

で、もう一つちょっとこれをお聞きしたいんですが、ええ、同じところで、「国の男女共同参画センターの機能強化の方針」ということも出てくるんですけれども。これはあの具体的にどういうことなのかですね。これ、男女共同参画センターの例えば強化といった場合に、国から新たな予算措置が来るとかですね、こういうことがあるのかどうか、この点いかがでしょう。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)まずですね、国の男女共同参画センターの機能強化の方針っていうのは、「女性骨太方針2022」で、これで打ち出された、新たな方針なんですけれども、ご紹介しますと、全国355箇所に設置されている男女共同参画センターに対するヒアリングアンケート結果から抽出された課題である「専門人材の確保」「関係機関・団体との連携強化」「地域による取組の温度差の解消」を強力に進め、男女共同参画センターの機能強化を図るというふうに掲げられております。で、あの国のあのま、支援とかという形なんですけれども、私どもは内閣府の地域女性活躍推進交付金というものを受け取っているんですけども、これは運営費に当てられずにですね、事業のほうには当てることができますので、京都市としては国の交付金を最大限活用して事業を今、今も実施しておりますし、これからも実施していくつもりです。

◆やまね/すみません、あの今のえっと交付金の問題なんですけど、この機能強化の方針が出されたことによって、新たに増えるような予算措置っていうのがあるのかどうか、この点はいかがだったでしょう。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)少しあのご紹介するとですね、「地域における取り組みの温度差の解消」というのがございまして、あのこれは男女センターによって、あの、ま、できている事業とできていない事業がありまして、あの例えばですね、ウィングスでは男性に対するあの相談事業も取り組んでいるんですけれども、それが全国ではまだ79箇所のセンターでしか取組ができておりませんので、そうした取組を全国に展開できるような、事業の補助を国のほうが打ち出しております。

◆やまね/えっとつまり、ま、京都市はすでに男性の相談なんかもやってるんだけども、全国ではまだされてないところもあると。で、それをやるところには補助金が出るということだと思うんですけども。京都市の場合はすでにやっているところですけど、そこに京都市には出ないってことなんですかね。ちょっと確認したいんですが。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)あの、今現在、国のほうで、要綱とかを作られているところなので、あの正確には把握できてない部分がありますけれども、今、私どもが情報でつかんでるのは、新規で男性相談をする自治体に対しては補助金が出るという話は聞いております。

◆やまね/今の話だと、まあ「新規のところには」ってことですので、私はですね、むしろこれまでもずっと頑張って京都市、先んじてやってきたわけですから。まあそういうところにもしっかりそういうですね、予算措置がされるように、ぜひこれは国にですね、頑張って求めていただきたいと思います。

で、あのもう一つだけ、その選定理由の概要のところで関わってなんですけれども。あの、えっと「現状十分にその有利性を活用できていない」ということも書いてます。で、これはあのもっとつまり「お金を稼いでくれ」っていうことなのかですね。それから「施設の魅力向上を希望する」というふうにあるんですけれども、どうなったらウィングス京都の魅力が向上するというふうに京都市は思っておられるのか。この点いかがでしょうか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)あのまずウィングスは京都たくさんの方にご利用いただいているんですけれども、多くの方が、すでにご利用いただいているということで、以前からのご利用者が非常に多くいらっしゃいます。ですからですね、あの、ま、すごい好立地ですから、幅広い年代の方に、まだまだウィングス京都に訪れたことがない方にも、来ていただいて、私どもがやっている事業に触れていただいて、男女共同参画に関心を持っていただくと、そういったことがウィングスの魅力向上につながるんではないかというふうに考えております。

◆やまね/まあつまり、以前からの利用者が多いというか、男女共同参画、あるいはジェンダー平等の問題、関心を持っておられる方が積極的に利用していただいているんだけれども、ということですよね。で、まぁ、もっと幅広い方に利用していただきたいということなんですけれども、やはり私はそれは、あの例えば今サウンディング調査なんかが行われていますけれども、そういうふうにして、民間企業をそこに店舗やオフィスを何か引っ張って来たら、そういうふうになるっていう問題ではないんじゃないかなと思うんですね。むしろあのいろんな今、広報活動も頑張っていただいているんですけれども、やはりいろんな形でこのウィングス京都の専門性の発揮といいますか、今社会的に求められている役割をもっともっと広報していくことによって、たくさんの方に知っていただくということが重要じゃないかなというふうに思っています。

