ワールドマスターズゲームズは「レセプション」や「経済効果」のためでなく「市民スポーツ振興」のために(2021年6月22日/文化環境委・文化市民局・やまね)

◆やまね/よろしくお願い致します。あの、まあ今もお話がありましたように、何より心配なのはですね、やっぱりコロナの影響だというふうに思うんですよね。であのこの1年もそうだったと思いますし、この1年後にどうなっているかも分からないということで、その点ではですね、ほんとにあの市当局のみなさんのご苦労、ほんとに大変だというふうに思います。

それでいくつかちょっとお聞きしたいんですけれども、まずあの「別紙1(組織委員会作成の実施計画)」の資料の4ページにですね、今回の「目標参加者数」というのが書いてありまして、これ「5万人」と。「国内3万人、国外2万人」ということであるんですけれども、あのまあ運営のスタッフだとか、選手以外の関係者の方々の参加を含めますと、この5万人を上回るようなですね、そういう規模になるんじゃないかなというふうに思います。で、過去大会のですね、この数字をちょっと私調べてみたんですけれども、2009年のシドニーとか、それから2017年オークランドが、だいたい28000人ほど、超えるような、規模でありますので、まあそう考えると今回本当に、「史上最大の規模」で予定をされている。そして「初の広域開催」っていうことですので、あのこの点を考えますとですね、もし、これはあまり考えたくないことでありますけれども、もしこの1年後また、感染が広く拡がっている状況であれば、感染の拡大のリスクっていうところで見ればですね、よりそのリスクは大きくなるんじゃないかと、いうこの点ちょっとご認識いかがかということをまずお聞きしたいと思いますがどうでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)はい、ワールドマスターズゲームズ関西における感染リスクについてでございます。えー議員あのいまご確認いただきました通り、過去の大会例については、えー、ま、近いところではオークランド大会がまあ28571人という数字になっておりまして、あのー今回の想定の6割というふうな数字になっております。で、えーこの際も海外からたくさんの方が見えておりましたが、今回も約4割は海外からやって来られるという想定でございます。で、このような大会でございますので、当然感染症対策は極めて重要かと思っております。

で、まあ現在との比較におきましては、今進んでおりますワクチン接種、こちらのほうが11月くらいまでには相当行き渡るのではないかなというふうにかなり考えております。大会組織委員会におかれましても、えー「感染症については極めて注意深く見ていく必要がある」と、いうことを考えておられてまして、えー今回のその「実施計画」の3ページにもございますけれども、このワールドマスターズゲームズのあの本旨、あの趣旨というのはですね、「競技のみならず」、やはり「交流やスポーツツーリズムの実現」、まあこのようなことを大事にしていく大会であると、えーまあそのようなことから、えー感染症の状況を注意深く見守りながら、えー今年の夏以降、えーまあこのままの実施計画のまま進むのかどうか、状況を確認しもって、えー点検を進めていくと、このように聞いております。

◆やまね/あのまあ今ワクチンの話も出たんですけれども、こないだですね、ウガンダの選手団がですね、東京オリンピックの、あのーまあ日本に来られた方の中で陽性が出ましてね、で、しかもその同じ選手団の人たちが濃厚接触者とならずにそのまま大阪へ向かったと、いうことですので、で、しかも、この選手団の人たちはですね、ワクチン2回、すでに受けてる人たちですから、ま、そういう人たちの中でもこうやって陽性反応が出てしまうってことで、やはりワクチンが行き渡ったとしてもですね、やはり水際対策はもちろんのこと、PCR検査なり、そういう検査体制がしっかり確立して、しかも一定そういうことがあれば隔離をするというような、保護するというようなことがなければ、これは安全とは言えないんじゃないかってことは私は申し上げておきたいこととですね。

あの私お聞きしたのは、あの、非常に大規模である、過去最大の規模であるということと、広域的な開催であると、このことがより感染症の拡大という面においてはリスクがあるんじゃないかと、いうことをお聞きしたんですけれども、この点についてはご答弁なかったんでですね、しっかりその辺りも考える必要があるということを指摘しておきたいというふうに思います。

