◎京都市の説明(概要)
(→八代・保健福祉部長)京都市健康増進センターは、市民の皆様の健康の保持及び増進に寄与する施設として設置しているが、市内全体において民間事業者等により、同等の事業が数多く実施されていることから、その設置の必要性及び効果が低下しており、また、今後維持する場合に必要な大規模改修に多額の経費を要するため、令和5年4月1日をもってこれを廃止する。
なお、口頭での補足説明になるが、京都市健康増進センターの施設廃止については、建物の2階から4階部分の廃止であり、施設1階部分にある南区保健福祉センター、南区役所会議室、栄養指導室及びホールについては廃止するものではない。また、とりわけ府市協調の観点からも、京都府の施設である京都テルサをはじめ、他の近隣類似施設に協力を呼びかけて、現在ジムやプール等をご利用されている皆様が移行しやすい仕組みづくりに向けて調整していく。
このほか、現在ヘルスピアで実施している高齢者筋力トレーニング普及推進ボランティアについては、現状の活動の支援のほか、フレイル対策の観点も取り入れた新たなボランティアとして発展的にご活躍いただけるよう、ヘルスピアのノウハウを継承しつつ養成・支援していく仕組みを検討していく。
◎議員による質疑
◆むくだ議員(自民)/ものすごしんどい話ですね。私だけかもしれんけど。ただ、今も説明があった通り、今後しっかりと対応していくということが、決まってきたということは、フォローとしては大変良いことだと思っています。
ただ僕一点やはりね、もっと強調しなあかんのは、コロナ禍も含めてね、利用者が減ってるということですよ。なぜ減ってるのかっていうのをね、考えていかなきゃいけない。先般来の議論の中でも私申し上げてきましたけど、もう現状の、まあ言うなら、今のですね、施設は、利用者にとって「利用しにくい」「したくてもしづらい」部分が出てきたんじゃないかなと思います。特に今回廃止される予定のプール、ジム、フィットネスについては、議論の中でもご説明いただいた通り、ドライゾーンとウェットゾーンが分けられていないとか、ね、トレーニング機器が壊れてるとか、いうこともあってね、じゃあ、少し負担は増えるけども他所いこかと、いう人もいはります。方や、今これはすごく良い文化やったと思いますけど、高学年やった子どもだけでちょっとプール行こかと、いうのができた、いうこともありますね。だから、利用者にとって、どうあるべきかということを考えられたうえでこういう議案が提出されたと、いうことだと私は理解しておりますけど。
まずねやはり、毎年この経費がね、公のお金として、どれだけかかってんのやと、いうことがあまり説明されてこなかったですね。私は「7000万円」と、「毎年かかってる」とうかがってますけど。で、この7000万円の、公の負担について、どんだけの利用者がおられて、一人あたりなんぼ負担してんねやっていうのを、出ます?どうですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、毎年の経費でございます。指定管理料、およそ7000万円、公費として、この施設の運営管理に投入しているところでございます。利用者の人数につきましては、延べ利用者数でございますけれども、令和3年度におきましては約5万7000人という状況でございまして・・・、失礼しました、また、令和元年度がコロナ禍の影響が少なかった時でございますが、約10万人の方の延べ利用者数がございます。令和元年度の数字で申し上げますと、1人あたり公費負担としては600円かかっているという状況でございます。以上でございます。
◆むくだ議員(自民)/ということはやね・・・これ直していくためには「16億円くらいかかる」「10年間で」ということですけど、それも含めて、1人負担を、利用料としてですよ、こんだけ求めたら維持はできるかもしれんっていうことはありますよね。でもそんなんやったらもう他の施設と比べてどうなんやと。そういう説明もしていかなあかんと思うねん僕。この行財政改革で、動物園とか美術館とか、またスポーツ施設、ほかのね、わかさスタジアムの利用料とか、それについてもね、細かく、こんだけ公が負担して、で、「値上げはするけども、こんだけまだ負担はしてますよ」というもん作りましたね。これも作ったらええんちゃいます?いかがですか。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、毎年の指定管理料と合わせまして、今後10年間で16億円以上の大規模改修の経費が必要となるというふうに考えております。ま、これは、合わせて今後10年間に必要となる経費というのは、利用者数から割りますと、出てくるかと思っております。こういったことも含めて、やはり市民の皆様に理解をいただくためのデータとして提供することも必要かというふうに考えております。以上でございます。
◆むくだ議員(自民)/あとあの、ご説明いただいた通り、高齢者筋力トレーニング普及推進ボランティアについてもね、しっかりフォローしていただくと、いうことです。これも、フレイル対策、しっかり取り入れたですね、観点も取り入れたことも含めて、まあ言うたら発展ですよねある意味。で、今後ですね、いま僕、親しい人が週に5日間、行っていただいています。この方は体振の役もしてもうたりね、してもらってる人です。で、その方から直接意見も聞いたりしてるんでね、「何とか僕らががんばってきたことが否定されないように、そしてまた今後も元気な限りお手伝いするから」っちゅうて言っていただいているんでね。
で、方やですね、これは健康増進につながってると私は思ってますけど、カラオケとかもやってはったね。やってはりますね。で、そういうなんも、何とかね、できるような、方向も考えてもらうことも含めて、今「検討会」を設置していただけることになっております。そういう中でやはりね、検討会ていうのは、そもそも論、ね、(廃止)条例が可決されてからですね、今後どうしていくかということを考える検討会です。で、そんなかのご意見というのはいろいろ出てくると思う。ただやはりそれも、ね、しっかりと、役所だけとちごて、第三者の視点も取り入れた、ね、検討会にしていただきたいし、かつですね、今後、これ府市協調の象徴である京都テルサの話もありました。利用の条件?もしっかり話し合って、より今の、ヘルスピア21の利用者の方々の負担をなるべく軽くする。ね。一緒とは言えない。はっきり言ってこれは。ウソになるから。なるべく軽くしていただく。これお約束でよろしいか。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、先生ご指摘のように、高齢者筋力トレーニング普及推進ボランティアの方を含めまして、たくさんの方がヘルスピアを利用されています。こういった方々につきましては、この間健康の保持・増進に取り組んでいただいてたというふうに考えております。そういった方々につきましては、利用目的に応じまして、京都テルサをはじめ、民間の類似施設や、各区に設置しております介護予防推進センター、老人福祉センターのご利用に、円滑に移行していただくよう調整を図りまして、引き続き主体的な健康づくりに取り組んでいただきたいと考えております。とりわけ京都テルサに対しましては、現在、ご議決をいただけばという前提となりますけど、入会キャンペーンの可否について打診をさしていただいております。ヘルスピアのご利用者向けに、入会金の免除や、入会当初、まだ月数は決まってませんけども、数ヵ月分の月額会費の減額割引といった入会キャンペーンの具体的な実施に、前向きな意向を示していただいております。こういったように京都テルサをはじめまして、ヘルスピアの皆様の御.ご利用に向けての円滑な移行の支援について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
◆むくだ議員(自民)/このヘルスピアは、幾度もご説明いただいてる中でもあったんですけど、南区役所の機能、保健福祉の機能も、しっかり担ってるわけですね。ただ、南区役所に関しましては、URとの契約の関係上、あの建物はもう数年で使えなくなるわけです。で、その隣にもあるURの建物、南保育所が入ってますけど、これもこの1年後ぐらいに期限がやってくる。その土地は京都市が管理してる土地です。で、その横の公園、その横にある青少年活動センター、これも耐震化できてないから、もう考えなきゃいけないとこです。その隣にはね、東寺南病院ていう洛和会が元々逓信病院、NTT病院のあと、運営していただいているわけですね、洛和会が。その建物もやはり老朽化してる。あの一帯をですね、今後どないうふうにやっていくかということを考えていかなきゃいかないといけない段階になりました。そういうことも含めてね、今後、ね、いろんなことを考えていくうえにおいて、このヘルスピア21、京都市健康増進センターが積み重ねてきた歴史をですね、しっかり生かして、やっていただきたい。あの一帯をほんまにどうするか考えるときにこのヘルスピアを忘れないでほしい。ね、少なくとも平成5年から、ね、やってきたんですよ。ね、それを、単に、財政難やから廃止するっていう、ね、ことじゃなくって、これを今後生かしていくと、いうことをお約束いただいて、私の質疑を終わりたいと思います。
(→三宅・保健福祉局長)椋田先生から、これまでの、ヘルスピアの歴史的な、果たしてきた役割も含めて、ご質問を頂戴いたしました。先ほどもご答弁致しました通り、現在ご審議いただいておりますけども、「廃止」ということになれば、しっかりとこのご利用者、それから筋トレボランティアのみなさんにも引き続きご活躍いただけるような、移行をしっかりと進めていきたい、というのが一点でございます。