それであの、私がまあちょっとこの資料を読んで感じたのはですね、この選定理由の概要というところに書いてあるのは、男女共同参画推進協会さんの持つ、まあ強みといいますか、については非常に具体的に書かれてあると。ところが、それとは対照的に課題の部分がですね、先ほども私申し上げたように、極めて漠然とした話が多いなというふうに感じています。

でまあ、その点で、今回の指定管理に関わってもう一点、気になるのは、やはりウィングス京都の今後についてなんですが、京都市は「行財政改革計画」の中で、このウィングス京都についてはまあ「存廃」を含める形で、まあ検討する施設の一つにしていると。で、加えて、6月から9月にですね今年の、民間活用のれアイデアを募集する、サウンディング型市場調査も実施をしておられます。で、これは以前の委員会質疑で私が指摘をしましたけれども、民間のやはり店舗等が入ることで、今ある図書情報室だとか相談室だとか、子どもの部屋、若者サポートステーションなど、このウィングス京都の中のスペースが縮小する可能性も否定はされませんでした。それで、あのまあ私が要求した資料の中でですね、「サウンディング型市場調査で、提案事業者が6者あった」と。で、「不動産業が3者、コンサルタント業が1者、サービス業が1者、建設業が1者」ということで、その内容は、「事務所や社会福祉施設、飲食、物販等」ということなんですけれども、やはりそういうまあ一連の京都市の根本的な計画というか方針というか、そしてそういう市場型の調査がある中で、やはりこの指定管理者、そういう中での指定管理者選定ですので、あの応募団体の方々もですね、なかなかそういう中で将来どうなるのか、ちょっと見えにくいといいますかですね、きちっと長期計画を立てるのもなかなか難しい面もあったんじゃないかなっていうことも、あの指摘をしておきたいと思います。

で、もう一つだけお聞きしておきたいのは、このそもそも京都市の男女共同参画審議会でですね、どのような議論がされているのかということをお聞きしておきます。8月30日のこの審議会の摘録では、最後の部分に「その他」としまして、委員の先生のお一人がですね、「ウィングス京都が施設として廃止れる検討がなされているという情報に接した」と。で、また、サウンディング型市場調査の話も紹介されて、「男女共同参画事業の縮小に繋がらないか」という質問をされておりまして。で、そこでお聞きしたいんですけれども、このそもそもこの審議会でですね、京都市の側から、行財政改革計画の中で存廃を含めて検討している施設の一つになっているということと、それから今サウンディング型市場調査で民間活用のアイデアを募集しているっていうことについて、報告・説明をされたのかどうか。この点、ちょっと確認しておきたいのとですね。もう一つが、この摘録の最後の「その他」の部分、議論がいくつか書いてあるんですけど、これは、この審議会、この8月30日に約1時間半ほどの審議会だったようですが、その中でだいたい何分ぐらいの、あのこういう議論があったのかですね。わかれば教えていただきたいと思います。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)まず、男女共同参画審議会にですね、行財政改革とサウンディング調査の報告をしたのかという点についてご答弁致します。えっと、いずれもあの私どもはあの報告をしております。で、えっと、それとですね、ええと1時間半のうち、まあどれぐらいの時間かっていうところなんですけれども、確かにあの後半部分のあの質疑になっておりましたので、ええ、時間的にはあの短かったというふうには感じております。で、えっと、私どもがあのその時にですね、あの委員にご説明したことをこの場でご説明もう一度差し上げますと、「持続可能な施策を推進するにあたってあり方について今現在検討しております」と。で、国の男女センターの強化方針、困難な女性支援法の成立等についても、十分認識してまして、「法改正や社会情勢の変化をも踏まえて、国の動きと連動し、引き続き男女共同参画事業を進めていく」趣旨でご説明をいたしました。で、あのそのご説明について、まあ、あの多分傍聴された方から、あの先生も、お話をうかがいになってると思うんですけれども、私どもとしましては、あのきちっと先生方に説明をしたという認識をしております。