それであの、あの今もおっしゃったんですけど、この3ページのところですね、えー同じ資料の3ページのところで、「新型コロナウイルス感染症対策」っていうところで、えー書かれてるんですけど、その中でですね、「本計画では、WMG(ワールドマスターズゲームズ)の本旨である『参加者同士・参加者と地域との交流やスポーツツーリズムの実現』を達成でき得る感染状況であることを前提としている」というふうにあります。これは私もその通りだと思うんです。ですので、このことからすればですね、ワールドマスターズゲームズというのは、より「交流」ですよね、あるいは「スポーツツーリズム」というお話もありましたけれども、そういうところに重きが置かれているということを考えれば、あの「無観客開催」だとか、あるいは「府県をまたぐ移動に制限」があるとか、こういう状況にもしなったらですね、なっていたらですね、あのオリンピック以上に、開催ってのは難しいんじゃないかと、あのこの文章を読めば、思ったんですけど、この点いかがでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)えー、ま、オリンピック以上に、あの開催が難しいのではないかというご指摘でございます。あのその前に失礼しました、先ほどのあの広域・大規模について、ま、リスクの言及がなかったということについて大変失礼致しました。私あのリスクがあるといったつもりでいたので、あの、えー私もその広域の点や大規模な点というのが、難しいということに結びついているという認識はあの共有させていただいていると思っております。

で、えーそのうえでなんですけども、確かにそのオリンピックが競技を中心としたもので、まあ確かにあの交流やいろいろなそういうこともあろうと思いますが、まずあのその、競技やそっから出てくる記録というものに重点が置かれていることに比べますと、こちらの大会は、その参加する、するだけでなくてですね、まあ応援したり、支援するという、まあそこから生まれる交流、そのようなことにもあの力点が置かれた取組でございます。そのようなことから、オリンピックに比べても、より一層感染対策をきっちりする必要があると、いうことは、あのー自明と言いますか、前提条件となっておりますし、そちらはあの、えー組織委員会ともあの共有された認識であるというふうに考えております。

◆やまね/ん、参加とか応援とか、より力点が置かれてると、その通りですよね。で、ですから、私あのお聞きしたのはですね、こういうオリンピックだったらいま、私たちはやるべきではないと思っておりますが、いま政府もIOCもですね、オリンピックの場合は例えば「無観客開催」だとか、「何万人まで入れる」だとか、こういうこと開催しようとしているわけですよね。ところが、今おっしゃったように、参加だとか応援だとか交流だとか、こういうものに重点を置いているわけですから、このワールドマスターズゲームズにおいては、あのそういう状況であれば、それはオリンピックとは違って、開催そのものがやっぱり難しいんじゃないですかと、この認識を私お聞きしたんですがいかがでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)えー、はい、えー、えー、その感染症が厳しい状況である、厳しい感染状況下での開催についてでございます。えー、その、ま、今回の第2次実施計画につきましてはこちらにもございますように、「開催できる感染状況が前提」と、いうことでありますので、その前提条件がなくなったら、当然難しいと、いうのはあの議員ご指摘の通りかというふうに考えております。

◆やまね/私はあの別にこの開催がなくなってほしいなんてことは全く思っておりませんので、そこはまず申し上げておきたいんですけれども、やはりコロナ禍の1年、本当に大変な苦労、大変な経験我々しましたので、やはり、えー安全、そして安心の大会になるかどうか、それが担保されないのであれば、やはり厳しい判断もせざるをえない、このこともやはり想定はですね、しておかざるをえないと、いうふうに思うんですね。

であの、次にいきますけれども、その「安全対策・危機管理」ということが、資料14ページに載っております。で、その中でですね、あのー「全ての会場の安全対策事項と中断・中止基準の策定、有事広報訓練などを行う」というふうにあるんですが、この「中断・中止基準」というのはいつ頃できるのか、これ一点お聞きしたいことと。