それから、2階から4階部分が、当然閉鎖ということになれば、ここの活用をどうしていくのかということ。それから、いま椋田先生からお話いただきました通り、南区総合庁舎に隣接していること。それから、周辺にはご紹介いただいたような、公共施設がございます。このヘルスピアが、現在の地でですね、果たしてきた役割というものを十分に踏まえましてですね、検討会を立ち上げて、まずは「閉鎖後の空きスペースの活用をどうしていくのか」ということを、まずは早急に議論を進めたいと思っていますし、それを経たうえで、いまおっしゃっていただいたような、南区全体の、南区民皆様のために、明るい展望をもって、そのゾーニング、ゾーン全体をどう活用していくかということを、これは全庁的なスタンスで検討していくことになろうかと思いますので、そういった広がりも含めて、検討会を立ち上げて、進めてまいりたいと、このように考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
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◆堀議員(共産)/今回、ヘルスピア21の存続を求める請願が出されている中で、しかも継続して、審議していくまっただ中で、廃止をする条例提案ていう形になってます。3月18日の委員会で廃止方針が提案され220318教育福祉委ヘルスピア関連資料、4月22日の委員会では、署名を集めての請願が出されて質疑をした220422教育福祉委ヘルスピア請願1123。その時にですね、議案はいつ頃になるんですか?っておうかがいしたら、5月市会とは言わずに、「早期に」という回答でした。あまりにも、誠実さがないんじゃないですか。4月22日段階で、5月市会に提出すると分かっていたんじゃないですか。わずか1ヵ月の間に、署名が5000筆近く集まる。存続を求めて請願をされている、そういう方々に対して、あまりにも不誠実、あまりにも拙速ではないかというふうに思いますがいかがでしょうか。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、ヘルスピアの廃止の方針につきましては、3月18日の教育福祉委員会で、「廃止が妥当である」という旨の京都市としての方針をご説明さしていただきました。その方針については変わらないものというふうに、その4月22日の請願審査の際にもご答弁さしていただいたとこでございます。現在の、利用者の皆様に、近隣の施設の案内等行うほかですね、各教室の参加者に、地域介護予防推進センター等の事業を紹介するなどの丁寧に対応していくためには、十分な期間が必要だということを踏まえますと、5月市会における議案提出が適切な時期であると、私どもは考えてるとこでございます。
また、ジム等の利用者につきましても、京都テルサでの、先ほど入会キャンペーンの実施の検討については、椋田議員の質問に対してお答えさしていただきましたけども、そういった入会キャンペーンを設けていただく等の、移行しやすい仕組みづくりの検討、また、調整の時間も必要と考えておりますため、令和4年度末の廃止を見据えますと、けして性急なものではないというふうに認識してるところでございます。以上でございます。
◆堀議員(共産)/あの「早期に」という言葉をお使いになったじゃないですか。じゃあその時に「5月市会に出させていただきます」ってなんで言わないんですか。おかしいでしょそれ。あまりにも議会に対して、議員に対して不誠実じゃないですか。私そのこと一つ怒りとして、申し上げておきます。
「類似施設が近隣にある」って言いますけれども、ヘルスピアは会員制じゃないんですよ。いつでも誰でも行けるっていうのが、ここの売りでもあるんじゃないですか。利用料が安価であって、市民の健康増進、介護予防、そして生きがいづくり等に貢献する施設であるっていうふうに、言ってるじゃないですか。自分たちが。保健福祉局言ってるじゃないですか。資料にも「健康都市構想のシンボル施設として市民の健康増進に寄与してきた」と、自負してるじゃないですか。そういうものをなぜ捨ててしまうんですか。健康長寿をうたっているんですから、進めていくべきじゃないんですか。公の施設として、その意義と役割について、どうお考えなんでしょうか。民間の儲けのために、公の施設はいらないということなんでしょうか。お答えください。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、ヘルスピアにつきましては、平成5年の開設以来、市民の皆様の年齢や体力に応じた健康づくりの拠点施設として運営しまして、これまで、健康づくりに関する意識の向上等、市民の健康保持・増進のために先駆的な役割を果たしてきたと認識しております。で、この開設以来約30年が経過するなか、これはあの説明さしていただいてますけど、「民間等の類似施設が充実してきたこと」「今後10年以内に16億円以上の大規模改修が必要なこと」「民間移管が見込みにくいこと」を理由として、「廃止が妥当」と判断したものでございます。市民の健康志向が高まる時代背景の中、ヘルスピアの設立当時とは、周辺環境も大きく変化してるものと認識しております。今後とも、健康増進センター、ヘルスピアが果たしてきましたノウハウについては継承しつつ、引き続き市民の皆様には主体的な健康づくりの取組を続けていただくように、我々としては取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
◆堀議員(共産)/公の施設としての役割を終えたというふうにはならないでしょ。当然公がですね、みなさんにですね、健康増進、そういう形のことを言って、対応してきてるわけでしょ。健康増進のための手帳なんかもつくって、寄贈されたものをプレゼントするようなことも含めて、やってるじゃないですか。そういう部分言うたらこの施設を使って、ヘルスピア21を使って、そういうことだってできるわけじゃないですか。そういう努力、安価で、しかも会員制じゃなくて、行きたい時に行ける、そういう手軽さ、それがここの重要なところじゃないかというふうに私は思ってるんです。
今回のね、廃止方針は、市全体の施設保有量の総量の縮減方針の一環であり具体化だっていうふうになっておりますし、「縮減ありき」で各施設のそれぞれの、固有の文化的な、あるいは福祉的な、あるいは市民的な、意義や役割についての個別の検討から出発してるわけじゃないじゃないですか。総量をどれだけにするのかというところからの発想の中でしょ。30年で老朽化なんて言ってほしくないですよ私は。学校なんて、まあこの前もそうでしたけど、学校なんて50年、そしてそれを80年もたせようということでやってるわけなんですから。日頃のメンテナンスがどうだったのかということも含めて、総括しなきゃいけないんじゃないかなというふうに私は思っています。
事務事業評価委員会からの意見として、「近隣住民は安価で利用可能だが、支払額と本来必要な額との差額については、他の市民の税金で負担しているだけである」っていうふうに紹介されていますけど、当たり前じゃないですか。こんなことが廃止の理由になるのであるならばですね、公の施設の意義は全くなくなってしまうんじゃないですか。このことは廃止の理由にならないと思うんですが、いかがでしょうか。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、まず、ヘルスピアのあり方についての検討でございますが、ヘルスピアのあり方につきましては・・・失礼いたしました、平成28年に策定しました「はばたけ未来へ京プラン後期実施計画」の中で、まず「民間等により同種の事業が展開されており事業のより効果的効率的なあり方の検討を行うもの」としまして、ヘルスピアを掲げまして、また令和2年末には、「今後の行財政改革の視点及び主な改革事項の方向性」において、「ヘルスピアについては令和4年度にあり方を見直すこと」を公表するなど検討を進めてきたものでございます。先ほど堀議員のほうからご指摘ありました「行財政改革の中で急にヘルスピアのことが出てきた」わけではなく、この間も検討を進めてきたものでございますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
また、事務事業評価委員会の・・・からのご指摘でございますが・・・事務事業評価委員会に対しましては、・・・あの、毎年度ですね、ヘルスピアの管理運営に約7000万円の指定管理料を公費として負担し続けることや、また、設備の老朽化に伴って今後10年間で約16億円もの多額の改修経費の負担が見込まれることから、公の施設として存続させるのかという点につきまして、ご意見をいただいたものでございます。その事務事業評価委員会のご指摘は、民間類似施設が市内全域で100ヵ所以上あるなかで公的施設であるヘルスピアについて、多額の公費を投入してまで維持し続けることについて課題を提起されたものとして認識しておりますが、この事務事業評価委員会の意見をもって廃止の理由とさせていただいているものではないということもご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
◆堀議員(共産)/あの、いまのお話聞かしていただいてたら、結局ね、最初からね、老朽化してきているから、廃止の方向で進めてきていて、いわゆる改善とか修繕とかっていうものを、そんなに力を入れてやってこなかったっていうふうに聞こえてしまいますねえ。でも、実際には改修してますよね。廃止の理由にね、改修費用のこと言われました。「今後10年以内に16億円以上かかる」っていうことですけども、前回も言いましたけども、私、1年あたりで換算すれば1.6億円ですよ。建物を維持していこうと思えば、改修は必要なんですよね。ヘルスピアに限ったことじゃないじゃないですか。ヘルスピア21の1階部分は、そのまま使用されるわけでしょ?この改修金額の中には、1階部分も入っているんじゃないんですか?建物全体の部分に関わってくるんですから、ジムやプール、そういったところだけじゃないじゃないですか。建物全体だから1階部分も関わってきてる。そこの中に、16億円の中に入ってるんじゃないんですか。
