◆やまね/よろしくお願い致します。あのー私も今日は周辺地域の人間として、道路の問題をお聞きしたいと思います。あのー先ほどですね、外環のお話があったんですが、伏見区の、外環状線の、桃山高架橋の問題についてお聞きしたいと思うんです。あの京阪観月橋駅の北西の地域で、えー外環状線が高架になっている、ま、周辺の地域のみなさんからですね、ま、これは何年も前に強い要望があがっていた問題なんですけども、あらためてちょっと振り返りますと、「道のすいている真夜中に大型トラックがスピードを出して走るので、一番静かな時に一番揺れて眠れない」というお話ですとか、「毎日震度2ほどの地震があるのと同じだ」とかですね、「家の傷みが早い。戸が閉まらなくなってきた」とか、いろいろ、この地元のみなさんが長年にわたり困っておられました。で、そこで、京都市もその後実際に動いていただいて、数年間に渡って対策工事をしていただいて、えー昨年度でこれが完了したと、いうふうに聞いているんですけれども、で、そこでそのー、この間行われた対策工事の内容についてあらためて簡単にご説明をいただきたいということと、で、その、対策工事の終了後に、えー騒音や振動の調査などされてるのかどうか、それから、あるいは「実際に改善されましたか」っていうようなことで、周辺地域のみなさんに直接お話を聞くような、調査はされているのかどうか。この点についてまず教えていただきたいと思います。
(→秋山・道路防災担当部長)はい、えーと桃山高架橋のですね、えーと振動対策についてのお尋ねでございます。で、あのー先生いま、あのご指摘いただきましたように、えーっとこの桃山高架橋の、おー事業につきましては、29年昨年2月に完了しているところでございます。で、えーとこれまでの、対策工事でございますけれども、あのーま、えー、ま、一番典型的な例で申しますと、桁を連結してですね、ジョイント部分ですね、継ぎ目の部分でございますけども、ま、そこの伸縮装置を撤去するということですね、えーそれから、あー舗道の打ち換え、でございます。で、それとかですね、あと、おー、遮音壁のアクリル板の交換をしておったりします。で、あの近年で言いますとですね、えー特にその、橋を張り出した部分ですね、横断方向に張り出してる部分ですけれども、ま、そこの部分が振動に関係しているんではないかと、いうことで、えーその張り出し部分の、おー、に補強材を入れてですね、えーできるだけ振動を少なくすると、いうふうな工事を行っております。またあの一部、えっと伸縮装置が取り替え、伸縮装置があの、おー、撤去できない、桁を連結できない部分につきましては、あー埋設型のですね、えー伸縮装置を、おーつけて、でーおると、いうのが主な工事でございます。
えーそれからですね、えっと、えーその調査でございますけれども、えー、一つはあのその振動の調査でございますけれども、これはあのえっと26年度にですね、えー、一定、調査のほうをさしていただきまして、これについてはあのご報告もさしていただいているところだとは思いますけれども、えー振動規制法のですね、制限等からですね、かなり下回った数字が出ておると、いうことでございました。で、えーと、まあ、あと対策についてはその後、えっと28年度にですね、えーちょうど、観月橋の交差点の部分の近くのところの工事をやっておりますけれども、ま、そこについては、あー、一定、工事の中の一環でですね、えー振動の調査のほうをさしていただいておりますけれども、ま、それは、あの基本的には26年度の時の数字と、も、ほぼ同じでございます。で、あとあの、おー地権者、の、おー、地権者といいますかその周りの周辺の地元の皆様のですね、えーほうとの、おーコミュニケーションといいますか、あー、お話につきましては、ま、あの、その、えっと、向こう様のほうからですね、「かなり振動があった」というふうなところの方からですね、「振動が治まってきた」とかですね、そういうふうなあーえーお声はいただいているところではございますけれども、ちょっとあの何か集会とかですね、あのそういうようなことをやったということではございません。以上です。
◆やまね/わかりました。あのーそうしますと、かなりいろんな方法で、あの対策の工事をしていただいてきたということだと思うんです。でーあのー、ま、地元のみなさんはですね、ほんとに何十年もこの問題で悩まされてきたということで、私もまあ以前からですね、え、その「戸の隙間にスポンジを挟んだりしている」「夏場はふすまを外して寒くなってきたら付ける」とかですね、そういういろんなことをされているというようなお話も以前から聞いてまいりました。で、まあ集会などはされていないということなんですけど、まあ数値、そういう音とか振動とか、そういうのは一定測っていただいていると思うんですが、あのーただやっぱり数値を、あの計るだけではなくって、ぜひともその生の声をですね、聞く努力を、あのーしていただきたいというふうに思っています。で、工事の周辺地域ですね、ま、例えばアンケート、郵送によってやるっていうことも一つの方法ではないかなと思うんですが、あのー何もなければそれで良かったということになりますし、で、あのー、「その後どうですか」ということで京都市のほうから問いかけていただくことで、「あ、やっぱり京都市はその後もしっかり気にしていただいてるな」と、いうようなですね、評価もいただけるんではないかと思いますので、これはぜひ、引き続き、その周辺地域のみなさんの、えー声をですね、しっかりと把握していただきたいと、いうふうにこれは要望をしておきたいと思います。
