◆やまね/6月14日付で「京都市通学路交通安全プログラムに基づく取り組み状況について」という資料をいただきました。で、あのーこの通学路の安全対策についてはですね、あのー以前市民の方から「土木事務所へ行くと『これは警察でないとできません』と言われ、警察に行くと『これは土木事務所が』と言われ、いったいどこへ要望すればいいのか」というお話をうかがったことがありました。で、確かにですね、所管ていうのはいろいろあって、市民のみなさんからは見えにくい部分があってですね、「なぜパッと動いてもらえないのかな」という気持ちも生まれてしまうのかなあと思ったんですけども、ま、その点で、あのこの土木事務所・教育委員会・警察署等が連携するこの体制が今つくられているということ自身は非常にいいことだと私は思っております。で、あの資料を拝見しますと、それぞれが対応された数・場所・対策内容が載っているんですが、ちょっと教えてほしいのは、これ予算としてはそれぞれどういうところから出るのかですね。共通の何か枠があるのか。それとも各部署が対応してるのか。それが一点と、で、もう一つは、えー一つひとつのこの対策についての、どれくらいの金額がかかって実現したのかというところまで、わかるものなのか。ちょっとその辺りを教えていただけますでしょうか。
(→高松・土木管理部長)はい、あのー、まあどういう予算をあてているのかというところにつきましては、まああの土木事務所で実施している取り組みにつきましては、あの、ま、道路の横の外側線の新設・補修、それとあの防護柵の新設、ま、こういうなんは、「交通安全整備事業」ということでやらしていただいております。で、通学路とか、まあ、あのー警察のほうと連携しながらやっている「ゾーン30」、それと交差点の中にあのまあ十字とかトの字とか入れさしていただいている分につきましては、えー道路の維持補修費というのを活用さしてやらしていただいております。ただ、あのー固いもんで、歩道の整備とか、そういうもんに関しましては、えー国の補助金を活用して、えー対策を実施しているというところでございます。あのーえー通学路の安全プログラムにつきましては、まあこういう大きい予算の中で、あのー個々に、えー出した形でございますので、プログラムについての、あのどんだけ今やったという形のもんは明確にはちょっとお答えできませんけれども、あのー実際、えっと(平成)24年の4月にですね、あのーまあ、あー祇園の事故とか、亀岡の事故が起こりました時には、まあ一次対策に次対策ということで、まあ二次対策に対してましては、あのー(平成)24年の9月に、えー議会のほうに補正の対応をお願いしまして、えー約7億くらいのお金をいただいた中で、えー整備をしていったというのが状況でございます。
◆やまね/わかりました。それから、えーあの、まあ、市民のみなさんが気にされているのがですね、具体的に「こういう場所が危険だ」という情報だとか要望があった場合に、その声をどのようにしてキャッチしていただけるのかと、いうことだと思うんですね。でまあ、お子さんをもつ方々にとっては通学路の問題は本当に切実だと思うんですが、で、まあ、一つは、その仕組みとして、そういう地域のみなさんの声が、どのように吸い上げられているのか、をちょっとお聞きしたいのと、それからあの、たとえ、あのいろんな工事があると思うんで、いろいろ優先順位つけてやるということもあると思うんですけど、そのたとえすぐに実現しなくてもですね、要望したことをきちんと把握してもらってるなと、いうことがわかるだけでも、かなり、市民のみなさんとしては印象が違うと思うんで、あの周知活動というのもぜひがんばっていただきたいと思うんですが、で、この資料の中に「教育委員会のホームページで対策件数等の概要を公開」するということであったんですが、一緒に取り組んでいる建設局とか、警察のホームページなんかでも周知をされるようなことはないのか、ちょっとその辺り、声の吸い上げ方とですね、市民のみなさんにそれを返していくということについての、ちょっとお考えを聞かせていただきたいと思います。
