◆みちはた議員(自民)/ウィングス京都のあり方について少し何点かご質問をさせていただきたいなあというふうに思っております。まず最初に令和4年6月にまあ事前説明の際、ウィングス京都、利用していましたけれども、私自身がね。「会議室が空いてる時があり、最も有効な方法ができないか」とまあ提案してきましたけれども、改めてその中でこのウィングス京都のいわゆるサウンディング調査について少しご説明願いたいなというふうに思います。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)ウィングス京都は男女共同参画の拠点として、多くの皆様にご利用いただいている施設でございます。ただ、今みちはた先生がご指摘の通り、新型ウイルス、新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして、施設の稼働率が少し減少をしております。現在、持ち直しの傾向は出ているものの、令和4年度も上半期の稼働率ではコロナ前の水準までは戻ってはおりません。
次に、サウンディング調査の目的についてご答弁致します。サウンディング調査とは「公有財産の活用や民間活力導入の検討などを行う際、事業発案や事業化検討段階において、事業者からのアイデアの募集や市場性の有無、実現可能性の把握を行うもの」です。人口減少、人生100年時代の到来、働き方・暮らし方の変革等にも対応し、市民お一人お一人が性別にかかわりなく個人として尊重され、様々な分野で生き生きと活動することができる男女共同参画を推進するためには、さらなる施設の魅力向上に向け、公共性を踏まえつつ、施設を有効に活用することを検討する必要があります。また、より多様な方々が集い交流すると共に、男女共同参画の拠点として機能が高まるような魅力的なコンテンツ等を充実させていくことが必要であり、そのためには民間事業者の皆様のノウハウや経営能力が不可欠であると考えております。そこで、提供コンテンツとその市場性、採算性などについて、民間事業者の皆様からの自由な提案、アイデアを幅広く求めることにより、本市の男女共同参画事業のさらなる発展につながるような施設の有効活用の検討に向けたサウンディング型市場調査を実施することといたしました。
◆みちはた議員(自民)/まあ、今のご説明を聞かしていただくと、まあサウンディング調査っていうのは、民間のいろんなノウハウや、アイディアをまあ言っていただけるという形で、その施設の活用も含めて、活性化も含めて、寄与するっていうふうなご説明だったと思うんですけれども。まあ今後京都市としてね、やはり今後どういうふうな方針でやっていくべきなのか、市民の皆様に説明して、丁寧に進めていかなくてはいけないなというふうに私は思うんですね。やはりいろんなご意見もありますし、いろんな考え方もございますし、施設を利用されている方も、いろんな方もおられますのでやっぱりその辺は丁寧に進めるべきだと思うんですけど、そのあたりの方針というか、いうことをご説明していただけますか。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)まさに先生おっしゃる通りだとは思っています。現在、私どもでは、民間事業者の皆様からいただいた提案内容を精査し、在り方を検討しているところです。本市の方針が決まり次第、本委員会、市会にご報告するとともに、市民の皆様にも丁寧に周知してまいりたいと思っております。
◆みちはた議員(自民)/まあ我が会派としては、男女共同参画計画の推進というのは非常に重要な施策として捉えております。市の男女プラン推進を後押ししているという形で、それにはまあ社会情勢の変化に対応するとともに持続可能であることが必要であるというふうに私も認識しておりますけれども。
9月末で、複数、複数社から提案が寄せられるというふうに聞いておりますけれども、ぜひとも利用増加策の推進や、民間活力の導入や、管理コストの削減等、将来をしっかりと見据えた、これからの時代にあった公共施設のより良い姿を実現できるあり方方針を策定していくことを、やはりきっちりと要望しておきたいなというふうに思っております。
そこでね、ウィングス京都の次期指定管理者は、11月市会の議会を諮るというふうに聞かしていただいているんですけれども、その中でもやっぱりしっかりと議論をさせていただきたいなというふうに思うんですけれども、先日10月31日に指定候補者を決めたと市が広報しましたけれども、選定委員会ではどのような意見があったのか、その辺りのご説明をお願いします。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)サウンディング型調査では、あの6社から飲食店などの店舗、事務所等の活用提案がございました。詳細につきましては、民間事業者の経営戦略やノウハウ等もございますので、ご説明は控えますけれども、今みちはた先生からご提案いただいたよう、将来を見据えた本市のあり方方針を策定し、案と共にいただいた民間アイディアも合わせて広報してまいりたいと思っています。
