【京都市の瑕疵で損害賠償が発生】公園管理は京都市の責任!伏見区・南部公園の閉鎖部分を一刻も早く整備し、地域住民が利用できるようにすべき(2017年12月4日/まちづくり委・建設局・やまね)

◆やまね/えっといくつかお聞きをしたいと思います。あのー議案説明資料によるとですね、「相手方(マンション側)の過失はない」「本市が過失相殺を主張するのは困難」ということで、「(根っこで壊れた塀の)修理費全額を本市が補償することで合意」ということなんですが、えーこれ損害賠償の額、いまもありましたように361万8000円ということなんですけれども、この中にですね、えー例えば迷惑をかけたということでの、そういう意味での賠償金というのが入っているのかどうか。このお金というのは修理にかかった費用だけを本市が補償するということなのか。その点はどうでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのこのー賠償額に関しましては、あくまでも修理のみということで、えー迷惑料というのは入ってございません。以上です。

◆やまね/はい、えー、修理のみで、迷惑料というものは入っていないと。それではそのマンション側が支払われたのは361万8000円でそれ以上の負担はないと、いうことでよろしいでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー元々マンション側からの、えー見積りをいただきまして、えーそれは、この361万8000円よりも非常に高い額でございました。えーそれを参考に私どもの、えーほうで、えー複数の業者のほうから、えー見積りのほう依頼致しまして、えーその中で、えー最終的に361万8000円となったということで、この額で、えー先方さんと、えー示談のほうが、えー締結できたと、いうようなところでございます。以上です。

◆やまね/えーということは、この361万8000円というのは、京都市が依頼をした業者が見積もった額であって、マンション側が見積りをして、えー依頼をされた業者がたぶん工事をされたと思うんですけれども、それはもう少し、実際にはマンションが高くお金を支払っているということなんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー元々マンション側の、おー見積額は、私らが見積もった額よりも、え、高い額でございました。ただしあのマンション側がその業者に、いくら払ったかというのは私どもは存知ません。以上です。

◆やまね/えー、まあいくら払ったかはわからないけれども、見積りとしてはもうちょっと高かったということですね。んーまあ、そしたらちょっとその「修理費全額」ということに、えーなるのかどうかですね、ちょっとこれは疑問なんですけども、マンション側はこれで納得されているということなんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのマンション側はこれで、えー納得いただいております。で、私とこがもし業者に、えっと委託、同じことやっていただいたら361万8000円であったと、いうところでございます。以上です。

◆やまね/まああのーマンション側が納得をされてるということですので、これ以上は、この点については申し上げませんが。私もあのー土曜日にですね、現地を見てまいりました。でーあの、地図でもこれ示されておりますように、伏見区役所と大手筋商店街のちょうど間ほどで、えー、ま、街なかにある「憩いの場」としてですね、非常に貴重な空間です。で、えー地元の方にお話を聞きますと、「土曜日日曜日は子ども連れがやってくる」とかですね、「お祭りのお神輿の休憩場所にもなっている」ということで、地域からも非常に愛されている場所だと、いうことで、えーあります。で、ちょっとお聞きしたいのは、この南部公園の「全体の面積」と、「現在閉鎖されている部分の面積」というのは、それぞれいくらになるんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あの南部公園の全体面積は、え、2619㎡でございます。えーうち、いまのこのプールの部分(閉鎖部分)でございますけれども、あのー正確に測っては、およそで測った段階で780㎡と、いうところでございます。以上です。

