スポーツの環境整備

車いすフェンシングのトレーニング環境充実を!(2017年5月22日/予算特別委・保健福祉局・やまね)

◆やまね/えーまず最初にですね、今も少し経過のお話もあったんですけれども、あのー現在のこの元山王小学校が、車いすフェンシングの「常設練習場」になったのはいつ頃の話なのか。で、これあの先方からそういう要請・依頼があったのか、それとも京都市のほうからですね申し出ていただいたのか。たとえば、オリンピック・パラリンピックがあるからそうしようという話になったのかですね、あるいは今もお話があったように他の施設で練習されている状況を聞いて「これはぜひ」ということで京都市のほうからお話をされたのか、ちょっとその辺りの経過などの説明を、まず聞かせていただきたいと思います。

(→出口・障害保健福祉推進室長)先ほど若干触れさせていただいたんですけれども、ま、経過についてでございます。あの元々その車いすフェンシングにつきましては、あの高野にございます障害者スポーツセンターのほうでですね、えー最初あの平成6年頃からというふうにちょっと聞いております。その頃から活動されておりましてですね、えー、ま、そこで、あの練習等、土日中心にやられておりました。で、あのーその今回購入するものに入っておるんですけどあの「ピスト」といいます車いすを固定する器具の方がですね、だいたい1セット70㎏ぐらいございましてですね、やはりあの介助者がいないとですね、えー、ま、練習会場を設立することができないというようなことでですね、あのー常設にですね、えー練習会場がございましたらですね、介助者なしに、ま、障害のある方が、あのその場に行けばですね、練習ができるということになりますので、あのー団体のほうからですね、「どこか常設の会場がないか」というようなことでですね、えーご相談がございまして、ま、そういったなかでですね、えー元南山王小学校はですね、えーまあ京都駅からもアクセスがいいというような部分であったり、バリアフリー化がですね、一定なされていると、いったことがございましてですね、えー平成26年の12月からですね、えー元山王小学校のほうを、えー有料でですね、団体のほうに貸与をすると、いうような形になっております。以上でございます。

◆やまね/ありがとうございます。えー、団体のほうからそういう相談があって、それに応えていただいたということであります。で、あのー、私も今お話あったように、選手のみなさんにですね、より良いトレーニング環境を提供すること、本当に大事なことだと思うんです。で、そのためには、あのー関係者のみなさんの声をですね、できるかぎり反映をしていただきたいと、いうふうに思うんですけれども、その点で、このより良いトレーニング環境の整備という場合に、現状では、あのその元山王小学校で、どんな課題があると認識をされているのか。

それからこの予算案の中で、先ほども少しご説明ありましたが、えー「機器備品等の配置等を行う」というふうになっていまして、で、ピストと、それからビデオのシステム、あるいは審判機と、いうお話もあったわけですけれども、これあの金額の内訳的なものはだいたいわかっているのか、そのあたりちょっと教えていただけますでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)えー、あの課題でございます。あのー団体のほうからですね、あのー聞かしていただいているものは、まずやはりあのー、えっと練習をですね、やはりする機会がですね、まああまりなかったということでですね、今回指定を受けられるということでですね、あのこれによってですね、あのー、ま、6月以降、えー来年の3月まで約200日ほどのですね、まあ練習ができるようになったということでございます。で、あのー、やはり今回のあのー補正の中にございますけれども、あの、練習に必要なですね、えーその先ほど申し上げたピストがございますけれども、ま、今現在も使っておられるんですけれども、やはりあの国際試合にですね、えー使用可能なピストを今回ですね購入するということでございます。やはりあの国際大会で実際に利用される環境にですね、えー近づけるということが、やはり必要やということでですね、今回、えーこれを一番にですね、えー、環境整備を図るというものでございます。

