◆やまね/よろしくお願い致します。私からは、えー深草大岩山での不法投棄問題についてお聞きします。あの午前中の最後にも少し議論があったわけですけれども、えー大岩街道周辺地域の問題というのは、ま、昨年度も含めてこれまでから様々な取り組みがされてきたと思いますけれども、で、そこで、そういう中で、昨年度から深草の大岩山山頂付近に大量の土砂が持ち込まれてきたと。それがこの夏の豪雨で崩落し、土石流が小栗栖地域の、えー民家の手前まで迫るという事案が発生を致しました。で、えー私たちもですね、現場を何度も確認をしてるんですが、あの流れた土砂の中にはですね、産廃と思われるようなものも、おー含まれていると、えーゆうことです。
で、あのーまず認識をうかがいたいんですが、今現在も小栗栖地域の住民のみなさんの安全が脅かされているというこの問題について、環境政策局としてはどのように受け止めておられるのか。重大な事態という認識はお持ちなのか。いかがでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)あの大岩山周辺の、あの大岩山の、ま、ふもとでございますあの小栗栖地域の皆様方にはあの大変な、ま、ご不安を与えているのは私どもも十分承知をしておるところでございます。
で、え、いまあのー、ま、大岩山から崩落というふうに、議員のほうはおっしゃいましたけども、私ども自身、私どものあの認識としましては、あのーもちろん、う、あの、上部、頂上付近ですね、頂上付近のほうの、えーそういう土砂が、ま、「流出してないということではない」と。流出してるのは事実だということでございますが、ま、それが、あのー全ての原因ではないと、いうことで、あの複合的な原因ということで、原因自体については現在あの調査中というふうに聞いております。
で、ただ、あのー、う、まあ、上のほうの頂上付近が、非常にこう開発されているということが、市民の皆様方に大変な不安を与えているというのは間違いないことでございますので、私ども環境政策局としましては、えー、ま、廃棄物、あるいはその、えー、土壌汚染等の、ま、それぞれ所管、法令を持っている部署もございますので、えー関係局、あの、ま、基本的には都市計画局のほうが、宅地造成等規制法という法律に基づいて、えーあのメインになって、あの動いておりますので、ま、その中で、私どもも全庁的な対応としまして、えー我々の持っておる所管法令等の対応として、えー全面的に、あの協力を、しておるところでございます。
◆やまね/あのーいま原因は調査中だというようなお話されましたけれども、ちょっと信じがたいお話だと私は思いますよ。実際に、もうテレビや新聞などでもあれだけ崩落している写真がですね、鮮明に報道されている。そういう中で未だに原因調査中というのはどういうことなのかと。認識を疑わざるをえません。で、あのー都計がメインだというようなお話もしましたけれども、あのー今年2月の予算特別委員会ではですね、赤阪仁議員の質問に「行為者と称する人物から『廃棄物を一部土砂と一緒に埋めた』という通報内容もあった」と、ま、答弁をされてるわけでですね、これは「所管が違う」ということでは私は済まされない問題だと、いうふうに思います。
で、あの、そこで、いくつか、あの事実経過について確認しておきたいんですけれども、環境政策局が大岩山山頂付近に大量の土砂が持ち込まれていることを初めて知ったのはいつかと、いうことで、えーまあ匿名の方も含めて、市民の方から初めて通報があったのはいつなんでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えー私どものところにあの通報がありましたのは昨年の7月、が一番最初でございます。
◆やまね/昨年の7月と、いうことであります。で、それではですね、あのー市民の方からの、この通報は、ま、この7月だけではなくて、今まで複数回あったと思いますけれども、いったい何回ほどあったのか。で、それから、えーこの市民の通報を受けて、環境政策局としてはどのように対応されてきたのか、それから、えー庁内での情報共有については、どのようにされてきたのか、この三点うかがいたいと思います。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えー通報の回数でございますが、あのー頻繁に頂戴しておりますので、ちょっと数を数えたことはございません。あのー1回や2回、2回や3回というそういう程度ではございません。あの、え、10回程度、あるいはそれ以上になる、あの場合もあるかと思っております。