で、一つちょっと心配しているのは、この桃山高架橋ができたのはもう年十年も前、かなり以前につくられたということで、最近できた道路とは道路規格そのものが違うということもお聞きをしました。で、2012年にこれはわが党の西野議員が質問した際にですね、「建設当時と比べれば大型車の台数が増えている現状から、高速道路並みの道路規格の見直しが必要ではないか」、こういう指摘もさしていただいてるんですが、その点について、えー検討されたことがあるのかどうか。それから、耐震化という点では、この桃山高架橋については問題ないのかどうか。その点はいかがでしょうか。
(→秋山・道路防災担当部長)はい、まずあの耐震化のお話でございますけれども、えーと桃山高架橋につきましてはですね、えっと、まああの阪神淡路大震災以降、ですね、えー耐震化のほうに各都市取り組んで、また京都市のほうも取り組んできておるところではあるんですけれども、ま、その一環の中で、平成17年度から、平成21年度の間にですね、えー耐震化の工事のほうは終了しておりますので、その点については大丈夫だというふうに考えております。また、あのー現在、道路法の中でですね、えーっと定期点検をですね、することが義務付けられておりますので、5年に1回ですね、え、その中でもしっかりと、チェックをして、いまいってる、しておるところでございます。で、えーと、それから、あのかなり古い、という橋だということでこれ昭和45年、にですね、開設がされた、あの橋でございますけれども、ま、その後、いま申し上げましたように、あのー昭和45年以降の、おー、にですね、えーいろいろと、おー、基準のほうが、まあ自身があるたびに基準が変わってるところはあるんですけれども、まあそれに合わせた形でですね、えー補修のほうも、耐震補修のほうもですね、行ってきてるところではございますので、ま、抜本的にあの補修でございますんで、何かあの新しい橋と同じということではないんですけれども、橋そのものとしては、しっかり健全なものだというふうに理解をしております。以上です。
◆やまね/えっとそれとですね、このー桃山高架橋については、まあその大型トラックが通る衝撃でアスファルトの部分もかなりまあどんどんどんどん悪くなっていくということで、この問題が、対策工事される以前からですね、あの何度かそういうアスファルトの補修というか舗装というか、そういう部分補修をくり返されてきたということもお聞きをしてるんですけれども、そういう作業については、今後はこの対策工事によって改善されたということで、少なくなるというか、なくなっていくということなのか、それとも一定、やはりこれまでと同じように必要な部分が出てきてしまうのか、その点はいかがでしょうか。
(→秋山・道路防災担当部長)はい、あのー、ここの、この道路につきましてはですね、先生がいまご指摘をいただきましたように、あの道路交通センサスの中でですね、大型車混入率が20%程度ありますので、ま、確かに少し、多い道路だっていうふうには認識はしております。で、まあただ、幹線道路でございますので、えー、まあ、あの、他の道路と同じことでございますけれども、あの舗装につきましてはですね、やっぱり経年、時間が経ちますと、おー特に大型車が通りますと、おー、一定痛んでくるということがございますので、その維持・補修は必要だと考えております。ただまああの、幹線道路につきましては普通の生活道路とかですね、そういうところと違って、舗装の構造自体が、少し違ってきておりますし、また、桃山高架橋につきましても、あのー舗装についてはですね、えーそれなりに配慮した舗装をしておりますので、まあ少なくなるかどうかっていうことは、維持補修はしっかりやっていく必要あるんですけれども、あの通常の幹線道路と同じような機能を有しているというふうに考えております。
◆やまね/あと、えーもう一つですね、あのーこれは2012年、市会で問題になった当時に、えー地元の方からはですね、「大型トラックやトレーラーが夜などに猛スピードで走るので、制限速度の見直しや取り締まり、オービスの設置など検討してほしい」というような具体的な提案もされて。で、その点についてですね、これは委員会答弁だと思うんですが、「京都府警と府警本部、伏見署、建設局の調整管理課、伏見土木で、それらの要望内容について共通認識を持つということで一度打合せをしている」との話もあったんですけれども、その結果というのはどんな感じだったのか、わかりますでしょうか。