(→高松・土木管理部長)はい、あのー個々のご要望に関しましては、あのーまあ、土木事務所に要望があれば土木事務所で、えーすぐに対応できる部分については対応するとか、えっとまあ警察におきましても、あのすぐに対応できるソフト面のところは対応するとかいうふうに、行なっております。ただ、あのーそのできない分等、あのー1年間どういうふうにやっていったらええねやと、いう話につきましては、あのーそれぞれ教育委員会、警察、ま、うちで言いますと土木事務所が、からみます土木事務所の連絡会議というのをまあ立ち上げております。えー先だってもその全体会議がございまして、えっとプログラム、通学路のプログラムにつきましては、その中で専門部会というのをつくっております。えーその中で情報共有をすると、いうことで、えー、あのーみなさんの、思いを情報共有さしていただいているところでございます。で、情報発信につきましては、えー先だって教育委員会のほうでホームページにアップすると、いうことでございました。で、うちのほうもあのーまあ建設局といたしまして、あのーこういうのをやってるよという形で議員さんのほうには報告さしていただいておりますけれども、あのーいわゆる、うちの部屋のホームページ等、その辺の中で、また、公表できるような形をいろいろ考えてまいりたい、というふうには思っております。以上でございます。
◆やまね/えーそれとですね、えーあのー、ま、その今言われたような、いろんな部署が集まって情報共有をされてると思うですけども、そのえー資料を拝見すると「土木事務所の管轄区域ごとに教育委員会・土木事務所・警察署・区役所が参画して、情報・課題共有、対策検討を行う部会」というふうにありまして、で、その問題解決のための方策を検討される際にですね、こういうまあ机上というか、机の上の議論だけではなくて、いろいろ現場にも足を運んで確認をされる場合もあるのかどうか。その点はいかがでしょうか。
(→高松・土木管理部長)はい、あのー当然あの机上だけでやってるんではなくて、あのー、ま、ハード的ソフト的につきましても、やっぱり主でやっていかなあかんというのは警察と土木事務所になるかとも思います。その辺あのーこういうなんでどうやろということになりましたら、あー合同で調査致しまして、現場のほう確認して、警察ができること、道路管理者である京都市ができること、いうのを判断した中で、あの対策を講じてまいりたいという形で進んでおります。以上でございます。
◆やまね/まあそうすると合同でそういう調査を行う場合もあると。現場を確認されてるということです。えー、で、その場合ですね、例えばあのー、これは通学路の危険な場所にボランティアで朝、立たれている方からお聞きしたお話なんですけども、「どれほど危険な場所を子どもたちが登校しているか、京都市も現場を見に来てほしい」という方がおられたんですけどね、まあ、その場合ですね、そういう要望が寄せられた場合に、通学時間といったら朝8時前後になると思うんですが、ま、その時間は基本的には役所というのは勤務外というか、そういう時間になると思うんですが、ま、そういう時間であっても、もし市民からそういう切実な要望があれば、しっかり現場を確認しに行くと、いうことでよろしいでしょうか。
(→高松・土木管理部長)はいあのー、お子様、児童の通学時間帯ってのがまあ委員おっしゃるとおり8時前後ということになります。で、僕もあのー通勤途上で、あのいろんな小学校の「見守り隊」とかいうのを見てるんですけども、そんなかで集まられた生徒さんを、学校の先生とか、事務の方が、一緒に連れていかれてると、いうふうな状況も見さしていただいています。えっとその辺の情報につきましては、えー教育委員会のほうから十分入手する中で、あのーいろいろと今後の対応の中では対策を考えていかんとあかん、べきところは考えていかんとあかんかなあと、いうふうには思っております。