つい最近、屋上のトップライトの改修工事、4000万円、済ませたばかりですよ。減価償却も終わってないじゃないですか。違います?もっともっと続けていくべきじゃないですか。せっかく改修をして、ほんで1年ちょっとで終わっていくって、形なんですか?ま、2年になるのかな。それでいいわけですか?私ものすごくもったいないなあっていうふうに思いますし、建物の長寿命化計画が進められている今日ですよ。30年で「老朽化」なんて言ってていいんですか?十分使える状態なのに、「7000万円が惜しいから廃止する」っていうふうにしか聞こえないですよ。「今後改修が必要だから廃止する」というのは理由にならないと思いますがいかがですか。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、この間ですね、確かに改修について、ご指摘いただきましたように、プールの屋根についてはガラス構造となっておりまして、ヒビが入っておりましたので、地震等によりましての落下の危険性があるために、安全確保のために改修をおこなわさせていただいております。そのほか、建物、としての必要最低限の改修については、おこなって、確かにおこなってきたところでございます。ただしですね、今後やはりこの、現在、市内に、民間の類似施設が100ヵ所以上あって充実した中で、公設施設としてヘルスピアを本市が維持し続けなくても、市民の皆様が身近なところで、健康づくりに取り組んでいる状況にありますことから、多額の公費を投入してまで、維持し続ける必然性に乏しいと判断したものでございまして、改修経費の多寡だけをもって、廃止しようとするものではございませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。
◆堀議員(共産)/あの、先ほどの16億円の中には1階部分も当然入ってますよね?そのことだけちょっと確認させてください。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)失礼いたしました。1階部分の当然、改修についての経費も入っております。ただこの間、30年間で老朽化と言いますのは、主にやはりその、プール等を維持してまいりました、そういった観点が非常に多くございます。電気設備でありますとか、機械設備などにつきましては、耐用年数は30年でくるものがたくさんございますので、そういったものを今後維持するためには、大規模な改修が必要になってまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。
◆堀議員(共産)/あのね、30年のなかで、いわゆる改修しないといけない、10年以内というけど、この指定管理者の場合だったら、2026年までが管理になってるんですよね。ま、それちょっと後でやりますけれども。まずちょっとその前に、利用者への対応なんですが、先ほどむくだ委員(自民)にも言われていましたけども、いわゆるその例えば入会金を安くする等のキャンペーンの実施など様々な協力を依頼していくと。あくまで「協力を依頼」なわけで、一時的なものでしょ。何ヵ月分、数ヵ月分安くしますとか、免除しますとか、でもその後は高くなっていくわけでしょ。で、そういう方たちが、これまで健康増進センターヘルスピア21を利用してきた人たちが、それと同じような形で利用できる保証っていうのはあるんですか?ないんですか?そこの確認お願いします。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、ヘルスピアにつきましては、確かに1回ごとのビジター料金を設定されているところが、他にはあまり見られないような形かなと思います。ただまあ、継続して利用される場合、定期券がございます。定期券の利用については、他の施設と比べましても、特に格段の安いものではないかと認識しておりますので、そういった継続して利用される方については、他の民間施設への移行について、ご案内しまして、円滑な利用、丁寧な対応に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◆堀議員(共産)/あのだからね、年間で会員になっていくという形になると、行きたい時に行くという形で利用されてらっしゃる方、そういう方の利用はできなくなるってことじゃないですか。そこの部分の保証をどうされるんですか、っていうことです。ほんとに、ちゃんとね、そういう利用者に対して、そういう「配慮をしていく」とかって言ってるけれども、絵に描いた餅になってしまっては、元も子もないというふうに私は思いますので、その部分のことで言うと、廃止は撤回していただきたいということをまず述べておきます。
それと、今回指定管理者の部分で、労働者の雇用について、ちょっとおうかがいしたいと思います。指定管理者である京都市健康づくり協会ていうのは、確かここだけの業務であったと思います。労働者のみなさんが、ここで働いているみなさんが、異動するといっても、解雇になってしまうんじゃないでしょうか。そうですよね?解雇になりますよね。で、指定管理に指定されて、指定管理者は、途中解約もしますということを定めてやってきたというふうにおっしゃっていますけれども、指定管理が始まったばかりじゃないですか。2026年までの5年間の指定管理期間の約束も前提にして、議会としても健康づくり協会の指定で同意をして、認定をして、で、途中で打ち切るということは、議会に対しても、それから指定管理者やそこで働く労働者に対しても、背信行為じゃないかな。公がすべきことではないというふうに思いますがいかがでしょうか。雇用継続を保障すべきだと思いますがいかがでしょうか。
(→谷利・健康長寿のまち京都推進担当局長)すみませんまず前段のほうの質問からお答えさせていただきたいと思います。会員制云々に関してです。ヘルスピアの延べ利用者数のだいたい6割程度は会員制を取っておられます。で、ジム・プールに限って申しますと、先ほど室長のほうから申しました通り、健康づくりにやっぱり継続した取組が必要でございますので、会員制というのは全国的に採用されている合理的なシステムだなというふうに認識しております。現利用者につきましては、先ほど来申し上げてます通り、近隣の類似施設等々に協力を依頼していく考えでございますけれども、まあアフターフォローの一環としてこういった会員制のメリットなどについても、十分しっかりお伝えしていく必要があるかなというふうに思ってるところでございます。
それから、廃止に関しましては、民間を中心に多くの施設がある、市内に類似施設として100ヵ所以上ある、こういった状況でございます。ま、そんななかで、公設で設置しておるのがヘルスピアだけと、いうふうな状況にございます。そういうふうに民間の施設が充実してきたということと、それから今後数年以内に16億円もの多額の経費がかかる、こういったことから総合的に判断して、「廃止が妥当」と判断したものでございます。
で、現にいらっしゃる利用者につきましては、ジム・プールに関してだけではございませんで、介護予防に関する教室とかに行ってらっしゃる方につきましては、12ヵ所、市内に12ヵ所、地域介護予防推進センターというのがございまして、そこで介護予防の取組をやっております。また、14ヵ所の保健福祉センターでもそうした教室等々やっております。それから17ヵ所あります老人福祉センターでもやはり様々なプログラムを提供しておりますので、ま、こうしたところにできるだけ行っていただけるように、アフターフォローをしっかりしていきたいと、このように考えておるところでございます。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)現在の健康づくり協会の職員のことについてでございます。ま、確かに現の健康づくり協会についてはヘルスピアの管理運営のみをおこなっておりますので、ヘルスピアが廃止となれば、協会として職員を雇用し続けるのは困難であるかなあというふうには思っております。ヘルスピアにつきましては、令和2年度に指定管理の選定をおこないましたとこでございますが、この選定にあたりましては、事業方針の変更等により、指定管理期間を短縮する場合がある旨、募集要項に明記をしまして募集をおこなっているところでございます。指定管理期間中の休廃止につきましては、協定書におきまして、「本市が本件施設の供用休止または廃止する時は、指定管理期間が終了するまでに、指定管理者の指定を取り消すことができる」と規定しているところでございます。ヘルスピアの指定管理者にあたります京都市健康づくり協会も、その旨を了解したうえで、選定を受けているものと認識しております。
なお、ヘルスピアで勤務していただいている職員の皆様の再就職につきましては、指定管理者が丁寧な相談に応じたり、新たな勤務先の斡旋がされるものでございますけれども、我々としましてもきちっとそういった相談に応じること、勤務先の斡旋ができますように、可能な限り支援を進めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
(→谷利・健康長寿のまち京都推進担当局長)少し補足させいただきますと、指定管理期間中の施設の廃止につきましては、指定管理者のご了解のもとで、協定書に基づいて、やっていることでございますので、まあ背信とか、議会に対する背信とかそういったご指摘はあたらないものというふうに考えておりますし、また、これまでから私どもが携わってきただけでも、急病診療所の廃止ですとか、老人憩いの家の廃止ですとか、それから洛西ふれあいの里保養研修センター等も廃止しております。これらも全て指定期間内のことでございます。以上でございます。