それからその次の15ページにですね、「今後策定する医療救護計画に基づいて~大会期間中の医療救護体制を整える」、それから「地域の医療機関、消防等と連携体制を構築し、医療救護体制を整える」というふうにあります。で、これあの、分かってる範囲でしか無理だと思うんですけど、全体でどれくらいのこの規模の医療従事者の方々、あるいは消防職員の方々が、動員というか、協力されることになるのかですね。その場合、京都市ではどれだけの体制、人員が求められることになるのか。この辺りは分かっているんでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)えーはい、えー中断・中止基準の策定などの、えー状況についてでございます。えーこれあの、この14ページの案件、また15ページの案件でも共通なのですが、白丸の項目と黒丸の項目がございます。で、黒丸、今あのご指摘いただいた2件はいずれも黒丸のほう、すなわち「今後の取組」とする部分にあの属しております。で、まさにその、中断・中止基準、これあの危機管理上非常に重要なことですが、これについては現時点ではまだあの固まったものがございませんでして、えー確認致しましたが、えー今のところ、あのいつの時点で完成するという目途については、えーまあ明確にはなっておらない、事項についてでございます、事項となっております。

で、続きまして、15ページにございます、医療体制についてでございます。で、まあこれあの、前回のオークランドの場合なんですけども、医療系のスタッフの方々がまあ60人であるというふうな数字が、あるデータにはございましたが、えーいずれにせよ、この人数につきましては、えーそれぞれ競技種目ごとに、あの実施要項を定めることになっております。ま、例えば本市でしたら、スカッシュなり空手なり、その競技ごとに、えー実施計画を定めます。その中におきまして、医療関係者が何人いるんだという数字が出てまいりまして、ま、それらを全部積み上げていくと、総数で何人という数になっていくと、ま、そのような形になってまいりますが、ま、あの実はまだ私たちの4競技につきましてもまだそこまで精査が進んでおらない状況でして、現時点で何人というのはちょっと難しい状況になっております。

◆やまね/はい、分かりました。そしたら、まあ基準についてはまだ決まって、中止基準なんかにはまだ決まってない。それから医療消防の体制なんかは、競技種目ごとにいろいろ数が積み上がっていって明らかになっていくということでしたので、これについてもまだはっきりしていないというお答えだったかというふうに思います。

えーとそれからですね、もうちょっとだけ、もう少し聞きたいんですけれども、あのまあコロナ対策をやはり最優先にするというのは、あの当然求められることだと思うんですけれども、その点で私はですね、市民目線で見た場合に、見直すべきところはやはり見直さないといけないんじゃないかと、いうふうに思います。例えば、ちょっと2ページ目にもどりますけれども、「大会開催までのロードマップ」、先ほどもちょっとお話あったんですけれども、「200日前節目イベント」というふうにあるんですけれども、これあのまあ先ほど「メダルデザインの発表」とか、そういうお話がちょっと具体的にはあるんですけれども、あのー例えばですね、この「節目のイベント」ってことで、人がたくさん集まるような、ことが行われるのかですね。コロナ対策が最優先出求められている時ですので、できるだけそういう形のイベントというのは避けたほうがいいんじゃないかなというふうに思うんですが、この点は、このあのまあメダルデザインのお話ありましたけれども、具体的に何か、どういうことをやろうとしているのかってのは、他にあるんでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)えーはい、えーそうですねあの、200日前における、えーPRについてでございます。あのこのまあ2ページのこの表は、えーまあロードマップということでまあ今後どのように進めていくかということをまとめた項になっておりますが、この8月~10月の間に、まあ集中的に広報をおこなうという位置づけをしておりますが、ま、その一番上の行を見ていただきたいのですが、ま、あのコロナの状況を踏まえて、ま、事業計画の見直しや、事業の再構築をするというのが大前提となっております。