選定委員会でのご意見についてでございます。次期指定管理者は令和4年の8月9日から公募を行い、京都市男女共同参画推進協会を指定候補者として選定したことを10月31日に広報致しました。学識経験者等で構成します指定管理者選定委員会では、大きく5点、「①候補者はこれまで京都市男女共同参画センターの設置目的を理解の上、同施設の指定管理業務を担っており、施設管理等に関し充分な実績を有している。②男女共同参画の推進、相談事業、DV被害者支援等、指定管理事業の遂行に必要な高い専門性を有している。③これまでの運営に当たっても、利用者からの運営の評価やニーズ把握の仕組みを構築し、今後も提供するサービスの質の確保や向上が期待できる。④一方で、指定管理事業を行うにあたって、コロナ禍などを踏まえた収支計画や事業展開についてやや具体性が欠ける面がある。急速な社会情勢の変化や、国の男女共同参画センターの機能強化の方針等も踏まえ、具体的かつ機敏性のある事業展開を期待する。⑤当該施設は市内中心部の好立地にあるものの、現状、充分にその有利性を活用できていない。新しい発想や工夫による自主事業などにより、施設の魅力向上を希望する」と評価されたところです。
議員ご案内の通り、指定候補者を指定管理者とする議案を11月市会にお諮りし、可決された場合には令和5年4月1日から運営にあたることになります。
◆みちはた議員(自民)/まあ今のご説明を聞かしていただいて①から⑤ですか、いろんな点をこう指摘もされてながら、いま収支計画もしっかりしなくてはいけないと、で、素晴らしい立地条件にもあるのに、もっと将来性があると、もっと活用すべきであるというふうなご意見があったということなんですけれども、先日あの我々、委員会で他都市の先行事例を、文化環境委員会の中で、福岡市の男女共同参画推進センターというところ、アミカスですか、を視察させて、全員で視察させていただいたんですけれども、あそこの施設はまあ1階に飲食店があり、駅、本当に駅の目の前で、飲食店があり、まあドラッグストアみたいな店もあり、そんな形でまああのいろんな施設が入った複合施設であって、福岡市の説明では、「男女共同参画に関心の無い方でも寄れる」と、その施設にいわゆるふれられるという形で、すごくメリットがあるというふうにご説明がありました。ウィングス京都も本当に、大丸の北側にあるような立地条件の良さなんですけれども、この施設から30年近く経っていて、いつまでも行政だけで工夫を考えても、なかなか限界があるのかなというふうに思います。で、まあ、現状の他都市調査のことも見ながらも、参考にしながらも、現状の施設にこだわることなく、新しい発想がやっぱり必要な時が来たのかなというふうに思います。今後、男女参加共同参画を推進するにあたり、あらゆる可能性を視野に入れて、ウィングス京都の施設のあり方を、ほんま多方面でいわゆる柔軟な発想で、やはり考えていただくようお願いしたいなというふうに思っておるんですけれども、また市会でもしっかりと報告していただき、我々も協議していきたいなというふうに思いますので、そのあたりのご意見よろしくお願いします。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)ありがとうございます。ウィングス京都の施設のあり方については、本市の男女共同参画の拠点、拠点として持続可能な施策を実施できるよう、男女共同参画機能と民間活力の両立も含めて、今現在検討しているところです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
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◆やまね議員(共産)/ちょっと時間があまりありませんので、最初に資料の要求だけしておきたいんですけれども。先ほどあのサウンディング型調査の、市場調査のお話ありましたけれども、この調査で応募のあった事業者数、それからどのような分野の事業者から応募があったかということと、どのような提案が出されたのか、先ほど少しご答弁もありましたけれども。それを資料としていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)今みちはた先生(自民)にご答弁した内容となりますけれども、あの整理して提出致します。
◆やまね議員(共産)/よろしくお願いします。それからもう一つがですね、8月30日に開催された令和4年度第1回京都市男女共同参画審議会についてなんですが、この議事録もホームページに公開されているんですけれども、発言された方のお名前が出ていなくて、これはただ、公開の下で行われている審議会ですので、ぜひこの発言された方の名前がわかる形で議事録をいただけないかと思ったんですが、いかがでしょう。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)各委員に確認してあの了解の上ご提出致します。
