体罰・暴言など問題のある保育園に対する厳しい指導等を求める陳情
【京都市の説明】
(→安見・幼保総合支援室長)まず事案の概要を申し上げます。本件につきましては、令和3年2月に、醍醐支所に、「当該保育園で担任をしていた保育士による不適切な言動・行動があった」と、そういう訴えがあり、え、同日、え、子ども若者はぐくみ局に報告されたことを受け、本市において不適切な行為の対象となったとされる複数の園児の保護者や、園長、当該保育士、他の複数の保育士に事実確認を行い、合わせて映像記録等が残っていないかを確認したものでございます。
その結果、法的処分、処罰の対象となり得る行為については、具体的かつ客観的な証拠を持って特定するには至りませんでしたが、一部、子どもへの対応として、不適切と考えられる行為が、当該保育士が認めるなどで確認されたため、3月に保育園に対する指導をおこなった事案でございます。
園では、同3月に保護者会を開催し、一連の経過報告及び不適切な対応があったことへの謝罪をおこなったうえで、研修の強化や、保育士間の意見交換の場の充実等に取り組んでおられます。なお、当該保育士については、すでに自己都合で退職しております。
それでは、お手元の陳情文書表をご覧願います。陳情文書表の下のほうにございます、「ついては以下のことを強く願う」とございます、1の点についてでございます。先述の通り、本市が事実確認をおこなったなかで、事実として確認した4点について、子どもへの対応としてが不適切であると判断しております。
1点目は要旨の第3段落4行目にございます「給食中にシチューのお皿を落として割ってしまった園児が『馬鹿』と言われ頭を叩かれた」についてでございますが、実際に言った言葉や、頭を叩いたという行為については確認できておりませんが、厳しい口調で注意したことについては確認しており、指導方法が不適切であったと判断致しました。
2点目は、6行目の「給食を食べるのが遅い園児が『次からお弁当持ってきて』と言われた」につきましては、弁当の持参に言及したことについては確認できましたが、その発言の意図は、「調理師が調理したものを好き嫌いなく食べるように指導する中で、例示として、好きな食べ物をつめた弁当の持参に言及したもので、実際に弁当を持ってくるように指示をしたものではない」としており、指導の強制性については確認できなかったものの、子どもに誤解を与えており、指導方法が不適切であったと判断致しました。
3点目は、7行目の「粘土遊び後の片付けが遅かった園児が、『はよ椅子片付けろ』と言われ、おでこを押され泣いていた」について、当該保育士が、保育のなかで、園児のおでこを押すことがあったということは確認できておりますが、発言や具体的状況については確認できませんでした。ただし、指導方法としては不適切であったと判断しております。
4点目は、10行目の「怒られた園児が腕を引っ張られてドアの前に連れて行かれ、『立っとけ』と言われてそのまま立たされた」について、記録されていた防犯カメラの映像を複数人で確認し、複数の園児が3分程度立っていた時間があったことは確認されたものの、腕を引っ張ったこと、当該保育士が立っておくよう指示をしたことについては確認できませんでした。しかしながら、一定時間子どもたちが立っていた事実はあり、保育における対応として不適切であったと判断致しました。
その他の不適切な行為については、特定に至っておりません。調査におきまして、一部、当該保育士による不適切な対応が確認されたため、本年3月に園に対し、子どもの人権の尊重に関する研修の強化や、保育への姿勢の相互チェック、意見交換の場を設けるなど、再発防止のために必要な措置を講じるよう指導をおこないました。園においては、同じく3月に、子どもの人権擁護に関する研修を実施され、その後も意見交換の場の充実等に取り組んでおられ、今後も当該園における対策等について引き続き状況を確認するとともに、必要な指導等をおこなっていくこととしております。
文書表2の点についてでございますが、昨年4月と11月に醍醐支所に相談が寄せられており、4月に寄せられた匿名の保護者からの相談については、醍醐支所から園に改善を依頼しました。また、11月には別の保護者から、当該保育士への保育内容の指導と担任変更の依頼があり、醍醐支所にはそのような権限はない旨説明したところ、さらに別の保護者に依頼して園に直接申し入れをされることとされたため、特段の対応をおこなわなかったものでございます。11月のご相談が園への指導につながらなかった点については、ご相談いただいた保護者に説明し、醍醐支所から謝罪しております。今後、園への指導が求められる案件については、区支所から子ども若者はぐくみ局に速やかに報告するなど、連携を強化してまいります。