あと、あのー今回の予算の内訳でございますが、えー車いす用の先ほども言いましたフェンシングのフレームでございます。1台が150万ほどございまして、これが2台ほどでございます。あとあの審判機がですね、えーこれもまあ国際試合に対応できるものということで、約90万ほどのものを2台。あと、えー、まあビデオカメラ等の関係と、えーソフトウェアの関係でですね、えー150万弱くらいと聞いております。で、あとあの、中央でですね、えー会議がですね、えー中央のほうでナショナルトレーニングセンターのほうでもですね、え、まあ、あのー、全国というか、全ての団体のですね、えー強化のためのですね、ミーティング等が定期的に開催されますので、まあそういったものの交通費が若干ですけれども、計上さしていただいていると、そういった感じが、主な内訳でございます。

◆やまね/えーっと、ピスト、あるいは審判機、ビデオカメラ、で、ミーティングの時などの交通費なんかが主な中身だということでした。で、あのもう一つ確認をしたいのが、あのこの「ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設活用事業」というのはですね、先ほどもあったように「強化拠点として指定された施設の設置者(今回の場合は京都市)に対し、その施設を使って選手の育成強化を行うにあたり、施設として必要な経費を国が負担する制度」だと。で、そのお金は、使い道としては「施設使用料、トレーニング機器備品、医科学的なサポートスタッフの経費やこれに伴うマネジメントスタッフの配置等に充てることができる」というふうにうかがってるんですが、今回のそういう意味では、事業内容としては、え、まあ今交通費のお話もありましたけれども、中心的にはこの「トレーニング機器備品」に充てるというものと、そういう理解でよろしかったでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)えーあの、基本的にはあの先ほど申し上げた通り、あの備品が今回のですね、中身となっております。はい。

◆やまね/で、実は私ども5月17日に現地をあの視察もさせていただきまして、関係者の方からお話もうかがいました。で、えー、あの試合形式の練習はもちろんなんですけども、この競技の特性として「上半身や腕の筋力を非常に使う」と、いうことで、「ウエイトトレーニングも必要」だというお話もあったんですけれども、で、えー2015年10月、NHK「ハートネットTV」という番組で、車いすフェンシングについて放送されているのを私もビデオで拝見したんですが、で、そこにはですね、元山王小学校での練習風景と合わせて、先ほどもあった京都市障害者スポーツセンターで、かなり大きな機器を使ってウエイトトレーニングをされている姿もあったわけなんですが、この「機器備品等の配置」という場合に、このー車いすを固定するピストだけではなくて、そういうウエイトトレーニングのような機器なども検討されたのか。で、あのー、そういう協会のみなさんの要請を受けて、まずはピストが、そこがまず一番大事だということで、今回こういう使い方をされているのか、そのあたりはいかがでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)今回の備品の購入につきましてはですね、あの、えー団体のほうとですね、十分協議したうえで、あの事業計画というのを国のほうに提出して、あの受け入れてるものでございまして、で、まあ団体さんのご希望としてですね、今回のピスト等がですね、まずは最優先ということででsね、聞いております。

◆やまね/で、もう一つはですね、あのーこれも非常に印象的なお話だったんですけども、この車いすフェンシングというのは、「どうしても競技をする中でお尻をこすってしまう」ということで、「身体的な影響も出てくる」というお話ですとか、それから、あの障害者の方ですので「体温調整が難しくて、エアコンもあるが、霧吹きで顔に水をかけて体温を下げる」と、こういう努力もされているということでした。で、あの、こういうお一人おひとりのですね、「コンディションをしっかり見極めたケアが大変重要」と。で、この選手の強化だけでなくてですね、えー「まわりに、そういうことをしっかりサポートできる人がいないとダメ」なんだと。「そういう人材の養成・育成も必要」とおっしゃられてたんですけども、このナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設活用事業によるお金の使い方としては、そういう「医学的科学的なサポートスタッフの経費」ということも考えられるわけですけれども、そういった人材の育成や養成については、京都市としてはどのようにお考えでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)先ほどお話のございました、あの選手のほうのですね、えー褥瘡(じょくそう)等の医学的な体調管理についてでございますけれども、あの強化合宿ならびに育成合宿の際にですね、あのーチームドクターをですね、えー招聘しましてですね、えー体調管理ということで、ま、褥瘡予防などのですね、えーサポートを受けると、いうような形で、あのー、えー、教室以外にですね、えー休養室がございまして、そちらのほうでですね、あの練習が終わった後ですね、えーあのそういったチームドクターのですね、えー体調管理のほう受けていただくというような形でですね、実施されております。その経費につきましてはですね、あの今回のですね、あの補正予算とは別にですね、えー国のほうから直接、えー競技団体のほうにですね、別途補助金があるというふうに聞いておりますので、えーその経費の中でですね、あのー賄われるということになっておりまして、あの二重でですね、えーまああの経費の計上はできないという形になっておりますので、えーご理解いただきますようよろしくお願い致します。