で、えーそれの、それぞれの対応でございますが、通報を受けたあの時点で、えー即日、あるいは、あのできるだけ日を空けずに、あの必ず現場を確認しております。で、私ども環境政策局のほうに、あのーいただいております通報というのは、えーほぼ全て大岩山に、産業廃棄物が、まあ運ばれていると、いうこういう通報内容でございますので、現状、現場におきまして、えーその産業廃棄物があの無断で持ち込まれて、ま、無断と言いますか、持ち込まれてるのかどうかについての確認というのが、私どもの主な対応でございます。
で、庁内の、あのまあ情報共有でございますが、ま、廃棄物処理に関しましては、私ども環境政策局が、まああの、まさにあの担当でございますので、ま、その情報を、あの共有することは、ま、ございませんけども、え、土砂の搬にゅ、あの結果的には私どもは廃棄物ではなくて土砂と、いうふうに判断しておりましたので、ま、土砂が搬入されてるということで、えー関係局としましては都市計画局のほうに、えーそういう事実をあの、情報共有をあの随時しておったところでございます。
◆やまね/えーそうすると、その1回や2回ではなくて、えー何、何十回ということですかね、えー、えーまあそのたびに現場は確認してると、いうことでありましたけれども、でーあの、ま、「廃棄物ではなくて、土砂ということで判断」をされてきたということなんですが、そしたらですね、この市民の方からの通報に基づいて、行った、まあ現場に行って確認をされたということなんですけど、それは、どういう確認というか調査なのかですね。あのー例えば、トラックの荷台を目視で確認をしたと、いうことなのか、あるいはトラックに積まれている土砂を展開して中身を調べるというような調査をやったのか、あるいは、えー事業者の搬入記録などの調査を行っているのか。その点はどのような調査によって「廃棄物ではない」と、いうふうに判断をされたんでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えー結果的にはあの展開調査は、あのしておりません。えー、ダン、ま、ダンプで運んでくる、ま、あの状況を確認して、えーその荷、ま、荷台の状態を確認すると、ま、目視で確認するという方法、それから、えー実際に、えーそれをあの下ろした場所、そこを確認して、えー、ま、廃棄物なのか、土砂なのかを、あのま、確認すると、いうことでございます。で、書類につきましては、えー法律の罰則を、あのー担保した、えー報告を、関係者、あのその持ってきてる土砂の業者、あの建設業者のほうにも照会を致しまして、え、それがいったい何、何なのかと、いうことについてのあの調査をしております。
◆やまね/えーそうすると、ま、荷台の状況を見る、それから下ろした場所、ですね、えーそれから書類を確認をしているというようなお話でしたが、あのー、えーとこれはですね、市民からの、おー、ま、通報を受けるだけでなく、実際に現場に行っておられるということなんで、あのーこれ記録としてですね、その時の、どういう調査をしたのか、それからその結果はどうだったのか、この点についてのぜひ、あの資料としてですね、提出をいただけないかと、いうふうに思うんですけどあの昨年度以降ですね、市民からの通報があって、で、それに基づいて現場に行かれて、どういう内容を確認して、どういう結果だったのか、ぜひ資料としていただきたいんですが、いかがでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えーまあ指導案件の記録でございますので、えーこれに関しましては、あのー、ま、業者との間の、ま、秘密事項といいますか、えー公にされていない事項が、あのー含まれております。そういう意味で、えーこれあの情報公開請求がありましても、私どもとしては、あの、ま、非公開にしておる情報でございますので、えー資料要求につきましては、えーちょっと難しいと考えております。
◆やまね/そうすると、あのーそしたらですね、通報があって、実際に現場に行かれた、あー、その「日付」なり、えー実際に行かれてですね、えー判断をされた「結果」ですね、これについてはいかがですか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)ま、通報につきましては、あのー、えー、・・・、ま、まあ、あの、私ども記録としてはございますけども、ま、それについていつ行ったか、ということについて、えー、ま、ま、その程度の情報であれば、ちょっと出すことについては検討致しますけども、えーまあどういった内容の通報があって、どういうふうに対応したのかということにつきましては、指導内容そのものに関わる内容でございますので、これについては、あのお答えしかねるということで、ちょっとご了解いただきたいと存じます。
