深草東伊達町の浸水被害対策を(2017年5月23日/まちづくり委・建設局・やまねほか)

◆やまね/「雨に強いまちづくり」ということで、あらためて伏見区の浸水対策、深草地域についてお聞きしたいと思うんですが、まず一つちょっと具体的なあのー場所なんですけども、深草の東伊達町の、えーJR奈良線よりも東側の地域で、それから名神高速道路の南側で、宮内庁のですね「深草陵」がすぐそばにある地域なんですけども、えーこの地元の方から私どものところにも「大雨時の浸水被害」ということで、相談が寄せられておりまして、すでにですね、いろんなみなさんが動いていただいて、えー、伏見土木事務所、あるいは上下水道局などがですね、通報を受けた際には現場へ足を運んでいただいて対応されたりとか、それから一定の応急的な対策などもしていただいて、がんばっていただいているというのはお聞きしたんですが、あのー、一刻も早くですね、解決を願う立場からいくつかお聞きをしたいと思います。で、まず現状の認識と、今後考えておられる対応についてまずお聞かせいただけますでしょうか。

(→渡辺・土木管理担当部長)はい、えー深草東伊達町の、浸水被害の件で、あのおたずねということでございます。えー東伊達町では、あのー過去に、大雨のたびにあのー水路があふれまして、えー浸水被害を起こしておりました。そこで、えー対策として平成17年に、えーその水路に並行して走る道路の地中にバイパス水路として、あの直径600㎜の管を、えー敷設しております。でーあの、その後、ま、大した被害がない中で、えー昨年の9月28日の件だと思うんですけれども、あのそこの、その日の局地豪雨の際に、えーその水路があふれて、東伊達町一帯、えー浸水被害をもたらしたものでございます。えー、その後、えー早急に建設局と上下水道局のほうで早急に対策を検討致しまして、えー実際に、あのーすぐにできることは、実施しております。えーその際、地元の住民の皆様にも、その効果を一度あの見てほしいと、いうことで、えー、一定の了解はいただいております。が、その後大きな雨がないなかで、えーまだ不安を持たれている方がおられることも、あのー私どものほうは十分承知しております。えー現在、この水路には、先ほど議員おっしゃられたように、名神高速の南北側道の水路の水が、えー流入しておりまして、えーまあ、そういう状況も承知している中で、しばらくは、あのー、今回やった対策の、えー効果を、えー見ていただきたいなあというふうに考えております。

◆やまね/ええとあのー、いま言っていただいたようにですね、あの過去にも大雨のたびに、えー水路があふれて、まあその対策として平成17年にバイパスの水路を通したと、いうことで、で、確かにですね、「何十年も前に比べれば改善した」との声を私も聞いております。で、ただ、昨年、まあ集中豪雨の際にやはり水があふれてしまったとのことで、私もあの何度か現地見させていただいたんですけども、写真なんかも見させていただいたんですけど、まあ、土嚢がですね、あの、あるお宅の前にものすごくたくさん積まれていて、で、大雨の時にはそれを女性やお年寄りが積みあげて、で、雨が上がった後は水をすった重いやつをまた片付けているということで、大変なご苦労されているということを感じました。

で、この、水がいまあふれているこの水路というのはですね、七瀬川の支流へ流れこむ水路だとお聞きしているんですが、で、見た感じですね、この水があふれている水路というのが、水路の上まで水がバーっとこう来て溢れているというよりもですね、あのいま言っていただいたバイパス水路に水が流れるように水路の底にですね、そちらのほうにバイパス水路に誘導するような、ちょっとでっぱりというかコンクリートの、そういうものがあって、そこに水が大雨の時に増水した時に当たってですね、上に跳ね上がって、それがあの道路にあふれていると、いうことなんですね。で、これは素人考えで大変恐縮なんですけれども、他の場所では、あのあまり水はあふれてないと、流れているってことを考えればですね、その大規模ななにか工事をするというよりも、まずその水があふれている箇所でですね、そこにもう上に蓋をしてしまうような、対策というのは考えられないのかどうか、ちょっとその辺を教えていただけますでしょうか。

