琵琶湖疏水、鴨川運河の維持管理について(2020年10月7日/決算特別委・上下水道局・やまね)

◆やまね/私からは、えー琵琶湖疏水・鴨川運河の維持管理についてお聞きしたいと思います。であの、これもう今さら言うまでもなく、ウォーキングとか散歩ですとかですね、市民の方々が、まあ桜の季節には大変綺麗で、えー憩いの場所にもなっているのが琵琶湖疏水・鴨川運河でありまして、で、市民生活の身近な場所にある水辺空間として貴重な存在だと、私も考えております。で、昨年度ですね、伏見区藤森学区の地域住民の方の声に応えていただいて、未舗装だった疏水沿い通路のですね、舗装にも取り組んでいただきました。これはあの、しげ委員(自民)もですね、委員会で発言をされていたことですけれども、その後あの近隣の方からですね、「歩きやすくなって本当に良かった」と、それから「夏場は草が生い茂り虫もたくさんわいて大変だったのが改善された」ということで、非常に喜びの声も寄せられておりまして、まずそのことをお伝えしておきたいと思います。

で、過去にはですね、重要文化財にも多数使用されている岸和田レンガを残す形で、あるいは景観に配慮する形で、えー歩道、通路整備もいただいたってことでですね、これも様々な、私どもだけじゃなくて様々な会派の委員の方々が発言をされて、そういうことになったと、いうことでこれも非常に良かったと思ってるんですが、そういう中でですね、昨年度、鴨川運河がですね、「琵琶湖疏水鴨川運河施設群」ということで、土木学会選奨土木遺産を授賞されたと。で、あの近代遺産としての価値もですね、あらためて注目をされていることと思います。

で、あのお聞きしたいのはですね、えーそれに加えて今年6月に琵琶湖疏水が、文化庁に申請していた「日本遺産」にも認定されたと、いうことでして、で、その対象範囲についてまずお聞きしたいんですけれども、この日本遺産に認定されたのはですね、大津から、あの伏見まで琵琶湖疏水全体が、認定されたという、そういう理解でよろしかったでしょうか。

(→日下部・総務部長)日本遺産につきましては、あの、その琵琶湖疏水の、あのストーリー全体があの認定をされておりまして、あのストーリーの構成する、あの施設としては、あのー大津のあの、からあの、ま、えー鴨川運河まで、その40のあの文化施設があのー対象となっております。ですから琵琶湖疏水全線、の対象ということになります。以上です。

◆やまね/分かりました。そしたら大津から鴨川運河までという、全部ということでありました。それで、この琵琶湖疏水がですね、日本遺産に選定されたことで、国の補助も受けられるというお話をお聞きしたんですけど、あらためて、これどのようなメニューがあるのか、ちょっとご紹介いただきたいということと、その場合ですね、あのー疏水のその管理用通路なんかのですね、維持管理だとか、あるいはその歩行空間の改善のための費用なんかはですね、対象となるのかどうか。この点いかがでしょうか。

(→辰巳・水道部担当部長)えっとあの日本遺産の補助事業と致しましては、あの大きく2つございまして、一つはあの人材育成や普及啓発、調査研究といったソフト事業、そしてあのもう一つはあの観光客の受け入れ環境整備、としましたあのハード事業、でございます。あの今議員のおっしゃっていただきましたあの、通常の維持管理につきましては、あのー我々がですね、まあ元々行っている維持管理については、まあ対象にならないと、いうふうに、でございます。

◆やまね/えー、ということは、通常のまあ維持管理のところは対象とならないというお答えだったわけですけれども。で、それでですね、日本遺産登録申請時点に、あの示されている「将来像(ビジョン)」というのがあると思うんですけれども、その中ではですね、「琵琶湖疏水の意義や歴史的価値を国内外の多くの方に知っていただくため、疏水関連施設を一体的にフィールドミュージアムとし、『舟に乗っても、沿線を歩いても楽しめる』琵琶湖疏水の魅力向上と情報発信に取り組む」と、いうふうにありまして。で、あのこれを見た際にですね、あのまあ「疏水関連施設を一体的に」ということとか、それからその「沿線を歩いても楽しめる」っていうところにも力を入れておられるということですので、で、加えてですね、この疏水全体、先ほどおっしゃっていただいたように疏水全体が日本遺産として認められていると、いうことを考えればですね、私は、この管理用通路も当然、琵琶湖疏水の施設の一部であってですね、その維持管理や歩行空間改善、あるいは景観に配慮した整備も含めてですね、この疏水に関わる全体が、あのー助成や補助の対象とされるべきじゃないかなと、思うんですけど、これぜひ国に求めていただくっていうことはできないんでしょうか。

(→日下部・総務部長)日本遺産の対象、補助事業の対象の件ですけれども、あの日本遺産におけるまあハード整備の補助事業につきましては、文化財の魅力向上につながる一体的な整備、というを行うことによりまして、文化財を活用した観光拠点としての更なる磨き上げを図る、まあこれを目的としておりまして、あの補助の募集案内にもその団体の予算の付け替えと認められるような取り組み、ま、これについては対象外だと。なお、あのー、えーその、今年の9月4日に、補助金の交付の内定通知をいただいているんですけれども、団体が当然負担すべき経費、維持管理経費等は、補助対象外であると、いうのが採択条件として付されておりまして、こういったあのー今回の補助事業の趣旨、その観光資源としての磨き上げですね、ま、そういった趣旨からいきますと、あの当然に当局が負担すべき事業についてはまあ補助の対象外であり、こういった制度の趣旨からも、あの国への要望というのは難しいなと、いうふうに捉えております。以上です。