3の点についてでございますが、当該園は園職員による苦情相談窓口のほか、第三者相談窓口を従前から設置され、これらについて施設への掲示や、重要事項説明書への記載をおこなっておられます。本市においても、保育についてご相談がある場合には、子ども若者はぐくみ局、各区支所の子どもはぐくみ室でお聞きし、対応することとしております。本市の対応について、連携不足により対応が遅れたことについては真摯に受け止め、関係機関・施設との十分な連携のもと、ご相談に対して迅速・適切に対応してまいります。以上でございます。
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【議員による質疑】
◆河合ようこ議員(共産)/このあの陳情を、読ませていただいて、本当に私は深刻だなと、あのまず感じました。えっと最初に、この事案ということではなくて、そもそもこの陳情、「体罰・暴言等の問題のある保育園」て書かれていますが、えっとそもそものことでお話したいんですが、「体罰」というのは、暴力によって子どもの心身へ深刻な影響を及ぼして、人格や尊厳も傷つけると、絶対に許されないものであると、思います。法的にも刑法違反、例えば「暴行罪」または「傷害罪」であったり、児童虐待防止法にも違反する行為とされています。児童福祉法の点からも認められていないと思います。京都市にはこういった認識がおありかどうか、そして、体罰は許さないという立場に立っておられるかどうか、確認したいと思います。
(→安見・幼保総合支援室長)えー、ま、体罰につきましては、あのーおっしゃいましたように、まあ、法、あの児童福祉法におきましても禁止されている行為でございます。あのー、ま、そういうふうな事実が確認された場合には、ま、法的、まああの処分ですとか処罰とかいうあの等、まあ対象にはなってまいりますので、あの、ま、えー、ま、絶対に許されない行為であると、そのように認識しております。
◆河合ようこ議員(共産)/それではあの今回の訴えが寄せられている保育園においてですが、先ほどあの、説明があったなかではまあ「不適切なことがあった」というふうな表現がされていたのですが、えっと、子どもの心身への影響及ぼす、人格・尊厳傷つける、そのような行為が実際にあったのかどうか、あらためて京都市の認識、「不適切だ」という表現されたんですが、どういうことなのかもう一度説明いただきたいと、もうひとつよく分からないです。
(→安見・幼保総合支援室長)えー先ほど申しましたようにあのまあ、体罰を含めましてあのまあ、あの、まあいわゆる加害行為ということで、えーまああの、法であの禁止をされておりまして、ま、そのような事実が確認された場合につきましてはまあ法的処分ですとかまあ処罰の対象になってまいります。え、でありますからこそ、ま、その、えー、あのー、そういう、ま、あの事案が、えー、ん、ま、あったとされる場合につきましては、あの、ま、客観的具体的なあの証拠を持ってそのような事実が確認されるかどうか、を、まずあの確認を、えーしてまいります。
本件につきましては、えーあのー、ご相談いただきました、あのー事案につきまして、一つひとつそのようなえー客観的あの具体的な、まああのー、あのー、ま、証拠を持って事実が確認できるかどうか、につきまして、えー確認をさせていただきました。えー、ま、あのー、その事実確認におきましては、そのような、あの、ま、客観的、あの具体的な、あの証拠を持って、えー、まああの、いわゆる加害行為、法に違反する行為であると、確認された事実はございませんでした。しかしながら、まあいわゆる、ま、適切でない、子どもに対して適切でない、あの対応、あの、につきましては、例えば、えーまあちょっと、子どもの対する、まあ対応としては、あのまあ、少しそこ、まあ言い過ぎであるとか、あの子どもに真意が伝わってないですとか、あの適切でないという行為については、あの確認をされましたので、その行為につきましては、えー、をもとに、まあ園にあの指導をさせていただいたと、そういう事案でございます。
◆河合ようこ議員(共産)/えっと先ほど申し上げた、そしたらあの、「体罰」というような行為があったという認識ではないということですか。