◆やまね/まあしかしあのー、市民の住民の命が関わっている案件でね、えー実際それが、何が運ばれてるのか、どういうものなのかというのはですね、まあなぜそれが明らかにできないのかと、いうのはちょっと率直に言って思いますけれども。あのーこれはですね、先ほど、ま、展開調査なんかはされなかったということなんですけれども、あの、も、かなりの回数、通報があって行かれてるわけですよね、現場に。でーその場合ですね、その時の、単発の調査ということではなくて、現場に張り付いて、搬入されてくるそのトラックの中身を、継続的にもう現場で調査をするというような、常時監視をするというような、こういう形ではあのチェックはされてないんでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)あのー、は、廃棄物の、ま、存在を疑われるような、あの形状、でございますけれども、例えば、えー、トラックの上部にかなりこう大きなガレキ類が載っているとか、えー我々でまあその確認したところ、あのーどうも廃棄物の量が多い、あのもちろんあの、いま私ども申し上げてる中では廃棄物が一切見つかってないということではございません。少量のガレキ類に見えるようなものが、え、若干ございます。これはあの建設現場で、えー掘り返しますと、そういうものが出てくる場合がございます。私どもとしては、あのー廃棄物が、まあ「ガレキ類が1個でもあれば全て廃棄物」ではなくて、ま、それが、全体的に見て、えー土砂のほうが多いのか、あるいは、あの廃棄物が多いのか、というような判断をして、えー相対的に、えー廃棄物か有価物か、土砂かという判断をしております。ま、そういう意味で、疑いがあるものに関しましては、いまあの委員、先生がおっしゃってましたように、えー常時監視の場合とか、あるいはその展開調査に及ぶようなことも当然ございます。ただ今回の場合は、えー調査する中で、そういう疑いが、我々としても持てないと、いうことで、通常の目視、あるいはその下ろしたところの現場の確認と、いうことで、えー調査をしてきたところでございます。
◆やまね/えとそしたらあの、「相対的に土砂が多いか廃棄物が多いか」ということで判断をされるということなんですが、その、は、判断基準というか、ど、どこが、どこまでいったら廃棄物になるんですかね。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)あの法令等で明確に、あのー例えば2分の1とか、えー3分の2とか、そういう基準があるわけではございません。私どもの、あの、ま、これまでの、あのー行政の積み重ね、あるいはその、国のほうのいろいろ、あの判断等の積み重ねの中でやっております。あのー単純に言いまして、えーどちらが多いかというそういう簡単なもんではなくて、あの、一定程度、あのー廃棄物量が多いものに関しては、やはりそれを、あの除外する、あるいは場合によっては、えーそれが全体が廃棄物だと、いう判断をしておるところでございます。
◆やまね/あのーみなさんは一定でと、「一定程度」というのは、どれぐらいなんですか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えっとあのーその、ま、ど、土砂に混入してるものの、あのー、ものによりまして、え、ちょっとなかなか判断が、あのもう基準として申し上げにくいというところがございます。あのー、・・・、なかなかちょっと、いまちょっとこの場で、申し上げにくい、あのー基準で、基準といいますか、考え方でございますけども、い、あのー、一定量多いといいますのはやはりその「土砂として埋め戻す」というのが、あのメインでございます。建設残土ということでございますので、「また建設の現場でそれを埋め戻す資材として使われる」のがメインでございます。その時に、あのそれが要はあの、「土砂としてもう一回使われることが認められるのかどうか」、まあそういうことを判断して、私どもとして、「これは廃棄物なので廃棄物処理をしないといけない」と、「これは残土としてもう一度建設現場で使うことを許容する」と、ま、そういうふうな、あのー、ま、結果を考えて、あの判断をしていると、いうふうに考えていただいたらと思います。
◆やまね/あのー、まあ、・・・「どういう基準かちょっと申し上げにくい」というお話だったんですけれども、やっぱりその土砂の表面、見た目は土砂でもですね、その中にあのー廃棄物を混ぜてですね、捨てるようなですね、事業者もいるんではないかということも考えられますので、あのーちょっとその辺りが明確にいま、あのー、わからないというのが、あのちょっとご答弁聞いててもですね、非常に気になるところであります。
