「お刺身を買えるようになった」「おしゃべりできて嬉しい」藤城地域で始まった買物支援バスに、京都市が強力な支援を(2019年10月7日/決算特別委・交通局・やまね)

◆やまね/私からはですね、えー市バス事業における循環バスの現状と、それから、えー交通が不便な地域についての問題、お聞きしたいと思います。それで、えー平成13年(2001)4月から本格運行されてるのが「100円循環バス」と、いうことでこれは「循環1」というものです。それで四条通、あるいは河原町通この辺り走っているわけですけれども。それから平成27年(2015)に、えースタートしたのが「岡崎ループ」と、これが「循環2」と、おー、いうことで、岡崎方面を走ってまあ循環をしているということですけれども、えーこの2つの系統についてですね、えー、まず一つは現在それぞれ1時間に何本ほど走っているのか。この循環1のほうは、えー運行が土曜日休日だったかと思うんですが、まあ1時間にどれぐらい走っているのか。それからもう一つは、えー利用状況、まあ営業係数(※)てことも言われるわけですけれども、利用状況についてはどのようにこの数年間推移しているのか、教えていただけますでしょうか。

※路線ごとの営業収支で、100がプラスマイナスゼロ、100を超えて大きいほど赤字、100を下回り小さいほど黒字

(→中山・自動車部担当部長)はい、100円循環バスと岡崎ループについてのご質問でございます。え、まず運行本数でございますけども、えーただ今ご紹介ありましたように、えー100円循環バスにつきましては、土曜休日の時間帯11時~17時台ですけれども、1時間に5本走ってございます。えーまた岡崎ループのほうでございますけども、これはあの平日も走っておりまして、9時から17時台に1時間に4本、走ってございます。

で、えーお客様の数でございますけども、100円循環バスにつきましては、30年度は、あー1日あたり785人、いーでございます。これあの四条通の拡幅以降若干ご利用については減少を致してございます。で、え、岡崎ループにつきましては、今現在1日あたり632人、ご利用いただいておりますけども、ま、これにつきましては、えー当初運行し出したときと現在ちょっとルートが変わってございますので、えー、徐々に増えてはおりますけども、単純にちょっと比較ができ、えー、比較するようなことができませんので、えー現在の人数のみご紹介させていただきます。

◆やまね/えーっと、そうするとまあ、1時間に5本4本というお話あったのと、それから1日当たりの人数も言われたわけですけれども、これ営業係数でいいますとどのような推移になりますか。

(→中山・自動車部担当部長)あっ、し、失礼致しました。100円循環バスは10分間隔で1時間に6本でございます申し訳ございません。はい、それから、営業係数でございますけども、この30年度で100円循環バスが141でございます。それから岡崎ループが142ていう数字でございます。

◆やまね/あの推移についてはどうでしょうか。この数年間の営業係数の推移。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えー失礼致しました。え、営業係数につきましては、ここ5年間で申しますと、(100円循環バスは)えー平成26年度が101、27年度が124、28年度も同じ124、29年度が132でございます。で、岡崎ループにつきましては、えー27年度から運行開始したものでございますので、営業係数27年度198、28年度が170、29年度147でございます。

◆やまね/えーとそうするとですね、今言っていただいたように、えーまあ循環1「100円循環バス」のほうはですね、だんだんとこの業績というんでしょうか、えー悪くなってしまっていると。それから、岡崎ループのほうはまあ改善はしてるものの、まだまだ、あーそういう状況になってると、いうことであります。で、改めてですね、この2つの系統の、それぞれの導入目的、とですね、今後の、ま、展望・課題について考えておられることを教えていただきたいと思います。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えー、100円循環バスの導入の目的でございますけれども、ま、これはあの、市内中心部を巡ります、ま、小循環バスの設定によりまして、いわゆる近距離、近い距離のバス運賃の割高感を解消する、ということ、それから街なかエリアに歩いてこられる方の利便性を高めると、いうことに加えまして、えーゼスト、御池駐車場、と接続することで、マイカー利用者にもバス利用を促すと、いうふうなことを目的に、いー、平成13年4月から本格運行を実施したものでございます。