(→安見・幼保総合支援室長)はい、あの体罰を含めましてあの法、法律、法に違反してあのそういうまああの、えー処分・処罰の対象となる行為は、なか、あのー、については確認できなかったということでございます。
◆河合ようこ議員(共産)/あのいま、安見室長がおっしゃったことというのは、保護者の方にそのようにお伝えされたということでしょうか。私あの、この陳情にある文章もそうですし、えーまあ私たちのところにも何人もの保護者の方からの声寄せられていたんですけれども、陳情にあげられている個々の事案ですね、子どもたちがされたとされていること、声を読むだけでも、どれだけの子どもたちが、あの傷ついて、辛い思いしてきたのかって思ったら、本当にあの胸が痛くなりました。こういったことについて、あの、保護者にも先ほど言われたような説明がされたのか、どうですか。
(→安見・幼保総合支援室長)えーまああの、私どもあの、確認されたあの事実に関しましてまあそのようなことが確認されたということで、ま、不適切な行為があったということで、あのご説明をさせていただいたところでございます。
◆河合ようこ議員(共産)/まああの「体罰」という言葉を使われない、体罰という事実があったとは言われていない、「不適切」という言葉でずっと言われてるんですけれども、えっと、この中には、これ子どもの声を集められたりしているようですけれども、実際に子どもが、えっと、暴言をはかれたり、傷つけられたりされてる、それと保護者があるわけですね、子どもさんもいはると思うんですけど、で、その、今おっしゃったことを、当該その児童や保護者の前で、そういうふうにあの言えますか。あの、保護者のお話うかがったところで言うとね、あの、3月半ばに保護者が集められたという話あったんですけど、その説明会の中では、保護者の指摘を受けて園側は、体罰があったことを認めたというふうに聞いてるんです。で、その場所にも京都市の担当者おられたというふうに聞いてるんですけれども、そうではないんですか。
(→安見・幼保総合支援室長)くり返しになりますけれども、あの、えっと、その確、我々として、確認で、あのできた事実に基づきましてあの、これは不適切ですということにつきましてはあの、それについてはあの説、あの確認された事実に基づいて、あの説明をさせていただきました。それについてはまあ不適切な、あの対応であると、いうことであの、園にまあ指導しまして、園でもこういうことをされる、あの先ほど申しました研修等にまあ取り組むと、いうことであの、えー、ま、あの、園と私どもも同席をしてあの説明をさしていただいたと、いうところでございます。
◆河合ようこ議員(共産)/子どもたちからの声を拾われたということはありますか。子どもたちからも。これ保護者の方は子どもに聞いておられるようですけれども。えっと、当局は子どもの声も聞かれたのでしょうか。
(→安見・幼保総合支援室長)えっとまああの確認の方法としましては、あのー、その、え、陳情者の方から、あのーまあその、そのようなまあお話をいただきまして、で、その、ま、えー、まあもう少しお話を聞かせていただきたいということで、その陳情者の方からご紹介いただいたあの保護者の方々から聞き取っております。まああの、お子さんから直接ということではなくて、保護者の方から聞いていると、そのような状況でございます。
◆河合ようこ議員(共産)/ではあの、子どもの立場に立ったら、これ本当に大変なことではないかという受け止めをしました。それとあの、ま、先ほど、問題があったということで、えっと醍醐支所に相談があった経過なども、えっと話されて、「連携不足によって対応が遅れた」と、「もっと迅速にできた」という話もあったんですけれども、あの本当に大変な状況だというふうな受け止めをされて、この、えー、何とかすぐにどうにかならないかという思いで、京都市に相談寄せられていたと思うんですけども、そこがなかなか対応が進んでこなかったということに対して、保護者の方が、やはりあの不安と不信感つのらされてると、いうふうに思うんです。で、あのこの行為があったのは保育園の中ということで書かれているんですけれども、京都市の責任、非常に大きいというふうに思うんですが、ここはどのように認識されていますか。
