タクシー運転手のみなさんにもPCR検査を(2020年7月22日/産業交通水道委・産業観光局・やまね)

やまね/私からはあのタクシー事業者の方から、いくつかお声、ご質問が寄せられておりまして、それに基づいていくつかお聞きしたいと思います。で、一つは、えータクシーがですね、「緊急事態宣言の中でも業務の継続が求められた」という点に関わってなんですが。あのあらためて、タクシー事業者のみなさんは「交通が不便な地域で暮らしておられる方にとっても重要な存在」でもありますし、「国民生活や経済活動を支える重要な交通インフラ」ではないかと、考えておりますが、産業観光局としてはですね、タクシー事業者のみなさんが果たしておられる役割、どんなふうに認識されているでしょうか。

(→土橋・観光MICE推進室長)はい、あのタクシー業界の方、あの非常にあの、あの先般もですね、えといろいろお話を聞かせていただいて、えーまだまだ厳しい状況であるというふうに聞いております。もちろんあの観光客の、おーによる影響も多いのですがやはりあの市民の足として、えー使われているっていうところが、ま、あるのはあるのですが、あのやぱりその、おー、まだまだあの、えー元に戻る状況にはなっていない、ということで、引き続きですね、えー厳しい状況が続いていると、いうふうに認識をしております。

◆やまね/ま、あの、厳しい状況というのはその通りだと思うんですけど、ま、私がお聞きしたかったのは、京都経済の中でですね、あの非常に重要な役割を果たしているということについてちょっとね、あのご認識うかがいたかったということで。ちょっと時間がないので次にいきますけれども。

もう一つはですね、京都市が6月9日の新型コロナ対策本部会議で発表しました「京大病院と連携した2000人の抗体検査」についても質問が寄せられまして。で、この検査はですね、「学校・保育所・公共交通機関・医療機関などの職員2000人を対象に、2~3カ月に1度、新型コロナウイルスの抗体検査をする」ということだったんですけど、「この公共交通機関にタクシー運転手は含まれるんですか」っていう質問が寄せられました。で、これはあの所管は保健福祉局になりますんで、ここで聞いてもダメだと思って、あの昨日、保健福祉局の感染症担当の方に聞きまして。で、そうしますと、「この公共交通機関というのは、本市の交通局、市バス・地下鉄の職員さんの話」だと。「運転手に限らず駅員さんなども含めて」というお話だったんです。で、「いわゆるエッセンシャルワーカーと言われる、コロナが感染拡大したもとでも仕事を休めない、いろんな業務に携わっておられる方々を対象に、継続的に調査をして、市中感染の広がりなどを把握する」と、こういう事業だということであります。で、市長も「感染リスクの高い人を定点観測していくことで業種ごとの対策に役立つと考えている」と発言されておりまして、あのこの事業はですね、本当に私はこれは大事な取組じゃないかなと思いました。

で、一方このタクシー運転手のみなさんがですね、お客さんに「今からPCR検査を受けに行くから〇〇病院まで行ってほしい」と言われた場合に、それ拒否することできないと。「乗車拒否」になりますんで。で、空間的にも常に密になる中で、えー、仕事されてる。感染が疑われる方、あるいは感染経路不明の方を乗せる可能性もあってですね、そういう中で「抗体検査の対象にタクシー運転手も加えてほしい」というまあご要望でしたんで、ぜひこの検査対象の拡大も含めて、事業者の方からそういうご要望があるということをですね、あの保健福祉局のほうにも伝えていただけないかと思ったんですが、いかがでしょうか。

(→土橋・観光MICE推進室長)すみませんあの私もちょっと不勉強で、そのあたりあの詳しくちょっと存じ上げる状況ではないんですけれども、あのそういった要望があったことはですね、保健福祉局のほうにはあの伝えたいというふうに思います。