で、岡崎ループにつきましては、えーこの岡崎地域、数多くの文化財と多くの観光スポットが集積する場所でございますので、えーこのエリアの回遊性、また、鉄道駅とのアクセス向上を図るために、いー運行を開始したものでございます。

えー今後の課題でございますけど、まず100円バスにつきましては、当初、例えば四条通ですと、四条通に5つのバス停を設けておりましたけども、まあ歩道拡幅によりまして2カ所に集約をされた、ということがございまして、ちょっと停留所間隔、細かく停まっていた、本来の100円循環バス、うー、と違う形状になってきたということがございます。で、岡崎ループにつきましては、当初、おー三条京阪と岡崎エリアを結んでおりましたけども、ま、この部分につきまして、もう少しご利用促すために、ま、今回、えー四条河原町のほうに29年3月の、えーダイヤ変更でルートを変更致しました。えと、課題と致しましては、今現在、このルートに変更致しましてお客様伸びておるところでございますので、今後検証してまいりたいというふうに考えてございます。

◆やまね/あのまあ今後検証してまいりたいというお話あったんですけれども、まあ今状況としてはけして芳しくない状況だけれども、今後も続けていくと、こういう姿勢と受け止めてよろしいでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えー岡崎ループにつきましては、えーこれからもあの、例えば美術館、のほうの改修もございます。また岡崎エリアのほうの関係も変わってまいりますので、そういう意味で、えー、注視をしてまいりたいというふうに考えてございます。

◆やまね/あの100円循環のほうはどうですか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、100円循環バスにつきましても先ほど申し上げました通り、ま、バス停の数が細かく停まらなくなったということもございますので、えー今後またお客様にいろいろ、えー、えー、利用の状況の調査を、えーするような形で考えてまいりたいという考えでございます。

◆やまね/それでね、あのー私はですね、ま、「たとえ赤字だったとしても、観光客のみなさんや買物客のみなさんの利便性向上させるためにがんばるんだ」と、いう姿勢をお持ちなんであればそれは良いことだと思いますし、否定をするものではないと思うんです。で、ただ、あのー先ほどあの、午前中にですね、我が党の井坂委員からもありましたように、「公営企業の役割」と、「公共交通の役割」といった場合に、最も力を入れなければいけないのは、あのやっぱり「市民の生活の足を守る」ことではないかと。で、「移動の権利を保障する」ことではないかと、いうふうに思います。で、その点で考えた場合にですね、電車も地下鉄も市バスも走っていない地域、私が担当している伏見区で言いますと、藤城や桃山東や、あるいは桃山南といった地域も大変なところでありますが、まあそういうところが残されている中で、駅やバス停まで大変遠いと、30分から1時間歩かなければあー行けないと、いうところもありますし、自力でまあ買物、商店街に行くのが大変だと、えー病院や区役所に行くのも困難な地域が残されていると。で、私はですね本来ならそういう地域でこそ、こういうようなですね、循環バスができないのかなあと、思うわけですけど、その点のお考えいかがでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えーいわゆる交通不便地域と言いますか、周辺部の、おー、エリアの部分かというふうに思いますけども、えー、実際に、ま、バスが、あのバス事業として、バスが運行できるような環境が整っているかとか、例えば持続してその、おー事業が成り立っていくか、いうことがまあ非常に重要な観点かというふうに思います。この面につきまして、えーそういうふうな状況が整うとこ、につきましては、私どもとしましてもいわゆるMM(モビリティー・マネジメント)という形で取り組ませていただいてございます。