◆やまね/まあぜひその辺りはですね、そういう情報はしっかりと共有をしていただきたというふうに思います。で、あのー、一つだけ、具体的な事例についてお聞きしたいんですけども、伏見区のJR桃山駅の南側に立売通という通りがありまして、あまり大きな道ではないんですけれども、外環状線から国道24号線に抜けるような、抜け道となっているところでして、朝の通勤通学時間帯はですね、子どもたちから、それから通勤で通られる方からたくさんの方が歩いている中を、非常に見通しの悪い道を車がかなりのスピードで通っていくと。そういう道になっているんですが、もっとも危険なのが、桃山駅南のT字路の交差点付近なんですが、「何度も事故が起きている」とのお話を聞きました。で、あの付近の方からはですね、「点滅信号の設置や時間帯を区切って一方通行にするなどできないか」という話があったりだとか、それからもう少し簡単な方法としてですね、「路側帯を示す白線だけでなく、黄色のカラーで歩行空間を視覚的にアピールしてもらえるとわかりやすい」というお話があったんですけども、で、その付近の現場を見ますとですね、小学校に近いところは黄色のラインが引いてあって、一番危険な場所がそうなっていないということで、「なぜだろう」というのを住民の方がおっしゃっていました。で、お聞きしますと、「黄色のラインは学校から200m圏内」のところに引いていることだったんですけれども、これは何かそういう基準があってそういうことをされているのか、ちょっとその辺りを教えていただけますでしょうか。
(→高松・土木管理部長)はい、あのー、路側の白い横にあのまあクリーム色のような、あのー同じような幅の線を引かしていただいてますけれども、これあの先ほど申し上げました二次対策におきまして、えー施したものでございます。それにつきましては、あのー「小学校が近くにありますよ」と、いうのを、おー、みなさんにお知らせすると、いう目的で実施したものでございます。で、あの、200m、という範囲でございますけれども、これあの、えっと、黄色い標識で「学校あり」という標識があるかと思うんですけれども、えっとそういう標識があのーいわゆる学校から離れた200m程度のところに、あのだいたい入ってるはずなんです。で、その200mいうのを基準に、えーこの200mを決めまして、あのいわゆる「路側があるよ」というよりも、「学校が近くにありますよ」いうふうな形のものを明確にするために、あの施したようなものでございます。
◆やまね/えーわかりました。あのーま、「この付近に小学校がありますよ」ということをまあお知らせをする、ためにあるものだと、いうことであります。で、それはよくわかったんですけども、ただそのメッセージとしてはですね、ちょっと、ま、間接的というか、変化球な感じがするんですね。で、私はそれよりも実際に道を走っている車がですね、あのー、一目で歩行空間を認識できるような、やっぱり対策が必要ではないかと。で、この、元々この「通学路交通安全プログラム」というのがですね、やっぱり、先ほど二次対策のお話もありましたけれども、「子どもが通るところは全部通学路なんだ」と、そういう理由で、思いでですね、できたということも聞きまして、それだったらやはり学校からの距離がどうとかっていうことよりも、通学路はもちろんですけれども、そういう子どもたちがよく通る道についてはですね、すべて対象にしてですね、いろいろ検討していく必要があるんではないかと、思うんですけども、その点はいかがでしょうか。
(→高松・土木管理部長)はい、あのーおっしゃる通り通学路っていうのは学童が通るうえで大切な道路であり、事故も起こってはならないと、いうふうに思っております。で、あのー、いわゆる通学路安全対策プログラムの取り組みで、えー教育委員会のほうで、いわゆる電柱に、通学路、「ここは通学路ですよ」というのを、ま、あのー、こと細かに電柱ごとに入れてるとか、いう形の中で、あのー視覚的にここは通学路やなと、いう見えるような対策も合わせてしております。で、あのー、よっぽどまあ危険とか、いうところがあるんであれば、あーその辺また教えていただければ、何ができるんかはその現場を見んとわからんとこはあるかもわかりませんけれども、あのーとりあえずその通学路全てに線を引くっていうわけにもいきませんので、そういうふうな形での対策をやらしていただいているのが現状でございます。
◆やまね/あのぜひ、そういう現場の状況に応じて、どうすれば改善できるかという視点で対応していただきたいと。で、まあ合わせて、これもですねやはり通学路・生活道路の改修の「予算確保」にも力を入れていただいてですね、この取り組みがぜひ前進するようにんばっていただきたいと、申し上げて終わります。以上です。
2017年6月22日【まちづくり委】建設局/一般質問「京都市通学路交通安全プログラムについて」
(更新日:2017年06月22日)