(→安見・幼保総合支援室長)え、まああのー、今年まあ2月にまああのーそのーまあ陳情者の方から、あのまあ、えーその、そういうまああの、こういう事案のまあ訴えいただきましてまああの事実確認をし、あのまああの、そういうまああの、えー指導をおこなっているところですけれども、えーまあ、冒頭説明申し上げましたように、まああの4月、またあの11月の段階で、えーまああのご相談をいただいております。で、あのまあ4月の段階では、あの、こう、匿名の方から、えっとその、担任のまああのー、こう、「言葉使いがひどい」というようなあのご相談でございました。で、あの、園のほう、醍醐支所のほうから、ま、園のほうにも、あのまあ、まあその、思い当たるところはあるかということと、まああの必要な指導ということで、えーまあ必要な対応を求めるということで連絡をさしていただいたんですけれども、まあ、そのまあ情報では、ま、園のほうでは「ちょっと思い当たるところはない」と、いうようなことでございまして、ま、「今後注意深く見ていく」と、まあそういうまああの状況でございました。
11月にもあのご相談いただいておりまして、まああのー、ま、その段階では、えー、まあ、あの、お求めいただいた内容が、あの、ま、園に、保育に関する指導ですとか、まああの担任の交代と、いうことのご相談でございまして、ま、醍醐支所のほうでは、あのまあちょっと、その権限がないということで、お答えをさしていただいたところ、まああのまあ、その相談いただいた方の、他のまあ、えー保護者の方から、園にまあ相談をしてみると、いうことでございましたので、ございました中で、まああの醍醐支所としてはまあ特段のまあ対応とはならなかったと、いうところでございます。まああの、ま、あのー、・・・反省としましては、あのまあ、えーまあ、そういったまあ事実確認ということと、まあ必要な指導にまあ結果としてつながらなかったと、いうことでございますので、えーまあそういう、保育に関する指導の権限を持っております、まああの幼保総合支援室にまああの連絡をしていただくなど、ま、そういうまあ対応を取るべきではなかったかなと、いうところをあのまあちょっと反省材料としているところでございます。
◆河合ようこ議員(共産)/いまの事案で言いますと、その日常的にそういった子どもの権利守るという視点からですね、いろいろ起こった時には、あの各支所、区役所と、幼保、子ども若者はぐくみ局の幼保総合支援室とが、連携取ってやるというふうに、普段からなっていないんですか。だからそうなったんですか。「権限がない」ということで置いて、してたわけでしょ。言えば、そこで具体的にその場で届けたりされなかったということはそういうことではないんですか。
(→安見・幼保総合支援室長)えーまああの、ま、あのー、こういうまあ、保育園か、ご相談ある場合につきまして、まああの、まあえー、特にその園への指導が必要な場合という場合につきましては、まああの園から直接ご相談いただく場合もありますし、あのまあ子どもはぐくみ室、ま、区を通してご相談いただくということはございます。あの仕組みとしてそういうことができていないということではございませんで、まあそういうまあ、あのご連絡いただくということがちょっと抜けてしまったのかなあというふうなことでございます。まああのはぐくみ室とはまあ日頃から、あのー職制会議であるとか、監査を通じてまあ、そういう連携の取組をしておりますので、あのそういう仕組みが全く無かったということではございません。ただまあ漏れてしまったというところで、その点についてはまあ反省材料と、いうところでございます。
◆河合ようこ議員(共産)/子どもをめぐって、まあ保育園という場所で、えっと過去で言えば、この京都市においても、保育士さんが園児を放り投げて重傷を負わせたと、行政処分を受けるというような事案などもありました。子どもという、小さくてまあ弱いというか、そういう立場をあのしっかり守っていくという責任があの大人にはあると思いますけれども、あの保護者のみなさんは、一刻も早く、自分たちが問題だと感じておられることを解決したいと思っておられた、で、「子どもたちに何かあってからでは遅い」と、「重大事故が起きたら取り返しがつかない」し、子どもの傷になるわけですよね。「このままでは自分たちも安心して子どもを預けることができない」という、そういった思いで、今回、かなり、詳細書かれていますが、保護者の方たちはやむにやまれず陳情提出されたんだというふうなことを、私はこの書面から受け止めました。あの、保育所もそうですけれども、やっぱり京都市行政として、子どもの命や安全を最優先に、しっかり守ると。で、あの、同様のことが絶対に起こらないということで、責任を果たしていただきたいというふうに思います。最後、答弁いただきたいと思います。
