藤城地域にコミュニティバスの実現を(2019年3月4日/予算特別委・文化市民局・やまね)

◆やまね/えっと私からは今日は、「区民提案・共汗型まちづくりの支援事業」についてお聞きしたいと思います。それで、えー伏見区の、深草支所の予算の中でですね、えー「住民主体のレジリエンスのまちづくり」ということで、「住民主体で策定したまちづくりビジョンに基づく取組を支援」と、いうことで20万円が計上されております。あのまあ大きな額ではないんですけれども。で、これはあのーお聞きすると藤城学区のまちづくりのビジョンに関わるものだと、いうふうに聞いているんですが、具体的にはどんなあのお金の使い方というか、中身になるのか、教えていただけますでしょうか。

(→山村・地域コミュニティ活性化・北部山間振興部長)はい、えー、えー、区民共汗型のまちづくり支援事業の中であの深草のほうで取り組んでおられますあの、えーレジリエンスに関することでございます。あのーおっしゃいましたように今年の予算としては20万円が計上されているということでございますけれども、特に藤城学区を中心に「まちづくりビジョン」の策定作業というのを継続的に取り組んでこられまして、それが、えーできまして、その部分で、えー地域このビジョンの取り組みのために、ある程度事務的な経費でありますが、そういうことを含めたのを計上して20万を、計上しているということでございます。

◆やまね/あのまあ取り組みを進めるためのということなんですけど、あのもう少し具体的にですね、あのお聞きしたのは、あのー深草支所のほうから私お聞きしたのは、えー専門家の派遣とかですね、取り組みの情報発信とか、あのーそういうことを想定してますということだったんですけれども、そういうことでよろしかったでしょうか。

(→山村・地域コミュニティ活性化・北部山間振興部長)はい、大変失礼致しました。おっしゃいますようにあの、えー若干具体的に申しますと、その経費の中で例えば、えー専門家をもし派遣してそういうふうな形での意見をうかがうことが必要である場合、あるいは、他にあの、印刷等を含めましてそういうふうな事務的経費も必要であればということでの予算を計上しているとうかがっております。

◆やまね/で、それであの、私もあらためてこの藤城学区のまちづくりビジョン、読ませていただいたんですけれども、このビジョンの中のですね、えー「計画の柱②(利便性)」というところでは、えー「公共交通の充実」として「主にバス交通など、公的な移動手段を充実する方策を検討します」と、で、「地域のみんなで乗って、みんなで運営を支える、バス交通のあり方について、市バスの延伸、コミュニティバス、既存送迎バスの活用等、ニーズと可能な具体的方策を検討します」とあると、いうことで、私はあの、京都市も関わる枠組みの中で、えーこういう公共交通の充実を、えー含むですね、まちづくりの議論がされていることは大変重要だと、えー思っていますし、えー今後の展開にも大変期待をしております。

で、それからもう一つあのー、えー、お隣の藤森学区でですね、えーこの間、上下水道局の伏見営業所の跡地活用について、昨年の2月に地元の社会福祉法人への土地の「長期貸付」というのが発表されて、でーまあ今後ですね、新しい建物も竣工予定と、いうことを聞いているんですが、この地元の社会福祉法人さんが選定された理由の一つにはですね、「コミュニティバスの運行提案」というのが、あげられております。で、実際にこの社会福祉法人さんは、学区のいろんな事業の行事の際にはですね、えーその日、コミュニティバスを、その日限定でですね、運行されてきたと、いうことでありますので。で、この、そこでお聞きしたいのは、この2019年度の新しい議論の中で、この「藤城学区まちづくりビジョン」の中でですね、このコミュニティバスの定期運行であったり、あるいは試験運行であったり、そういったことについても、えー検討されていくと、いうようなふう、ことで理解をしてよろしいでしょうか。

(→山村・地域コミュニティ活性化・北部山間振興部長)はい、えー、今年度の、えーその、交通に関して、えー、えー、の取り組みということでのご質問でございます。先生おっしゃいましたようにこののビジョンにおいては、「公共交通機関の充実」ということの、えー「公的な移動手段を充実する方策の検討」と掲げられている中で、えーいまおっしゃいましたように、あの地域の中で特にいまおっしゃいましたあの京都老人福祉協会ですね、そういうところがあの新たな施設の中へ、立ち上げておられるところの中で、地域のあの一つの主体と致しまして、地域貢献の一つの中で、例えばそういうふうな送迎バスを活用した運行計画等も、計画されているというふうに聞いております。ま、今年度、そういう形についてある程度その地域とその施設利用者の方との協議、そういうことが行政も含めて検討されておられるということを聞いておりまして、その中での動きだというふうに理解を致しております。

◆やまね/あのまあご承知の通り、この藤城地域というのは本当に坂道もきつくてですね、交通が不便ということで、買物や病院通い、それから通勤通学なんかでも大変地元の方ご苦労されてきたところでありまして、ぜひ何らかの形で、えー公共交通が導入をされて、利便性が向上するようにですね、そして、えー京都市もその中でしっかり役割を果たすように、今後の動きに期待をぜひしたいと思っております。