◆堀議員(共産)/でもわずか2年で廃止っていう形って。5年間の中のね。じゃあ今までこれまで廃止って進めてきたのが、どれくらいで廃止っていう形になってるのか、私自身は調べてないので分かりませんけれども、「廃止の状況もあり得るということも言って契約した」、それしなかったら契約できないわけでしょ。それ認めなかったら契約できないから、認めざるをえないじゃないですか。違いますか。公がね、そういうことをしていいのかなって。雇用の安定とか、そういうことをきちっとやっていかなきゃいけないのが公じゃないんですか。公の仕事じゃないんですか。そういうのをやらずにいくっていうのはいかがなものかって私は思ってしまいます。
前回、請願審査の時にですね、言わせていただきましたけれども、いきいき筋トレボランティアの取組をしている方から、私どもに電話がありました。「いきいき筋トレボランティアの存在知ってるか?」って言われました。私はこの間まちづくり委員会とか、そういうところに属していて、視察に行ったことはありましたけれども、そういうボランティアがあるということは存じ上げませんでしたので、知らないですと言ったことを覚えております。「健康増進とか、健康長寿の取組を何と考えているのか」というふうに言われました。ヘルスピアの廃止の方針が出されている。そのことのを知って、私のところ、議員、それぞれの議員のところに電話をかけてこられたというふうに思いますけれども、私はその方のお話を聞いていて、廃止に反対なんだなあということを感じました。私は。
議員団で要求した資料の中に、「今後の高齢者筋力トレーニング普及推進ボランティアの仕組み等について」として、こんなことが書かれておりました。「京都市健康増進センターのノウハウを継承しつつ、現状の活動の支援のほか、栄養や口腔の知識も含めたフレイル対策ん観点も取り入れた、新たなボランティアとして今後とも発展的にご活躍いただけるよう、スキルアップの仕組みを検討していく。また、新たなボランティアの新規養成についても検討を進めていく。検討にあたっては、現在のボランティアのみなさんのご意見を丁寧に把握し、今後の取組に生かしていけるようアンケートを実施する」。こんなこと書かれているんだったら、その場でやればいいじゃないですか。現に、このいききボランティアの養成も、毎年講座も開いて養成してたわけでしょ。その方たちもずっと前からやってるわけですから、高齢化していき、いわゆる次の人に引き継いでいくっていうことが、ここがなくなっちゃったらできないっていうふうに考えていらっしゃったんだというふうに私は認識しましたし、その方の思いに応えるためにも、私はもっと最初に話し合うべきだったんじゃないかなというふうに思いますし、こういうことがこの場所ででき、そして、それが各行政区に波及をして、そして健康教室なんかを実施しているってことができるんじゃないのかなっていうふうに思うんです。その拠点としての、公の施設としてのヘルスピア21というのは、廃止ではなくって存続が必要だというふうに思いますので、そのことを述べて、私の質疑にします。終わります。
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◆湯浅議員(公明)/南区選出の大道よしとも議員、我が会派の議員でございますが、から質問主意書という形でも預かっておりますので、今回、いまお二人の委員が質疑をしていただきましたが、整理、確認、提案含めて、お話をさせていただきたいというふうに思いますので、かぶる部分もあろうかと思いますがよろしくお願いしたいと思います。
まず一番目にうかがいますのは、今回廃止に至る経過と理由及び今後の対応と、利用者をはじめ市民に対し丁寧かつ十分な説明をおこなう必要性、これが必要ではないかということであります。いま筋トレボランティアの方々のお話もございました。我々も、私も今の委員会の中でいくつか質疑はさせていただきましたが、きちっと説明をさせていただくとですね、ご納得をいただける方々も大変多ございます。また、「財政難を理由に唐突に廃止を決定した」というふうに受け止めておられる方々もいらっしゃいます。こういったことを含めるとですね、やはり、しっかりとした経過や理由、今後の廃止後の方針についても、利用者及び広く市民にも丁寧に説明し理解をいただく必要があると考えておりますが、京都市として来年3月の廃止までの間、どのように取り組んでいかれるのか、あらためておうかがいをしたいというふうに思います。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)いくつかご質問いただきました。ちょっと長くなるかもしれませんけども、ご説明させていただきたいと思います。まずヘルスピアの廃止の経過・理由でございますが、ヘルスピアにつきましては、平成5年の開設後、約30年が経過する中、現在では市内全体におきまして、民間事業者によります100ヵ所以上もの類似施設が運営されております。開設当時と比べまして、本市が公の施設として設置する必要性及び効果が低下しているものと認識しております。
そういった中で、この間ですね、平成28年に策定致しました「はばたけ未来へ京プラン後期実施計画」の中で、「民間等により同種の事業が展開されている事業のより効果的効率的あり方の検討を行うもの」としまして、ヘルスピアを掲げまして、令和2年末には、「今後の行財政改革の視点及び主な改革事項の方向性」におきまして、ヘルスピアについては令和4年度に、あり方を見直すことを公表するなど、検討を進めてまいりました。
さらに令和3年8月に策定致しました「京都市行財政改革計画」におきまして、「民間移管・存廃や必要な機能に応じた施設のあり方を検討する施設」の一つとして位置づけると共に、同年12月には、ヘルスピアの管理運営に毎年度約7000万円の指定管理料を公費として負担し続けることや、設備の老朽化に伴って、今後10年間で約16億円もの多額の改修経費の負担が見込まれることから、公の施設として存続させるのかっていう点につきまして、事務事業評価委員会のご意見をうかがってきたところでございます。
こういった経過のもとで慎重に検討を行いましてきた結果、「民間を中心に類似施設が充実していること」「今後10年以内に16億円以上の大規模改修が必要となること」「民間移管が見込みにくいこと」、この三点を主な理由としまして、「令和4年度末をもって施設を廃止するのが妥当」という判断に至ったものでございます。こういったことにつきましては、今後引き続きですね、しっかりと市民の皆様に説明し、ご理解を賜ってまいりたいというふうに考えております。
また、廃止する機能につきましては、ヘルスピアが入居する建物の2階以上の部分であるトレーニングジム、プール等でありまして、1階部分の南区保健福祉センター、南区役所の会議室、栄養指導室、ホールについては廃止するものではございません。ヘルスピアを利用されまして、健康の保持増進に取り組んでいただいている方々につきましては、利用目的に応じまして、京都テルサをはじめ、民間類似施設や、各区に設置している地域介護予防推進センター、老人福祉センターのご利用に円滑に移行していただくよう調整を図りまして引き続き、主体的な健康づくりに取り組んでいただきたいと考えております。
また、高齢者筋力トレーニング普及推進ボランティアの方々につきましては、現状の活動支援のほか、フレイル対策の観点も取り入れた、新たなボランティアとして発展的にご活躍を頂けるよう、ヘルスピアのノウハウを継承しつつ、養成支援をしていく仕組みを検討して参りたいというふうに考えております。以上でございます。
◆湯浅議員(公明)/はい、ありがとうございます。今ご説明頂いた事をですね、どうやって市民の方々に、ご理解というか、こうしていくのかっていうことを改めて伺いたいというふうに思います。今、室長お話しいただいたことは、今までの経過、これは我々議員もそうですが、議会もそうですけども、やはり公の施設でありますので、市民の方にまあどのようにしていこうとされているのか。
それとあとは、ジム・プール類似施設ですね。これについても、入会金のいま交渉していると、いうようなこともありましたが、もう少し具体的にですね、スケジュール感含めて、お話しできるようなことにないのかどうか。また、そうしていただきたいというふうに思うわけですが、この二点をもう一度お願いしたいと思います。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、市民の皆様への正しい情報を伝えることについてでございます。こういった内容につきまして、ヘルスピアの中での周知のほか、市民しんぶんの活用でありますとか、京都市情報館といった様々な広報手段を通じて、周知に努めてまいりたいというふうに考えております。それからジム・プールの類似施設の交渉でございますが、移行しやすい仕組み作りとしましで、先ほど申し上げましたように、京都テルサにつきましては、現段階でご議決をいただければという前提でございますが、入会キャンペーンの可否について打診をしておるところでございます。今のところは、正式な決定ではなく、前向きな意向を示していただいている段階でございますので、今後ご議決をいただけましたら、速やかに京都テルサとしての正式な決定を依頼してまいりますとともに、このヘルスピア利用者向けということで、考えていただいているように聞いておりますので、どういった形で案内していくのか、具体的な実施方法につきまして、精力的に協議してまいりたいというふうに考えておりますし、また、他の施設につきましても、こういった入会キャンペーンの依頼につきまして、速やかに協議に入りたいというふうに考えております。以上でございます。