◆やまね/えっと、そしたらその文化財の魅力向上につながるものとか、まあそういうものが対象となるというお話だと思うんですけど、これ常任委員会でですね、7月(6月)26日の産交水委員会で、豊田委員への答弁の中でですね、「ハード整備事業として疏水沿線の橋梁における受け入れ環境整備」っていうこともあるんですけど、例えばですね、その鴨川運河には、小さな橋がいっぱいかかってるわけですよね。で、あれは本当にもう戦前から、ものすごい古い、100年近く古いものも残っていてですね、あのそういう意味では、あのーそういうものが対象になってですね、きちんと整備していくことができないのかなあと、いうことも思うんで、ぜひその辺はですね、あの国も何とか柔軟にですね考えていただけないかということで、求めていただけないかなと、思いました。

で、もう一つ、これもう一つ紹介したいのが、これ先日、京阪藤森駅近くに住んでいる方から寄せられた声なんですけれども、「極楽橋の南側にあった花壇の花が全部刈り取られていた。いつも花が綺麗で、近辺を歩くのを楽しみにしていたのに、いったい誰がそんなことをしたのか」という問い合わせがありまして。すぐ疏水事務所のほうにお聞きしましたら、えー「元々市民の方がボランティアで管理していたが、高齢で管理がなかなか難しくなって」そういうことになったというお話をお聞きしましてね、でまあちょっと残念でして、やっぱりあの鴨川運河を生かしたまちづくりに市民団体のみなさんもこの間取り組んでこられましたし、深草支所の予算の中にもですね、位置づけておられるものですから、何か方法がですね、なかったのかなと。で、やっぱり本来なら、上下水道局がしっかりとその辺は責任を持ってですね、景観や安全にも配慮しながらですね、そういうところ管理をしていただきたいと、いうふうにこれもあの要望しておきたいと、いうふうに思います。

で、もう一つだけ、ちょっと、テーマとしてお聞きしたいのは、あの塩小路の南側の、鴨川東岸線第三工区に関わってですね、道路を拡幅し、この疏水幅を狭くするという、その「断面を縮小させる」という問題ね。あの予算委員会の時にもちょっとお聞きしましたけれども。で、あのちょっとこれ、単純に思ったことなんですけど、この日本遺産に認定されたわけで、そういう施設を、あの削るというか、あの大丈夫なのかというかですね、この現状変更する場合に何か定められていることはないのかですね、こういう議論について文化庁とは何か意見交換を行っているのか、この点はいかがですか。

(→辰巳・水道部担当部長)えっとあのまず、手続き上の話なんですけども、あの疏水につきましては水を使用するための施設ということで、えー国土交通省から、あの許可を得てやっておりますので、ま、今回現状変更ということになりますので、えーそれについては粛々とあの手続きを進めたいと思っております。であの、おー、日本遺産の関係でございますけれども、まああの当然機能を維持することが、そもそもの、えー疏水の機能を維持することが、大前提でございますので、あのー今回は、まあ疏水の機能維持も図りながらまあ道路拡幅すると、これもまあ大前提でございますので、ま、そういったことで特に支障はないと、いうふうに考えております。

◆やまね/それでですねあの、3月の予算特別委員会の時には、えー「計算上は上流から流れてくる最大の流量に対して十分な流化能力が確保できることを確認している。現在は詳細な設計が実施されていると聞いている」ということでした。それから「引き続き詳細設計のなかで、具体的な断面、大雨の時に大丈夫なのかどうか、さらに詳しい協議を重ね、我々としては維持管理をする部局として安全を確認しながら進めたい」というご答弁でしたけれども、これその後の、えー議論の状況はどうかっていうこととですね、で、例えばこの、大雨の際だとか、いくつかのケースを何か想定したり、シミュレーションなんかをされているのかですね。で、ぜひあのもし出せるんであれば、そういう検討されている資料をですね、提出いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

(→辰巳・水道部担当部長)あの、前回も答弁させていただきましたように、あのまあ安全確保と、いうことで、あの流化能力の確認をしております。であのその後、あのまだ引き続きですね、あの詳細な設計をしてるということで、えーそれについても、あの安全面の確保、それから、えー維持管理上の支障がないかと、いうこと等々ですね、今あの引き続きあの協議をしているところです。でまたあのー今年度、建設局のほうが、ま、発注される工事につきまして、あのーまあ、えー具体的な施工管理、安全管理等についてまあさらにつめていきたいと、いうふうに考えております。

◆やまね/えっと、まあそれだと3月の時とあまり変わらないんですけど、その時から何か、あー変わったことがあるのかですね新たに。であの、そういう議論の状況だとか、えー施設構造に関わる、疏水施設の構造の問題ですので、上下水道局の側からですね、資料提出できないのかどうか。もう一度いかがでしょうか。

(→辰巳・水道部担当部長)はい、すいません、あの先ほどもちょっとご答弁させていただきましたけれども、まあ基本的にはあのー建設局さんの、行われる事業ということでございますので、ちょっとあの議員の今のご要望いただきましたあの資料につきましては、あの上下水道局から提出ということはちょっとあの、できないのかなというふうに考えております。

◆やまね/うーんまあちょっとその辺がですね、あの私の中ではちょっとよく分からなくって、あのー大雨の時に大丈夫なのかとかですね、それから安全を確認しながら進めたいと言っておられるわけで、非常に重要な問題だと思うんですね。水道、あの上下水道局の施設として。で、やはり上下水道局としての見解なり、えー構造設備がどうなりそうなのかというね、ちょっとその辺の資料がなぜ出せないのかっていうことはちょっと疑問ですので、あのまたこれちょっと個別でも相談させていただきたいと思いますが、あのぜひその点は、しっかりオープンにしてね、あのやっていただきたいと思います。以上です。

2020年10月7日【決算特別委】上下水道局①/琵琶湖疏水・鴨川運河の維持管理について

(更新日:2020年10月07日)