であの、こちらではあの確かに言葉としましては、一番下のほうの箱の中にはですね、「200日前の節目イベント」というのがございますが、このイベントを何が何でも実施するとか、ま、具体の手法が決まっているということではけしてなくてですね、コンテンツとしてはこのようなものがありますえれども、その出し方・手法につきましては、やはりあの議員ご指摘の通り、感染の状況であるとか、あのーその時の状況を踏まえて、あの当然調整、実施するべきものと考えておりますので、今の時点で、あのイベントを必ずするということがコンプリートされているものではございません。

◆やまね/はい分かりました。それからもう一つ、えっと8ページにですね、「VIP対応」というところがあの出てきます。で、このまあVIP対応をめぐってはですね、このオリンピックの関連で、あまりに豪華で行き過ぎた対応・接遇がですね、国際的にも批判をいま受けているわけですけれども、ここを見ますと「可能な限りシンプルな接遇計画を作成する」と、いうふうにあるわけですね。で、一方で「レセプション」という言葉も出てくると。で、レセプションというのは、日本語に訳せば「公式の宴会、歓迎会、招待会」ということになるわけですけれども、これもあの、一つ前の質問とちょっと重なりますけれども、コロナ対策、感染拡大防止ということを考えればですね、今こういうレセプション、宴会的なものをやるのがふさわしいのかどうか、この点のご認識いかがでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)はい、えー競技に伴う、えーレセプションについてでございます。あのまずこれあのワールドマスターズゲームズについてということではなくてですね、一般的にということなんですけども、やはりこの大規模な競技の大会につきましては、やはりレセプションという機会が非常に重要であり、えー、一定のウエイトがあるものということになっていると。そういうことから、ま、今回についても、まああの計画上このようには載っておりますが、あのこれは大前提として、これあの、あのまあ、このえっと交流やツーリズムを趣旨とするこの大会が、平穏に開催できるという前提において、まあこういう位置づけをしていると、いうことから、あのそういう状況であれば、まあレセプションも必要だろうということでこう載ってはおりますが、あのー、これも先ほどのあの200日前イベントと同じですけれども、あのレセプションをすることが目的化されてるのではなくてですね、開催できる状況であればするということですので、ま、逆に言いますとその状況によっては、えー、ま、必要な範囲でしかやらないということは、あのー、感染症があのひどい場合には、レセプションするかどうかというよりも、もうちょっと違う判断も必要かなということで、あのこのレセプションというのはその、できる前提で、えー載ってると、いうふうにご理解いただいたらと思います。

◆やまね/はい、あの私はですね、その選手のみなさんだとか、大会関係者のみなさんと地域のみなさんが交流されるっていうことはすごく大事なことだと思いますんで、ま、そういう類のイベントが、あの安心して開けるような状況であればですね、当然それは考えられるべきだと思うんですけれども、このレセプションというのは、要は「VIP対応」のところに「レセプション」と書かれてますので、えーちょっといろいろね、あの考えてしまうというか、もしこれがVIPをもてなすための宴会とかですね、そういうことであれば、これはやっぱり見直すべきではないかということは申し上げておきたいと思います。

であの、ちょっとですね、もしこれ資料提出いただけたらぜひありがたいんですが、今大会のコストですね、収支、で、国とかあるいは自治体の負担ていうのがどれぐらいになると見込まれているかですね。それからもし分かるのであれば、過去大会の収支実績とか、国、それぞれのまちの負担額がどうなったのかですね、これどうでしょうかちょっと分かればぜひ教えていただきたいんですが。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)えーはい、あのーえー、今大会のコストや収支についてのあのどうなってるんだという、えーご確認でございますが、あのーちょっと私いま現時点でこの時点ではあのそれぞれ手持ちの資料がございませんので、えー大会組織委員会のほうと協議を致しまして、あのどのようなそのあの数字が出せるのか、あの調整をしてみたいと思います。