で、そこであのもう一点確認しておきたいんですけれども、あのー私はあのー、この京都市としてですね、この藤城のみなさんの、地元のニーズですね、ご要望、これをどれだけ、えーつかんでいるのかということでお聞きしたいんですが、あのこの間私はこの藤城地域の公共交通の問題について、えー都市計画局や交通局など、交通政策や事業そのものに関わる、えー部局の質疑の際に、いろいろ聞いてまいりましたが、その際いつも言われるのがですね、「地元の声は区役所を通じてつかんでいる」と、まあいうことでありましたので、えー今日はですね、その区役所業務を所管する文化市民局にお聞きしたいんですが、この藤城地域のみなさんからは、これまでどのような要望がですね、えー声が、京都市に、えー出されているのか、ご存知のことがあれば教えていただきたいと思います。

(→山村・地域コミュニティ活性化・北部山間振興部長)はい、あのー藤城学区からの地域要望ということについてのご質問でございます。はい、先生申し上げましたように、やはり区役所の一番の仕事というのは、その地域の要望について、いろいろ受けながら、あの必要なところについては各専門部署等、関係機関につなぐということは大きな役割やと思っておりますし、日々いろいろ学区等、あるいはもう個別も含めて、いろいろな、要望とか課題とかいうのを共有してるというふうに考えております。その中であの、深草のほうが当然中心になるとは思うんですけれども、その中でも大きな課題であるとか、そういうふうに連携すべきものについては当然いま申されましたように都市計画局との連携ということの窓口もなると思いますし、我々のほうもそういうふうな課題について共有をさしていただいているということでございます。あのー個々のちょっと要望について具体的にあれでございますけれども、今回あのまちづくりビジョンをつくられたという経緯の中で、その中でもいろいろ交通問題も含めて、いろいろな課題をこの中で、地域の主体として解決するということで進めておられる、その中での、いろんな要望をこの中で解決していただいているということや理解しております。もちろん共有して進めてまいりたいと思っております。

◆やまね/あのまあいま言われましたその区役所のですね、一番の仕事はそういう地域の、ご要望なんかもお聞きをしてと、いうお話を、えーあったわけですけれども、えーまあやはりいまもまあ個々の具体的な話は出てこなくってですね、結局、都市計画局、交通局、それからこの文化市民局で聞いても、地元の地域のみなさんが、本当に困っている生の話はやっぱり出てこないと。これはですね、私もう少し努力を京都市自身がしていただきたいというふうに思うんです。

でーあのこれ最後、もう要望だけして終わりたいと思うんですが、あのー最も公共交通を必要としている人ほどですね、こちらから出向いて行かないとなかなかその声は拾えない場合があると。例えば、えー「高齢で足が悪く外へ出られないので、運動会など学区のイベントや高齢者のサロンにも行けません」、こういう方もおられますし、「誰にも迷惑かけられないから外へはできるだけ出ないようにしている」と、こういう方も地域を訪ねる中でおられるわけです。でーやはりまあ町内会に入っておられない方も時にはおられますしですね、そういった方々の声をじゃあどうやって拾っていくのかと、いうことで、ま、その時にですね、いまあの地域の中で奮闘されている各種団体のみなさんの負担だけが増えていくようなことがあっては私ならないと思いましてですね、やっぱり「区役所に声が届くのを待つ」というような姿勢ではなくって、えー京都市のほうからですね、例えば全世帯へのアンケートや訪問調査をやるとか、まあそういう形で積極的に現場にぜひ足を運んでいただきたいと。で、声を集めてですね、それをビジョンの議論の際にも「こういう声がありましたよ」ということでですね、材料としていただくようなね、そういう取り組みもぜひ検討していただきたいと、これ一つ求めておきたいと思います。

それからもう一点は、あのー市内にある、これはある福祉施設で働く方からご意見をいただいております。「交通が不便な地域で福祉施設の送迎バスを活用するのは一つの方法だと思う。しかし送迎用バスは普通免許で運転できるけれども、コミュニティバスとなると二種免許がいるのではないか。そうなれば新たに運転手を雇わなければいけなくなるかもしれない。その時にそういう負担を福祉施設、社会福祉法人ができるのかどうか、大変ではないか」と、えーこういう声でした。で、「車両や運転手の確保については京都市がきちっと役割を果たすべきだ」と、まあこういうご意見なんですけれども。

あのーですから私は、あの共に汗をかくと言いながらですね、結局その地元や社会福祉法人さんだけが努力をされるということではなくて、ぜひとも京都市自身が、あーきちんと住民の声を具体的につかんでいただきたいということと、車両や運転手の確保などにもぜひ責任を果たしていただきたいと思いますし、他の地域でですね、行われているコミュニティバスの情報なんかをですね、ぜひ「こういうやり方がありますよ」と、こういう情報提供なんかもすべきだと思いますし、場合によってはやはり財政面でも支えると、こういうことも視野に入れて、ぜひ地域のみなさんの願いが、ここまでですね、具体的に上がってきているわけですから、ぜひ前に進むように、ぜひがんばっていただきたいと思います。終わります。

2019年3月4日【予算特別委】文化市民局/藤城地域にコミュニティバスの実現を

(更新日:2019年03月04日)