(→秋山・道路防災担当部長)はい、あのー、橋の工事とはまた違う話ではあるんですけれども、あのー、一定ですね、えーこういう規格、道路構造令という規格、基準がございますけども、その規格に沿ってですね、えーこの交通量、それから、あー道路の種別ですね、幹線道路、準幹線道路ございますけど、その種別に沿った形であります。で、つくられておりますので、その点については、あの、おー通常の道路と同じだと考えておりますが、いまご指摘がありましたように、その道路、あ、え、ダンプが通ってですね、ま、いろんな音がするとか、あーそれから、あー交通規制をどう変えるかという話につきましては、ま、施設的にですね、さっき言いましたように、えー遮音壁のアクリル板の交換とかですね、できるところはやらしていただいていると、ただ、いま観月橋のところの、あの交差点のところの、交差点の形状が一部変わっておりますけれども、ま、あのー、それ以外のところについて、えー交通規制がいま変わってるということではないというふうに理解しております。また、あのそれについてはあの伏見警察のほうと、あのそういうご要望ご指摘がございましたらですね、伏見土木と伏見警察のほうで協議をさしてただくことになると思いますので、そこについては再度、伏見土木のほうにも、おー話をしていきたいというふうに考えております。
◆やまね/で、あのーまあ、何十年もやはり住民のみなさんが困ってこられた問題ですし、それからまあ市民の税金も投入した事業ですので、ぜいその成果が、しっかりと出ているかってこともぜひ検証をしていただきたいと思います。で、もし今後、あのー周辺地域の方からですね、「いまも震動がある」とか、「あらためて震動や騒音の調査をしてほしい」という声があった場合にはですね、ぜひ丁寧に対応していただきたいというふうに思います。あの要望しておきます。
それからもう一点ですね、えー老朽化した横断歩道橋の撤去についてです。でーあのー建設局として平成27年に「横断歩道橋の撤去方針」を決めてですね、毎年あの着実に、進めていただいているというふうに認識をしてるんですが、あの昨年のまちづくり委員会でもこれお聞きしたんですが、伏見区深草の「深草横断歩道橋」についてなんですが、えー名神高速道路と師団街道が交差するすぐ南側の地点で、歩道のど真ん中にどーんと歩道橋があるということで、歩道部分が非常に狭くなっておりまして、歩行者や自転車の方がぶつかってしまう、あるいは、車椅子やベビーカーを押されて歩かれる方が大変通りにくいということで、えー非常に危険なポイントになっているということなんです。で、これはですね、すぐそばにある企業の方が、手作りのポスターを貼ってですね、「注意してください」というような、ことでいま対応していただいている状況と、いうことなんですが、で、その改善はですね、えー地域のみなさんが求めてこられて、学区要望にもなっているというふうにお聞きをしました。で、これまでお聞きしているところによると、「将来的に撤去する方針」というのはすでに打ち出していただいているんですが、具体的時期まではちょっとわからなかったと。ただ、あの今回、えーうちの議員団が要求した資料、建設局からいただいた資料によりますと、平成30年度にですね、「撤去の設計を行う」と、いうことですので、これは一歩前進かなあというふうに受け止めておりますが、あの今後、ま、どんなスケジュールになりそうなのか、その点だけちょっと教えていただけますでしょうか。
(→高松・土木管理部長)はい、えー京都市におきまして、横断歩道橋の撤去の方針につきましては、えっと30年度までに10橋を撤去すると、でーその後ですね、まあ8橋については、地元の状況を勘案しながらやっていく。で、やまね委員おっしゃってますあの深草の横断歩道橋でございます。えとこれにつきましては、26年に学区のほうの要望もいただいておりまして、えと、この30年度、に、えー撤去の設計の予算のご要望をさしていただいているところでございます。えと、これにつきましては、あ、まあ、横断歩道橋を取るだけじゃなくって、まあ取りましたら下に交差点もございますので、えーその交差点も含めて、えー検討していくと、いうことでございます。あのースケジュールにつきましては、あのー地元と丁寧にお話したり、交通管理者との話もございますので、あのいつ出来上がるっていうのはいま明言できませんけれども、来年度はそういう形で進めていくと、いうことでございます。以上でございます。
◆やまね/あのーいまおっしゃっていただいたようにですね、現場が交差点のほうも非常に複雑というか、見通しも悪くて、あの交通事故も多発している地点ですので、あのほんとにおっしゃっていただいたように交差点の改良と一体のやはりものになると思うんです。で、あのーまあ「信号機の設置、こういうものも必要ではないか」というご意見もありますし、横断歩道橋の撤去と合わせてその交差点の改良ということで、ぜひそのあたりは、警察や地元学区のみなさんと一緒になってですね、しっかりと協議をしていただいて、一日も早く、安心して歩ける歩行、道路環境実現のためにがんばっていただきたいと。あのー最後にあらためて要望して終わりたいと思います。以上です。
2018年2月28日【予算特別委・第2分科会】建設局/「桃山高架橋の震動問題で周辺の声をつかめ」「深草横断歩道橋の撤去と交差点の安全対策を」
(更新日:2018年02月28日)