◆やまね/えーと全体が2619㎡で、プールのこの閉鎖されてる部分が780㎡、ですね、はい、わかりました。そしたらその、えーこの公園の、いま一部が閉鎖されているというのは、えー、平成12年から、ということで先ほどご説明あったと思うんですが、あのーまあ率直に言ってですね、こんなにいい場所にある公園が、えー17年間も一部閉鎖されていたのは、ま、非常にもったいない、というのが率直な思いであります。でー地元から、あのこの部分についてはですね、何かご要望はこれまでなかったのかどうか、それから、えー京都市としてはこの南部公園のこの閉鎖部分についてはですね、えーどうしようと思ってらっしゃったのか、何か再整備の計画なんかを考えたことはあったのかどうか。その点はいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)あの地元からはあのー要望というか、ま、「何か使ってほしいね」ていうご意見はございました。で、えっと、このプールの跡地でございますけれども、撤去に約1000万ほどかかると、えーいうようなところでございました。えー、で、このー南部公園につきましては、ま、昭和17年の、ま、開園と、いうことで、ま、非常に古い、公園でございます。あのー伏見におきまして街区公園で一番古い公園でございます。ですのであのー、再整備のほうは、え、考えてきまして、このプールにつきましても、いろいろ市民の、えー市民じゃの、住民の、意見も聞きながら、再整備のほうやらも考えていきたいと、いうふうに、え、考えてるところでございます。

◆やまね/えーと、昭和17年ですか、かなり古い、歴史のある公園だということで。でー、まあ「使ってほしい」というご意見はあったということなんですが、で、あのー、プール撤去には1000万円ほどかかると、いうことなんですが、やはりですね、あのーこういう市民の貴重な財産が17年間、そのままになってしまったというのは、あのーこれは大問題ではないかというふうに思いますし、それに加えてやはり管理が不十分だったということで、えー責任がですね、やはり問われてくるというふうに思います。で、まあ、おっしゃったようにですね、プール撤去はまあ1000万かかるということなんですが、あのーやっぱり京都市はですね、1回やったらそれこそ数千万かかるようなイベントも、いろいろやられてるわけでですね、市民から見れば、あのーそういうイベントにはお金を出して、市民の身近なところにあるこの公園がですね、ほったらかしにされるというふうになればですね、これは当然「おかしい」という気持ちになって当然だと思うんですけど、その点についてのご認識はいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、いまあの議員おっしゃられましたように、古い公園であり、えーまあ17年間、放置していたというのは私たちも、えー申し訳ないと、いうような気持ちでございます。ただあのーこの部分だけの整備というよりも、ま、再整備に合わせて、一体的に整備を行うほうが、えー効果的であると、いうふうなことも考えておりまして、ま、今回、えー、ま、えーこの17年間ほったらかしにしていたと、いう状況になってるのかなと、思っております。以上です。

◆やまね/まあ再整備に合わせてということで、えー地元の声も聞いてきたってことなんですけど、結果的には、ま、17年間このままになってしまったというのは、ま、非常に残念であります。それであのこの公園のですね、えー「清掃ボランティアに参加したことがある」という方にもお話をうかがってきたんですが、えーまあやっぱり「落ち葉や草刈りの時期は非常に量が増えて大変だ」という話だとか、それから、えー他にもですね、えーこの閉鎖部分がほったらかしにされていることについてですね、以前から「これは危険ではないか」とか、「いつかえらい目にあう」と、こういう声が出ていたというお話を、地元の方がされておりました。でーそこで、ま、お聞きしたいんですが、通常、公園の点検というのはですね、どれくらいのペースで、えーされているのか。で、この公園については、そういう点検ていうのはどうだったのか。その点はいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー、ま、一般的に使われている公園に関しましては、約3か月に一度の、おー頻度で、遊具の点検であったりとか、えー行っているところでございます。ただあのこの部分につきましては、ま、閉鎖をしていたと、いうようなことで、ま、普段人も入れないような、えー状況でございました、でしたので、え、そこまでの頻度はしてなかったと。ま、年に1~2度点検に入ってると、いうような状況でございました。以上です。

◆やまね/えーまあ一般的に使われている公園はそしたら3か月に一度、ですかね、で、いうことなんですけども、そうするとですね、この南部公園そのものは普通に使われてるわけであって、その南部公園、その使われている部分については、3か月に一度点検はしてたけれども、しかしその時にもこの閉鎖されてる部分については、点検ができていなかったという理解でよろしいでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー先ほども言いましたように、え、年1~2回は、あー、この中にも入ったりもしていると。それと、ま、ここの部分、落ち葉とか、あー、も、入り、ありますので、その辺の撤去とかにも入ってると。いうような時にまああのー点検と言いますか、見て回ったりはしていたと、いうようなところでございます。以上です。

