市民合意ない大宮交通公園の北消防署移転は撤回を(2017年4月26日/まちづくり委・建設局・やまね)

◆やまね/わが党の地元議員の玉本議員からうかがっておりますので、私のほうから、あのいくつかお聞きしたいと思います。で、あの今回の提案はですね、えーこれもう何度も議論をされておりますが、「北消防署の移転」が、あの前提となっておりますが、消防署からの説明も不十分な中で多くの方がまだ納得をされておりません。で、3月の予算特別委での質疑を私も見せていただきましたが、あの「550名に説明したと消防局から聞いている」という答弁があったかと思いますが、えー、一方で、「大宮交通公園を良くする会」の方々が実施されたアンケートにはですね、700名の方からの返信があり、74%の方が大宮交通公園への消防署移転には反対をされておりますから、とてもいま、住民合意があるとは言えない状況だと思います。で、周辺住民の方はですね、消防署が北山通よりも狭い生活道路に来ることを心配されていると、いうことであります。で、私もこれは実は驚きました。で、私の地元の伏見区ではですね、伏見消防署が、あの移転をすでにしておりますが、元々伏見消防署は、師団街道をずっと南に下って行ってですね、一方通行の狭い道にあったものが、いま国道24号線沿いの大変広いところに移転をされています。で、消防力とかですね、防災機能の向上というのは、普通はそういうものではないのかと私は思うんですけども、まずその点についてうかがいたいと思います。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー、ま、北消防署の移転ということでございます。あのー北消防署におきましては、えー当時、ま、昭和35年の当時の国勢調査とかと比べますと、いま現在、えーあの部分、北区の北部地域でございますけれども、鷹峯や柊野学区、大宮学区、この辺りですけれども、ま、世帯数が11倍に増えていると。えー、昔、昭和35年当時に、約1300世帯があったのが、いま1万4600ぐらい増えていると、いうようなところでございます。また人口も、当時5400人ほどであったのが、え、3万2000人余と、いうように非常にあのー、世帯数でも11倍、人口でも当時からもう6倍に増えていると、えーゆうことでございます。で、えー当時、北山通ございましたけれども、いまのその北、北消防署が移転する大宮交通公園の辺りにつきましては、非常にそういう住宅地が増えてきたと、いうことで、えーまあ防災、えー、の観点からも、えー重要であると、この地域については重要であると、いうふうに消防のほうからうかがっているところでございます。以上です。

◆やまね/えーあの、周辺にはですね、子どもが遊べる街区公園が徒歩圏内にないということで、大宮交通公園が街区公園の役割も兼ねていると。で、子どもたちが遊ぶ近くですね、しかもいまの消防署よりも、えー狭い道路に、場合によっては24時間、対応されるこの緊急車両が出入りをするというのは、私はまあ「防災の強化」というよりも、むしろ危険性があの増す側面もあると思うんですけども、その点はいかがですか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、えーいま、えー、公園の北東の角、ということでまあ出たところ2車線あると、いうことでございます。でー、その辺につきましては、えー、この地域が非常に増えていると、えー住居等が増えていると、いうことで、えーここには、えー必要であると、いうふうには消防のほうにはうかがっておりますので、安全面には非常に配慮すると、いうようなことも、うー聞いているところでございます。以上でございます。

◆やまね/で、そのー、北消防署移転先となっている、いまおっしゃられた北東角ですけれども、ここはあの現在駐車場ですよね。でーあの、駐車場や駐輪場の確保をどうしていくのかということも課題だと思います。「今でも駐車場が狭く、休みの日には道に車がズラリと並んでいることがよくある」と地元の議員からお聞きしました。「市バス路線や本数も不便な地域で、駐車場は違法駐車をさせないためにも必要だ」と、こういう声もいただいているんですけども、その点はいかがですか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、いま現在あのー、休みの時なんかにはまあ駐車場の活用していただいていると、えー非常に活用していただいていると、いうのは私もえー現認しております。で、この辺につきましても総合的に考えて、えー駐車場設置云々なんかを検討していきたいと、いうふうに考えているところでございます。

◆やまね/「駐車場の設置を検討したい」ということで、それはどういう、具体的にはどういうお話なんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、いま現在このー、パブリックコメントしていったなかで、まあどういう形をつくっていくかと、いうのを総合的に判断していくと、いうことでございますので、その中で、え、検討していくと、いうところでございます。