◆やまね議員(共産)/ぜひよろしくお願いします。過去にですね、これは他局ですけれども、観光計画、観光振興計画策定のための審議会の議事録もですね、当初、発言者の名前が出てなくてですね、で、産業観光局の質疑でご指摘させていただいたところ、「やはり公開されている審議会なのに、名前が、発言者の名前が分からないのはおかしい」ということで答弁も頂いて、その後公表もされてますので、ぜひこれは提出をいただきたいと思います。
で、もう一つですね、私から今日もう一つだけお聞きしたいのは、先ほどもありました10月にこの「ウィングス京都の指定管理者の候補となる団体の選定結果について」ということで、資料をいただいておりまして。で、今回も応募団体は1団体のみだったと。で、引き続き指定候補者としては、公益財団法人京都市男女共同参画推進協会さんが、選定されているわけですけれども、先ほどお話があったように、選定理由としてですね、「これまで京都市男女共同参画センターの設置目的を理解の上、同施設の指定管理業務を担っており、施設管理等に関し充分な実績を有している」と。で、「男女共同参画の推進相談事業、DV被害者支援等、指定管理事業の遂行に必要な高い専門性を有している」という評価が記載されておりました。で、そこで、改めてですね、お聞きしておきたいと思ったんですが、この間の法改正を巡る動きなんですね。
それでこれ、「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が今年の5月19日に成立しておりまして、2024年の4月1日に施行されると。それからこれ、これまでの女性支援っていうのが、1956年に制定された「売春防止法」という法律が根拠となってきたとお聞きをしました。で、「売春を行う恐れのある女子への補導や更生により、売春を防ぐことを目的としたもの」だったと。しかし、女性の支援活動の現場の実態にそぐわず、新たな法律を求める声が上がっていたと。この新法がですね、暴力や貧困など様々な困難を抱える女性に対する公的支援のあり方を定めるもので、本人の意思を尊重しながら支援を目指す、福祉の視点があるということでありまして、女性支援の理念の大転換ということが評価されているとお聞きしています。
で、他にもですね、「AV出演被害防止法・救済法」が今年の6月22日に成立して、同月23日に施行されていると。それから「性犯罪に関する刑法改正試案」がですね、今年の10月24日に発表されております。で、それからさらに「DV防止法」の改正の動きもあるということもお聞きしました。2020年度にDV相談窓口に寄せられた内容のうち、身体的暴力が約3割、精神的暴力が6割近くを占めたということで、この精神的暴力によりPTSDなど深刻な被害を受ける恐れもあるために、改正案では「保護命令の対象に精神的暴力を加える」ということが言われていると。
ということで、この1年間だけでもですね、こういった女性の支援・保護をめぐって、これだけのその法改正の動きが実際にあったり、成立があったりですね、大きな変化があるわけなんですけど、まあ、これからさらに進んでいくと。で、こういう時にですね、このウィングス京都の役割として、相談事業とかDV被害者支援とかですね、先程もおっしゃっていただいた「高い専門性」の発揮ということが、より一層これ求められるんじゃないかなと思ったんですが、この点のご認識いかがでしょう。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)私ども男女共同参画事業を推進するにあたって、まず国の男女センターの強化方針がございます。また、あの先ほどおっしゃいました、困難な女性支援法の成立等も十分認識しておりまして、そのような法改正、社会情勢の変化を踏まえまして、国の動きと連動し、引き続き男女共同参画事業を、進めてまいりますので、そういった決意で事業を進めていきたいと思っています。
◆やまね議員(共産)/そういった決意で進めていきたいというお話です。あの非常に重要だと思うんです。で、この京都市男女共同参画推進協会さんが指定候補者に選定された理由としてはですね、これも先ほどもありました、「これまでの運営に当たっても、利用者からの運営の評価やニーズ把握の仕組みを構築し、今後も提供するサービスの質の確保や向上が期待できる」ということも、書かれてましてですね、で、私は、今回、まあ「今回も」ですけれども、今回も1団体しか応募がなかったこと、それから、高い専門性、利用者からの評価・ニーズ把握の仕組みが評価されている、で、さらに今後も質の確保・向上が期待できるということであればですね、やはりこのウィングス京都という施設を任せられるのは、推進協会さんしかやっぱりないんじゃないかと。で、これがですね、私はもうサウンディング型市場調査をやるまでもなくですね、しっかり今まで通りですね、していただくということが、一番重要じゃないかなというふうに思うわけですね。
