◆やまね/私からはあの、「公園面積」、公園の整備のところについてお聞きをしたいと思います。であの「第1次・推進プランの総括」というところで、その「課題」としてですね、「公園面積は目標が未達成」というふうに書かれてあるわけですけれども、この「在り方(案)本文」の2ページには、えー「平成23年度から27年度の間に877箇所から915箇所に増」と、で、「公園面積は21万㎡増の712万㎡になった」ということは書かれてあると。ただ、目標であった「1人当たりの公園面積5.35㎡」というのが、は平成27年度末では4.84㎡で未達成と、いうことであるんですけれども、まずちょっとお聞きしたいのは、そもそもこの公園面積についての目標ってのがですね、えー何かこう、まあ根拠にされている数字というのがあるのか。例えば、あの政令市の平均ではどれくらいになったりとかですね、それぞれの政令市の目標とか現状っていうのは、そういうものがわかるのかどうか、ちょっとその辺をまず教えていただけますでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、えーと公園のまああのー、えー面積、目標面積でございますけれども、あのーこれにつきましては、京都市では、最終「一人当たり10㎡」っていうのを掲げております。であのー今この緑の基本計画の中の27年度までということで5.35(㎡)というところでございますけれども、今現在4.84(㎡)と、達成はできていない状況と、いうところでございます。えーこれにつきましては、えー当初5.35㎡を設定致しました時には、えーけっこうあの公的なオープンスペース、例えば、二条城であったりとか、えーあの辺りも、公園面積として入れていこうと、えーいうことで、計画を持ちました。えーしかしながら、ここについてはちょっと現在まだ、公園としての位置づけができていないと、いうところでございますけれども、あのー京北、旧京北町、うーあそこの、うーまあ宇津峡公園であったりとか、森林公園、えーこの辺なんかも元々、予定をしておりまして、えーそのものについては設定さして、えー公園と、さしていただきました。えーですけれどもまあ、元々の目標の5.35(㎡)には、届かなかったと、え、いうところでございます。以上でございます。
◆やまね/あのーわかりました。そしたらそのー、あの、政令市のですね、状況なんかは、もし、えーわかればですね、えー政令市平均ではどうなってるのかとか、ま、目標や達成状況などもしわかれば、あのぜひ資料としていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)えっとまずあのー、政令市のあの、全体の、今の達成状況でございますけれども、え、一人当たり6.7㎡と、えーいうことになっております。ですからあのー、政令市全体で致しましても京都市は、え、面積的には少ないと、いうような状況でございます。以上でございます。
◆やまね/えーまたそしたら後で資料としていただけるかどうかおはかりいただきたいと思いますが、全体では政令市平均で6.7ですか、ということはやはり京都市としてはその全体から見ても、えー少し遅れていると、いうことだと思うんですが、で、この公園面積の、目標達成にこの至らなかった要因といいますか、先ほどあの「こういうところ目指してやってきた」ということをおっしゃったんですが、要因としては一番何が厳しいというか難しかったというか、その点はいかがでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー先ほども申しまして、申し上げましたけれども、ま、元々の5.35㎡というのが、えー、ま、公園の、ま、二条城とかをまあ公園にしていこうと、えーそれであったりとか、双ヶ丘、えーこの辺なんかも元々計画しておったと。ま、その辺がまああのー、えー公園としての位置づけができなかった、というところが大きな原因かなと思っておりますけれども、あとはやはりあの、公園面積を増やしていくということは、やはりあの用地の確保、ていうのが必要になってくると、いうところでございます。あのーなかなか用地っていうのが、あーー、つかないと、いうような状況にもございますので、えーこの辺については私たちも、えーがんばって、えー進めていく必要があるのかなと、いうふうには思っておるところでございます。
◆やまね/えーまあ、用地の確保というのが必要だけれども、やはり公園の面積を拡大していくことは必要だと、いうふうには考えておられると思うんですが、で、そこでですね、あの「今後に向けた考え方」、あの3ページのところですけれども、それを見ますと、この第1次プランの総括で課題とされた「公園面積」をまあ、「拡大していこう」っていうことについてはあまり触れられていないような気がして、でーなぜ、あのこの公園面積を増やそうという方向性に、この「今後の考え方」のところで、あまりそういう打ち出しがないのか。どっちかと言うとですね、「再整備」という印象が強いんですけども、その点はいかがでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー「今後に向けた考え方」でございますけれども、やはり、えー先ほども言いましたように私とこはやはり公園面積っていうのは増やしていきたいと、いうのはもうもちろん、最終目標というのは今10㎡と、いうのを掲げておりますので、えーそれに向けては、えーしっかりと進めていくと、いうところでございます。それとあのー、先ほど元々の5.35(㎡)に達しなかったと、いうまあ目標の設定の場所があります。で、それについてもやっぱり今後も、えー継続して、えー公園として、位置づけていきたいと、いうふうには考えているところでございます。以上です。