◆やまね/で、もう一つお聞きしたいのがですね、あの修学旅行をめぐってのお話で、あの修学旅行では数人1組になってタクシーを使ってですね、いろんな京都の観光スポットを巡るということを、あの多いということをお聞きします。で、そのタクシー事業者団体の方から、えー「修学旅行を請け負う旅行会社から『ウイルス対策を完璧にしてほしい』『ガイドライン以上の対策をやってほしい』『修学旅行で使うタクシーにはPCR検査で陰性の人だけ乗せてほしい』ということも言われている」とのお話がありまして。で、修学旅行についてはですね、7月特別市会でもかなり議論されたわけですけれども、京都市として、やはり修学旅行をいまPRしていくと、いうことであればぜひこの重要な役割を担っておられるタクシー運転手の方々もですね、積極的にこのPCR検査を受けていただけるようにすべきじゃないかと、思うんですが、この点はご認識いかがでしょうか。

(→土橋・観光MICE推進室長)えっと、PCR検査につきましてはですね、あのま、感染症対策、あるいはその治療の場合に必要と判断される場合に、ま、実施がされてる、実施がされているものと認識にしておりまして、そのまあ不安の払しょく、安心感を得るためを目的とした、ま、検査の実施というのは難しいというふうに、あのまああの、担当局のほうからは聞いております。

◆やまね/この点をですね、今本当に大きく、あの何て言うんですかね、発想の転換というか、今必要だと私は思っているんですね。で、「不安払しょくとか安心感のためにっていうことではできない」と、いうことをおっしゃるんですけれども、これ別に気持ちの問題ではなくって、今感染経路不明の方がたくさんおられるわけですよね。で、実際に拡大が広がっていると。そういうもとで、できるだけこの感染がどうなっているかという状況をつかむためにも、そういう感染の一般の仕事の方よりもですね、感染リスクの高い仕事の方についてはですね、積極的にPCR検査を行うべきだと、私はあの思っております。

で、昨夜、これ報道ステーションで、放送されて私も驚いたんですが、「ニューヨークでは死者がゼロになる日もある」ということで紹介されていました。一時は1日600人以上も死者が出ていたそうなんですが、今では感染者数が数人の日もあると、いうことであります。で、この間ニューヨークでは何やってきたかっていうと、特定の職種の人にですね、PCR検査が義務付けられていると。例えば美容師の方は2週間に1度の検査を行うことになっているそうでありまして、で、ニューヨークの市中にですね、あの街の中にたくさん検査場があって、誰でも希望すれば無料でPCR検査できると。で、結果は数分で出るそうであります。1日7万件の検査が可能だということで、これを8月までにさらに増やすということで今取り組まれているということでした。

だから世界ではそういう規模でですね、PCR検査を誰でもできるようにして、感染の状況をつかんでいくってことをやってるわけですから、この「検査・追跡・隔離の徹底」ということで、ニューヨークではされているそうですけれども、やはり経済活動を、本気で再開ということを、あの先ほどもですね、「バランスが大事だ」ということもおっしゃったんですが、本気でこの経済活動を安全に再開していこうと思えばですね、やはりこういう観点から、視点に立ってですね、ぜひ幅広い事業者のみなさん、リスク抱えているみなさんは、こういうPCR検査を積極的に受けられるようなですね、体制をぜひつくっていただくと。で、これはあの保健福祉の関係の所管になると思うんで、ここでどうこうではないですけれども、やっぱり産業観光局として、京都経済を本当に回復させていくと、いうことから考えればですね、やはり働いているみなさんの、そういう新型コロナの感染状況がどうなっているのかということ、本当につかまなければいけないと、いう立場に立ってですね、ぜひ提案・発言もしていただきたいと、あのこれお願いだけして終わりたいと思います。以上です。

(→土橋・観光MICE推進室長)はいあの、あり、あのPCR検査についてはですね、ちょっとあの我々所管外なので、あの私のほうで答えることができないんですけれども、やはりあの、えと、市民の皆様をきちんと安心安全を確保していくっという観点からですね、あるいは観光客の、観光客に対するそのマナー啓発、もちろんそれから、あの観光を受け入れる施設での従業員を守っていく、これも非常に重要なことでありますので、引き続きですね、感染症防止対策に努めていくと、いう決意で、えー臨んでいきたいというふうに思います。

2020年7月22日【産業交通水道委】産業観光局/一般質問「タクシーの新型コロナ対策と修学旅行における安心安全の確保について」

(更新日:2020年07月22日)