◆やまね/えーそしたらその、えー団体に直接そういう形で国のほうから補助金も出ていると、えー、いうお話でした。でー、あとですね、あのー、ま、そういう、えースタッフの、人材の育成の点ですとか、それからあのー、ウエイトトレーニングの機器とかですね、ま、そういう意味では、ピストを整備すればそれで終わりだっていうことではなくて、いろいろそういう意味ではですね、改善の余地が今後もあるなあというふうに感じているんですけれども、あのー、車いすフェンシングの拠点がやはりこの全国でも唯一、この京都市にある、この意義は大変大きいと、私は感じました。京都市としてもですね、ぜひ、国から委託されたからってことではなくて、あのぜひ積極的に支援の検討をさらにしていただきたいと思います。

で、先ほどもあったこの競技用車いすを固定するピストという器具が、1セットでだいたい70~100㎏ぐらいある重いものだということで、練習のたびに倉庫から出してきて、練習が終わったらまた片付けるというものではなくてですね、やはり「そこに常設で置かれていることがとりわけ重要だ」というふうに関係者の方もおっしゃっておられました。で、先ほど指定期間のお話があったんですけども、えー、一応期間としては2年間で、最長、この東京オリンピック・パラリンピックの開催年度末まで「1年単位で更新できる」ということで、ま、4年になると思うんですが、あの先ほどこの800万ていうのは今年度のお金だということなんですけども、たとえば、もし来年度、さらに再来年度、この事業続けていくとなった場合に、より、今回はピストを最優先で整備をしたけれども、えーそういうウエイトトレーニングの機器だとか、あるいはもっともっと競技の団体のみなさんからお聞きをして、環境を充実をさせていくと、そういう可能性もあるということなのか、それが一点と、で、もう一つあの、「施設の維持管理」ですね、これについてはどこが行うのか、負担をするのか、その点はいかがでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)ええとあの、指定の関係でございますが、えー今回800万という経費でございます。えー来年度以降もですね、また事業計画をですね、えー団体さん、競技団体さんと十分協議しながらですね、え、来年度もこの事業をですね、えー国のほうに申請していきたいと考えておりまして、その内容につきましてはですね、あのー今後ですね十分、その競技団体とですね、協議をしながらですね、まあ場合によってはそのトレーニングの機器等の購入といったものも可能性としてはあるとは思いますので、十分協議をしながら、あの考えていきたいと考えております。

で、維持管理につきましてはですね、あのー基本的にはあの京都市のほうのですね、のほうで、維持管理という形になりまして、ま、今まででございましたら、そのえー賃借料を有償でですね、その団体がご負担していただいたものがですね、今回の国からのですね、委託金によってですね、えー使用料についてもこの経費で賄うという形になってきます。