◆やまね/今のお答えで改めて確認したいんですけれども、つまり、「行財政改革計画の中の位置づけとサウンディング型調査についてはきちんと報告をしてる、説明をしてる」っていうことですよね。そしたらあの、この選定、あ、すみません、審議会の中で実際に説明をされた同じ形で、それをちょっと説明された中身をペーパーでいただくことはできるでしょうか。で、それからあの「あり方について相談してる」っていうような形で報告されたということなんですけれども、この審議会で具体的なこれは議題には、として「みなさん議論してください」というような形では議論されたんでしょうか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)あの「あり方について検討している」と、私どもが文化市民局の中で、検討しているということはご説明しましたけれども、その、あ、「審議会の中であり方を検討していただきたい」といったあのご審議の仕方はしておりません。であと、えっと、ご説明の中なんですけども、あのすでに私どもあの名前入りのあのやつ(摘録)を委員会のほうに提出しておりますので、あのそれで汲み取っていただければというふうに思います。

◆やまね/提出した資料(摘録)をもってということですかね。今の話は。審議会の。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)審議会のえっと資料について、あの先の委員会のほうで、山根議員のほうからお諮りがありまして、委員会のほうに提出をしておりますけれども、あのそれで不足をしていると思っておりませんが。

◆やまね/すみません。摘録はあの見せていただきました。で、あの実際、どなたが発言されたかっていうのをですね、しっかり明らかにしていただいたので、それは感謝したいと思っていますが、あの私が申し上げているのは、行財政改革の計画の中での男女共同参画センターの位置づけと、それからサウンディング型調査を今やってますよっていうようなことをですね、審議会の中できちっと資料を出して、口頭で「こういうこうこう今やってます」「こういう議論をしてます」という説明をされたのかどうかってことなんです。いかがでしょうか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)8月の審議会の時には、あのサウンディング調査の資料をお配りしまして、サウンディング調査について質疑がございました。行財政改革については、8月のあの審議会のところで議題しておりませんので、あのそこではやり取りはございませんでした。

◆やまね/うーんと、まあなので、あの今のお話を聞いてもですね、時間的に議論した時間的にもですね、大変短い時間だった。しかも、行財政改革計画のあの位置づけの問題とかもですね、本当にこれが皆さんの議論のテーマになってるとはちょっと思えないですね。これで私いいんだろうかというふうに思うんです。で、これあの男女共同参画審議会の摘録の最後でですね、審議会の会長さんの発言が載ってまして、「女性支援法が来年4月から施行される」と。「この男女共同参画センターという施設の重要性が大きくなると考える」というふうに発言されてます。あの非常に重い発言だと思います。で、その施設のあり方に関わる問題がやはり審議会できちんとあの報告をされて、そして皆さん議論してくださいということで、そういう形では議論されていないというのはですね、私問題じゃないかなと思うんですが、いかがですか。

(→北條・真のワークライフバランス推進働き方改革担当部長)あの現在、今、あの私どもが、あり方を検討している中で、あり方の方針が出れば、きちっとあの審議会にもご報告したいと思っていますし、あのそれは市民の皆様にもあのお伝えしたいというふうに思っておりますけれども、まだ検討をしている途中ですので、あのそこの部分で、あの審議会に十分説明ができていなかったのではないかといったようなあのご質問に対してはちょっとお答えしかねます。

◆やまね/あの私はですね、本市が考えをまとめる前にですね、やっぱり審議会で議論すべきだと思うんですよ。何のための審議会ということになりますのでね。あのその点はぜひともあのしっかり審議会で、あり方も含めて議論をした上で、京都市がじゃあどうするのかってことを考えていただきたいと求めておきたいと思います。

それで「第5次京都市男女共同参画計画」、これは昨年の9月に出て、冊子が出ていますけれども、このウィングス京都については、まさに「京都市の男女共同参画の拠点施設として、市民のニーズに対応した機能の充実に努めます」というふうにありますので、あのこれは男女共同参画、ジェンダー平等推進のための機能をより充実させるというべき施設で、あの現在の機能が縮小・後退することがあってはならないということを指摘しておきたいと思います。この件については以上でございます。あ、答弁結構です。すみません。

スポーツ施設の指定管理について

◆やまね/それであの次にですねもう一点、指定管理者の問題で、スポーツ施設について、うかがっていきたいと思います。で、6月7日の当委員会で、一般質問させていただきました。で、その際にですね、地域体育館について、スタッフがまあ1人しか配置されていない「ワンオペ状態」になっていると。防犯上、急病や事故が起こった際、これで大丈夫なんだろうかということで、まあ市民の方から声が寄せられたというお話を紹介しまして、まあ実際に答弁の中で、「地域体育館では1人体制という状態だ」ということのお話も答弁があったかと思います。で、私は重ねてこの点は指摘をしておきたいんですが、やはり運動施設の場合、一般的な貸館業務と違ってですね、利用者の方が、急に体調を崩されたり、怪我や事故などを起こしてしまうということもあの考えられると思いますので、私は、この「指定管理区分」ということではなくて、「各施設ごと」にですね、ワンオペ状態にならないような体制にぜひしていただきたいと、このことはちょっと求めておきたいと思います。