◆やまね/あのま、だから、「持続していけるのか」、あーそういうお話があってですね、で、MMの取組もいつもお話をされるんですが、しかし先ほど冒頭お答えいただいたように、まあ赤字であっても100円循環、あるいは岡崎ループ、ずっとやっておられるわけですから、なぜそれが周辺部に行った時にできないのかと、生活路線を守るためにそういうこの循環バスがですね、できないのかっていうことが、やはり思うわけですね。で、それでね、あのー伏見区をはじめ周辺部にお住まいのみなさんにとってはですね、あの「同じ市民税を払っているのになぜ取り残されるのか」「やっぱり観光客優先なのか」と、これがやっぱり率直な気持ちなんで、あのー交通局の姿勢が問われる問題としてぜひ受け止めていただきたいと思います。

それでちょっと古いお話ですけれども、平成17年(2005)には「民間事業者(京阪バス、エムケイ、彌榮自動車)と連携した小型バス・ジャンボタクシーを活用する代替モデル実証実験」というのが行われていると。で、これはあの事前に少し教えていただいたんですが、「生活路線の効率的維持について実験を行った」ということで、「市バスが走っていた路線」に「小型バス」、そして「ジャンボタクシー」を走らせたと、いうことをお聞きしました。で、この実証実験の結果についてはですね、まあどのように交通局としては総括をされているのか、教えていただきたいのと、で、もう一つはあの現在、伏見区の南8系統や臨時南5系統で小型バスが走っているのは、この取組を受けてと、いうことで理解してよかったのかどうか、この点はいかがでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、ただ今ご紹介いただきましたように、平成17年からでございますけれども、いわゆる私どもが、あー、市バスが走っている地域、これにつきまして、経費の節減を行うという観点から、えー小型バスでありますとか、ジャンボタクシーの運用が可能かどうか、いう実験を行ったものでございます。まあこの結果、あー例えば、あージャンボタクシーでは、えー乗車人数の関係からご乗車いただけない状況が、ま、発生した、ということもございます。ま、一方、小型バスで十分、えー運用がまかなえると、いうこともございましたので、今現在小型バスで運用している系統につきましては今ご紹介いただきましたような、えー南8系統ですとか、臨南の5系統、等々につきましては、小型バスで運行さしていただいていると、いうような状況でございます。

◆やまね/それであのーそしたら小型バスはそういうふうにして実際行けるところがあったと。で、ジャンボタクシーについては、ま、積み残しというか乗り切れないというか、そういうところがあったということなんですが、これあの、えー以前のその資料を見せていただきましたら、ジャンボタクシーというのは84系統(京都外大前~八条口アバンティ前)、臨時南5系統(竹田駅東口~藤森神社方面)、42系統(京都駅前~洛西口駅前)、43系統(四条烏丸~久世橋東詰)、この4つについてジャンボタクシーで実証実験されてると思うんですけれども、その積み残しがあったというのは、あのーどの路線とかどの時間帯とか、だいたいどこでもそういうことがあったということなんでしょうか。いかがでしょう。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えー、このそれぞれジャンボタクシーに、運行を実験致しました中ではですね、ほとんど路線で運行回数も実際に若干増やして、えー、え、実験をさせていただきました。えーほぼほぼ、どの路線につきましても、お客様が乗れないような状況が、ま、あったということでございます。ま、特にあの、まあバスを2台運行するとか、いうこともして対応をさせていただきました。えーだいたい、実際に多いのはやっぱり乗れない時間帯につきましては、実際多いのは朝夕のラッシュ時間帯ということでございます。