(→安見・幼保総合支援室長)えーまあ昨年11月のあの対応につきましては、あのまあ反省材料ございますけれども、まあ、2月にあのまあ、この陳情の内容につきましては、あの2月にあの、えー、ご相談いただきまして、あのー、ま、そこ、その時点からはあの、直ちにまあその事実確認、一つひとつまあさしていただきまして、で、そのうえで、まああの、その事実、確認された事実から、まあ不適切な対応があったと、いうことで、ま、園にも、園に指導し、園のほうでもまああの研修の実施などまあ真摯に対応いただいております。私どもとしてましては、おっしゃいました通り、子どもを守っていくという、まあ社会全体で果たしていくべき責任があのあると、いうふうに認識をしておりますので、まあそのような視点からあの、まあそのような点、あの、対応を取ったものでございまして、まあ引き続き、あの、まあ反省をすべき点は反省をして、あの連携をしながらあのしっかり対応してまいりたいと、いうふうに認識をしております。
◆河合ようこ議員(共産)/子どもの権利を守るっていう立場、子どもをしっかりとあの、最善の利益を保障する立場にあるところですから、子どもが本当に傷つくとか、そのことによって保護者が安心して預けられないということがないように、お願いしたいと思います。終わります。
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◆森かれん議員(京都)/あの手短に質問させていただきたいと思います。えーっと確かにあの、るる、こう訴えをされていて、まあその、訴えられているその事案の一つ一つについて、ま、検証した結果、まああの事実確認を取る取らないっていうことは、あのまあ大切なあの対応の仕方だと思いますし、ま、そこで保護者側の方々と、局との、まああの今、齟齬がちょっとあるようにも見えますけれども、ちょっとその点については、えっと、本当は時間があれば、あのやっていきたいところではありますけれども、私がこの陳情をあの読ましていただいて、最も問題だなと思うのは、この3番に書かれています、まあ「保護者の間では、京都市に相談しても対応してくれない、どこを頼れば問題は解決するのかという不安の声が広がっている」というふうに、もうすでに思われているということが私はちょっと問題だなというふうに思っております。
まあこれあの全文が本当の、全部、この当該保育士によって、まあそういう体罰とあの認められる、感じられる行為があったとするのであれば、かなり長年、あのされていたようにもあの見受けられますし、ま、問題として一番最初に保護者の有志の方が、あのご相談されたのは2020年の4月からだというふうに、まあこの有志の方々はおっしゃっているわけですけれども、まあこの時点では、保護者側としては、市としてあまり対応、満足な対応をしてもらえなかったというふうにお感じだと思いますし、それが続いてようやく2021年の2月に、あの、もう1回申し入れをしたところ、あの対応してもらえたというふうな多分印象持たれてるんだなというふうに思っております。
ま、保育園もそう、あのだいたいの保育園さんそうだと思いますけれども、そういった体罰の事案であったり、あのちょっと問題だなというふうなことを保護者の方がお感じの時は相談窓口ってのを設けられてると思うんですけれども、ま、そこに、ま、局としてはあの、基本的にはあの相談をしてもらいたいという立場なのか、それとも、あのまあそういった事案があるのであれば、ま、区役所ないしはあの支援室のほうに言っていただきたい、まずその窓口と言いますか、どこにまず、そういう事案があった際は相談をしてもらいたいっていうふうに今お考えなのか、その点についてお聞かせください。
(→安見・幼保総合支援室長)あのー相談窓口ですけれども、あのまあ説明の中でも申し上げましたように、まああの保育園でも相談窓口ございますし、まああの子どもはぐくみ室(支所)、またあのまあ幼保総合支援室(本庁)、のほうでもご相談に対してあの対応しております。あの、えっと、例えばその、「園での相談を経なければ区に相談してはいけない」、そういうこと当然ございませんで、あの、まあ、基本的にまああのどこにご相談いただいても対応する、あのー、えー形になってくるかなあという、あのー存じます。ま、状況によりまして、あの園に直接、まああの、状況もまあ園、園がまあ一番、把握されていますので、まああの状況によって園にお話をされるほうが、スムーズにいく場合とか、まあのちょっとまあ、あの区に言う、あのおっしゃったほうがとか、いうような状況はございますけれども、特にその順番があるということではございませんで、あの園、区、本あのまあ幼保総合支援室、それぞれ窓口が、どこに相談いただいてもというようなことでございます。