◆湯浅議員(公明)/はい、是非ともよろしくお願いしたいというふうに思います。また、高齢者の筋トレのボランティアの方ですね、ここについても、もう以前からお話をしておりますので、しっかりとノウハウがさらに広がるといいますか、進化するように努めていただきたいというふうに思います。
で、次にですね、廃止後の施設の暫定利用ということで、これもあの、椋田委員はじめ、今お話、質疑をしていただきましたが、この建物1階の南区保健福祉センター、区役所ホール・会議室、こういったものは別として、健康増進センター施設の廃止に伴い、プール・運動トレーニング等の、運動関連スペースの全てが休止状態となるということであります。センター廃止後、令和5年度以降、何も利用されないまま廃墟となることだけは、避けていただきたいというふうに思うわけです。廃止後、市民の健康づくりは地域コミュニティボランティアの活動の場としても利活用できるように検討していただきたい。また、一方で、南区の地域活動に、ご尽力していただいている方々や、団体の方から「南区役所はちょっとした会議が出来るスペースが区役所には少ない」といったお声もたくさんあるということであります。廃止後の利用可能なスペースについて検討していくべきだと考えますが、どのように対処していこうとお考えになっているのか、ご所見がありましたら伺いたいというふうに思います。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、先ほど椋田委員からのご質問に対して、三宅局長のほうからも答弁さしていただきましたけども、まずヘルスピアの廃止後の活用につきましては、1階部分の機能が存続している間の活用と、その後の土地建物の中長期的な活用の二つの観点があるというふうに考えております。このため廃止条例をご議決いただければ、この二つを検討対象としました検討会を早期に設置致しまして、保健福祉局を加え、ヘルスピア1階に、南区保健センターの一部が入居しますことから、文化市民局及び南区役所を中心とした構成で、ヘルスピア廃止後の活用について検討してまいりたいというふうに考えております。検討会におきましては、空きスペースの有効活用の観点から、まずは令和4年度中に、暫定的な活用の方向性を示して参りたいというふうに考えております。
その上で、令和5年度以降に、隣接する南区総合庁舎や、周辺の公共施設の状況等も踏まえまして、関係局による中長期的な観点での活用の方策を検討につなげてまいりたいと考えております。いま湯浅委員からいただきました、地元のみなさんの声も踏まえまして、検討進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◆湯浅議員(公明)/はい、よろしくお願いします。次に今のこの、廃止後の一つの暫定利用ということも含めてだと思いますが、センターのですね、地下駐車場の取り扱いについてございます。これまで京都市はセンターの管理業務を、この公益財団法人京都市健康づくり協会に委託をして、ジム・プールおよび健康運動のための関連施設を運営してきていただきました。と共に有料の地下駐車場も管理運営をおこなってきているというふうにあの伺っております。今回センター廃止に伴って、地下駐車場はどのようになるのか。隣の区役所には区民が利用する為の無料駐車スペースが一定数確保されておりますが、これまでは、センター利用者は有料の地下駐車場利用されてきたと思うが、建物には保健福祉センター等もあることから、地下駐車場については、隣の区役所と同様で、同様のシステムで、無料開放もしていただきたいというふうに思いますが、この辺のところの対応というのは、今どういう形にお考えなっておられますか。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、現在ヘルスピアの建物の地下に駐車場ございまして、健康づくり協会に管理を委託して、ヘルスピアの利用者につきましては、無料でご利用頂けるような状況になってございます。今後ですね、この駐車場は、駐車場以外で活用は難しいかなと、思っておりますので、どういう形で今後管理していくのか、運用していくのか、先ほど申し上げました、暫定活用の検討会のなかでも課題として認識しまして、検討進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◆湯浅議員(公明)/はい、是非ともですね、区役所使われる場合は無料ということですので、その点十分視野に入れてですね、検討していただきたいというふうに思います。
で、最後になりますが、改めて局長に伺いたいというふうに思っております。この繰り返しになりますが、もう一度言います。健康増進センターの立地場所は、南区役所や保健センターに隣接し、行政が進める市民の健康づくりの拠点として開設後約30年以上、その役割を果たしてきました。しかしながら、開設当時とは異なり、民間による類似施設も増加し、さらに介護保険制度のスタート以降、高齢者の健康維持増進のための多機能型の施設も地域に拡大する中で、老朽化等のために、センター廃止に至ったことはやむを得ないというふうにも認識しております。
一方で南区役所も老朽化が進み、10年後には総合庁舎化が避けられない課題となっております。数年前のことでありますが、区役所の隣の南警察署跡地は、京都市の環境局施設と交換されたもので、手狭な南区役所の敷地に利活用できる、極めて条件の良い土地であった。また、区役所の建物の4階以上はUR住宅であるが、老朽化も限界に来ていることから、URは京都市との賃貸借契約の延長を更新しないことが明らかになっております。しかし、こうした京都市行財政局は、南区役所総合庁舎化に向けて、本格的な議論ができる状況にあったが、民間に売却をしてしまった。その時から、地元自治連も反発されたことから、今後の南区役所総合庁舎化に向けて、南区役所再整備構想の議論が始まった。まあこういった経過があるということであります。
区役所建替えにかかる土地の必要スペースについては、今後必要な行政機能と共に文化活動施設や地域コミュニティ、創造施設等の機能を含めると、現在の区役所、健康増進センター、さらには、隣接する青少年活動センターの敷地まで必要であることが検討されているというような状況でございますが、局長はこの辺の経過というものは、ご存知なのかどうか、この点をまず伺いたいというふうに思います。
(→三宅・保健福祉局長)はい、端的にお答え致しますと、あの私、文化市民局の地域自治推進室長もしてございまして、各区役所総合庁舎の近隣のですね、整備等の事情にも当時承知してございましたので、先ほどの環境政策局の事業所、それから交換ですね、の事、それから売却に至った、まぁ、あの経過等々、また南区民の皆さんの思いというのも、その関わりの中で、承知してございます。
◆湯浅議員(公明)/はい、あのありがとうございます。分かりました。重々ご承知をいただいた上で、この南区役所を含めたこの地域ですね、このエリアというものがどれだけ今後、大切になってくるのかなと、いうふうにも思います。
もちろん健康増進センターもですね。京都市民全体の財産でもあってですね、南区の区民だけのものでもないということはですね、当然、皆さんもわかってくださっているというふうに思いますが、今後ですね、進める市民の健康づくり政策を考える上では、京都市の施設としての有効性を検証しつつ、南区にとっても有益な施設を整備していくことも重要であり、まあ廃止後のこの跡地の将来構想、これは総合庁舎化とはですね、僕切り離せないというふうに思っております。京都市の財政は極めて厳しい状況でありますし、西京区役所の総合庁舎整備で現在止まっているというふうに認識をしています。しっかりとこのセンター廃止を契機としてですね、そう遅くない時期に、南区総合庁舎整備構想、こういったものを明らかにして、総合庁舎化の議論の中で、市民の健康づくりの拠点施設についてもしっかりと議論していただきたいというふうに思いますが、最後にその見解について伺って終わりたいと思います。
(→三宅・保健福祉局長)はい、まず今回の廃止条例を提案させていただいた考え方については、ご理解をいただきありがとうございます。これまで果たしてきた役割を、現在、先ほど担当局長のほうから御答弁致しました通り、類似施設にしっかりと移行しやすい仕組みを作ることと、それから各区に設置しております地域介護予防推進センターあるいは老人福祉センターの機能にしっかりとつなげていくことをまずしっかり取り組んでいきたい、これあの筋力トレーニングボランティアのさらなるご活躍も含めてしっかり取り組んでいきたいと考えております。
で、活用につきましては、当面の2階から4階部分の活用についても、先ほどご答弁させていただいた通り、関係局で構成する検討会で、まず、有効活用についてしっかり検討を進めていきたい。その上で、今後の、公共施設が固まっているところの一角を、健康増進センターがヘルスピアが占めておりましたので、その関わりにおいて、保健福祉局もしっかりと参加する中でですね、全庁的な視点で、どのように活用していくのかという検討を、しっかりと関係局が集まって、また先生方のご意見も頂戴しながら、検討を進めていくことになろうかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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◆こうち(維新)/ほぼまあ色々と他の委員からも質問があって、分かってきてるんですけれども、やはり当時は色々な意味で必要性があった施設だったと思いますし、まあ今もご利用されている方がおられるので、その方々にとっては本当に必要な施設だということは十分理解をしております。ただまあやはり、ここにも書いていただいてますけれども、30年以上経ってきて、時代も変わってきて、類似施設があってという中で、まあ果たしてそれがじゃあ公がやることなのかということを、今この京都市の状況にあてはめて考えた時には、なかなかやっぱりそこは見直していくべきじゃないかというふうに私も思っております。
