◆ひぐち議員(共産)/京都市の入札の登録業者である共立メンテナンスという会社が、入札の参加停止になっているということが、新聞で報道されていました。契約課のホームページを見ますと、確かに参加停止措置一覧表に記載されています。この経過を説明をいただけますか。
(→上野・管財契約部長)株式会社共立メンテナンスの参加停止についてでございます。あの共立メンテナンス、え、につきましては、守口市の学童保育をめぐりまして、大阪府の労働委員会から不当労働行為によりまして、えー救済命令を受けてございます。えーこれに基づきまして、えー本市の入札参加停止取扱要綱に基づきまして、5月の、今年「5月の18日から2カ月以上で、違反が是正されるまでの間、入札参加停止」をおこなったものでございます。
◆ひぐち議員(共産)/あのーこのーえっと、大阪の守口市のこの、えー件で、えー不当労働行為と認定をされたということですけれども、これいつぐらいの事案、発生したのがいつぐらいの話で、この再審の請求なんかも、えー棄却をされたと聞いてますけど、それはいつぐらいの話でしょうか。
(→上野・管財契約部長)はい、えー当初、大阪府労働委員会から、えー命令が交付されたのが、令和2年4月22日でございます。で、えー中央労働委員会から、えーあの(再審請求)棄却されましたのが令和3年4月26日付ということで、あのーこちらのほう情報を得てございます。
◆ひぐち議員(共産)/はい、えー令和2年、昨年の4月に、えーまあ、まずは不当労働行為が認定をされて、ま、再審の結果が、今年の4月26日で、まあ棄却をされて、まあ決定したと、まあそれを受けてのね、えー入札の参加停止措置と、いうことでありました。
あの、もう一つお聞きするのは、この共立メンテナンスという会社は、いつから本市の入札参加業者になっているのか、またあの過去に落札した事例はあるんでしょうか。
(→上野・管財契約部長)はい、えー株式会社共立メンテナンスが、本市の登録業者となりましたのは、平成23年4月1日からでございまして、えーその後、えー本市との契約実績でございますけれども、それについての事実はございません。
◆ひぐち議員(共産)/ま、平成23年、2011年ですから、もう少し前から登録業者になっていると、いうことであります。あのーこの共立メンテナンスは、えー今回のこの不当労働行為以外にも、えーいろいろと、不祥事というか、起こしているようで、東京のホテル事業で、上司のパワハラで同社が訴えられて、2018年7月に地裁判決でこのパワハラが認定をされて、同社と上司の両者に賠償金というものが命じられたと、聞いています。ま、こういうことが過去にあったということですけれども、その際には本市の入札の参加の停止措置というのはされたんでしょうか。
(→上野・管財契約部長)えっと本市におきましては、あの競争入札参加停止の取扱要綱をあらかじめ定めて、えーその事由に該当した場合、参加停止をおこなっております。えー今回、えーご指摘の件につきましては、参加停止事由に該当しないため、その当時に参加停止はおこなってございません。
◆ひぐち議員(共産)/分かりました。うん、2018年はね、まあ裁判ではパワハラ認定はされているけれども、本市としては特に参加停止という措置はしなかった、ただ、えー昨年の事案、ま、今年の4月26日に結果が交付されたこの不当労働行為に関しては、参加停止の措置にいましていると、いうことであります。
この会社、京都市の、京都市での事業計画で、全国的にもある意味話題になっていると、いう事業者であります。何かと言うと、仁和寺前ホテルを建設する計画を立てていると。で、4月19日に京都市の上質宿泊施設誘致制度がまあ初めて適用された事業者となっています。ま、この制度によって、本来建築できる面積よりも2倍近い面積のホテルが、ま、市長によって特別に許可される可能性が出てきています。ま、今お聞きしましたら、行財政局としては法令違反をする事業者ということで入札の参加停止措置を出した事業者。一方で、産業観光局では、「上質な宿泊施設をつくる優良な事業者であり優良な計画をつくったから特例の許可の対象とする」という判断をしていると。ま、どちらの部局も京都市ということであるんですけれども、ま、部署が違うと180度違う判断をすると、いうのはなかなかこの一貫性を欠いた判断だなあと、まあ感じるという感想を述べて終わります。
2021年6月7日【総務消防委】行財政局/一般質問「共立メンテナンスの入札参加停止措置について」
(更新日:2021年06月07日)