で、あの質問なんですけれども、参考資料の中に、「事業の方向性」「業務の執行体制」「施設の運営管理」「自主事業に関する計画」「サービス向上の取り組みについて」の概要が載っております。施設ごとに。で、ただ、概要だけですので、まああまり詳しい内容はわからないと。で、あの、その点でまずお聞きしたいんですけど、この応募団体、事業者の方から出てくる提案書っていうんですかね。その中には、もっと詳しい内容が書かれているっていうことなんでしょうか。で、その中身というのは、なかなかあの一般的には公表はできないっていうことなんでしょうか。この点、ちょっとまず教えていただきたいと思います。

(→平松・市民スポーツ振興室長)はい、あのもちろんこの資料につきましては概要のみでございますので、ええ、提案書の中には、もっと詳細な部分もございますが、あのまああのこの、えー記載内容につきましては、あの情報公開条例等にですね、ええの関係で、えー出せるもの出せないものというところがあるかと思いますので、えーもし必要でしたら、そういったあー部分を、えー確認した上で、提出させていただくっていうことになるかと思います。

◆やまね/それであの私がちょっと気になったのはですね、例えば「施設の運営管理」っていう時にですね、この資料の中にこういうふうにあるんですね。「予防保全を軸とした維持管理業務の実施」とかですね、「適宜適切な点検の実施による安全な管理運営」とか、ええ、それから、「修繕計画に基づいた不具合への適切な対応と予防保全による長寿命化」というですね、こういうまあ文言というか文章が出てくるわけなんですが。で、お聞きしたいのは、ここで言われている、例えば、最後の「修繕計画に基づいた不具合への適切な対応」についてですね、京都市としては、その計画の中身や不具合のある設備について、具体的につかんでおられるっていうことなのかですね。これが一つ。

それから、この設備機器類の不具合、ええ、老朽化等で改修が必要なものがある場合には、私はこれ、やはり利用者の皆さんの安全にも関わってくると思いますので、これは市民の皆さんにも当然明らかにされるべき情報じゃないかと思ったんですが。この点いかがでしょうか。

(→平松・市民スポーツ振興室長)はい。あのまあ、修繕必要な箇所の不具合のええ箇所ですね。これにつきまして、あのまあ日頃、まあ指定管理者ですね、ええ、からもまあ情報を聞いたり、えー指定管理者のほうでも、えー現状を把握をしておりますので、それは適宜、情報はいただいております。で、あのまあ、あのー人命にかかわるような、場合ですか、怪我につながるような、そういう危険な場合につきましては、あの指定管理者とも相談しながらですね、あの迅速に対応しているところでございます。

◆やまね/ということは、修繕計画であったり、不具合が起きているような設備がある場合には、それはきちんと京都市はつかんでいるってことでよろしいですかね。ちょっと確認させていただきます。

(→平松・市民スポーツ振興室長)はい、あの状況については把握はしております。

◆やまね/で、そうであるならばですね、その不具合が実際にある設備だとか、それを修繕していく計画をご存知ということであれば、それをしっかり点検していくということが必要じゃないかなと思うんですけれども、これはあの、例えば事業者の方、団体の方から「こういうふうにやります」という提案書がまぁ出てきた場合に、で、「こういう今不具合があるんだけれども、これをこういうふうに直します」とかですね、ちょっと分かりませんけど、具体的には。で、そういう場合に京都市としては現場を見て「あ、直っているなあ」とか、「あ、ここがまだだな」とか、そういう確認はされているのかですね。あくまで書類上のチェックでしかないのか。この点いかがですか。

(→平松・市民スポーツ振興室長)はい、あの、まあ、あの自主的にその、機能向上とかっていうところはまあ別なんですけれども、えー、修繕にあたりましては、えー指定管理者の仕様書の中でですね、100万円未満つきましては指定管理者のほうで対応すると、で、それを超える部分は京都市で対応するというふうになっておりますので、そこはですね、えーもちろん現場の確認も、えー現状も含めて、えーその修繕、改修後含めまして双方で確認はしております。