◆やまね/えっとまあ、思いとしてはですね、そういう思いを持たれておられるのは、あのよくわかるんですけれども、この「今後に向けた考え方」の中で、ま、「価値を高める」とか「再整備」だとか、あのそういうことはあの出てくるんですけれども、そこにはなぜ、えーこの「公園面積の拡大」っていうことが入っていないのかなあということをちょっとお聞きしたんですけれども、いかがでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー元々これにつきましては、もう「緑の基本計画」でも、えー公園「一人当たり10㎡」と、いうのを掲げておりますので、もうこれについてはあのー京都市にとっては当たり前の話だと、いう考えで、「今後に向けた考え方」の中にはちょっと掲載のほうはしていなかったと。ただこれに関しましては、10㎡というのは先ほどから何度も申しておりますけれども、これはもうあくまでも目標としてしっかりと持っていると、いうところでございます。以上です。
◆やまね/えー元々掲げておられて、えーもうこれは当たり前のものとして、まあ今後も目指していきたいと、いうことであります。で、そこでですね、いくつかあらためて確認をしたいんですが、この「公園面積」という場合にですね、えー例えば文化市民局が管轄する「運動公園」とか、その中にある「スポーツ施設」の面積は、公園の面積に含まれるのかどうか。この点いかがでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、今あのー現在、文化市民局が持っているあのー、例えば、えー西京極運動公園であったりとか、え、この辺に関しましては全て、えー公園施設の中に入っております。以上でございます。
◆やまね/えーそれからあのー、第1次プランの時期ですね、平成24年3月には、梅小路公園に「京都水族館」がつくられオープンしておりますが、この水族館の敷地はですね、公園面積に含まれるのかってことと、もう一つは、えー大宮交通公園に移転計画のある「消防署」は公園面積に含まれるのか。それぞれいかがでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、あの梅小路公園の、えー水族館、え、これについては公園の中に水族館という教養施設として、えー設置されております。ですからあれにつきましては、えー公園内と、いうところでございます。で、今現在あの計画されております大宮の、交通公園の消防施設、えーこれにつきましてはまだ今現在は、えー公園施設と、いうところでございますけれども、これは公園施設という位置づけではなくして「消防施設」と、いう形でやっていこうと、いう考えでございます。以上です。
◆やまね/えー「消防施設」ということになるので、まあ将来的には公園ではなくなるということですね。でー、だとすればですね、あのーそれだけで、ま、(消防署移転部分の)公園面積は、あのまあ3000㎡ということが言われてますので、えーそれだけ減になってしまうと。で、あのー、他にもですね、例えば、公園の閉鎖が問題となっています仁和公園が約1719㎡と。で、今あのーおっしゃっていただいた梅小路公園の場合ですね、京都水族館は公園面積に含まれるということなんですけども、ま、その敷地面積をお聞きしましたら、約9943㎡だったと思いますが、で、あのーその西側の3分の1、4分の1ほどのところはですね、元々はまあ広場として使われていた場所であったと思うんですね。ですから、あのーまあ水族館が公園面積に含まれるとしてもですね、えー含まれるとしても、元々あったものとは、ちょっと役割・性格が違うものにやっぱりなっていると、いうところでやはりそういう既存の公園が形が変わってしまう、あるいは使えなくなってしまうということについてはですね、やはり問題ではないかと、思っております。
で、例えば、もう一つ事例をあげますと、伏見区の桃山地域で、今あの近鉄不動産が所有する旧桃山城キャッスルランド第3駐車場部分を、京都市が借りて、それをスポーツ施設をつくる第三者に又貸しをすると、こういう計画があります。これ文化市民局が所管ですが。で、しかもですね、この計画は、あのーこの又貸しはどういう形で行われるかっていいますと、隣接する京都市の既存公園部分、桃山城運動公園、この「公園部分もセットで使っていいですよ」と、いうことですので、あの市民のみなさんが今散歩されているコース、あるいは憩いの場となっている部分のですね、樹木が切られる可能性がある。で、あの、緑地が減る可能性があると、いうことで、ま、この点についてはですね、そういう意味では、文化市民局から何か、この建設局のほうに問い合わせがなかったのか。建設局として何か意見を言われたことはないのか、ちょっとその辺り確認したいと思うんですがいかがでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)えっとまずあのー、えっと先ほど、え、申しましたあのー梅小路公園のその水族館の西側でございますが、えっとそこの元々の使われ方が違うと、いうことでございます。まーあそこは元々は、えーっと、今の水族館が建つ前なんですけども、まあ京神倉庫というまあ倉庫が建っておりました。で、そこをまあ買収して、今の、えー水族館になっていると、いうところでございます。で、あそこは元々、うーある程度空き地というような部分もございました。で、そこについて、ま、今の教養施設として、の公園として、えー水族館を建てたと、いうところでございます。