◆森かれん議員(京都)/もうここ、まあ今あの「どこに相談していただいてもよい」っていうご答弁がありましたけれども、まああの、ま、保育園に直接言いづらいという場合ももちろんあるでしょうし、あのーそれはケースバイケース、あのー相談される方々の抱えられておられるまあ事例に応じて、多分どこに相談すればいいかは変わってくるとは思うんですけれども、やはりその対応の仕方によって、あの差があってはいけないなというふうにも思っておりますし、ま、それであの、今後、あの保育園に相談したけど、なかなか改善されないから市に相談されるっていうケースもあの出てくるかもしれないですし、ま、そういった時に、あの、真摯に対応していただくということが私は非常に重要だというふうに思っておりますし、あのーそこがきっちり、本当に伝わっているのか、私もあの保育園預けて今仕事もさしていただいてますけれども、あのー保育園に初めてあの入園される段階から、あのーそういった問題が起こった時は、あのこういった窓口がありますっていうような説明の仕方もそうですし、あのー今後、どこを頼ってあの言っていけば分からないというようなことにはやっぱしていただきたいというふうに思うんです。それはもう区でもいいし、局でもいいし、あの園に直接でもいいしっていうのであれば、そういったことを今正直、あのそういったものメッセージというものがしっかり市民に伝わっているかって言われると、ちょっと私は疑問符が付くなっていうふうにも思っておりますし、あの何か起こったらでは遅いとはもちろん思いますけれども、そういったあの通報であったり、あのとらえるっていう窓口については、あの今後しっかりやっていただきたいなというふうにも思っておりますし、あのー、これ保護者の方からすれば、長年放置された、2020年4月というのが発端なのであれば、やっぱり1年近く問題が解決されなかったっていうふうな印象をお持ちになられないっていうことも私は非常に大事だと思っておりますし、その点についてはしっかりとあのこの事例、あのまあこういうふうに陳情であがってきておりますから、あの局としてもしっかりとその辺の連携の対応、で、今回まずかった部分についてはしっかりフィードバックをしていただきたいと思いますが、その点について最後答弁を求めて終わりたいと思います。
(→安見・幼保総合支援室長)え、まああの、まあ保育に限らずまああの、子育てに関するまあ様々なご相談に対しまして、あのまあお聞きをしたところでまあしっかり受け止めて、であの関係、あのその、えー受け止めた機関だけで解決されるできるとは限りませんのでまあ様々な機関とこう連携をしながら、それぞれの役割というのをまあ果たしながら対応していくということは大事だというふうに考えております。それは、まあ、あの本庁に入っても区役所に入ってもあの、ま、同じ、同じようなまあ対応していくと、あのいうことかと思います。まああの、まああの、反、反省材料ございますけれども、まああの、今後ともまあ、しっかりそういう連携を、えー取りながら、まああの、それと市民の方々にもまあいろんな機会でまああのそういう窓口に関して周知をしながらあの引き続き対応してまいりたいと、そのように考えております。
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◆中村三之助議員(自民)/お願いします。今回の事案のですね、まあ、から見える反省すべき、また今後ですね、取り組むべきことは何か言うたらですね、端的に言えば、醍醐支所と本庁とのですね、そういう「報・連・相」が十分でなかったということ、そして、また支所・行政区と本庁とのですね、そういう情報共有するようなパイプとか、そういう環境いうものが、まあ希薄であったと、いうことがやっぱり課題であろうと思うんですね。だから今後、そういう、ま、「報・連・相」と情報共有するような、そういった環境づくり、しっかりと見直していくことが、まあ今回からですね、浮かび上がったというか、本当の、これからしっかり取り組むべきことの課題だと、このように認識、私はしてるんですが、そのあたりちょっと認識、そちらの見解を求めて終わりたいと思います。