◆やまね/え、通常の時にはされてなかったということでいいんですかね。

(→小川・みどり政策推進室長)え、あの言いましたように、年に1~2回は、その中に入ったりとかして、点検をしていたと、いうようなところでございます。

◆やまね/で、まああの、年に1~2回といいますとね、1回か2回かでかなり違うと思うんですよ。半年と1年に1回ではね。それであのー、この公園についてのパトロールに回った、点検の記録のですね、資料提出を頂けないかと、思いますけれども、いかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのちょっとそれ、確認致しまして、あのーいつ点検しているかというのは、あのまた資料、えー事務所のほうにも確認する必要がありますので、えー提出できるものであれば提出させていただきたいと、思います。以上です。

◆やまね/それであのー、我が党議員団から、これは事前に資料要求をしておりまして、「公園巡視点検表」というチェックシートを、何も書いてないやつをこれ提出していただきましたが、それ見ますと、「外周柵(破損・ひび割れ)」というのも点検箇所の一つになっていると、いうことで、えー1年に1~2回でもチェックしていたんであればですね、えーまあなぜ、わからなかったのかなあと。ま、先ほど「低木のためなかなか根っこが伸びてるまでは分からなかった」というお話があったんですが、1年に1~2回はチェックしていたけども、その辺までは全然分からなかったと、いう理解でよろしいですか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー巡視点検の中でいま「外周柵」というところで、まあ破損やひび割れ、っていうのが、あのチェック項目にのっております。で、まああのー議員もおっしゃられましたように、ここまあだいたい、2m~3mくらいの高さで、まあ、えー木が、えーはんぼしていたと、いうようなところでなかなかそこまで、えー点検のほうができていなかったと、いうのが現状でございます。以上です。

◆やまね/それであのーもう一つですね、この公園の清掃ボランティアに参加されたことがあるという別の方にうかがったところですね、「閉鎖部分は数年前に京都市にカギを開けてもらい、自分たちが掃除したことがある」と。「3~4回掃除をした」とおっしゃっていました。「確かに草木が生い茂っていた。プールの中にも草が生えていた。閉鎖部分は基本的にノータッチだったのではないかと思う」というふうに言っておられたわけですが、やはりですね、こういうお話聞きますとね、やっぱり本来京都市がやるべき事をせずにですね、その状況をもう見るに見かねた市民の方々が手をあげて、えーやっていただいたと。で、やっぱりそこにまあ頼り切ってですね、ほったらかしになってたんじゃないかなあと思うんですけど、その点はいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー私も、記憶によるとこれ愛護会の方が、あのーまあ落ち葉が、あー掃除しましょうと、いうようなことでまあ、えーみどり管理事務所のほうと、えーまあカギ借りて、えーまあ掃除をしていただいたと、いうようなところでまあ、愛護協力会のまあ一般的な、えー清掃活動の一つ、ということで私どもとらえているところでございます。以上です。

◆やまね/まあそれについてもそしたら、この時にカギを開けて掃除したというような記録は残ってるんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)あの確か私が南部みどりの所長をちょっとやっていた時に、そのような、えー、ことやったという記憶はございますが、いま記録が残っているかというとちょっと定かではございません。以上です。