(→渡辺・土木管理担当部長)えーあの、おっしゃられた通り、あのー、まあ、あのー、議員おっしゃられた通り、ええっとその水路の底にでっぱりというか、まあ堰、小さな堰みたいなものがございました。でー今回、あの応急というかまあ、すぐに対策したというのが、その堰を半分撤去してございます。で、あのーその後、雨が降っておりませんので、まあしばらく様子を見ていただきたいということで、えー地元の方にもご説明はさしていただいております。それと、あのー蓋をかけるということにつきましても、あの一つの対策方法であるということは、あのー十分認識はしておりますけれども、とりあえず、あのーいまやりました対策で、あのー私どものほうとしては、えーかなり効果が上がるというふうにも考えておりますので、えー、一度様子を見ていただきたいと、考えております。

◆やまね/とりあえずまあいまの対策で様子を見ていただくと、いうことでした。で、ええと、まああのただ、蓋をするというのも一つの方法ではないかということで、ぜひ今後もですね、調査をあの続けていただきたいと思います。

で、この地域にですね、水があの集中する原因についてですね、先ほど、えー「名神高速の南北側道の水が集中して流れ込んでいる」というお話があったんですけども、えーというのは、あれですかね、この地域全体の水の流れがどうなっているかということについても、一定調べていただいたということなのか、というのが一つお聞きしたいのと、それからあのこの名神の北側のですね、いわゆる大岩街道周辺地域というのが、下水道が未整備となっている地域ですので、そのこととの関連というのがどうかと。で、私もあの地元のみなさんと一緒に環境問題のことで、ウォッチングでよく現地を歩くんですけども、雨の後はですね、えー道がもう川のようになっているところがありましてね、そのあたりがちょっと気になっていますので教えていただけたらと思います。

(→渡辺・土木管理担当部長)えーおっしゃる通りあの地形上、名神のあの南北側道が、えーっと、南北側道に入る水が、あのこの水路に集中して流れ込んでおります。で、えー、名神の北側につきましてはご指摘の通り下水道区域からは外れております。ただ、あのその下水道区域である・ないが、あの直接、えー浸水被害につながっているとは考えておりません。むしろ、あの地形上、その南北側道の一番低い部分が、あの水路に流れ込んでいるということが、原因かと考えております。

◆やまね/えーそうするとまあ、下水道のというよりも、えーむしろ地形状の要因が大きいと、いうことですね、わかりました。それから、もう一つはですね、あのー、この深草地域を流れる七瀬川に関わることなんですけども、深草谷口町に「貯水池」をいま整備する計画があると思うんですけども、この今後のスケジュールが、あのどうなっているのかと、いうことと、それからその、この貯水池の整備によって、ま、水害対策・浸水対策として効果が出るのは、だいたいどの地域を想定されているのか、その点はいかがでしょうか。

(→渡辺・土木管理担当部長)えー七瀬川の遊水池についてでございますが、昨年度に引き続きまして、えー地下水位の観測というのを今現在、あの七瀬川の遊水池の中でやらしていただいております。えー、その結果を踏まえて、えー今年度に、えー詳細設計を、えー着手する予定でおります。で、工事につきましては、まだしばらく先になります。(平成)31年度くらいからを、えー予定はしております。えー工事の期間も、あのその後、約4年ぐらいかかると、いうことも検討しております。

あのーそれと、どの地域という件ですけれども、あのー、ええっと七瀬川の下流へ、あのいまのあの深草谷口町のあたりから、下流、えー西向いて行きますと、あの京阪とか名神とかのアンダーをくぐっていくような形に七瀬川なっておりますが、ま、そこの部分が、あのボトルネックになっているということですので、その部分の、えー、浸水対策を、えー浸水対策のために、えー遊水池をつくると、いうことで考えております。

◆やまね/わかりました。七瀬川の下流、西側の地域の対策ということでした。でーあの、この七瀬川の整備についてはですね、この深草谷口町のいま言っていただいた貯水池、遊水池の整備で、まあ一段落というか終了ということを聞いているんですが、しかし、あのーいま、現状ではですね、その上流の支流の周辺地域で浸水被害が出ているわけですので、しかも先ほどあの、あのおっしゃっていただいたように名神南北の側道の水が流れ込んでいてですね、それが地形上の要因ということですから、あのやはり七瀬川の上流や、あのー深草東部地域のですね、浸水被害についてはですね、引き続き何らかの対策が必要ではないかと。ぜひ今後もあの調査・検討というのをしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