◆やまね/わかりました。それであの、まあ現在はですね、この交通局の市バス事業の中で、こういうジャンボタクシーということでは走ってないわけですけれども、ま、当時そういった形で実証実験が行われてるってのは非常に重要だなあと私はあの感じました。勉強になりました。それから、で、今あの15年近くそれから経っているわけですけれども、あの社会状況ってのはですね、さらに変化しているんじゃないかと思います。で、高齢化というのはますます進んでいますし、それから地域のお店がですね、だんだんとなくなっていって、買物難民というのはより、ま、深刻になっていると。で、ま、そういう中で、えー例えば今年の春からは、山科区の小金塚でジャンボタクシーによる循環バスも始まっているわけですけれども、あのーやっぱりですね、既存の路線を守るってことはもちろんなんですけれども、今走っていない地域でどうやって公共交通を確保していくのかと、その点についてもやはり交通局としてもですね、えー主体的な姿勢でぜひとも考えていただきたいということを思います。で、あらためてまあそういう社会状況がだんだんと変化をしている中で、この小型バスあるいはジャンボタクシーなら走らせられるんじゃないかというような、えーそのことによって生活の足を確保するという、ま、こういう実証実験をですね、あらためて交通局として検討されてはどうかと、思うわけですけどいかがでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えー私どものほうは、あのバス事業者でございますので、やはり一定のご利用が見込めると、いうことがまず第一に必要なことかというふうに考えてございます。あの乗合のジャンボタクシーということであれば、例えばタクシー事業者さんがやられるという手法もあるかなあというふうに思っております。あの、おー、新たな路線の、おー、設定につきましては先ほどからご答弁させていただいている通りモビリティ・マネジメントという形で進めさせていただきたいというふうに考えてございます。

◆やまね/それであのー例えばですねこれ、この夏に産業交通水道委員会の他都市調査で福岡市の西鉄さんの取組を学ばせていただいたわけですけれども、ま、そこではですね、そういう地域交通の問題どう解決するか、あるいは、運転士不足の問題どう解決するか、そういう意味でジャンボタクシーを導入をしていって、それでタクシー運転手のみなさんに運転していただけるようなですね、ま、そういう工夫というか努力というか、されているということですので、で、実際に京都市でも過去にこういう実験を行っているわけですから、やはり民間事業者のみなさんとも、都市計画局とも連携をして、いろんな可能性をですね、ぜひ探っていただきたいと、いうふうに思います。

それからもう一つ、これまでくり返し議論してきました伏見区の藤城地域についてあらためてお聞きしたいと思います。えー2016年に「京都市による循環バス運行を求める陳情」が、ま、出されまして、でー坂道のきつい地域でありながら公共交通がないと、いうことで地元のみなさんが大変苦労されている。これまでも、ま、それ以前にもですね、エコ学区の取組でジャンボタクシーを試験運行されたり、この間で言えば「まちづくりビジョン」も策定をされて、ま、どのように公共交通を実現するかという議論が重ねられておりまして、えー地元のみなさんが、まあ大変な努力をされてきているのはご承知のとおりだと思います。で、えー今年度に入ってですね、えーこのまちづくりビジョン策定委員会のみなさんを中心にして、地元の社会福祉法人と連携をする形で「買物支援バス」の運行が、始められているわけですけど、この中身については交通局としては把握をされているでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、ただ今ご紹介いただきました「買物支援のバス」、藤城地域においてでございますけども、ま、区役所のほうからも情報提供を受けておりまして、えー京都老人福祉協会様が所有されるワゴン車、これを無料でお借りをして地元の方がボランティアで運行されていると、無償で運行されていると、いうことでございます。

◆やまね/えー今お答えいただいた通りだと思います。で、あのこれ、この藤城地域の問題はですね、あの本会議質問の中でも他党・会派のみなさんからも、複数の方が質問をされてですね、いよいよこの藤城地域の交通問題、あの本当に大変だということで共通の認識になっているのではと感じるわけですけれども、今お答えいただいたように、現在はですね、住民のみなさんによる「自主運行」であると、いうことであります。で、そのために大変ご苦労も多くて、えー私もお話を直接うかがってきましたけれども、「運転士の確保が何より大変」というお話がありました。それから、「今後継続していくための費用」、お金ですね、それで「万が一事故が起きた際の責任」、こういうものも心配をされると、いうことで、地元のみなさんの負担が今大変大きい中でこれやられてます。で、あのーこれからも続けていけるかどうかっていうのは心配されている方も多いわけですけれども、そこでちょっと確認したいのがですね、教えていただきたいのが、こういうあくまで住民による「自主運行」の場合ですね、道路運送法との関係でどんな制約が出てくるのか。これはやってはいけませんよと、いうことがあると思うんですけど、それはどういうことになるんでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、道路運送法との関係でございますけれども、現在藤城学区がやっておられます形につきましては、いわゆる「無償運送」ということでございますので、ま、道路運送法の適用外と、いうことになってございます。いわゆるまあ運賃を収受して運行するということになれば、形態としてはいろいろございますが、道路運送法の中で、まあ事業許可が必要な事業ということになります。

