「救急搬送困難事案」に加え「コロナ自宅療養者の救急搬送」も激増!(2022年3月9日/予算特別委・消防局・やまね)

◆やまね/おはようございます。よろしくお願いします。私からはですね、昨年秋の決算特別委員会でもお聞きしました、救急搬送困難事案についてうかがいたいと思います。ちょっと時間の関係上、事前にお伝えしていた中身、少し省いたり若干異なるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

京都府が毎日更新しております資料「モニタリング指標の状況」というのがありまして、それをまとめますと、第6波の中でですね、入院者数680名(2月27日時点)、重症者数113人(2月12日時点)、療養者数24932人(2月12日時点)、これがですね過去最高の数字となっております。2月12日時点の入院率2.4%ということですので、ほとんどが自宅療養になっていると、コロナですね。重症者や高度重症者も未だ大きく減らず、連日死者が報告されているというような状況なんですけれども、この第6波の中でですね、救急搬送困難事案、つまり「受入れ交渉4回以上かつ現場滞在30分以上」となったケースですね、どのような状況かですね。1月以降の件数や最も時間のかかったケースについて、まず教えていただけますでしょうか。

(→鈴木・警防部担当部長)はい、第6波に入ってからの救急搬送困難事案の推移についてでございます。まず1月、1ヵ月で366件発生、2月1ヵ月で速報値ですが658件発生していまして、その中で救急隊の現場滞在最長事案というのが4時間39分の事案が発生しております。以上です。

◆やまね/分かりました。第6波の状況を見ますと、これまでで最も厳しい状況ではないかなと思います。もう一つ確認しておきたいんですけれども、事前にいただいた党議員団の要求資料「救急搬送困難事案の発生状況」についてということで資料いただいております。ここでは「発熱又は呼吸苦」の方が「コロナ疑い」と、それ以外が「コロナ疑い以外」ということで分類されているわけですけれども、これ「疑い」ということですので、ここにはですね、コロナ陽性で自宅療養をされている方が救急車を呼んだ件数というのは含まれていないという理解でよろしかったかですね。で、1月以降、いまお答えいただいたわけですけれども、1月以降に、自宅療養者の方が救急車で搬送された件数とうのは何件あるのか。搬送までに30分とか1時間超えるようなケースがあるのかですね。最長時間など、もし分かれば教えていただきたいんですが、どうでしょうか。

(→鈴木・警防部担当部長)はい、「コロナ疑い」っていうのは発熱・呼吸苦ありで、救急搬送困難事案となったものについてはコロナ陽性確定者というものの救急搬送は含まれておりません。また、コロナで自宅療養中の方の救急搬送の件数ですけども、今年1月1ヵ月間で185件、2月1ヵ月は速報値ですが、自宅療養者の救急搬送件数が454件となっておりまして、この中で、救急隊の現場滞在時間の最長事案は4時間36分でした。以上です。

◆やまね/分かりました。そしたらこの、ここでいわゆる「救急搬送困難事案」として発表されているものの他に、コロナ陽性で自宅療養の方が救急車を呼んで搬送された、これが1月185件、2月454件、最長は4時間超えるということですので、これは大変実態だというふうに受け止めました。で、この、自宅療養者、今も言っていただきました自宅療養者が救急車で搬送された件数についてですね、これは資料要求しておきたいと思います。2021年の週別の数字を出していただきたいと。後でお諮りいただきたいと思います。

次にもう一点お聞きしたいのはですね、コロナ疑いのあるケースや、今おっしゃっていただいた自宅療養者の方が搬送された際に、亡くなられてしまった事例はあるのかどうか。ちょっと線引きなかなか難しいかと思うんですが。そういう事例があるのかどうか。それから、救急搬送された方というのはですね、コロナで、やはり高齢者とか、基礎疾患、そういう重症化リスクの元々持っている方が多いのかどうか。この点いかがでしょうか。

(→鈴木・警防部担当部長)はい、まずあの救急搬送困難事案のうち、傷病者の方が心肺停止だったという事案につきましては、あのございません。で、またですね、あの、高齢者施設などに入所している新型コロナ患者さんからの119番通報で、実際に救急隊が現場に到着しまして、その病院、搬送先をですね、京都府のコントロールセンターが調整中にですね、心肺停止となった事案はありまして、その際心肺停止後ですね、救急隊が適切な救命処置を実施して、医療機関に速やかに搬送しているという事案がございます。

二つ目の、実際に、まあその、高齢者や基礎疾患のある方の割合ですけれども、今年2月中の速報値としまして、救急搬送困難事案に占める、搬送者の、高齢者の割合は、65歳以上が約73%となっております。で、こちらあの、2月中に、救急搬送したすべての救護者の内訳を見ましても、65歳以上が約69%ということですので、搬送困難事案のなかで、高齢者が突出しているわけではございません(※質問後に当局に確認したところ、この数字は「コロナ以外の搬送もすべて含むもの」とのこと)。なお、既往症をお持ちの方のデータの集計までは、ちょっとあのしておりません。以上です。