えーとそれともう一件あのー、ええっと桃山城のところの、桃山城公園でしたかね、あそこのまあスポーツ施設でございますけれども、え、文化市民局のほうからは、問い合わせがございます。で、私とこもあそこはまあ公園と、いう位置づけがございますので、えーそこについては公園としての、えー都市公園法、というのがございますので、そこにしっかり、抵触しないような形で、えー検討願いたいと、いうようなことは、えー言っております。以上でございます。
◆やまね/あのーまあ一つは水族館の話もう一度されたんですけれども、あのまあ倉庫があったと、空き地があったという話は昨日も聞かせていただいたんですけど、やはりただ市民のみなさんが、使えるような広場もあったということですので、そこがやはり少し形が変わってしまったということは事実だと思うんです。
それからあのー、文化市民局から問い合わせもあったということで、建設局としても意見を言っていただいているということなんですけれども、やはりこういう近年のですね、こういう京都市の公園に関わる事例を見ておりますと、やはり京都市がこの「公園」っていうのは、まああの一方では「緑地の拡大」ってことはおっしゃるんだけれども、一方ではこういう公園がですね、そういう形で姿を変えてしまうっていうことで、あのー、どうもね、あの印象として、「都合のいい空き地」としてしか見てないんじゃないかと、いう印象も、私は感じてしまいます。で、やはり公園っていうのは、ただ単に空いてる場所ってことじゃなくてですね、ほんとに、今まあ、公園法の問題も言われましたけども、市民の財産であって、大切な空間でありますから、それを守るっていうことがですね、建設局の大事な仕事ではないかと、いうことを言っておきたいと思います。
で、あのーもう一つですね、今あの公園の整備に関わって、地域の愛護会のみなさんからいろんなお声をお聞きしてるんですけれども、本当に地域でみなさんがんばっていただいて、いろんな整備をやっていただいてるんですけど、あのそういうみなさんからですね、「高齢化で動ける人も少なく大変だ」「本来公園の整備は京都市の仕事ではないか」と、こういう厳しい声も頂戴することあるんですけど、こういう声があることについては、どういうふうに受け止められるでしょうか。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー公園愛護会の件でございます。えー公園愛護会におきましては、非常に高齢化が進んでいると、えーこれは私たちも認識しているところでございます。え、しかしながらあの、この、公園を全部行政に任すと、いうのではなく、私たちはある意味地域と一緒になって、公園も守っていくと、っていうような意味合いもございます。もちろんあの愛護協力会の皆様、あのー非常に掃除とか草刈とかしていただいております。非常にこれはもう助かってるところでございます。ですから、この辺はしっかりと地域と一体となって、公園のあり方ていうのは守っていきたいと、いうふうに思ってるところでございます。以上でございます。
◆やまね/あのー地域と一体となってされるというのは私も否定しません。あのー地域のみなさんが協力していただけるのはですね、本当にありがたいと思うんですが、私はむしろ京都市の責任が果たせていないんではないかと、いうふうに、あの思っております。で、昨年度ですね、これは文化市民局の質疑では、あの運動公園やスポーツ施設の議論のなかで、さまざまな会派のみなさんからですね、「市民のみなさんが利用される運動公園とかスポーツ施設の維持管理がきちっとできていない」「日常管理の予算をやっぱり思い切って増やすべきではないか」と、こういう意見も出されてですね、今年度の予算にも一定反映をされてると思うんですが、あのーやはり市民のみなさんの憩いの場である公園、健康づくりにも寄与する大事な場所でもあると思いますので、まず建設局がそれをしっかり守ると、いう立場に立っていただいて、「維持管理は市民で」ということでなくて、あのーやはりその辺は予算の確保も、もっともっとですね、がんばっていただいて、京都市がしっかり責任を持っていただきたい、その点だけ答弁を求めて終わりたいと思います。
(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのー「維持管理は市民で」っていう意味ではございませんので、その辺はお願いしたいと思います。これは私たちもしっかりとやっていって、市民と一緒にやっていってる、で、けっこうあの公園ていうのはあの、地域の方々が非常にあの大事にされてるっていうのもございます。ですから地域の愛護協力会の皆様と一緒に、協力しながら維持管理もやっていってると、いうところでございます。えー、それと維持管理の予算でございますけれども、私たちもやはり維持管理ていうのは、えー必要と、いうことであのー、満足できてるというふうには思っておりません。ですからあの毎年度、予算要望として、やはり維持管理費の増額というのは私ところからは要求していってると、いうようなところでございます。以上でございます。
2017年6月22 日【まちづくり委】建設局/理事者報告「市街地緑化の在り方(案)の策定について」
(更新日:2017年06月22日)