伊達街道「第一御陵踏切の廃止検討」は、道路管理者の京都市が責任を持って市民に説明・意見聴取を(2017年7月20日/まちづくり委・建設局・やまね)

◆やまね/JR奈良線のですね、複線化事業に伴って伏見区の伊達街道・第一御陵踏切の「廃止」が検討されていることについて、4月26日のまちづくり委員会で質疑をさせていただきました。で、えーちょっともう一度確認をしたいんですが、3月の地元説明会では、あの「あくまで廃止を含めて検討という段階」「決定ではない」と、「市民の意見も聞いて決めたい」っていうことを、JRと京都市が説明されていまして、で、4月26日の委員会の時にはですね、京都市として「地域の声はしっかりと受け止めて」「市民の立場に立って」「市民の理解が大事なので、引き続きJRとしっかり協議したい」という、あのご答弁があったと思います。で、それからまあ3ヵ月ほどたつわけですけれども、えーJRとはどういう協議をされているのか。京都市としてですね、JRに、ま、どういうことを伝えてこられたのか、教えていただけたらと思います。

(→西・道路建設部長)はい、あのー、第一御陵踏切の関係でございます。あの議員いまご紹介いただきましたように、3月に4学区ですね、あのー説明会を開きまして、ま、この踏切のあります、えー桃山学区におきましても3月6日に開催して、いまおっしゃられましたようなご意見が多数出ました。でー、ま、その後ですね、あのー個別にまたご要請のある町内につきましては、説明会を開いておりまして、えー4月にも5月にも開催をしております。JRとの関係でございますが、JRとは常に情報を共有しておりまして、え、地域の声につきましては、あーのー共有の意識を持って進めておりますし、えー踏切の統廃合につきましては、あ、そういった声をしっかりと、おー、聞いたうえで、えー進めていくべきだということでJRのほうにも強く、申し入れておるということでございます。以上でございます。

◆やまね/えー、ま、JRにも、そういう要望を伝えていただいていると、で、情報を共有されてるということです。それであのー、ま、4月26日のこれも委員会でも聞いたんですけども、あのー仮にですね、踏切を廃止すれば、あのーやっぱり周辺道路の接続どうなるのかというのは、地元の住民のみなさんにとっては重大な関心事であります。で、あの時も聞いたんですけども、あの「案」の段階であってもですね、あのー、ぜひもしそういう構想というか図面というか、そういうものがあれば、ぜひ出していただけないのかなと、でなければやっぱりね、周辺の住民のみなさんは、なかなか意見の出しようがないと、いうことなんで、えーそれについてはどうかということと、で、もう一つですね、あのーJRともいま「情報共有」されてるということでお話があったんですが、あのーどこかの段階でですね、一定の案が示されるということになるのか、あのーその辺でスケジュール的な展望、だいたいこれくらいまでにJRとは協議をまとめたいというようなことは考えておられるのか。その点はいかがでしょうか。

(→西・道路建設部長)はい、あのー、案でございますけども、あの非常にあのーこの場所、2カ所の踏切が50m近接しておりまして、ま、地形的にはあのー、ね、えー、東に向かって上っていく勾配がきついところというところでございまして、非常にあのー、ま、踏切関係なく、交差点形状としても非常に課題を抱えたところでございます。ま、それにつきましてですね、あの拡幅、踏切の拡幅とそれからーそういった交差点の形状につきまして、何とかJRとはですね、今年度中に、いー、そこに対しますですね、様々な案を、固めていきたいというスケジュールで思っておりますし、えー当然まあそういった案が、あー上がった段階におきましては、地域の方にですね、しっかりとご説明をして、えー意見をうかがって、進めていくと、いう方向で考えております。以上です。

◆やまね/ま、JRは、今年度中には一定まとめて、でー、えーその段階ではぜひ説明もということですね。わかりました。それからもう一つこれちょっと教えてほしいんですけど、確認したいんですけど、この伊達街道はですね、京都市の認定道路だと思うんです。で、この認定道路をまたぐ踏切を廃止する場合ですね、その権限っていう意味では、JRなのか京都市なのか。で、あのーこの第一御陵踏切がもし廃止をされれば、京都市の認定道路が、まあ寸断されることになるわけですけれども、その「市道の廃止」ってことの手続きで言えばですね、いつも議会で、議決をするわけですけれども、そういう意味ではそのJRだけのこれ都合でできるものなのか。仮に京都市が認めませんと言った場合は、あのー実現をしないというか、ストップできるものなのか、その点はいかがでしょうか。

(→西・道路建設部長)あの路線の廃止についてのご質問でございます。あのー路線の廃止につきましては市会の議決ということになるんですが、あのその場合はあのー、路線の起点終点が変わるとかですね、路線そのものがなくなるとか、いったことでございますが、今回の伊達街道は南北に長い道路でございまして、一部そのルートを変えるということにつきましては、えー道路管理者のまあ権限の中でですね、あのー決定ができるというところでございます。

◆やまね/えーと道路管理者というのは京都市ですよね。で、一部ルートを変えるということは、京都市の権限でできると、いうこと、で、その踏切の、そ、えー、廃止っていうことについては。

