陳情審査:京都市美術館の命名権売却は中止を!(2017年3月17日/くらし環境委・文化市民局・やまね)

◆やまね/あのー、まあ公共美術館へのネーミングライツということで、えーまあ、納得されていない方がまだたくさんおられます。京都市外からもですね、あのーたくさん意見が出ておりましてね、で、いろんなご意見があるということは、文化市民局のみなさんも、お認めになってきたことだと思うんです。で、しかも今回はですね、議会の議決や市民による投票ではなくて、えー決まった、決められている話ですので、ま、私どもは、あのー今からでも撤回をして、名前は変えるべきではないと考えておりますが、そのどんな方向に進もうともですね、より丁寧で誠実な対応が求められてるというふうに思うんですね。で、そこで、あのーお聞きしたいのは、気になったのはですね、一つは、あのー陳情文書表にあるんですけども、「市民団体との懇談」が「マスコミに対して非公開」とされたということなんですが、これは何か理由はあったんでしょうか。

(→北村・文化事業担当局長)はいあのーいろんな団体のみなさんから、あの説明会であるとか、えー意見交換してほしいということで、できるだけ誠実に対応するようにしてございます。あのそういった時にできるだけまあ、えー皆様のご意見、また私どものことも対応したいということで、あのーひざを、いわゆるひざをつきつけてお話をしたいと、いうことで、あのこういった対応をしているケースもございます。

◆やまね/すいません、私が聞いたのはですね、あのー、なぜマスコミ非公開で行ったのかと、いうことなんですけども。

(→北村・文化事業担当局長)はいあのー場合によってはそのー、多くのええと、多数の方を対象にする説明会という場合と、あくまでもこう1対1、えー先方と美術館と、こういう関係において、えー対応する、えーいろんなケースがございます。あのー1対1という関係においてはやはり第三者、あのマスコミといえど第三者を入れるということではなくて、えー双方信頼関係に基づいて、えー情報交換、意見交換をすると、いうことがより、あの実りある絵になるかというふうに思っておりますので、こういう対応をしているというところでございます。

◆やまね/そのー、ま、信頼関係、1対1の関係ということなんですけど、そこで説明、ま、市民のみなさんから質問されて説明されるわけですよね。何かマスコミに公開するとまずいことがあるんですか。

(→北村・文化事業担当局長)はいあの、けしてそういう意味ではなくて、お互いに、えー、円滑な、えー意見交換ができる、えーそういったことの、えー趣旨でございます。

◆やまね/ま、お互いに円滑な意見交換ができるという、おっしゃるんですけど、この陳情文書表を見るとですね、明らかに、この陳情者の方は、なぜ非公開になってるんだと、いうご意思だと思うんですけれども、これー市民団体の方は、「ぜひ公開してほしい」という思いでおられたんじゃないんでしょうか。これは明らかに京都市が「公開しないでくれ」と、言ったように思えるんですけど。これはどうなんですか。

(→北村・文化事業担当局長)はいあのー、くり返しになりますがあの、場面場面によってはあの公開の場で、あのこの陳情者の方ともオープンな場でやり取りしたこともございますし、えーこの場面は先ほど来申し上げてる事情で、あのーマスコミ等々第三者を入れずに、えー、意見交換しましたし、また違う場面では、あの公、みなさんがおられる、もちろんマスコミもおられる場で、えーこの陳情者の方と意見交換したこともございますので、あのーその場その場で、えーできるだけ、えーいい意見交換、情報交換ができると、いうことを、えー胸に、その場その場で判断していると、いうことで、ご承知おきいただきたいと思います。

◆やまね/で、もう一点ですけど、えー「市民が質問したことに正面から答えず逆質問で説明をごまかすという不誠実極まりない対応もあった」ということなんですが、これは、どういう質問を、あのー文化市民局から、というか美術館の側からはされたんでしょうか。

(→北村・文化事業担当局長)はいあのー、個別のやり取りは、あのーいま手元で承知してございませんが、あのー基本的にはまあ「反対」というご意思をお持ちの方と、えーこちら側が説明するというなかで、なかなかあの説明したことが、「ああそうですか、わかりました」ということではなりませんので、あの陳情の文書の中ではこういった表現にもなってるのかなと、いうふうに理解をしております。

◆やまね/「手元に承知してない」っていうんではですね、議論のしようがないじゃないですか。こういう、ここ(陳情文書表)にあることはですね、少なくともみなさんの側でどんな経緯があったのか、どんな中身があったのかですね、説明していただかないことには、ちょっと議論のしようがないですよ。あのーちょっとそれはですね、ぜひ確認をしていだたきたいと思いますがどうですか。

(→北村・文化事業担当局長)はいあのー、何回かこの方とは、何回か何回もこの方とはやり取りをしてございますので、そのどの場面のことをおっしゃってるのかわかりませんが、あの確認できる範囲でどの点のことをおっしゃってるのかは、えー確認をしたいと思います。

◆やまね/えーちょっと資料で求めたいと思います。でーあのー、ま、もう終わりますが、あのーやはりね、市民に丁寧に説明するべき場、質問に真摯に答えるべき場でですね、逆に市民に対して質問をしてごまかすっていうのは、私はとんでもない話だと、思います。で、今回、市議会へ、またこういう陳情という形でですね、あのー出されてるわけですね。であの、「異論を持つ市民にも誠実な対応を貫くこと」というのを求めておられるわけですよ。で、あのこの間議会でほんとにさまざまな議論が行われたうえで、全会一致の決議をあげてるにもかかわらずですね、市民の方からまたこういう形で声が寄せられたということは、これは重く受け止めていただきたいと。あのー誠実な対応という意味ではまだまだ不十分だということをしっかり反省をしていただきたいと思いますが、最後にその点だけうかがって終わります。

(→北村・文化事業担当局長)はいあのー、冒頭先生おっしゃったように、あのー美術館へのネーミングライツ導入については、あのさまざまな意見をお持ちの方がおられると、十分認識してございますし、あの引き続き、あのいろんな方には、いろんな方に私どもの考え方も説明をしますし、またみなさん方のご意見も、えー丁寧に聞いていきたいと、このように考えております。

◆久保委員長/えー今ほどございました、やまね委員のほうからございました、要求のありました、市民団体との懇談内容についての資料については、えー理事者、えー提出できますか。

(→北村・文化事業担当局長)はいあのー、ちょっとどのような記録を残しているか確認をしまして、あの出せる範囲で出させていただきたいと思います。

2017年3月17日【くらし環境委】文化市民局/陳情審査「美術館命名権売却の中止と市長への再考の促し」

(更新日:2017年03月17日)