◆やまね/そしたらまあ、またあの個別ででもいいですので、また教えていただきたいと思います。それからですね、あの京都市内に、こういった「閉鎖区域のある公園」が他にもないかということで、これも議員団のほうから資料提出いただいたんですが、それによると、この伏見区の南部公園に加えて、南区の唐橋西寺公園ですかね、それと南岩本公園があげられているわけですが、これらの公園でこの閉鎖区域が存在しているというのはどういう理由なんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー、ま、唐橋西寺公園に関しましても、あのー同じく以前プールがあったと、いうところでまあいま現在使用していないために閉鎖をしていると、いうところでございます。あの南岩本公園も、その以前にプールがあって、その後まああの、えー、プールの水槽をまあ土で埋めたりとかして、そしていままあジャングルジムとか置いていったんですけれども、あの浮浪者の方々が、まあおられたということでいま、えー地元のほうからも「閉鎖してくれ」と、いうような意見もございましたので閉鎖していると、いうような状況でございます。

◆やまね/わかりました。そしたらプールが以前あったところがいま、ちょっとそういうことになってると、いうことで、でーまあ今回の、事例はですね、やはり京都市が、えーなかなか管理をできてなかったことによってこういう損害賠償が発生してしまったというのは、ぜひともこれは、あのー強く反省をしていただきたいということと、で、同時にやっぱり今後どうするのかっていうのがですね、本当に大事だと思うんです。先ほどもお話があったんですが。で、えー、同じようなケースがあるかどうか、調査ってのはいまされているということなんですけれども、それと合わせてですね、少なくともこの閉鎖されている区域のあるこの3つの公園についてはですね、やっぱり今回の反省も踏まえて、一早く整備をしてですね、えー地域のみなさんが使えるように、利用いただけるように、えーするってことが求められると思うんですけども、その点はいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのーもちろん議員おっしゃられますように、ずっといま閉鎖しているってのは非常に公園もったいない話でもございます。ただあのー、整備に関しましては非常に、えープールの撤去、と再整備ということで、非常にあのお金もかかると。予算もかかるということでございますけれども、まああのー例えば南岩本公園でしたら、いまあの東南部の活性化策というのが、えーいまございます。で、その中でまあ再整備のほうも、えー検討していくと、いうようなところでございます。あのー唐橋西寺の部分につきましては、ここあのー、え、埋蔵文化財の、まあ関係もございまして、撤去なんかにも非常に難しい面があると、いうようなこともうかがっておりますけれども、なにぶんずっとほっておくというのも、えー正直もったいないと言いますか、えー活用するべきと、いうふうに考えておりますので、その辺も含めまして、いろいろ検討のほうは、していきたいと思います。以上です。

◆やまね/まあぜひですね、地元の地域のみなさんが、やはり利用できるような形で、しっかりと、あの整備をしていただきたいと思います。あの、最後に申し上げます。あのー、ま、今年の冬にはですね、あのーJ2の京都サンガが使っている西京極の陸上競技場で試合中にまあ散水管が破裂をして水が噴き出すと、試合が中断するというようなこともありましたし、2年前の夏にはですね、京都市美術館のエアコンが壊れて、でー「マグリット展」が当時開催されていたのが数日間休止をして、ま、860万円以上の損害賠償が発生すると。で、まあ、あの「コスト」を理由にして、なかなか公共施設や公園の管理が、満足にできずにですね、こういう運営に支障をきたしたりとか、損害賠償が発生してるわけですけれども、あのーもちろんこの西京極や美術館は文化市民局の管轄だというのは分かっていますが、市民から見ればですね、やっぱり同じ京都市として見られるわけですから、あらためてあのーしっかりと日常の管理をですね、行っていただきたいと。で、昨年は、私も所属してたくらし環境委員会ではですね、えー党派を会派を越えて、やっぱりスポーツ施設の日常管理の予算をやっぱり増やさないといけないんじゃないかと、こういう議論になって、その結果今年度の予算にもつながっているという部分はあるので、ぜひとも公園というのはもっと市民のみなさんに身近な、日常的なところにあるものですから、ぜひとも公園管理の予算も抜本的に増額もしていただいて、市民生活の身近なところにある部分が、ほったらかしにされないようにですね、ぜひとも、えー努力いただきたいと、申し上げて、終わりたいと思います。以上です。 

2017年12月4日【まちづくり委】建設局/議第125号「損害賠償の額の決定について」

(更新日:2017年12月04日)