(→西・道路建設部長)え、あのー、踏切の廃止につきましては、あのこれJRさん側の、あの方針でございますし、あのそこにまあ、えー市道がのっかっているという場合につきましては、あー、市道の一部、場所を、ルートを変えると、いうことにつきましては、えー道路管理者の行為の中で決定していくことでございますし、まあそれは双方、あの鉄道側と、あー当然道路管理者側は、あー協議をしてですね、あのーその公算、方法を定めるということが道路法の中で、規定されております。

◆やまね/えーそうしたら、ま、踏切の廃止についてはまあJRということになるんだけれども、その場合の、えー市道のルートをどう変えるかというのは京都市のほうでできるという、そういう理解でよろしいですか。わかりました。

そしてですね、もう一つですね、あのー実はこの地元のみなさんの不安というのが、これだけではありませんで、あのこの第一御陵踏切のすぐ北側には長岡踏切というのがあるわけです。で、西側はあの国道24号線につながっておりまして、で、東側はですね、藤城方面へとつながる、ま、坂道になってるわけですが、この上板橋通というところが通っているわけですが、この実は道沿いに、この2つの踏切のすぐ東側にですね、今度あの新たに「こども園」が建設をされる予定と、いうことを聞いております。で、ただこの上板橋通が、朝の通勤時間帯にですね、大変渋滞をする道路なんですよね。で、えー、地元のみなさんからは「もし踏切のすぐ近くにこども園の入口ができれば大混乱となるのではないか」との心配の声もいま寄せられております。で、あの、こども園つくるかどうか、これはもう全然、建設局ですので管轄が違うので聞きませんが、あの上板橋通の交通量について、ちょっとお聞きしたいんですけれども、この朝の混み合う時間帯に、1時間にだいたいどれだけの車やバイクなんかが行きかうか、その実態っていうか、数字なんかは、建設局では把握されてるんでしょうか。

(→西・道路建設部長)はい、あのー上板橋通の交通量でございますが、あのー過年度に交通センサスという形で、あの全国的にやってる交通量調査でございますが、ちょっといまの、時間当たりのデータは手元に資料がございませんが、まあ1日当たり約1万台の双方向の交通量があると、いうことは認識しております。

◆やまね/で、あの、一般論としてですね、その渋滞を解決するために必要なことっていうのはですね、やっぱりその原因をまず突き止めることなんだと、いうお話を先日うかがったんですが、ま、例えばボトルネックだとか、踏切や信号があるとかですね、そもそも交通量が多いとか、いろいろポイントによって原因があると思うんですが、ぜひこの上板橋通についてもですね、道路管理者として、その朝の時間帯の実態をぜひ把握していただいて、その原因についても考えていただきたい。ちょっとこれは要望をしておきたいと思います。

で、あのこれ参考として聞いていただけたらと思うんですが、あのー7月18日(火)朝、私現地に1時間ほど立ちまして、あのー様子を見てまいりました。朝の7時半~8時半にですね、この踏切のすぐ東側に立ちまして、えー車両の交通量を確認してきたんですけれども、あの西行きの車が525台とバイクが90台、東行きは車が196台とバイクが30台、合わせて車が721台とバイクが120台と、大変多い結果でした。しかも、国道24号線の信号待ち、あるいはこのJRの踏切待ちとかですね、常に渋滞という状況なんですよね。あの車が流れてそれだけの車が通ってるんじゃなくて、ずーっと渋滞をしてると。で、あの片側1車線の道路ですので、追い越しもできません。でー、あの実は私も原付でよく通る道なんですけど、で、前から渋滞がひどいという話は聞いてたんですけれどもですね、実際にその一番混み合う時間帯を自分の目で見て、あのその実態がほんとによくわかりました。地元の方からは「坂の上の藤城小学校まで車の列が続いている時がある」、ま、こういうお話もございます。

で、えー、すでに、伊達街道の第一御陵踏切の廃止検討が地域では、一つ大問題になってると。で、それに加えて、今でもこの大渋滞が起こる上板橋通でですね、さらに渋滞がひどくなれば、これは地域にとって大変な問題です。でー、踏切に近接をする町内だけでなくて、周辺の町内や近隣の学区にも関わる問題ですので、あのー先ほどJRとの協議と、いうこともまた言っていただきましたので、あらためてですね、京都市が、あの道路管理者としてですね、責任をもってこの踏切の問題について、しかるべき時期にですね、しっかりと市民に対して説明をして、そして意見を聞くと、こういう機会を持っていただきたいと思いますけれども、最後にその点だけお聞きして終わりたいと思います。

(→西・道路建設部長)はい、あのー交通量の調査でございますが、あの今年度、その検討を進めるに先立ちましてですね、しっかりと朝夕のピーク時、につきましては、調査をする予定としております。であの、そういった交通量の流れですとか、それからあの何かボトルネックになってるのか、まあ周辺の土地開発がどうなのかということ、それから、あの当然これ複線化なりますので、輸送力的にはアップになりまして、遮断時間等々ですね、改善される部分もございます。そういったことを総合的に検討致しまして、えー案を最終的に、年度内にですね、えー示さしていただきたいと思っております。以上でございます。

2017年7月20日【まちづくり委】建設局/一般質問「JR奈良線の第一御陵踏切と長岡踏切について」

(更新日:2017年07月20日)