で、あの、今年の8月31日に、小栗栖自治会から市長あてに提出された、あの「要望書」があるわけですけれども、この要望書の中でですね、大量の土砂がいったいどこから運びこまれているのかという問題について、現場のダンプを追跡をされた結果ですね、中京区の商業施設の隣の建設現場に入っていき、そこから再び深草大岩山にダンプが入って行ったということが指摘をされてると。で、あのこの大量の土砂がどこから持ち込まれたものか、え、その点については環境政策局としては把握をされているのか、調査をされているのか、いかがでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)あの、いまあの、えーと、えーとぎ、議員のあの、ま、「大量の土砂」とおっしゃいましたけども、私どもの通報内容、あるいはその要望書の中では「産業廃棄物」が、えー大量に、あのー運ばれてると、いうご指摘を頂戴しております。で、えー要望書いただく前にも、あのーそういうあの、ま、通報といいますか、連絡がございましたので、私どものほうで職員に、ちょっと現場がはっきりと特定ができませんでしたので、えーその中京区のある商業施設、あるいはその商業施設の近辺の、そういう工事現場を、あのー周囲を当たってもらい、当たらせました。で、その結果、えーどこも特段、その不審な、あの状況はなかったということで、で、また、えー現場の、あのーその、下ろした場所、どこに下ろしたのかという場所も確認しながら、えー若干のガレキ類のようなものは、あの見当たり、あの見つかりましたけれども、あの全体として、あのー先ほど議員がおっしゃったような、そういう、えー廃棄物を、まあ土砂と偽装して持ってきたような、あの痕跡はなかったと、いうふうに、え、私ども認識しておるところでございます。
◆やまね/えーとですね、毎日新聞の8月23日付の報道では、「昨年6月~11月、大型トラック延べ2500台以上が大量の建設残土を集中的に持ち込んでいたことが業者の搬入記録で分かった」と、いうふうな報道があったわけですが、あのー先ほどあの書類も調査をされたということなんですけれども、この毎日新聞の報道内容というのは事実ということでよろしいでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えー、ま、た、縦割り的な言い方になって申し訳ないんですが、私どもとしては廃棄物の、えー搬入ということに、あの関しまして、調査をしておりますので、えー建設残土の搬入量が、そういういまおっしゃったような、あの数値になってることについては、えー特段あの確認は、しんで、あーしておりません。また、昨年の6月は私どもも通報等受けておりませんので、7月が最初の、え、通報でございます。
◆やまね/あのー、ま、えー、「残土の問題は確認をしていない」と、「7月が最小の通報」ということなんですけれども、あのーこれはですね、大岩街道近くの事業所の方もですね、「昨年6月頃、大岩山へのトラックの行き来が非常にひどかった」というふうに話されていまして、ま、記事を裏付ける内容だと思うんです。
で、そこでもう一点確認をしたいんですが、そもそもこの当該地域ですね、いま問題になっている場所は、環境政策局のパトロールコースに入っているのではないかと。で、わが党議員団が以前、ま、要求して提出された資料にはですね、「旧江口組等」、えーこれいま問題になっている付近ですけれども、ここに対する「指導の経過」として、「平成19年度以降は監視パトロールを継続的に実施している」というふうにあるんですけど、これは間違いないでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えー、ま、あの午前中にも富先生(自民)のほうからご質問ありましたが、大岩街道し、大岩山街道周辺地域対策としての事業のほかに、環境政策局としまして、えーその大岩山の、ま、旧江口組と、いうところ、まあそこだけではなくて、中心としたエリアについては、あのー我々監視パトロールのコースに入れておるところでございます。