◆やまね/まあちょっと、よくわかりませんけれども、あのー、えー、4ページにはですね、この資料の、いただいた、4ページには「舗装の老朽化」というのを掲載されてますけれども、私はですね、本来改修すべきものをここまで放置してきたことが、そもそも問題ではないかと、思いますし、でー、まあ防災機能の強化とか公園の再整備ってことが強調されてるわけですけども、今回の話は結局ですね、市民の大切な公園を削るという話なんですよ。市民生活にとっては、消防も、そして公園も、どちらも大事なはずです。でー私はやはり公園整備を進めるはずの建設局がですね、大切な公園が削られることを、先ほど言われました「大きなチャンス」ととらえること自身が、問題ではないかと、思いますがいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あの大きなチャンスといいますのは、えー私とこもなかなか、えー公園の再整備というのはできませんが、今回この消防署が、移ってくると、いうことでございますので、その消防施設と、一緒になってこの広域避難場所を防災施設と、いうような位置づけで、えー、再整備ができると、いうようなことでチャンスというふうに考えてるところでございます。以上です。

◆やまね/ま、再整備ができるとおっしゃいますけどね、3000㎡なくなるわけですからね、あのー本当にひどい話だと私は思います。であの、公園っていうのは、空き地ではないと、私は言っておきたいと思います。で、公園面積が、この減る事態に対してですね、やはり本来であれば、建設局の立場としては「他で探してほしい」と言うべきではないかと。それが市民に対するみなさん方の仕事であって責任であると、いうことをいって置きたいと思います。

で、あのー、消防署移転によってですね、この大宮交通公園2万㎡のうち3000㎡も公園面積が少なくなるわけですね。で、これあの3月の委員会で要求した資料が、先日届けていただきまして見ましたけれども、あのーこの、どれくらいの場所がですね、消防署の面積になるかってことで、非常に大きなこの赤丸で示されてますが、大きな部分が消防署になると。まあいま滑り台がある辺りまでですね、あの来ることになると思いますが、しかしいま、あのーこの、委員会資料5ページを見ますと、北東部分にある「北消防署移転先」というのがですね、実際よりもかなり小さく、えー、イメージ、描かれているのではないかと。こういう事実と違う資料でもってパブリックコメントをされるんですか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、あのこの5ページの、えーまあ図でございますけれども、これはあくまでもゾーンを描いていると、イメージしていただければいいのかなと、思っております。えー真ん中に交通の学習ゾーン、そして北東部には防災機能強化ゾーンという形で赤丸で印をさせていただいたと。で、それを、青い、えー紫ですかね、紫でまあ回遊性を持たすと、いうようなところで、えー、示させていただいております。あのー議員おっしゃるように、えーこの前提出させていただきました資料、でいきますと、赤の部分が小さいかなと思われますけども、あくまでもこれはゾーンの配置と、いうふうにお考えいただければいいのかなーと思っております。

◆やまね/私は、この「あくまでゾーンだ」と、「あくまでイメージなんだ」という話では、私は済まされないと思うんです。だってこの資料の中にですね、他にそういう場所出てきますか。この消防署の話が。で、あの、北東部分という位置も決まってると。そして移転も決まってるとおっしゃる。しかも3000㎡という数字まで出てるわけですよ。そしたら地図にだいたいどうなるかっちゅうのはですね、簡単にわかる話だと。これなぜ示されないのかというふうに思います。で、このこういう資料はですね、明らかに市民のみなさんに誤解を与えかねない、そういうものだということを指摘しておきたいと思います。

で、もう一つですね、あのこの資料4ページでは、ゴーカートの利用台数の減少というのが示されていますが、あのーここではですね、30年前の5年間と、えー直近5年間が比較をされているわけですね。で、しかしこの比較にもちょっと疑問があるので、お聞きしますが、まずあの「ゴーカートの利用台数が減った」というふうにあるんですけども、この写真あるように、「稼働不可のゴーカート」があると。ということは、このゴーカートっていうのはですね、動かなくなったら、えーそれは新しいものに更新をされていくってことではなくて、こういうふうにして、ま、展示をせざるをえないというか、えーだんだんと台数は減ってきているのではないかと思うんですけど、このゴーカートの台数ってのは、どうなってきたんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー、ゴーカートの台数でございます。ええっと、いま現在あのー、使用できる分があのちょっと減ってきまして、いまあのこの、写真に写っているのはまあオブジェ的なもので置いているところでございますけれども・・・ちょっとしばらくお待ちくださいませ・・・・・・、えー現在稼働中のものが、えー18台、でございます。で、えっと一応あのー、えー、29台、ございましてその内の稼動するものが18台、ということでございます。で、これにつきましては、あのー、いま動かないものにつきましては、いま動くものに、ま、部品であるとか、このへんを移植をしていると、いうようなところでいまの現在の18台を稼動さしていると、いうところでございます。以上です。

◆やまね/えー現在動くのは18台ということなんですが、これあの一番多いときは何台くらい動いていたんでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)えーと一応あのー29台いまございますので、ま、基本的には29台、が、全部、当時昔ですので動いてるかは把握はできてませんけども、29台はあると、いうところでございます。以上です。