で、いろいろ質疑あった中で、ちょっと確認というか、またお聞きしたいんですけれども、まず毎年の経費、約7000万円かかっているということなんですけども、これまあ、利用料いただいてる分もあると思うんですが、これ差し引いて、利用料いただいてるのを差し引いて、要はマイナス毎年7000万という意味でございますか。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、毎年の指定管理料につきましては、7000万円を支出しております。それ以外にも当然、施設運営には様々な費用、支出がありますので、また利用料等も合わせて、額で施設全体としてだいたい年間2億円かけての、2億円弱で施設運営されてるという状況でございます。以上でございます。
◆こうち議員(維新)/ということは、指定管理料以外でも、以外にもあるものとひっくるめて、2億4000万?でしたっけ?すみません。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)だいたい2億円弱というふうに、全体2億円弱というふうにご理解いただければと。毎年ちょっと若干変動がありますけれども、2億円弱ということでご理解をいただければと思います。
◆こうち議員(維新)/はい分かりました。そうするとその、その2億円にあてはめた、約2億円にあてはめた時に、先ほどまあ市民1人あたりの負担というのが、約600円というふうにお伝えいただいたんですけれども、その約2億円かかっている経費を市民1人あたりに計算すると、1人あたり600円の負担をしていただいていると、いうことになるんでしょうか。そこの計算ちょっと、もう一度確認したいんですけども。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、指定管理料、公費として指定管理料出してる、その額に対して、1人あたりに換算しますと、約600円ということでのご説明でございます。以上でございます。
◆こうち議員(維新)/ということは、毎年まあ経費約2億円弱かかっているということなので、先ほど言っていただいた市民1人あたり600円よりももう少し負担いただいていると、これ全市民ですか?全市民1人あたり600円?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)利用者1人あたりそれだけの経費がかかってるということでございます。
◆こうち議員(維新)/はい、あの先ほど市民1人あたりみたいなあの言い方だったので、ちょっとまあ、その辺確認をさせていただきました。利用者1人あたり600円ですね。で、経費としては先ほどの7000万だけじゃなくて、約2億円弱かかっていると、いうことで確認させていただきました。いろんな委員の方からのご意見ごご質疑あったんですけれども、建物についてちょっと私からも確認をさしていただきたいと思います。1階に南区の保健福祉センター、会議室などが入っています。これ全て1階を管理している管轄というのはどこになりますか?一応確認の事業させていただきたいと思います。どこが管理していますか?1階は。2階から4階は保健福祉局、1階は別の局、というのがちょっとそこだけ確認もう一度させていただきたいと思います。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、1階部分につきましては、南区役所の機能でございますが、施設全体の管理につきましては、健康づくり協会のほうで実施しているものでございます。以上でございます。
◆こうち議員(維新)/はい。要はこれからその活用を考えていただく際にもちろん検討委員会ということだったんですけども、単純に考えたらその分からないです。周辺の方々のご利用状況は私ちょっと南区じゃないんで分からない部分もあるんですけれども、1階に入ってる機能というのは、1階に入っている機能を、どこかにうまく移したほうが、その建物全体を、もっと有効活用できるのか、その辺りのお考えはどうですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、1階につきましては、保健福祉センターの執務室でありますとか、あと会議室やホール、栄養指導室もございまして、その他の部分として、例えば、いま南区役所の隣接した建物に持っていくには少々、ちょっとスペースとしては不足してございますので、そちらのほうに持っていくことが難しいものというふうに考えております。
◆こうち議員(維新)/はい、ということは、今のままだと、まあ2階から4階というのも先ほど暫定的に活用方法を考えるというふうにおっしゃってましたが、かなり多分活用の幅というか、何にできるかということを考えると、なかなか狭い内容の中で考えなきゃいけないのかなというふうに、あの想像するんですが、これ2階から4階、例えばどういうふうに使うかについては、もちろん検討これからされるんですけど、何に使うかによっては、お金をかけてその2階から4階を別のことに使うようにするという考えもありますか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、2階から4階の部分で、暫定利用する場合につきましても、一定の改修経費等は、必要なのかなと考えています。まあ、その点は最小限の経費で済むように、しっかり検討して参りたいというふうに考えております。以上でございます。
◆こうち議員(維新)/はい、ご検討いただく時に、まぁ暫定的にとおっしゃる部分があると思うんですけども、そこにいくらかけるかによっては、それが本当に有効な暫定的な活用なのかどうか、そのあたりはあのしっかりと検討が必要だというふうに思っております。ええ、先ほど申し上げたんですけども、まあ要は1階の機能を、何とか別のところで、その機能移したりとか、そういうことをしないと、その建物全体というのは、なかなか活用できないのかなというふうに考えますので、2階から4階にかけるお金とその内容については十分に精査していただきたいなと、いうふうに要望しておきたいと思います。
それからですね、もちろんまあ先ほどもありましたけども、南区役所機能の全体の再編の中で、十分に民間の力も活用していただきたい。そしてまあ市民の声ももちろん聞いていただいて、有効な活用していただきたいというふうなことも要望しておきたいと思います。
最後にですね、類似施設への呼び掛けなんですけれども、先ほどまあ、京都テルサのほうに、その入会金無料などキャンペーンを前向きに考えてくれているということでしたんですけれども、その他の施設については呼びかけ等は考えておられますか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、類似施設、近隣の施設としまして、3月18日の教育福祉委員会の資料でもお示しておりますように、京都テルサのほか、SHIN-SHIN、イリアス、エニタイムフィットネス、ホテルグランヴィア京都などがございます。少なくともこの記載しているところにつきましては、働きかけをしてまいりたいと考えておりますし、ええ、その他、お声かけできるところがありましたら、積極的に、ご相談をかけてみたいなというふうに思っております。以上でございます。
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◆安井議員(立民)/るるご質問がありましたんで、重ならないようにはしたいと思いますけどもお願いします。本来元々このヘルスピアについてはですね、広域的な役目があったと思うんですね。当時のまあ方針の中で、当時はバブルの名残がある頃ですから、まあそれ以降もこういうものを建てればいいなと、こういう議論もあったと思うんですけれども、広域的な役から、現在やっぱり30年経って、まあ地域的なね、ある意味ではちょっと広域的にならず、地域的なやっぱり施設になってしまったと。こういうことなんですわな。ですから、ちょっとまあ、今回の廃止に対しまして、地域の周辺の方がですね、非常に多く反対されてると。こういうのが実態と思うんですね。ですから、この間、やはりみなさんのほうも、この健康増進ということについて、その新しいその方針がね、そんな示されていなかったように思います。まあそれぞれつくられた時期もありますけれども、やっぱりこう施設を中心にしたやっぱり方針からね、やっぱり当時のまあ住民、また、市民の年齢構成やらみんな変わってきてるわけですから、当然そういう施設もいるやろけれども、施設を中心とすることだけでなしに、少しやっぱりもう少し、幅広いやっぱり政策が必要であろうかと。ま、こういう中で、済んでおればですね、まあ、あのそんなに大きな問題にはならんかったんではないかなと思いますし、今後ですね、この施設については、まあ今あのいろいろと、請願やら陳情やらいただいている方はですね、まあ少しまあ、年齢的にも高い方が、いるようでありますけれども、本来やっぱり京都市民全体、若い人も含めてですね、やっぱり使用する、そういうことが市民全体の健康増進と、まあこういう広い意味やったと思うんですけれども、ちょっと今限定的な部分にとどまっているんではないかなと思っております。まあそういう意味で、もう少しやっぱりこれから、みなさんのほうで、今後のやっぱり市民の健康増進はこうあるべきやと、こういうやっぱり一つの方針をね、出していただきたいなと。これはまぁ思ってるんですけれども。その辺のまあ視点について、ご意見がございましたらお伺いしたいと思います。