◆やまね/まあつまりその乗客から直接運賃を受け取ることができないと、今の形ではですね、いうことだと思うんですが、それであの道路運送法の第79条とその施行規則の関連で見ますと、「自家用自動車での有償旅客運送」ということで、つまり、白ナンバーでもお金を取れる場合について、いくつか、3つほど書かれてあります。で、一つは「市町村が行う場合」と、それから「公共交通空白地有償運送」と、これ「NPO法人等が行う場合」ということであります。それから「福祉有償運送」というふうにあるんですけれども、例えば、その二つ目の公共交通空白地有償運送に関わってですね、この「NPO法人等」と、「など」というふうにあるわけですけど、この「など」の中には、えー例えば社会福祉法人というのが含まれるのか、が一つ。それからもう一つは、地方自治法に規定する認可地縁団体、これは町内会・自治会が不動産登記等を行うために法人化の認可を受けた団体になるわけですけれども、これも含まれるのかどうか、それから三つ目にですね、この場合二種免許の関係はどうなるのか。この点はいかがでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、ただ今ご紹介いただきましたように、有償であっても、えー、旅客運送事業の中で、えー79条の中で、まあ許可といいますか、認可ができるものが確かにございます。で、この公共交通空白地域有償運送、ていうのにつきましては、ま、いわゆるその地元の方なんかが、こういうふうな運送の形のまあNPOという形設立されてやられるとか、こういう場合の部分でございます。

・・・少々お待ちください・・・、・・・え、また、大変失礼致しました、また、えー、一定、地域ですとか期間を限定して、まあ運送を行う時につきましては、公共の福祉を確保するためやむを得ない場合ということで認可する場合があると、いうふうに書いてございます。

・・・で、大変申し訳ございません。ちょっとあの免許の関係については、あの把握してございません。申し訳ございません。

◆やまね/うーんちょっとあの私聞いてるのはですね、この「運行主体」として「NPO等」と、「など」とあるわけですよ。で、この「など」の中に、「社会福祉法人」というのは可能性としてあるのか、それから先ほど申し上げた町内会・自治体などが法人化の認可を受けた場合の、えー、「認可地縁団体」ですね、こういうものが含まれる可能性があるのかどうか、あーということをお聞きしたんですけど、どうでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、大変申し訳ございませんけども、あの今ご指摘、ご質問いただいているような、あの団体での、おー輸送が可能かどうかというのはちょっと把握を致しておりません。

◆やまね/あのま、これはですね、他都市の広島市がつくっておられる「地域主体による生活交通の導入確保マニュアル」というのを事前に教えていただいたんで、えーその中にですね、その運行主体の中にね、社会福祉法人とか、今私が申し上げた認可地縁団体というのが運営主体、運行主体として、えー書かれてありましたので、えーそうであればですね、今は住民の方のあくまで自主運行っていうことなんだけれども、可能性としてはもしそういう社会福祉法人とか認可地縁団体ということでやればですね、また新たな可能性が開けるのかなあと思ってちょっとお聞きをしたわけです。で、二種免許についてもですね、これ「二種免許がなくても講習を受ければ運転可能」だというようなことも、おー載ってありましたので、またちょっと調べていただいて教えていただきたいと思います。