で、これは京都弁護士会が10月20日に、「ウィングス京都の存続・発展を求める要望書」というものを提出をされています。で、その中で、サウンディング型調査とは何かということについて指摘をされていまして、これはですね、「公有財産の活用や民間活力導入の検討などを行う際、事業発案や事業化検討段階において、事業者との対話を通じて、アイデアの収集や市場性の有無、実現可能性の把握を行うもの」だと。で、そこでですね、国土交通省のマニュアル「効果的なサウンディング型調査の進め方」ということを紹介されているんですが、いくつかまあ事例をあげられまして、「民間との競合が考えられる施設等であり、民間活力の導入を検討して、公有財産を活用することに適している施設」を対象にしているということです。紹介されているわけですね。で、あのここで指摘されているのはですね、男女共同参画等の地方自治体が自ら取り組むべき課題を行うのに不可欠な施設については、そもそもこういうサウンディング型調査の対象にならないんじゃないかと。こういう弁護士会の皆さんのご意見なんですが、これについてはどのように受け止められるでしょう。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)あの弁護士会からのご意見について、あの京都市のほうもあの受け取っております。ええ、本要望については、様々な立場の方からのあのご意見の一つとしては受け止めております。
◆やまね議員(共産)/まあ非常に重い、重く受け止める必要があると思うんですね。実際にいろんな法改正がこの間、この1年の間に行われた。そしてこの法律の専門家の皆さんからもこの施設が持つ意味、こういうものが指摘をされているということで。これは京都市としても重要だということで、改めて受け止めていただきたいと思いますし、で、私はですね、やはりサウンディング型調査ということで、事業者、企業にまず声を聞く前にですね、まず利用者の皆さんの、団体の皆さん、利用者の皆さんの声をやっぱり聞くべきじゃないのかと。で、あの先ほど「利用が減ってる」って話もありましたけど、コロナ禍での利用減ですから、それはどこの施設でもそうなっているわけで、何かこのウィングス京都の施設がですね、何かまずいことやってたわけでも別になんでもなくてですね、それはしかも先ほど少しずつ回復もしているという話もあったわけですから、やはりこの高い専門性を持っているこの施設について、民間活用で、そのことによって機能が後退するようなことがあってはですね、絶対にならないということで、私たちも引き続きしっかり議論させていただきたいと思います。終わります。
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◆久保田議員(維新)/はいすみません、よろしくお願いいたします。今ウィングス京都へのあり方について、お二人の委員から質疑がございましたが、少しそれに関連してウィングス京都のあり方について少しだけ質問をさせていただきたいなあというふうに思います。
そのサウンディング型の市場調査などを経てですね、この民間活力であったりとか、まあこれからの満月共闘のあり方など、まあ検討していきながら、よりあの進めていくっていう最中と思いますが、少し事例を、ちょっとご紹介させて頂きながら、ウィングス京都について少し質問させていただきたいなと思うんですが。
先月ぐらいですかね、ウィングス京都のほうで、少し取り組まれている「女子大生と考える女性活躍事業」っていうものをされていらっしゃったかと思いますが、まさに今、進めていく中であったと思うんですけれども、この事業とかもすごい、いい事業だなあっていうふうに感じておりましてですね、まさにこれがウィングス京都だからこそできる事業なんじゃないかなというふうにも感じて、少し質問させていただきたいんですが、この事業、あの少しご紹介をさせて頂きますと、第一子を機にですね、離職される女性の割合ってのは46.9%と、依然として高いという課題を持っていらっしゃる中で、この仕事と子育ての両立っていうの、やっぱり負担がですね、この女性の就業継続の大きな障壁となっているというところを課題に、この事業を取り組まれている一つかなと思いますけれども、この女子大生っていう部分を対象にですね、企業で活躍される女性たちに、どのように就職先を選択して、キャリアとライフイベントを両立をしてきたのか、まあそういう働きやすさみたいなところ、そのロールモデルとして紹介を女子大生にすることによって、その女子大生が将来に対してキャリアを進めていく。まあ、そういうようなきっかけになるような、そういうような事業であるというふうに把握をしております。日本の場合も、まあ全企業のうち99.7%が中小企業っていうふうに、占めているような状況下の中で、そういうロールモデルの、経営者の方、女性の経営者の方から女子大生が学ぶということはとても良い取り組みだなというふうに感じて、拝見をさせていただいています。