◆やまね/えーということは、以前からパトロールの対象となっているところであると。で、あの「決算実績報告書」を見てもですね、えー「大岩街道周辺地域の継続的な監視活動の実施」ということで「職員による監視週3回、委託による監視週4回」と、いうふうにあるわけです。で、あのー、まあ率直なというか素朴なというか、疑問なんですけれども、このパトロール対象となっているのであればですね、当然、大型トラックが、毎日大量の土砂を運んでいる姿を、6月の時点で環境政策局のみなさんは、えー見ているはずではないかと。で、我々はですね、我々も何度も現場に秋ごろから行ってるわけですけれども、狭い道をひっきりなしにトラックが通行してると。えーゆうことで、これをまあ見逃すというようなことは、およそ考えられないと、思うんですけれども、あのー6月の時点で大量のトラックが出入りしてるというのは、環境政策局のみなさんは見られてるんじゃないですか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)元々あのーその現場には、あのかなり以前から、あの産業廃棄物の、まあ堆積がございました。あのこれはもう非常に古い時代のものでございますので、えー結論的にはいま時点で、あの廃棄物処理法違反として、えーまあ問うことができないような、あの古い時代のものでございます。ま、その、廃棄物を、そこの行為者が、さらにこうあのー、積み、ま、積み増しといいますか、さらにそこに廃棄物を持ち込むことがないように、また、えーその廃棄物を、あの無断で、まあ不適正に処理しないようにと、いうのが我々の監視の、あの趣旨でございます。
で、えー、当該、当該あの場所につきましては、あの非常にこう狭い、あの通りであの道でございますので、えーそこについては私どもの車が1台通るのが、あのーまあトラックが通れば、それをあの、えー通るのをよけて、えー通らないといけないような場所でございます。え、残念ながらその6月時点で、その大量に土砂の搬入があったということについては、我々は、えーつかめなかったもんでございます。7月の通報以降、非常にこう産業廃棄物の、あのー、しゅ、まあ持ち込みが非常に多いと、いう通報を受けて以降、ま、そこをさらに重点的に監視をしておったところで、最終的には土砂の搬入が、あのー続いていると、いうことで、えー所管の都市計画局のほうに、それを情報共有したと、いう経過でございます。
◆やまね/ま、「6月時点ではつかめなかった」ということなんですけれども、まあ週に何回もパトロールをされているんであればちょっと、あのー考え、あのー理解しがたい、あのーわけですけれども。あのーえー、つまりですね、パトロールコース、そういう対象地域で、ずっと監視をされてきたと。まあそこに、大量の土砂がですね、パトロールが行われてる、うーそういうところにどんどんどんどん持ち込まれて、えーきたと。これ市民の方から見ればですね、「いったい京都市は何をやってるのか」と、いうことに、やはりなると思うんです。
で、いろいろ、いまお聞きしてきたわけですけれども、あらためてまとめますと、当該地域は以前より京都市がパトロールをしていたコースだと、で、したがって、大型トラックで大量の土砂が持ち込まれていることをですね、やはりもっと早い時期で、えー認識をしていたんではないかと、いうふうに思いますし、で、昨年7月以降は、何度も市民から通報が寄せられていたというのは、ご答弁のあったとおりであります。ところが、その後もこの土砂の持ち込みが続いて、山の上に大量に積み上げられていき、結果、豪雨により崩落をして土石流が発生し、危険な状態が今も続いていると、これがいま起こっている事態なわけですけれども、このー結局、土砂というか廃棄物というか、これをストップできずにですね、危険な事態が続いていることについて、本当に京都市に責任はないのかどうかですね。あのー京都市が持っている権限を、本当に行使できているのかどうか、「まさか崩れることはないだろう」というような、そういう認識の甘さがあったのではないか、いろんなことを思うわけですけれども、その点についてはいかがでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)え、私どもの、認識としましては、あの現在頂上付近に持ち込まれているものについては、ま、くり返しになりますが、えー廃棄物ではなくて、土砂であると。えー有価物としての土砂であるということで、えーこれに関しましては、あの私どもの廃棄物処理法上、あのー、ま、手を出せないと、いう状況だというふうに考えております。
えー、一方で、あのー、土砂がまあ非常に、そういうふうに堆積されたと。えー、で、現在、まあ危険な状態になってるということについては、あのー、私どもも、あのー情報として持っておるところでございます。で、これにつきましては、えー宅地造成等規制法を所管します都市計画局において、えー、が、中心となりまして、えーその対策について、現在あのー、えー、手続きをしておるところでございます。
