市バス板橋停留所近くの跨線橋中央階段廃止は撤回を(2019年7月12日/産業交通水道委・交通局・やまね)

◆やまね/伏見区のですね、国道24号線を走る市バス南8系統にある「板橋停留所」の周辺環境に付いてお聞きしたいと思います。で、場所は近鉄丹波橋駅のすぐ東側の地域なんですけれども、えーちょっと理事者のみなさんから遠くて見にくいかもしれないんですけど、まあこういう形でですね、あの国道24号線とJRの奈良線がまあ並走して走っている部分ですけれども、ま、この、バス停の近くにすぐちょっと北側にですね、えーこのJRの線路と国道をまたぐ跨線橋、「桃山跨線橋」というのがあります。で、このまあ跨線橋からバス停の近くに下りてくる階段があるわけなんですが、この階段がですねいま、えー奈良線の複線化工事に伴って、えー「廃止」をされようとしていると、いうことであります。

で、もしこの跨線橋のバス停近くに下りてくる階段が廃止されますと、この市バス、バス停利用されている、うー市民の方非常に不便になると。で、北側の、もう少し北側に行くと非常に危険と言われている「大和街道踏切」というものがあるわけですけど、ここを渡って、ま、ぐるっと回ってこないといけないと、いうことになるわけですけれども、で、これはですね、6月27日に桃山地域で行われましたJR奈良線複線化工事の地元説明会でJR側が説明をしておったことなんですけれども、この「階段を利用しているのが1日10名程度なので」と、いう説明がありました。で、これに対して、地元住民のみなさんから「階段のすぐ近くにバス停があり利用しているので廃止されたら困る」という方ですとか、それから「目の不自由な方も使っておられる。廃止はいかがなものか」と、こういう意見が出されておりました。

で、跨線橋の問題については、これは建設局の所管であるということはこれ前提にしながら、あの交通局に関わる問題として2点お聞きしたいと思います。で、一つは、この板橋停留所、バス停南行のですね、この1日の利用者数というのが、えーいくらかになるのか、それからもう一点は、えーこのバス停のすぐ北のこの階段、廃止をするという話ですね、で、1日のバス停の利用者数がいくらですかというような話、問い合わせが、JRやあるいは建設局から交通局に対してあったのかどうか。で、もし問い合わせがあったとすればですね、交通局もこの「階段の廃止というのは仕方ない」と返事をしたうえで、これ地元に提案・検討されているということなのか。その点、ちょっと二点教えていただきたいと思います。

(→平賀・自動車部長)はい、あのー板橋停留所を通りますのが、あのご紹介いただきました南8号系統でございます。えー、ま、京阪の中書島駅と、あと地下鉄の竹田駅を、えーまあ外環状線でありますとか、24号線を経由して、結ぶ系統でございます。はい、あのー、ま、まずあの南8号系統の全体のあのご利用の状況でございますけれども、えーこれ29年度の数字であの恐縮ですけども、まあ旅客数は全体としては548人1日当たり、548人ということでございます。で、あのバス停ごとの、あのご利用ということになりますとこれOD調査を平成24年度に実施しておりまして、ちょっとあのここまで遡るんですが、えーその24年度に実施を致しましたOD調査では、えー板橋の停留所のご利用は、えー乗車10名、降車8名の、合わせて18名と、いうことでございます。えー、まああの、全体あの市バスの停留所、当時ですと683カ所ありましたけれども、えーかなりまあちょっとあの少ないのは少ない、えーいうような状況でございます。

で、あのこの、おー跨線橋の中央階段の件についてでございますがあの、そもそもあの、えーこの複線化事業ですね、あのこの事業自体はまあ承知をしておりまして、えーいま現在あの藤森駅から六地蔵駅までの間、これを事業を進めてらっしゃると、いうことでございます。で、あの今年のまあ1月の終わり頃なんですが、えーその「跨線橋の」まあ「架け替えが必要や」と、おーいうようなお話の中で、まあ「場合によっては」、えーその「バス停の移設などをお願いするかもしれない」と、いうような趣旨のお話は、えーこれはあのうかがいました。うかがいました。で、えー、ただですね、あのまあ当時は「まだ検討」されてると、おーいうことでございましたので、えーまあ「その後地元のご意見も踏まえ」、ま、「詳細をつめていく」と、いうことでありました。あのまだ確定的に廃止をされると、おーいうようには我々としては聞いておりません。で、ちなみにあのご利用の数を、えー問い合わせを受けたかと、いう点についてはあのこれはございませんでした。はい。