(→安見・幼保総合支援室長)えーおっしゃいましたように、あのー、ま、あのー様々な相談に対してまあしっかりまあ、あの、えー区、あの本庁、区、が、で、まあ連携してまあ対応していくことがあの大変重要でございます。ま、その辺に関しましてはあの、まああの、今回の事案に関しましてまあ反省材料があるかなというふうに思っておりますので、引き続きまああの、様々な形で連携を強めて、あのしっかりと対応してまいりたいと、そのように考えているところでございます。
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◆とがし豊議員(共産)/えっと、私もですねあの、これあの陳情で、紹介された中身をですね、あの読んでいて、ま、子ども、あの私自身もね、もうみんな保育園出ましたけれども、あの本当にね、これ子どもたちは大変つらい思いをしたんじゃないかなと。楽しいはずの保育園で、こんなつらい思いさせられるなんてのは、まああってはならないことやなと思いながらちょっと聞きました。
で、さっきあのね、ちょっとあのお弁当の話もですね、給食食べるの遅かったらどうかって、普通の保育園は、うちの子がいてたとこも、うちの真ん中の子が食べんの遅かったから、昼早迎えって場合にですね、よくいつもあの、みんなが遊び始めてんのにね、あのまだ食べてるって状況あったんですけど、それでもまあ保育園の先生方はですね、あのこう、遊んでる子面倒見ながら、なおかつ食べんの励ましたりとかして、あのこう、がんばって、その子が保育園の給食を食べきれたら褒めてあげると、これがまあ私、保育であり教育、教育というか保育やなあと思ったんです。で、こういうことの保育の質を、京都の保育ってちゃんとやってきたんやなって思ってるんですよ。ですからあの、ほとんどっていうか、あの少なくとも、ま、あの、私は保育園、民間、まあ京都は95%は民間ですけど、その民間保育園にあっては、そういうことが普通されてると僕は思うんですね。でまあちょっとその辺認識はちょっと僕はそのいくつかの保育園しか知りませんけど、少なくともだいたい、私の知る限りの保育園はみんなちゃんとそうしてはると、いう状況があるんですね。
で、何かこの、何か怖い部屋に入れられるとか、電気消されたところで牛乳飲んでるとかね、信じられへんなと思ったんですけど、あの保育士さん横ついて励ましながらね、一緒に「がんばって牛乳飲もな」と言うのはまだ分かりますけどね、ほったらかしでやね、そんなんネグレクトちゃうかいなと思ったりしますけど、ま、そんなことが、事実確認でちょっとなかなか追いきれないって話ちょっとしてはったんやけど、まあちょっとこれは本当にね、あの、そら全部証拠を押さえようと思たらなかなか大変ですわ。別に監視カメラなんかわるわけやないわけやし。
だからあのそういうことで言ったら、あの私はですね、やっぱりねあのー、この問題で言えば、あの僕ちょっと一番ここのね、あの陳情のとこでね、あの「園としての反省が見えない」という話言われてて、ま、「このままでは同じことくり返されるんじゃないか」っていうふうにまあ書かれてるんですよね。で、まあそのいろんな調査の中で、どういう調査の仕方されたか分からないんですけれども、あのー少なくとも何かあの、こういう異常、ちょっとおかしいよっていうことを、同僚の保育士さんが気づかないのかとか、園長先生のところに、同僚からちょっとあの先生ちょっとおかしいんちゃうでしょうかって声あがったりとか、そういうことが園の中で共有されて、園としてちゃんとできるっていうのは普通の姿やと思うんですね。ほんで、えーとみなさんが調査入られて、いろいろ事実確認しただけでも不適切、少なくとも不適切なことがあったと。で、指導しはったということなんやけども、それがなぜ園としてできてなかったのかっていうところについては、原因とかは解明されたんでしょうか。