あのー新聞報道等で、もうご存知だと思いますが、えー代執行、行政代執行を視野に入れまして、えー現在手続きが進められてるところでございますので、ま、市民の、またあの、土砂、土砂がいったん流出したと、ま、流出した場所については、えーいろんな考え方があると私どもも聞いておりますが、あのー場所について特定できるもんではないということでございますが、えーこれに関しましては、えー撤去工事も、あの進んでおるところでございます。ま、市民の皆様方に、その不安を一日も早く解消して、安全に注意をしていくと、いうことについては環境政策局としても全く同じ気持ちでございます。
◆やまね/あのー、ま、市民の皆様の不安を一日も早く解消、これは全く同じ気持ちだと、いうことはおっしゃられました。で、あのー、で、いまの、お話もあるようにですね、えー、まあ私が申し上げたように、もしですね、京都市が、権限があるのに、その権限を行使していなかったとすれば、重大な責任だと思うんですけれども、いまおっしゃられたように、京都市がそれぞれの所管で適切に対応されてきた、のであればですね、にもかかわらず土砂の崩壊を止められなかったと、そして、住民の安全は未だ確保されていないという、この事実を、やはり重く受け止めなければいけないと、いうふうに思うんです。で、この住民の安全を確保して、二度とこういう事態をくり返させないためには、やはり「違法に持ち込まれた土砂・廃棄物というのは撤去させる」と、それから「全国各地で制定されている土砂条例」についてですね、これを「制定する」と。でー、これまでの延長線上でない取り組みが必要ではないかと、いうふうにも思うんですけども、その点いかがでしょうか。
(→福井・循環型社会推進部廃棄物指導担当部長)えー、ま、まず最初、土砂条例の件でございますが、現在私どもとしましては、まああの廃棄物に関しましてのちょっとご答弁しかできませんので、えーそれに関しましては廃棄物処理法という、あるいは、えー汚染土壌のあのー、ま、混入ということに関しましては土壌汚染対策法という、まあいずれも非常にこうあの厳しい、あのー法律が、あの所管しております。ま、この法律で、私ども十分対応が可能だと考えておりますし、現在のところでも、えーその大岩山の頂上付近につきましては、まあこの廃棄物処理法に基づいて、私どもはあのー調査をしておるところでございます。あのこの法律が、あってもなお、私どもの調査が十分に足りないというような、あのことではないと、いうふうに認識をしております。
土砂条例がなくとも、私どもこの廃棄物処理法で対応できると考えております。ま、それ以外の、あのー土砂条例、各地で制定されておるのは私どもも承知しておるところでございまして、ま、それぞれの、あのー、持っておる法律、あるいは条令との関係で、えーそれが必要なのかどうかについては、あのさらにこう検討が必要だと思っておりますが、現在のところ、各それぞれの所管は、現行法、現在の所管法令、条例等で、えーしっかりと対応してるところでございますので、私どもとしてはまず、あのその、えー現在の危険を、えー現在の法令等で、しっかりと対応していくと、いうのがまず私どもの役割だというふうに考えております。
◆やまね/あのー「現在の法令でしっかり対応できる」、あるいは「土砂条例がなくても対応できる」というのはですね、私は土砂崩れを実際に防いでから言ってもらいたいと、いうことを申し上げたいと思います。で、やっぱりこういう事態をですね、未然にやっぱり防がなければいけないと。えーそういう認識を本当に持っておられるのかどうか。で、あの行財政局質疑の際にも紹介をしましたけれども、あの昨年8月に国土交通省が、えーこの出している自治体向け参考資料ですけれども、あらためて紹介して終わりたいと思うんですが、その中ではですね、先ほどあの「廃棄物にしか答弁できない」というお話あったんですけど、実はこの土砂条例というのはですね、「土壌汚染防止や産廃の不法投棄の防止の観点」、あるいは「自然や環境保全の一部として盛土の崩落防止」を扱っている、そういう条例もあるということが紹介をされておりますので、環境政策局自身がですね、しっかり考えるべき問題ではないかと、いうことと、それから、えーこれもですね、行財政局質疑の際に紹介した一文ですが、「小規模な行為についても対象」としたり、あるいは「許可不要な行為であっても、不適切な状況が明らかになった場合には行政が指導・命令を行うことの出来る権限を規定」することが紹介されておりますので、あらためて住民の命や京都市の環境を守るために、環境政策局自身がですね、この土砂条例についてもしっかり検討していただきたいと、申し上げて終わります。以上です。
2018年10月9日【決算特別委】環境政策局/深草大岩山での不法投棄問題について
(更新日:2018年10月09日)