(→谷利・健康長寿のまち京都推進担当局長)ご指摘頂きました通り、設置当初、やはりあの健康の今の増進法も制定される前でしたし、介護保険法も制定される前でした。そういった時に市民の健康づくりという点に着目して、こういった施設を造るというのは意義があったんだろうというふうに思います。で、当時はやはりおっしゃっていただいた通り、あのまあバブル直後ぐらいだったと思いますので、何か一つの新しい理念を、広げていくために一つの拠点施設を作って、そこからっていう考え方がやっぱりあの全国的にもメジャーだったんだろうと思います。今はそうではなくて、特に健康づくりや介護保険、取り組みなんかでは、むしろ一つの拠点じゃなくて、地域に様々な場所を作って、それも民間、公だけでやるんではなくて、民間あるいは地域の力を利用して、そういった拠点を作っていただいて、集まっていただいて活動して頂くと、いうのが主流になっているというふうに思っております。
また、健康長寿の取り組みに関しましても、ヘルスピアだけでやっているわけではございませんで、健康長寿に関しましては、市民会議等も作ってやってるところなんですけれども、引き続きデータを活用した健康づくり、あるいは地域介護予防推進センターにおける介護の取り組み、あるいは高齢者の居場所づくりへの支援など、総合的に推進していきたいと思っておりますし、またその時にはヘルスピアで培った蓄積、こういったものも生かしていけるようにしていきたいというふうに思っております。以上です。
◆安井議員(民フ)/本来はね11行政区にこういう施設があれば、そんなに問題ないんですけど、やっぱりそうでないという社会的な背景がありますから。そんな無理を言うことはないと思う。しかしご答弁ありましたように、この30年でですね、いろんな情勢が変化をして、また京都市のほうも、その変化にこうしていくというんですかね。やっていくということで、今福祉政策をですね、特に健康の問題についても、各行政区でいろいろと取り組んでおられると思うんですね。ですからその辺を今後やっぱり広域的に、それぞれの行政区でまあ展開していただくと。強化をすると、いうことの必要性はね、私感じますので、ぜひその辺についてはですね、まあ新たなまた方向としてご検討頂いて、これからは行政区でのやっぱり、健康増進どうするんやと、こういうことをですね、やっぱり進めていただきたいなと、こう思うわけでございます。
それと先ほど来から出てますように、南区役所等の再整備の問題。これとやっぱりこのセンターのですね、機能どうするかということについては、連携させていくということもおっしゃってますし、まあぜひそれについてはですね、やっぱやっていかないかんと思っております。そうですね、だからそういう意味では、これあの担当は別なんですけれども、やっぱり文化市民のほうも含めてですね、やっぱり皆さんの方から区役所もやっぱり今後について、早急に、検討いただく、そしてまた、区民のみなさん、市民のみなさんに、財政的な状況あるにしても、やっぱり方針を示すということも必要やと思います。そういうことによって、今は廃止はされるけども、今後南区民の皆さん方を中心としてですね、やっぱりこういう健康に対しての、施策が展開されると、いうことの必要性はあると思いますんで、まあこれは区役所の再整備でありますけれども、まあその中で保健福祉が、どのような役を担うかということも重要でありますので、それについての見解を求めておきたいと思います。
(→谷利・健康長寿のまち京都推進担当局長)冒頭でも申しました通り、あの検討会、跡地活用につきましては、検討会を設けていきたいというふうに思っております。その中で短期的な利用、中長期的な利用に分けて検討を進めていくわけなんですけれども、中長期的な利用に関しましては、隣接する南区総合庁舎、それから周辺の公共施設の状況なども踏まえて、関係局ともしっかり連携して、検討に繋げていきたいと考えております。以上でございます。
◆安井議員(民フ)/今あの廃止に伴って今の現状のことについて利用者、まあいわゆるまあ2階から上のですね、全ての施設の利用者、利用されている方についてのご説明をしっかりせえと、こういうご質問が多かったように思いますね。だからこれ、今回提起をされて、来年の廃止までですね、約10ヵ月ほどあるわけですけれども、この間ですね、みなさん方もご答弁されてましたように、いろんな方法をもって、今の利用者に対して説明していると、また対応していくと、いうことになりますけれども、まああの今回の議論にとどまらずですね、これからまあ10ヵ月の間、ま、仮にね、このままったとして、10ヵ月の間に、しっかりとやっぱりその辺の経過、中、中間でのですね、やっぱり状況、そしてそういう利用者に対する対応、こういう経過報告をやっぱりしていただかないと、こうなったからこれでもう終わりやと、こういうことではございませんので、まあその辺について基本的な考えがありましたら、よろしくお願いしたいなと思います。
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、今後ですね、ご議決いただけましたら、円滑な、現在の利用者につきまして、引き続き継続的な健康増進に取り組みを進めていただくために、円滑に具体的な調整図ってまいりたいと考えています。こうした、円滑に移行していただく、支援の取組につきまして、内容によって、進捗度合いというのは様々になるかと考えておりますけれども、適宜市会の先生方にも報告を致しまして、情報共有しながら精力的に進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◆安井議員(民フ)/まあぜひそれはね、我々のほうもお願いしておきたいと思います。これだけの議論があるわけですから、しっかりとそういう今後どうなるんだと、どうしてどういう今進め方進んでいるんだと、いうことは報告をいただきたいなと思っておりますし、それはその時にまた、今議論が出るかもわかりません。それはまあ報告いただくわけですから、議論は議論で出ますけれども、やっぱりしっかりそういう報告をしていただくと、いうことの必要性を強く感じておりますんでね、まあぜひその辺については、おこなっていただきたいなと。再度ちょっとお答えを求めて終わりたいと思います。
(→谷利・健康長寿のまち京都推進担当局長)はい、ご議決いただきましたら、今の利用者さんへのアフターフォローしっかり取り組んでいきたいと思ってます。また、その状況につきまして、議会のほうにも、適宜お知らせをして参りたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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◆くらた議員(共産)/みなさんの議論を聞いて改めて思うんですが、健康を増進する局でありますが、これ廃止条例案が提示されていますが、このことによって市民の健康の保持増進図れるんでしょうか?いかがですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、本市の健康増進の、増進の取り組みについてでございます。現在健康長寿のまち、健康長寿、笑顔のまち京都推進プランに掲げます、健康長寿のまち京都の実現に向けまして、取組を進めております。市民団体、民間企業をはじめ、多くの関係機関との共同のもと、市民ぐるみ地域ぐるみで取り組む健康づくりの取組については、継続してできるものと考えております。以上でございます。
◆くらた議員(共産)/はい、先ほどの質疑でですね、ヘルスピア21のようにですね、様々なメニュー取り組みが行われておりますが、1日1回ごとの利用ができると、こういう施設、民間のフィットネスクラブなどではあまり見られないと、いうふうにお答えされましたが、これあまりどころかないんじゃないでしょうか?いかがですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、1回ごとの利用につきましては、京都テルサ、それから、京都アクアリーナ、こちらについても1回ごとの利用で、利用することが可能でございます。以上でございます。
◆くらた議員(共産)/はい、あとは内容なんですけれどもね、今現在、やはりこう、これまでの議論の経過の中で、1回ごとの利用してらっしゃる方が全体の4割いらっしゃると、いうことであります。これ大変重い中身だと思うんですね。その一人ひとり、1回ごとの利用、何をどう利用されているのか、その方の健康保持増進にそのことがどういう位置づけになっているのか、どれだけの効果があり、その方のニーズの深さはどうなのかと、いうことをしっかり、一人ひとりアセスメントして、そして今見えているのは、入会キャンペーンなど、他の民間のフィットネスクラブなどに要請はしているということですが、そのことによって、じゃあ入会・利用料金がいくらになるのか、あるいは今こうやって1回ごとにお使いの方々がですね、もれなく、これどこかにつなぐことができるのかということが、これはっきり何も示されてないわけですよ。これをもって健康保持増進できるかというふうに疑問が起こるのは当たり前だと思うんですが、いかがですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、入会金については、現在、京都テルサについては、入会金を徴収されているところを無料にするというようなことでのご意向を示していただいているところでございます。今後もですね、利用されている方のご相談にのりながら、類似施設の案内を致しまして、円滑に移行していただくように、丁寧に対応してまいりたい、そういう形で取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