(→渡辺・土木管理担当部長)ええっとあの遊水地の上流域、えー七瀬川の支川のまあ流域についてでございますけれども、あのーいま私ども考えておりますのは、あのー道路に走る水と、それからまあ七瀬川の支川に入る水っていうのが二つあるんですけれども、いまのあのー浸水を、浸水の原因となる水路につきましては、ま、七瀬川の支川とある一定部分でつながってる部分がございまして、でーその辺の流域を、あのうまいこと分ける方法があるのではないかと思いますんで、それさえできれば、あのー支川のほうにはまだ余裕がございますんで、そこらへんの検討は、これからさしていただきたいとは考えております。

◆やまね/わかりました。で、最後にもう一つだけですね、あのー七瀬川の、そのさらに上流の名神のその北側地域にですね、「鎮守池」という場所が、あのあります。で、これは平成24年度に地元団体から京都市にその土地が寄付されているんですけれども、で、そこでお聞きしたいのは、現在この鎮守池という場所を所管しているのは京都市のどの局なのか。で、また、この鎮守池をですね、遊水池というか貯水池というか、そういう機能をはたさせることっていうのは難しいのか、で、また、過去にそういう検討されたことがあるのかどうか、その点はどうでしょうか。

(→渡辺・土木管理担当部長)えー鎮守池の所管は、えー行財政局でございまして、えー治水機能につきましては、あのーま、これ、行財政局が寄付を受ける前に、あのー河川、元、旧河川課で調査をさしていただいておりまして、えー基本的に治水機能については、まあ、あのーほとんど影響がないということで、あのー考えております。

◆やまね/えっとその、寄付される前ですかね、に、旧河川課が調査をされていると。ただ、遊水池としての機能が、まあないということでありました。であのー、この鎮守池というのはですね、現在はもう水がほとんどなくてですね、えーまあ、もう土で覆われたような状態になってまして、ただ、あの稲荷山方面からの水は、少しではあるんですけども、流れがありまして、で、ここをですね、水辺空間としてかつての姿に再生していくことで、深草地域の環境の再生と合わせてですね、そういう遊水池としての機能もはたせるんではないかなあということも思っています。で、平成18年に出された「大岩街道周辺地域の良好な環境づくりの指針」にも、「鎮守池の活用整備」という文言がありますので、ぜひ、あの環境政策局とかですね、それからあの地元の深草支所とも連携をしていただいて、あの引き続きがんばっていただきたいと、あのそれを要望だけして、終わりたいと思います。

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◆安井議員(民進)/ええと、いま(やまね)委員のほうからご指摘の問題についてはまあ、それぞれ各会派にもですね、ご要望が来ておりました。そんなかでまあいろいろと、当事者のみなさんにもお話をおうかがいし、また、現状については、えー当局にもおうかがいしてですね、えー確認をしてまいりました。えーまああの今後、その、浸水が、危険と思われる時はですね、えーまあぜひあの、土嚢を含めて、局のほうでですね、しっかりやっぱり対応してもらうと、また撤去についてもそうしてもらうと、ま、こういうことで強く、あらためて、ま、要望しておきたいと思うとるわけでございます。また、あの、この箇所から約80mくらいの下流で、えーご指摘の、まあ、七瀬川に合流すると、いうことでございます。えー七瀬川については、えー本流これ、府の管轄と聞いておりますけど、ちょっとその辺の確認だけお願いします。

(→渡辺・土木管理担当部長)えー七瀬川につきましては、あのー議員ご指摘の通り、えー、一級河川でございまして、えー本来、府の管理する河川でございますが、あの都市基盤河川として、京都市のほうが整備をしていると、いうことでございます。