で、やはりこういうふうにですね、もちろんウィングス京都っていう、その男女共同参画のあり方一つもそうですし、私も様々なところで、この男女共同参画であったりとか、質問させて頂いたりとかする機会もありましたけれども、やはり多面的かつ多角的に様々な観点で、将来を見据え、事業を進めていくってことが大切だなというふうにも感じてまして、こういうウィングス京都ならではのこういう事業っていうのは、例えば今ご紹介した「女子大生と考える女性活躍事業」であったりとか、他にもまだいろいろ取り組みをされているかと思いますが、やっぱり京都ならではの事業っていう部分をこれからも進めていただきたいというふうに、私自身は思っています。で、このウィングス京都の、この例えば本市の位置づけ、役割について、改めてあの少し漠然となるかと思いますけれども、今どのように、このウィングス京都のあり方を考えていらっしゃるかを、少しお考えを伺いたいんですが、いかがでしょうか。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)先ほど、みちはた先生(自民)にご答弁した内容と少し重なってしまうんですけれども、やっぱり人生100年時代、少子化も進んでおりますし、その中でも働く女性が増えてきて、人生の過ごし方っていうのは、多種多様になっていると思うんです。で、女性活躍と共にですね、男性の、いわゆる日本で言う長時間労働の是正っていうのを合わせて行わないといけないというふうな、いろんな施策を進めていかないと、社会の情勢とは合ってこない。20年前、30年前の同じ事業を続けるわけにはいかないというふうには感じております。そこでですね、例えばまあ今回、なかなかテレワークが進まなかった日本社会ですけれども、コロナによってですね、そういう在宅勤務も進んだということも、社会の環境の変化もございますので、そういう時期を逃さず、展開していきたいなというふうには感じております。
◆久保田議員(維新)/ありがとうございます。まさにまあ、今ご答弁をいただきましたけれども、このコロナ禍の中で、やっぱりその社会変化であったりとかで、特にこの京都市内においても、やはり中小企業というのは本当に多くある中、このコロナの中でも大変頑張ってらっしゃる中小企業も多いかと思います。で、この社会情勢とかの変化はどういうふうにそういう部分の変化に対応していっているのか、そういうところをまあ発信しながら、この男女共同参画につなげていくような、まあそういうマッチングではないですけれども、つながりとか、で、さらにそれが未来に向けてこの働きやすさであったりとか、そういうふうに繋がっていく、まあ、そういうような取組っていうの、ぜひこれからも進めていっていただきたいと思いますし、そういう意味でこのウィングス京都っていうのは、本当に一つのあの大切な起点になる部分でもあるというふうに私自身は感じておりますので、ぜひ様々、いろいろと機を捉えてやっていかないといけないこと、進めていかないといけないこととかもある中で、大切な本質の部分は、あのぶらさずにしっかりと進めていっていただきたいなと思いますので、このウィングス京都がより機になって、この男女共同参画が進んでいくことを、あらためて要望させていただきまして、終わらせていただきたいと思います。
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◆寺田議員(自民)/まあ当委員会で、視察を行ったという形で、福岡のケースいろいろと話聞かせていただきました。で、私もですね、個人視察で、熊本のほうのハーモニーという、男女共同参画、そこではですね、ファミリーサポートセンターを中に併設されたということで、まぁそのもちろん男女共同参画がやってるんではなくて、むしろまあこちらで言ったら子ども若者はぐくみ局に相当するところが、そうしてやっておられるんですけれども、ある意味局を跨いだというか、そういう形で複合的な形で運営されてました。ただまあ、熊本の場合はかなり交通の便が私の感覚では良くないというか、京都は街の真ん中でしたし、そういったことに比べると、だからそういった意味で、全国そういった施設はあるんですけれども、まあ何というかいろんなこう運営があったりとか、いろんなその立地条件があったりするんだなと思うんですけども、そのあたりですね、他都市の状況っていうか、そういったものっていうのは京都市のほうではどの程度把握されてるんでしょうか。
(→北條・真のワークライフバランス推進・働き方改革担当部長)政令指定都市や都道府県が設置しているセンターの機能については、私どもも把握はしております。で、今先生がおっしゃったように、複合施設も数、多数ございまして、そういったところも参考にしながら、ウィングスのあり方は検討していきたいと思っております。