◆くらた議員(共産)/はい、やっぱり焦点はですね、そういういくら斡旋しますと紹介しますと、一定その入会の条件をしやすいようには頑張りましたと、いうことだったとしてもですね、今このヘルスピア21が実践している中身というものが担保できるのかどうか。ここなんですよ。私は改めて調べますとこれあの類似って言いますけれども、とてもじゃないけど、ヘルスピア21がやっていることを民間の企業さんができることではありません。現にですね、私、入会規約、あるいはその利用規定について、京都市が示された民間のフィットネスクラブの状況がどうなっているのか、資料の提出を求めましたが、提出されたのは2ヵ所でありまして、あとは「入会されないのにお示しすることができません」と、こういう回答だったということですよね。そういうものですよ。しかも入会の条件については、それぞれのクラブの考え方に基づいて、その方の一定の個人情報、例えば資産の状況も含めてですね、一定の入会の規定を設けているというものです。
そのこととの兼ね合いで、伺いたいんですけれども。京都市から提出された、スポーツクラブの規約です。これは2ヵ所しか出てませんけれども、その中に「個人会員は満15歳以上であることを必要とする」という規定、また、「重度の心臓疾患等により、医師に運動を止められている方は入会登録できません」と書かれています。「第三者の介護や介添が必要である場合、安全の確保できないなと本クラブが判断した場合」、クラブ判断するわけですよね当然。「この場合は該当しない」。あるいは「一時的に筋肉のけいれんや意識の喪失などの症状を招く疾病を有する場合は、会員資格を一時停止または除名することができる」としております。まあ、こういうものです。それではね、今ヘルスピア21をご利用されている方、医師の健康チェックを受け、術後の回復を図る生活リハビリを進める、一人ひとりの運動のメニューや、総合的な健康増進のメニューが作られて、それを活用されている。ものすごいことですよやっぱり。そういった方々が、これ「調整します」とおっしゃいますけれども、これ本当にその方々が今受けられているだけの健康増進のメニューきちっとこれ本当に保証をされるのかどうか。「保証できます」ということを提示もしないのに、「施設の利用はこれで終わりだ」、これはやっぱりね、行政のやり方として、私はやっぱり間違っているというふうに思いますけれどもいかがですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、近隣類似施設の、入会規約と、まあ規約とか、契約書そのものについては、入会手続きを要するためというところでご提出いただけなかったところでございますが、利用にあたっての入会料金等はですね、オープンなってる情報もございますので、適切に提供してまいりたいと考えています。また、利用の要件といいますか、いま先生ご紹介いただきましたけども、ヘルスピアにおきましても、利用者の安全確保のために、医師に運動禁止されてる方とか、感染症の疑いのある方、彫り物、タトゥーをされた方、また酒気を帯びた方の施設利用は、お断りしている状況でございますので、ま、大きく、そういった状況、状況については変わらないものと、いうふうに考えております。以上でございます。
◆くらた議員(共産)/私が申し上げているのは、どういう方も含めて診療機能と兼ね合わせて、その方の健康の保持増進を図るという目的についての対応がされていると、それがヘルスピア21で、まさに民間の一般的なフィットネスクラブ、スポーツクラブとは、まあ似て非なるもの、唯一無二の存在として、機能がされている。だから、この短期間に5000筆ものですね、利用されている方、関係されている方が、何とかならないかと、必死の署名を集められていると、いうことですよ。
私どう考えてもですね、やっぱり先ほども介護保険法や健康増進法、まあ「そうした法の制定の前に作られたもので」、というふうなご説明ありましたが、そのことからしても、今現在の求められるニーズに適用できるものとして日々、これは研鑽をされてですね、現在に至っている。そうでなかったら、こんなに「廃止しないで」と、いうような声が集まるはずありません。それだけ必要とされている施設だということをやっぱり京都市は受け止めるべきだと、いうふうに思います。
これまでも、これだけ大切な施設、いろんな議論も出ていますけれども、廃止という方針を決定する前のプロセスとして、なぜ施設利用者や市民にアンケートするなど、公聴会をしてですね、きちっと説明をし、そして市民の意見を聞かないのかと。これまで行財政改革計画や、それまでのプランの中で「市民の声は聞いている」などと言われていますけれども、そういうこう煙にまくような説明ではなくて、今これだけ、現時点でも、たくさんの利用者関係者がですね、やっぱり軽々に廃止するということはやめてほしいと、一人ひとりの健康の保持増進、今やっていることがしっかり担保できるということが、今何も示されていない中で廃止だけを進めるということはやめて欲しい、という声ですから、今この時にどういうふうなことで不安を持っておられるのかということを直接的にですね、市民の声を聞く。そして京都市としての、今、私まだこれ説明としても不十分だと思いますけれども、なぜこういうことに至ったのか、そしてこの先の展望として、何を見出そうとしているのか、市民にとって展望があるのかどうか、というところ一番大事なところ何も見えません。そういったことをきちっと説明される公聴会をぜひ設けられるべきだと思いますが、いかがですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、ヘルスピアにつきましては、まあいろんな個人の目的意識によって、様々な利用されているというのは理解しております。あの近隣のフィットネス、トレーニングジムだけではなくて、皆様の利用目的に応じて、適切に移行していただきやすい、施設のほうに案内してまいりたいというふうに考えております。またこの間、行財政改革の中で示した際にも、パブリックコメント頂戴しておりますし、ヘルスピアの公式Lineの登録者に対しまして、行財政改革計画策定時の、枠組みのご案内もさせていただいたところでございます。事務事業評価委員会からの、伺ったところでございますので、重ねてこれ以上ですね、ご意見をいただくような、場を設ける考えはございません。以上でございます。
◆くらた議員(共産)/そこが最大の問題やと思います。この委員会の中でですね、いまここでも議論となった一人ひとりの市民がどのように利用をされ、どのような思いを持ち、職員との関わりが作られているか、そういったリアルな事例などがどれだけ議論されたのか全く皆目不明であります。そういった中でね、「もうこれ以上市民の声聞く気がない」と、いう姿勢に、私はもう重大な問題があると、いうふうに思います。これでどうやって市民の健康の維持増進が図れるんですか?市民から信頼されると、そういう行政でなければこれできません。本当にこれ私は、この廃止条例というのは、あんまりにも拙速すぎるので、これは撤回されるべきだということは改めて申し上げておきたいと思います。
令和2年のプール屋根の改修工事についても、これまで、「大阪北部地震の関係で、その時点使っている以上、安全性を確保しなければいけなかった」というような説明がされましたけれども、少なくともこの時点ではヘルスピア21の廃止は決定していなかったわけですから、私やっぱりね、このまま廃止ありきで進めるっていうのはとんでもありません。跡地の活用云々。そんなことに私は議論を移すべきではないというふうに思います。このことは求めておきたいと思います。何よりも、今、日々の日常生活の中に健康の保持増進ていうのは根付かせないといけない。そのための努力が行政には求められている。根付いている方々から健康引きはがすことにならないか?そのことが絶対ないという証明をしていただかない限りですね、これを「建物もう使えません」というようなことを叩きつけるっていうのは、私これは京都市の保健福祉局、健康増進のこれやるべきことと逆行してると、いうふうに思います。これは局だけの問題じゃありません。市長に対してもですね、これでは立場を失うというふうにやっぱ言うべきだというふうに思います。いかがですか?
(→阪本・健康長寿のまち京都推進室長)はい、利用者お一人おひとりに対しましてのことでございますが、利用されてる方のご相談にはヘルスピアのほうで適切にのらせていただきまして、利用目的に応じて、引き続き主体的な健康づくりの取組をしていただけるように、取り組んでまいると、いうことについては重ねて申し上げていきたいと思います。日々の健康づくりの取組は、この間ですねえ、保健福祉センターにおきます健康づくりの事業、また介護予防、フレイル対策に関しましては、地域介護予防推進センター、生きがいづくりに関しましては、老人福祉センターなどの事業でも取り組んでおります。こういった事業を総合的に取り組むことによりまして、引き続き、健康づくり、介護予防、フレイル対策の取組を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
◆くらた議員(共産)/はい、あれこれ「総合的」にとおっしゃいますけども、今ここに結集されているように、この拠点、あの施設を使った活動として発展をさせてほしい。これが市民の願いです。本当に自分たちの都合でですね、市民を右往左往させるということがあってはありません。改めてもう一度、5000筆というこの思いを受け止めてですね、再検討いただきたい。このことを求めて終わります。以上です。
2022年5月25日【教育福祉委】保健福祉局/議案審査「京都市健康増進センターの廃止」
(更新日:2022年05月25日)