◆やまね/まあそうしたら、まあ3分の2ほどにですね、えー減っているというか、実際は動いていないわけですから、その昔の数字と、いまの数字を単純に比べることは、これ自身をもってもですね、難しいと私は思いました。それからあのー、これもちょっと聞いたんですけど、以前と比べてですね、このゴーカートの利用日数ですね、現在は、もし間違ってたら教えていただきたいんですが、木曜日と、土曜日曜祝日と、で、えー夏休みなんかは毎日ってことなんですが、この利用日数についても、だんだんとまあ減ってきた、削減されてきたっていうようなお話も聞いたんですけども、この点についてはいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)えーとちょっと私もあの定かではないんですけども、以前はもう少し木曜日も動かしていたっていうこともうかがっておりますけれども、ちょっとその辺については存じておりません。ただあの利用者が、以前そのーえーこれができた時なんかは、けっこうずっと並んで、乗るというようなことがあったけれども、ま、最近は、ま、そこまで、多くないと、いうようなことはうかがってるとこでございます。

◆やまね/そしたらその以前はまあ、もう少し動かされていたということですのでね、やはりあの5年平均ていう比較ではなくて、私はあの、ゴーカートの台数とですね、利用できる日の1日の利用者数というのをやはり比べなければいけないのではないかと。で、これは私あの、先ほどインターネットを見ておりましたら、子育て中の方が一昨年、あるいは昨年、ブログやSNS等で書かれているのはですね、「ゴーカートには列ができていた」と、「子どもたちも大喜び」ということで、今もですね、えー大変な、やはり人気があるものだと、いうことだと思うんです。ですからあの、これちょっと資料を求めたいと思いますが、「ゴーカートの台数がどう推移してきたか」、年ごとの数字を出していただきたい。それから、「ゴーカートを利用できる日の1日の利用者数比較」について、数字が出ないかどうか、この点についての資料を求めたいと思いますがいかがでしょうか。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、ええとゴーカートの台数の推移、それと、利用日の、えー人数でございますかね、ええとその辺についてはちょっとまとめさせていただいて、えー資料のほう提出させていただきたいと思います。

◆やまね/でーあのこの、まあ、資料というか、提案ではですね、やはり老朽化っていうことと、利用者数の減少というのが、ま、かなり強調されているんですけど、ま、客観的な数字のようでですね、実はかなり誤解を与えかねない、そういう中身の資料になってるんじゃないかと。で、このゴーカートが残るかどうかっていうのはこの公園にとってもですね、大きな課題であるにもかかわらず、それを「残してほしい」という声を、はたして聞くものになっているのか、あのー非常に疑問であります。

最後にもう一つだけお聞きしますが、このパブリックコメントの配布方法について、えー、対象となる地域としては、近隣学区で言えば、大宮、紫竹、待鳳、こういうことだと思うんですが、この地域には例えば全戸配布をされたりするのかどうか。京都市唯一の交通公園として、幅広く、保育・幼稚園・小学校などのですね、関係者のみなさんから、ぜひ意見を寄せていただけるようにしていただきたいと。で、子どもだけではなくて、高齢者の方にも喜ばれている場所だと聞いておりますので、ぜひ配布方法の検討について聞かせていただきたいということと、そして、あらためてですね、市民合意なしに進めることは許されないと、このことを指摘して終わりたいと思います。以上です。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー配布方法でございますけれども、あのまあ委員おっしゃられましたように、私たちもあのーやはり少しでも数多くの、おー意見をいただきたいと、いうふうには思っております。そしてここはあのー、街区公園という意味合いではなく、京都市の交通公園と、いう大きな意味合いを持っておりますので、え、その辺京都市民全体から、えー、意見をいただけるような、形をとっていきたいと、いうふうに考えてるところでございます。以上です。

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◆西野議員/すんませんちょっと確認だけさしていただきたいんですが、いまやまね議員の質疑の中でね、このーグラフ、ゴーカートのこのグラフだとか、このーイメージ図ですね、これいまの議論の中ではちょっと問題があるかなと思ったんですが、この辺は、あのーパブコメ、これを配布されるにあたって、えー再度検討し直して訂正とか、修正とか、そういうことはありうるのかどうか、その辺だけちょっと確認したいんですが。

(→小川・みどり政策推進室長)はい、えー、一応あの28日、金曜日から、えー、配布をすると、いうような予定をしております。でー例えばこのグラフにつきましても、これちゃんとしたデータに基づいてグラフをこしらえてるものでございます。あのーこのゾーン、交通ゾーンとかのこのゾーンにつきましても、イメージということでございますので、えーこの形でいきたいというふうに考えてるところでございます。以上でございます。

2017年4月26日【まちづくり委】建設局/理事者報告「大宮交通公園の再整備に向けた市民意見募集の実施について」への質問

(更新日:2017年04月26日)