◆寺田議員(自民)/まあ平成6年にね、女性総合センターという形でスタートして、そしてまあある意味、そうした、様々な女性の悩みであったり、まあ働く女性であったり、そういったところのまあ専門性を持った施設として、ずっと今日まで来たわけですけれども、やはりその、これだけまあ何て言いますか、いろんな多様な状況の中でですね、私はこのセンターのあり方も考える時期に来ていると思いますし、もちろんそういったことが本当に高い専門性となってくるとね、なかなか難しいかもしれませんけども、例えば区役所であったりとか、いろんなところにやはりその相談できる、気軽に相談できる窓口であったりとか、そういったことも必要かもしれないし、だからその何かこの男女共同参画センターだけに、そういったことをすべて担うというか、そうではなくて、やはり私自身は局跨いでですね、いろんな形でやっていく、で、こう様々な課題とか、様々な問題があると思います。そういったことをしていく。また、センター自身も、先ほども出ていたように、まあいろんなですね、方がご利用いただけるような、そういう何かウィングスは、何かそういう男女共同参画に関することじゃないと、何か使いにくいとかではなくてですね、非常にオープンの場であって、私はいいんじゃないかなと思いますし、その辺がやはり何かこう、オープンの場でありながら、しっかりと専門的なこともご相談、相談をできるということがね、非常に私は大事だと思いますし、まあそういったことをね、私自身が言いたいのは、他都市のことも含めて、何かこう、すごい硬直化してこう在らなければならないとかじゃなくて、様々な情報収集、様々な可能性をやっぱりやっていく、まあ、その中の一つがまあサウンディング調査もその一つかなと思います。だからサウンディング調査だけが、何かこう全てではなくて、いろんな情報収集とか可能性の一つとしてしっかりとやっていただいて、そして当然、京都市には京都市に合ったやり方があると思いますし、他都市はこうなっているけど京都市はこうやってやりますっていうのも私いいと思います。また、もう一つは、京都府も当然、様々なことされてますが、その連携も必要になってきますし。あの京都の場合であれば、京都市だけがやっぱり大きな街なんでね。そうなってくると、京都市以外の市町村なんかのいろんなそうしたことも京都市が、あるいは私は一定ね、こうお役に立てることは担っていく必要もあると思います。そうしたことも含めてね、今後、様々な情報収集、可能性を探っていただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。
(→古川・文化市民局長)はい、あの今、先生のほうから、他都市の状況ご紹介いただきましたけれども、あの言わずもがなでございますが、ウィングス京都の中には男女共同参画協会だけではなくて、中京青少年活動センターというものございます。これはこれで京都市の男女施設の一つの特徴の一つかなというふうに思って。いま先生のほうから熊本や、また、福岡の視察でもまあ、あの様々な施設入っているということご紹介していただきましたけど、私どもとしては青少年活動センターは一つの、大きな機能といいますか、特徴の一つであろうかというふうに思います。
また、先生からご紹介いただきましたように、ずっともう昔から同じもの、ずっと変えないっていうのではなくて、もうコロナ禍も含めて、社会経済情勢、急激に変わってございますので、そうした急激な変化に応じて、ある意味柔軟な発想でいろんな施設の在り方を検討していくと、いうことは非常に大事な視点かというふうに思います。サウンディング調査、私ども今回しておりますのは、そうしたことで、今は、今までと従来の延長線上ではないような形で、どのような発想ができるのかということで、ちょっと民間の力をお借りして検討してる最中でございますので、様々な角度から検討し、あり方について、またまとめさしていただき、市会のほうにもご報告をし、ご議論をいただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
◆寺田議員(自民)/そうしたことをしっかりやっていただきたいと思いますし、まあ私はね、究極のまあ願いというか、本当にもう必要とされる方がゼロになるというのがね、一番やっぱり私はこう望ましいというか、そういった様々な悩みを抱えたり、そうした方がおられなくなるのがいいと思うんですけど、なかなかやはりこの複雑な現在の状況の中でですね、そういうふうにはならない、だからこそ、そうした受け皿というか、しっかりとした対応するところが必要だと思いますので、今後ともよろしくお願いします。以上です。
2022年11月8日【文化環境委】文化市民局/一般質問「ウィングス京都のあり方について」
(更新日:2022年11月08日)