◆やまね/はい、あのまあ、ちょっとその辺が私わからなかったのでお聞きしたんですけれども、あの例えばですね、京都市が、まあ現場も確認しない形で、書類だけを見て、この指定管理者の選定をですね、提案しているんであれば、これちょっと問題だと思いまして、今質問をさせていただいたんですけれども。やはりそう意味では、応募団体や事業者の方が、「こうこう、こういう計画、設備に対してやりますと、現状こうです」と言った場合に、あのきちっとやはり現場を見てですね、そして、京都市が求めている仕様書であるとか、ああ、労働環境が適正かどうか、これきちんと現場を見てですね、確認する、仕組みになっているのかどうか、まあ、あのそういう形で指定管理者の選定というのが行われているのかどうかですね。この点、もう一度ちょっとお答えいただけますでしょうか。

(→平松・市民スポーツ振興室長)はい、あのう、ちょっと話戻りますけれども、あの指定管理者の提案の中で、現状の不具合に対するまあ改善って言いますか、あのまあ修繕についての提案っていうところはございません。あのこれはもう指定管理者に選定されて以降に、えー双方で確認しながらやっていくというものでございますので、まああの、機能向上とか、えー例えばICTを使った機能を何か付け加えるとか、そういったことが、まあ新たなサービス向上の取り組みということで、提案頂いたりとか致しますし、ええ、そういった部分については指定管理者と相談しながら、えー、ま、タイミングですとか、ええ具体的にどういうふうにやっていくかということも含めてですね、相談しながらやっていくというふうに、ええしております。

◆やまね/あのすみません。何度もあの重ねての質問で、ちょっと恐縮なんですけども、実際の施設の現場に行って状況を確認してチェックをした上で、毎回指定管理者の選定として大丈夫だなと、いうことで提案をされているっていうことなんでしょうか。

(→平松・市民スポーツ振興室長)はい、あのええ当然そのまあ、施設の現状っていうのは我々も日頃から確認はしておりますので、そこは問題ないかとはいうふうに思います。

(→梅澤・スポーツ担当局長)すみません、あのちょっとえー議論が噛み合ってない部分があるかなというふうに感じているんですけども、もちろんあのこれ、既存の団体以外から事業者からも応募求めますんで、その既存の団体に、あの一方的に有利な提案っていうか、審査ってのはできません。そういった意味でいきますと、その修繕とか、ええ、そういったえー機能向上についての考え方、これをそれぞれの事業者から提案を求めると。そうした上で書類だけではなくプレゼンテーションもありますので、そういったところで必要なところは補ってもらう。そしてまた審査員から質問をしていただく。こういう形で審査をしております。そして、そういったことに基づいて、実際に指定管理者選定された後には、我々しっかりこういろんな議論をしながら、ええ、どうやって、えーよりよい形で使っていこうかという形での運営が、していくという形になろうかと思います。

◆やまね/ありがとうございます。今ご指摘いただいたように、1者だけじゃありませんので、いろんな団体とか企業があの応募してくる場合には、当然現場だけ見てわからないこともあると思いますので、それはその通りだと思うんですけども、ただあの私どものところにはですね、やはり市民の方から、「あまりにその施設の状況が不十分で、なかなか改善されないものが多い」というですね、声があるわけですね。で、やはり市民の皆さんの声を聞いていた場合に、あのやっぱり直さないといけないものがその放置されてたりとかですね、管理が非常に不十分な施設がやっぱりあるんじゃないかと、いうふうに思いますので、市民の皆さんが快適に利用できるように、安全に施設を運営していけるようにですね、そこは京都市がしっかりとチェックをして責任を持っていただきたいと、このことを求めて終わりたいと思います。

(→平松・市民スポーツ振興室長)はい、あの、まずその施設を安心安全にお使いいただくことが大事なことでございますけれども、あのまあ、何分その予算の制約などもございますので、ええ、そこはまあ優先順位をつけながら、まぁ、あるいは民間資金の活用もええしながら、ええまあ、あの少しずつではございますけれども、しっかりとその、ええ、やっていきたいと思っております。

2022年12月5日【文化環境委】文化市民局/付託議案審査「指定管理者の指定について」

(更新日:2022年12月05日)