◆安井議員(民進)/まーあの府ともですね、ま、いずれにしても、京都市がいま管理をしてるということでありますけども、えー府とも連携をして、えーこの辺のまあ流域の、おー浸水等々のですね、対策についてもしっかりやっていただきたいと、思うところであります。えー、一昨年、ちょっとこの、おー、80m下流の合流地点から少しまだ、えー離れたところでありますけれども、えー河川の、改修のご要望があってですね、えー当局、市のほうにお願いしたところ、まあ府との連携の中で、しっかりまあ改善をしてもらってると。また、防護柵の新設もですね、やっていただいてると、いうことも実績もあるわけでありますから、えーまあ今回のご指摘を受けてですね、ま、ぜひ、府との連携もしっかりとっていただきたい、強く要望しておきたいと思いますんで、よろしくお願いします。

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◆かわしま議員(公明)/えー私もあのこの箇所、地域の方々から、様々に、ご相談を受けておりまして、えっと、えー、昨年にもですね、あのーちょうどいまいらっしゃいます、あのー金倉所長が伏見土木事務所の所長であった時代にも、あの一度あのご説明をいただいたところであります。その時にも、あの今やまね委員とのやり取りの中でありましたような、説明を私、詳細をいただきまして、まあ様子を見てるところであるのでということで、あのご説明をいただいておりました。今回また別の方々から、あのこういったあの不安があるということで、あの私もあのお聞きをしてたところなんですが、ま、その、昨年の折に、あの聞いておりましたので、あのそういったご説明であの、一定あの納得いただいたかな、というふうに思ってるんですが、ただあの、その時に感じましたことはですね、あのー、この地域の方で、この、こういった手立てを打ってることをあのご存知の方と、ま、全くご存知ないままにですね、あのーそれ以前に、あのー水がついた時のことを、記憶だけがあって、もうその後どういった手が打たれたのかっていうことを、まったくご存知なくって、そのままの不安を抱えておられた住民の方も、あのいらっしゃいました。であの、えっと、地域にご説明されたというような先ほど答弁があったんですけれども、ま、その時に地域の方にどのような、あのご説明をされてですね、であの、地域といいましても、どの地域に説明をされたのかっていうこと、わかりましたらお答えいただけますでしょうか。

(→渡辺・土木管理担当部長)ええっとまあ地域にあの説明したという言い方は、ちょっとあのー具合が悪いのかもしれませんけども、あの近辺に、えーおられて、実際に浸水被害を受けられている方には、説明は、しておるというふうには聞いております。

◆かわしま議員(公明)/はい、あの実際に私もあの地域行かせていただいて、ま、あのいろんなところを回らせていただいて、様々に聞かせていただいたところによりますと、このあの、川に面している向かい側のお家なんかはあのそういった説明があったと、こういう工事に入りますということで、ただ、あのこの道路に面してない、えーもう少し西側の住宅地にも水があの大変この時、浸水をしまして、もうその方たちはまったく聞いておられなかったんですね。で、私説明さしていただきましたら、まああの「少し安心しました」ということですので、あの、この地域あの、川に、えー川の西側の辺りだけじゃなくってですね、もう少し西のほうまで、ずーっと水が入りまして、であの、それも同じ町内の中でも、あのかなり、あの場所によって、その水が入った、差があったようなんですね。で、問題意識もかなりあの温度差がありましたので、できましたら、あのもう少し広い地域でですね、ま、地域の方に丁寧な説明をあのしていただきたいと思いますが、その点いかがでしょうか。

(→大西・土木技術防災減災担当局長)えー我々はあの、えー、一つには、やっぱり市民のみなさんの、不安を払拭すると、いうことも、仕事の一つやと、いうふうに考えております。えー丁寧に、地元のみなさんに、情報を提供さしていただいて、少しでも、えーみなさんの、その不安を取り除く、あるいは、我々の仕事の進め方、そういうものの情報を、伝えていく、そういうことに努めてまいりたいなあと、いうふうに思います。ご理解よろしくお願い致します。

◆かわしま議員(公明)/えーぜひとも、そのようによろしくお願いします。それで最後に、先ほどもおっしゃってました、あのー名神の、南北のほうから水が流れている、もうこれも非常にあの心配なところですので、ま、引き続き、あのー地形等の調査をしていただきまして、この水が流れ込まないような対策も打っていただき、その説明も地域の方に丁寧にしていただきますよう、お願い致します。

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2017年5月23日【まちづくり委】建設局/一般質問「深草東部地域の浸水対策について」

(更新日:2017年05月23日)