※下線部は、2019年7月26日の産業交通水道委で、理事者より下記の通り「答弁取消・訂正」あり

(→交通局理事者)7月12日の委員会における、やまね副委員長の板橋停留所に関するご質問に対する答弁に、一部誤りがございましたので、えーここにお詫びし、発言の取消しをお願い致します。え、正しくは、「本年5月末頃、板橋バス停留所のご利用者数について、JR西日本から建設局を通じて、問い合わせを受けており、平成24年5月に実施した旅客流動調査の数字を建設局に回答していた」、というものでございます。えーよろしくお願い申し上げます。えーこの度は大変申し訳ございませんでした。

◆やまね/わかりました。えーまあそうすると、確かにーあのまあ平成24年の調査ということで少しまあ数としては古いわけですけれども、えーまあ乗降者合わせて18名ほどだと、いうことが一つありました。で、ただまあこれあの近鉄バスのバス停も兼ねてますので、その数字も合わせれば、やはりこの階段の利用者が10名よりもっと多い可能性もあると、いうことも考えられると思いますし、それからあのまあ今おっしゃっていただいたようにですね、まあ架け替えが必要だと、いうことで、まあバス停の移設が必要になるかもしれないというお話あったわけですけれども、しかしこの階段がどうなるのかということはまあ検討中ということで、えー階段廃止するかどうかを交通局が何か「いいですよ」と言ったわけではないということですよね。わかりました。

で、そうするとですね、私はあのこの市バスの利用者さんの利便性を考えた場合に、これ非常に重要な問題ですので、それが交通局のきちんと意見も聞かずに、こういうふうに提案が出てくるというのは、これあの建設局、JRの問題としてですね、えーしっかり考えていただかなければいけないなあと、いうふうに思っております。

で、あの、何よりいま交通局としてもですね、えー市バスのバス待ち環境の改善、それから乗客増、取り組んでおられると思いますし、ま、経営が、大変でも生活路線は守ると、いうことでがんばっておられると思いますんで、ま、そういう時に実際に、利用されている方々が不便になるようなことをですね、やっていいのかと、いうことを思う、思いますので、で、あの地元説明会の中でですね、これはJR側が説明したのはですね、「地元の皆様のご意見で『階段を残すべき』となれば残すことはできる」と、ま、計画変更もあり得ることを示しておりましたので、ぜひとも、あの市バスをこれ利用されている方の利便性考えても、いま検討されている中身は私は問題があると思いますんで、ぜひこの点についてですね、まあ交通局から建設局やJRに対して、まあこういう意見があったと、しっかりあの伝えていただきたいと思います。で、まあその点について最後、それだけご答弁求めて終わります。

(→平賀・自動車部長)はい、あのーまずですね、最初にあの板橋停留所のご利用がまあ18名というふうに申し上げました。これは参考でございますけども、あのーまあ直接的に影響を受けるであろう南行きの停留所のご利用は、えーその24年当時の調査では、乗車が3人の降車が6人と、いうことで合わせて9人ということでございます。ま、残りの9人が北行きの停留所のご利用やと、いうことでございます。あの参考として申し上げておきます。

で、あのー、まあまさにその27日の説明会につきましては、我々もあの内容を、あの、えーお知らせをいただいております。まあその、えー説明会の中で、いまあの先生のほうからもご紹介ありましたように、まあ、えーそのご意見を踏まえて、また検討されるという趣旨のことで、えーその説明会でもご発言があったと、うかがっております。まああの、おー恐らく、ま、国道24号線というその非常に通行量の多いところで、あるいは歩道が狭いと、おーいうようなこと、また、あとその北側の踏切の問題、えー含めまして、道路管理者でありましたり、えー交通管理者、警察ですね、えーともまたあのしっかりと検討と協議をされて、えーまたあの、かつまあ地元の意見も踏まえて、進めていかれることと思っております。えー本日、えー委員会におきまして、質疑いただきましたことにつきましては、まあ建設局を通じまして、えーJR西日本のほうにはお伝えを致します。

◆やまね/あのまあ今言っていただいたようにその道路管理者、それから警察、地元の声、いろいろそういうことをまあ検討されて、進められるとは思うんですけど、やはりあの交通局としてもですね、しっかり市民の、この市バスの利用者さんの利便性考えるという立場で、ぜひ意見を伝えていただきたいと思います。終わります。

2019年7月12日【産業交通水道委】交通局/一般質問「市バス南8系統・板橋停留所の周辺環境について」

(更新日:2019年07月12日)