師団街道が大渋滞!市バスの定時運行は⁉(2019年5月21日/産業交通水道委・交通局・やまね)

◆やまね/私からは市バスの混雑対策に関わって、特にえー伏見稲荷周辺の、混雑対策の問題についてお聞きしたいと思います。えーまああのご承知の通り伏見稲荷周辺はですね、今もたくさんの方が訪れてらっしゃいまして、で、この間あの地元の住民のみなさんからは、特に「京都駅方面に向かう市バスが満員で地元住民が乗れない」という声をたくさんいただいてきました。で、中にはですね、「わざわざ逆方面の竹田駅まで乗って、そこから地下鉄に乗り換え京都駅まで行く」というお年寄りもおられると、いうことで大変あの手間、時間もかかっているという実態があります。

でまあその中で、交通局もですね、努力をしていただきまして、以前はJR京都駅から師団街道を南下して伏見稲荷・竹田方面を結ぶ市バスの路線というのは、「南5系統」だけだったんですけれども、これが昼間の時間帯1時間に2本ということだったんですが、2016年に「急行105系統」が新設をされまして、昼間の時間はですね、1時間に4本走っていただいていると。それからあの、師団街道の伏見稲荷大社前のバス停ですね。え、これはあのバスを待つ観光客で、歩道があふれてですね、非常にまあ危険な状態だったわけですけれども、これは昨年、えー有料駐輪場になっていたところにバス待ちのスペースをつくっていただいて、いま歩道も歩けるようになったということで、この点は、あのかなり地元のみなさんの声も受け止めていただいて反映していただいたと、いうふうに私たちも思っております。

で、えっとですね、まあそれでお聞きしたいのは、まずこの他にもですね、いま私が申し上げた以外にもこの伏見稲荷大社周辺の混雑対策ということで、えー交通局が取り組まれてきたこと、あるいは他局と連携していま取り組まれていることがあるのかどうか、教えていただきたいと思います。

(→中山・自動車部担当部長)はいえー伏見稲荷の混雑についてのご質問でございます。いま先生ご紹介いただきましたように、平成27年の3月に南5号系統を増便致しました。その翌年、28年3月に新たに105系統を運行致しました。え、このことによりまして、1便当たりの、えー負担をですね、軽減さしてきたところでございます。また、京都駅に向かわれるお客様のバス待ち環境改善ということで、えーこれもご紹介いただきました通り、民地をお借り致しまして、お待ちいただくスペースをつくったところでございます。なお、おー、伏見稲荷での取り組みについては以上の内容でございますけれども、えー伏見稲荷へ向かわれる起点となります京都駅前におきましては、え、案内員や、えーコンシェルジュを置きまして、えーバスの乗車方法のご案内及びそれから便利でお得な乗車券のご紹介、また、JR西日本さんと連携を致しまして、鉄道も利用した周遊など、えーそういうふうなご案内をして分散化に努めているところでございます。以上でございます。

◆やまね/えーわかりました。まあですからあのいろいろ分散化とかですね、混雑対策知恵を絞っていただいているところだと思うんですが、えー実はその、いろいろまだ解決していない問題点がありまして、で特に、えーもう一つお聞きしたいのが、最近問題となっているのがですね、「師団街道の大渋滞」なんです。で、えーその原因がですね、伏見稲荷大社前バス停での乗り降りに、ま、かなり時間がかかってしまっている、まあそれだけではなくてですね、えー特に重要なのがそのバス停のすぐ南側にある信号で、南行きの大型観光バスが稲荷新道へ入る際の右折待ちをしている時にですね、その大型観光バスの後ろに車が連なってしまうと、いうことで、えー特にこの師団街道、その地点は片側一車線ですので、一つ右折待ちでストップすると、もうどうにもならないと、えーいうことでですね、えー十条通を越えるところまでずーっと車が、えー連なっていると、まあこういういま状況が地元の方から報告をされてるんですが、この現状については、えー交通局としてはつかんでおられるのか。それと、その市バスのですね、定時運行にも影響が出ていないのかということをちょっと私心配をしているんですけれども、その辺りはいかがでしょうか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えー師団街道の渋滞に関するご質問でございます。え、現在、えー市バスが、あー稲荷大社前バス停におきまして、お客様の乗降取扱いさせていただいてる中で、えー一時的に、後続の車両をお待ちいただくと、いうそういう状況が発生してることにつきましては、えー認識を致しております。ただこの件に関しまして、お客様から特に苦情等はいただいているような状況ではございません。また、定時運行の面でございますけれども、この部分につきましても、現在、えー市バスの運行にですね、大きく起因、渋滞を起因するような、運行を、に支障をきたすような、えー運行状況になってるということについては、認識をしてございません。

◆やまね/えっとそしたらまあ一時的に乗降客が混雑するということはあるんだけれども、えーお客様からの苦情はまあないと。で、えー、一応定時運行はできていると、いうことですので、今のところ問題はないという認識なんでしょうか。いかがですか。

(→中山・自動車部担当部長)はい、えー今のところですね、特にあの先日もちょっとお祭等はございまして一時的に渋滞をしたと、いう部分については認識を致しておりますけども、え、現状のところ、市バスの運行に、大きく支障をきたすような現状ではないと、いうふうに認識致しております。

◆やまね/まあ市バスの定時運行というところで、そこがまあできているということであれば、そこに関してはですね、確かにおっしゃる通りかもしれないんですが、あのー地元の住民のみなさんにとってはなかなか切実な問題でありまして、少しその辺りは認識にギャップがあるのかなあという今気が致しました。

で、地元住民の方からはですね、「車で外に出ることができない」「車で出かけても家に戻ることができない」っていうまあ切実な声が寄せられておりまして。で―特にこの地域はですね、まあ京阪電車、それからJRより東の本町通は北行一方通行ですので、北から南に戻ってくるのはですね、この一車線になる師団街道しかないわけで、で、ここが車が詰まっておりますと、「もっと西のほうにある24号線・竹田街道まで出て大回りをして自宅に」戻られるという方もたくさんおられるわけであります。で、まあ市民生活には大変重大な影響が出ていると、いうことで、その点はやはり認識をしていただきたいというふうに思います。

で、まあ住民の方からはですね、「この師団街道南行きで稲荷新道への大型車の右折を禁止すべきではないか」と、まあこんな声も、えー寄せられる場合もあるんですけど、まあ交通規制となると警察との連携ということになりますし、でまあもっと言えば、大きな交通政策という意味ではですね、都市計画局の管轄にもなります。で、まああの例えば世界の観光都市で、そもそも市内へできるだけ車を入れない、こういう車の総量規制など行っている都市もありますので、あらためてそういう意味では、しっかりとまあお客様の声はもちろんですけれども、その地域に住んでおられる住民のみなさんの声も受け止めていただいて、都市計画局なんかともしっかり連携をしていただきたいと、いうことを言っておきたいと思います。

それから最後に、これも申し上げて終わりますけれども、あのーいま高齢者の方のですね、交通事故に大変心を痛めておられる方もたくさんおられると思うんですが、そのやはり運転免許をたとえ返納してもですね、気軽に外出をできると、まあこういうやっぱり状況をつくっていくことが重要ではないかなと思うんです。そのためにはやはり公共交通の充実ができているかどうか、その点でやはり交通局のみなさんの役割ほんとに今大きなものになっているんではないかなあと思いますので、ぜひともその責任も果たしていただきたいと思いますし、引き続き議論させていただきたいと思います。終わります。

2019年5月21日【産業交通水道委】交通局/一般質問「伏見稲荷周辺の渋滞対策について」

(更新日:2019年05月21日)