それで、まああのこの藤城地域のみなさんはですね、まちづくりビジョンも策定をされて、そして将来的には地域の課題である、ま、狭い道路とか、それから傾斜のある道路とかですね、これまで交通局のみなさんからもご答弁いただいてきたわけですけれども、ま、そういう道路の問題を解決して、将来的にはぜひバスを通したいということで見据えておられる、えーわけですが、しかし、もしそのバスが通ったとしてもですね、そのバス停までの移動じゃあどうするのかと、坂道が大変な地域でどうなるのかと、いう問題がありますので、そういったことも踏まえて今、この買物支援バスに、路線バスとは別にね、今取り組んでおられると、いうわけです。

で、あの実際にこの買物支援バス・ジャンボタクシーに乗られた方に私、感想もうかがってまいりました。で、そうすると、えー「藤城の山の上のほうから」ですね、「六地蔵のお店に行くまで車の中でいろんな近所の方とおしゃべりできて良かった」と、こういう話もありましたし、それから「直接お店に行けるのでお刺身を買えるようになった」と、こういう声もありました。今までは注文ばっかりでそれできなかったんだけれども、直接自分の目で生鮮食品を見ることで、夜の献立にですね、お刺身を加えることもできるようになったと、こういうお声もありました。で、あとはですね、「1週間に一度でももし定期運行されれば非常に予定も立てやすい、助かる」と、まあこんな声もあってですね、私は今地元でがんばっておられるみなさんのこの取組は本当に貴重な、頭が下がる思いで、えーこれを受け止めているわけですけれども、これを絶対にですね、途切れさせるようなことがあってはならないと。で、先ほどおっしゃっていただいたようなですね、法的な制約もある中で、市民のみなさんがそこまでがんばっているわけですから、私現状で言いますと、京都市の関わり方というか、責任の持ち方というか、それから情報提供、これがあまりに弱いんじゃないかと、いうふうに思うんです。で、ぜひともですね、「力強い支援」というか、「主体的な姿勢」というのか、そういう交通局にもですね、見せていただきたいと、あらためて、都市計画局や深草支所、交通局が連携をしてですね、こういう地域の取組を支援していただきたいと思いますがいかがでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えーこのような輸送形態等、おーにつきましては、交通局が直接関わるものではないかというふうに認識をしてございますが、当然交通局におきましては、これまでからバス事業に関してですね、いろいろノウハウを持ってございます。こういうノウハウについては、あーこういう場におきまして、えーこういうふうな、えっと実験等をされる場におきまして、提供さしていただきたい、というふうに考えてございます。

◆やまね/あのーぜひですね、交通、既存の路線を守るということと同時に、それがない地域の公共交通どうするのかと、いうことで、住民のみなさんの取組があれば支援するということではなくてですね、本当に一人ひとりの市民のみなさんのくらしの実情の声に心を寄せていただいて、えーぜひ都市計画局や民間事業者、そして深草支所なんかとも連携をしてがんばっていただきたいというふうに思います。

それであのこれはですね、あの産業交通水道委員会の議論の中で、これも他の委員からあったわけですけれども、地域がこう主体となって取り組んでいるまあ今MMの話も出ましたけれども、そういう市内の事例についてですね、もっともっとあの情報共有というか、情報提供していただきたいと、いうふうにあの思っています。で、やっぱり、この地域ではこういう取組があるということが伝わればですね、「自分のところでもやってみようかな」とか、「あ、こういうことだったらできるんじゃないか」と、いうことで、地域のみなさんの取組や思いを後押しすることになるとも思いますので、ぜひともそういう視点でですね、えー公共交通を実際にどうやって実現していくのかという角度から、交通局としても引き続きがんばっていただきたいと、思います。終わります。

2019年10月7日【決算特別委】交通局/循環バスの現状と交通不便地域の対策について

(更新日:2019年10月07日)