(→安見・幼保総合支援室長)えーまああの、園におきましてですけれども、あの、まああの、まあ従前から、あの、そのあのまあ当園におきましては、あのこう、まあクラス代表の会議を毎週されたりですとか、伝達ノートを、まああの、作ってまあその、えー状況についてまああの共有したりとか、共有の仕組みはあの、常、常、共有の仕組みは取っておられました。ただまあ、あのまあ、それもあのこう、保育士ご本人がそのまあ問題に気づいて、それを積極的にあげるという、あの、えーことが、あのそうした積極性がなければあのなかなかこう共有されないというような、まああの課題もあのございましたので、えーまあそういうこともございましたので、あのーまあ、あの先ほど申しましたように、まあ気づく、あの仕組みとして研修ですとか、あの保育士自らが自己評価をするチェックですとか、あのミーティングのあの、ま、毎日まああの、そういうまあチェックをしあうというミーティングをしたりですとか、そういう取組を、あの、えー本市の指導の、えー基づきまして、あの取り組んでおられるところでございます。元々まあその共有の仕組みは取っておられましたけれども、それがまあより情報が共有されるように、あのまあそういう取組をまあ強化されたと、いうようなことでまあ、あの、園全体としてもそういうことで、あの事案を持って取り組んでおられると、そういう状況でございます。
◆とがし豊議員(共産)/園で言えば、園長先生がいて、まあ主任さんみたいな、まあ全体を統括する責任者みたいないて、なおかつあのクラスの担任の先生、人がいろいろいたりするということで、いろんな形でその何ちゅうの、文章で伝達するだけではなくて、もうちょっとあの、もうちょっとあのこう有機的にというか、あの日常的に、あのそういうのが、あの目が届くということが必要だと思うんですよね。ほんで、人間がやることなんで、何か書面で伝えなければならない、まあそれ書面で伝えるのも大事ですけど、いろんなシフト入り組んでやっている中ではね。現実にはそれは必要なんですけど、あのーただ、それ以外も含めて、やっぱりその風通しのいい職場になってなかったというのは何でなのかっていうことが、僕かなり問題やなと思ってるんです。
だから、あの心配されているのは、だからこのえっと、こういうことが、同じようなことがくり返されてもこの保育園ではそれが発見できへんのじゃないかとまた。いうことを心配されてて、で、それが本当に研修とかだけで解決・改善されるのかっていうのは、大変ちょっとあの気をつけなければいけないなと思っているので、やっぱりそこのところで、何か「共有する仕組みがなかった」って言わはるんだけども、あのそしたらその、「不十分だった」って言わはったんかな、共有する仕組みが、その現場からあがっていく仕組みが。で、それを言わはるんだけども。ただその、そういう何か文章的にあがってくるものでしか判断できないっていうふうになっているということが、ちょっとそれ自身が問題じゃないかと思ったんですけど、どうなんですかね。
(→安見・幼保総合支援室長)えーとすみませんちょっと補足をさせていただきます。あのえっと文書だけであの共有していたというわけではございませんで、あのそのえっと、毎週1回まあそのクラス代表会議ということで開催されておりまして、そういうまあクラスであったことのまあ情報交換ですとか、で、それとあの伝達ノートを作っていたということであの、共有する仕組みは作っておられました。ただあの、えーと、そこに情報があのあがってこなければあの、共有が進みにくいということがございますので、先ほどのまあ研修ですとか自己チェックとか、あのーミーティングとかいう取組と、それからすみません一点あの、えーとちょっともれましたけれども、あのまあ、園長や主任が、まああの、こう、よりまあ、あの、これまでよりもまあ密にあの各クラスをまあ巡回をしてまあ声掛けをすると、そういうふうな取り組みもまあ進めておられます。で、その中で、まああの、本市と致しましてもまあそういう状況が、あのまあ、えー、こう、まあスムーズにと言いますか、継続的におこなわれているかということにつきましてはあの、まあ定期的にあの確認をさせていただいているというところでございまして、あの4月以降は、あの特にその、この園に関しましてあのこう、も、あ、すいません、問題があるというふうには、あのーそういうお声は聞いていないところでございます。
◆とがし豊議員(共産)/まあ分かりました。あのぜひこれ引き続きですね、あのちょっとまあこういうことが起こったわけですので、あの今後どうなっていくかっていうところもよくちょっと注目していただいて、あのこの保護者さんともしっかり連携していただきまして、ま、ちょっと改善されていくようにということを、ま、求めて終わります。以上です。
2021年7月21日【教育福祉委】子ども若者はぐくみ局/陳情審査「体罰・暴言等の問題のある保育園に対する厳しい対応」
(更新日:2021年07月21日)