◆やまね/分かりました。そしたらかなり高齢者に限られたわけではないということも、今確認させていただきます。

で、次に、この先ほど少しふれました、京都府の「モニタリング指標の状況」によればですね、現在、確保病床904、重症病床171、高度重症者病床51となっているわけですけれども、第5波と第6波の状況をですね、最も厳しい時の数字を比べますと、即応病床使用率というのが8月30日の時に82.7%、2月27日の時に75.2%でした。重症病床使用率で見ると8月29日が75.9%、2月12日が66.1%、高度重症病床使用率で見ると8月27日が65.9%、2月24日~26日が33.3%となっているんですけど、病床の使用率だけ見ますとですね、第5波のほうが病床はひっ迫していると、いうように見えるんですね。ところが、救急搬送困難事案の件数で見れば、やはり第6波のほうが厳しい状況となっていると。これがなぜかっていうことでちょっと見解をうかがいたいんですが、救急搬送に関わっておられるみなさんから見てですね、この病床の埋まり具合っていうんでしょうか、これは第5波の時と比べて、どんな今実感を持っておられるかってこととですね、やはり救急搬送困難事案が増えている原因としては、やはり分母となる新型コロナの感染者数が爆発的に増えたということがあるのか、この点ちょっとお聞きしたいと思います。

(→鈴木・警防部担当部長)はい、お答えします。第6波では、第5波と比べまして、医療従事者が感染をして、陽性者となったり、濃厚接触者が発生することによって、救急搬送先の医療機関の業務に支障が出ております。また、自宅療養者が先生おっしゃる通りですね、第5波を上回る数となって、症状が悪化した自宅療養者から多くの救急要請がありました。で、またですね、例年、この真冬の時期は、脳疾患、心疾患などの急病事案が多く発生しまして、救急要請件数が多くなる時期です。このように救急要請件数が多い中で、医療機関の受入体制が厳しくなったことから、5波よりも6波の方がですね、救急搬送困難事案が多くなっていると考えております。以上です。

◆やまね/分かりました。本当に大変な状況だと思います。で、今も少しおっしゃっていただいたんですけども、やはり深刻なのが、新型コロナ以外のですね、搬送でも、救急搬送困難事案が激増しているということであります。件数で言えばですね、こちらのほうが「コロナ疑い」より2倍も3倍も多いわけなんですけど、これらは、急病というのは、具体的にはどういうケースが、ま、急病だけじゃないと思いますが、交通事故とかもあると思うんですが、コロナ以外の搬送事例というのは具体的にどういうものがあるのか、ちょっとご紹介いただけますでしょうか。

(→鈴木・警防部担当部長)はい、お答えします。コロナ以外の事例としましては、例えば「不安が治まらない」など精神的な症状を訴える事案ですとか、あと高齢者の転倒事故など整形外科事案ですね、あとは急性アルコール中毒疑いの事案といったものがあったり、あとはその、土日とか夜間に、まああの、救急要請をした場合の事案ですとか、あとはかかりつけの医療機関が受入不可となった事案で、搬送困難事案が起きております。以上です。

◆やまね/はい、あの本当に、医療従事者、それから消防局のみなさんの奮闘にですね、連日のご奮闘に頭が下がる思いでいっぱいなんですけども、やはり新型コロナの感染拡大が、コロナ以外の救急搬送にも大きな影響が出ているということだと思います。で、私最後に思いますのはですね、病床だとか療養施設だとか、それから看護師などのスタッフ、こういうものは引き続き、京都府あるいは京都市連携して拡充していただきたいというのは当然思ってるんですけども、ただ、こういうものはですね、1~2日でパット増やせるようなもんではないと、いうことなので、このことからも言えるのはですね、やはり感染症対応というのは、感染が広がってから対応していたのではですね、とても間に合わないということで、感染が広がる前に抑え込む、そのために感染の予兆を素早くつかみ対応するっていうことが決定的に重要じゃないかなっていうふうに思うんですが、この点のご認識、最後うかがいたいと思います。いかがでしょうか。

(→鈴木・警防部担当部長)はい、先生がおっしゃる通り、もう流行が拡大してしまってから医療スタッフを確保しようとすると、とても難しいと思いますので、事前の予防という対策が大変大事かと思っております。ですので消防局でも、感染拡大の予兆をですね、なるべく早め早めに感知するようにして、もうそれを感知したらですね、できる対策を講じているところです。以上です。

◆やまね/分かりました。この間、京都市、市役所全体で、市職員のみなさんの間でもですね、多数の感染事例が数多く報告されてですね、いろんな応援でやりくりをされている。日常業務も本当に大変になっているということもお聞きしています。特に消防の仕事っていうのはやはりチームで進める場合が非常に多いと思いますので、とりわけ影響が出た場合ですね、大変ではないかと思いますので、あらためてですね、私は12月からようやく始まった都道府県レベルの無料PCR検査に加えてですね、医療や消防に関わるエッセンシャルワーカーのみなさんにはぜひ定期的なPCR検査なんかも受けられるようにしていただいてですね、消防職員のみなさんを守るためにぜひがんばっていただきたいと、このこと要望して終わります。以上です。

2022年3月9日【予算特別委員会】消防局/救急搬送困難事案について

(更新日:2022年03月09日)