◆やまね/はい、よろしくお願いします。また分かればぜひ教えてください。

で、もう一つですね、22ページのところに、「経済波及効果」というところが、あー書かれてまして、でこれあの「全国で1兆2329億円、関西で4683億円」という数字があるんですけど、これ2017年8月時点の話ですので、コロナ以前の試算ですので、まあもう全く前提が違っているんじゃないかなというふうに思うんですね。で、例えば、この試算の中で、飲食業とか観光業なんかでこれだけ見込まれるとかですね、あるいは大阪とか京都でこれだけとか、この数字のもっと詳しい内訳っていうのは何かあるのかですね、ま、この数字が出てるってことですから、組織委員会は何らかの根拠をもとにこの数字出してると思うんですが、これより詳しい内訳っていうのは何か分かるんでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)えーはい、えー第2次実施計画に計上されている経済波及効果についてでございます。あのま、議員もご指摘の通り、この数字につきましては、えー違う想定のものとなっております、ということで、えーいまあのー、私たちもこの内訳については持ち合わせがございませんでして、えー、ま、今後、そのあのー、もし新しいこれ出させれば、その時に内訳は出すように求めていくようにしたいと思います。

◆やまね/ま、今後、あの、あれば内訳求めたいということなんですけど、今あるこの数字についても内訳ってのは分からないんですか。聞いたけど分からないということなんでしょうか。

(→川口・京都マラソン・ワールドマスターズゲームズ担当部長)えーはい、えーこの現時点での数字の内訳についてでございます。これについても確認はしておりますが、詳細は示されておりません。

◆やまね/ま、確認をしてるけれども詳細は示されてないということでですね、それはちょっと京都市としても、大変あの困っておられるんじゃないかなと、今お話聞いて思いましたけれども、あのやはりですね私は、コロナ禍の時代にですね、こういう時代にですね、「経済波及効果」っていうのをとにかく強調して、何が何でも開催だというような動きになってはいけないというふうに思うんですね。で、私先ほども申し上げましたけれども、けしてこの大会が、なくなればいいなんてことは思っていません。ぜひ開催できるような、やはり感染状況になってほしいと思いますし、全世界からたくさんの人が集まってですね、こういうスポーツを楽しめるようなことに、実現をしてもらいたいという、こういう思いから質問をさせていただいております。

で、最後に申し上げて終わりたいと思いますけれども、あのこのワールドマスターズゲームズの創設時に提唱された理念というのはですね、「スポーツ・フォー・ライフ」ということで「人生を豊かにするスポーツ」と、さらに、オリンピック憲章の「スポーツ・フォー・オール」、「みんなのスポーツ、スポーツの大衆化」の推進も目的に、これまで開催されてきたということを理解しております。

で、私あのそれが非常に大事なことだと思っておりまして、あの1960年代以降ですね、スポーツが一部の才能や機会に恵まれた人だけのものではなくって、性別や年齢や経済的階層などの違いを越えてですね、全ての人々が享受すべき「基本的人権」だという認識に基づいて、各国でスポーツ活動の普及振興を図る運動が起こってですね、各国のスポーツ政策なんかの背景に、指針になってきた。これが非常に大事なことだと思いますので、やはりこういった理念がしっかり生かされるような大会になることを期待したいと思いますし、それからスポーツ行政、自治体の役割としてはですね、やはり「経済効果」とか、そういうことよりも私は「市民スポーツの振興」というのをぜひ最大の眼目にしていただきたいと。そして何より、これも重ねて申し上げますが、コロナ対策がやはり最優先で求められてる時ですので、市民目線でチェックするところはチェックをして、過大な投資であるとか、不必要なイベントは見直して、誰もが納得できるようなものにぜひしていただけるように、がんばっていただきたいと、このこと申し上げて終わりたいと思います。

2021年6月22日【文化環境委】文化市民局/理事者報告「ワールドマスターズゲームズ2021関西について」

(更新日:2021年06月22日)