◆やまね/えーそれでですね、あとあの、本来、どんなスポーツでも、その発展を期すというのであれば、オリンピック・パラリンピックが終わってもですね、継続してそのための環境整備を図っていくということが大事だと思うんです。で、とりわけあの保健福祉局にはですね、障害者のみなさんのスポーツをする権利、鑑賞機会や条件の拡大のために、一時的なことではなくて、えー継続的・持続的な取り組みが求められると思うんですけれども、そこでお聞きしたいんですが、あの先ほど、そのオリンピックが終わった後どうするのかというお話もあったわけですけれども、あのー、まあこの、元山王小学校がどうなるかという話は別にして、今回の事業にあたってですね、これはあくまで2020東京パラリンピック・パラリンピックまでの暫定的、一時的なものなのか、それとも今後も恒常的にこういう環境整備を京都市として図っていこうと、しておられるのか、そのあたりの将来展望はいかがでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)えーあの今回のですね、えーあの支援につきましては、ま、あのー、国のほうからの委託を受けましてですね、まあ、あのナショナルチームの育成ということでですね、まあそういった視点でですね、あの国からの委託を受けているものでございまして、まああの、えー、パラリンピック終了後につきましてはですね、ま、国のほうのですね、えーその辺の考え方の動向をまあ十分見極めながらですね、あのー直接的な支援についてではですね、そういった形で考えていく必要があるかなと考えております。ただあの障害者スポーツの振興ということではですね、あの京都市としましても、あのー高野にございます障害者スポーツセンターであったりですね、あの南区にございます障害者教養文化・体育会館といったところでですね、あのー障害のある方のですね、えースポーツができるですね、えー環境改善というか、ま、たくさんの方がですね、ま、利用ができるようなですね、えー施設を設けております。そちらのほうでですね、ま、競技大会であったりですね、えーまあ、スポーツ教室、講習会等々のですね、えー事業を行なっているところでございます。で、またあの、えー、それ以外にも京都アクアリーナであったりですね、えーハンナリーズアリーナ、えーといったですね、まあ、あのそういった施設においてもですね、障害のある方もですね、えー施設が利用できるようなですね、えーことで、まあ、あの文化市民局とも連携しながらですね、えー利用料の減免等も含めてですね、いろんな、えー取り組みを行なっているところでございまして、まあ今後ともですね、あの障害者スポーツの振興はですね、引き続きあの実施していきたいと考えておるところでございます。

◆やまね/あの京都市のホームページを拝見しますと、この元山王小学校の施設の特徴としてはですね、3つ書いてありました。「車いすを固定するピスト5台常設されてて、これが全国で唯一」だということと、「車いすで入場可能な体育館があって大規模な大会も可能」ということと、そして三つ目に「全国から集まる選手と地域住民の交流も進み、今後も地域に根差した取組により障害者スポーツ全体への理解の普及に繋げることを期待されている」と、いうことなんですね。で、ここで言うその「今後も」というのがですね、私は「東京オリンピックまで」ということであってはいけないのではないかと。全国に、この京都市にしかない、この施設、大変貴重なものだと思いますので、ぜひ今回の整備を契機にですね、恒常的な環境整備に京都市としてぜひ取り組んでいただきたいと思います。

で、最後にもう1~2点お聞きしますが、あのそもそも、この車いす競技の方が使用できる公共施設が大変少ないっていうのが現状であります。現状では、今もおっしゃっていただいた、車いす競技のみなさんが使えるのは、左京区の京都市障害者スポーツセンター、それから南区の京都市障害者教養文化・体育会館など、ごく一部になってると思うんですね。で、この、車いす競技をされているみなさんが、それ以外の京都市の公共施設・地域体育館等の使用を希望された場合、現状ではですね、相談する相手は誰になるのか。京都市に相談をするのか、それとも施設の指定管理者に相談することになっているのか、ちょっと念のためにこれ確認したいと思うんですが、いかがでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)あのー障害のある方からですね、まあ団体利用等も含めましてですね、まあ本市が所管するですね、まああの地域の体育館であったりですね、えー運動公園、グラウンド等のですね、あのー利用についてはですね、えーまあご相談受けた場合はですね、まあできるだけその、えー、障害のある方がですね、利用できるよう、障害の程度を詳しくお聞きしてですね、いろんな調整をしてるところでございまして、あのーその相談の時々によってですね、ま、直接京都市のほうにご相談がある場合、えーあるいはですね、あのー直接施設のほうにですね、ご相談いただく場合、両方あるかなと考えております。

◆やまね/あのーまあ、場合には、場合としては時には施設に直接相談もされるという場合もあるし、京都市に相談をされるという場合もあるんですけれども、体制としては何か決まってはいないんでしょうか。

(→出口・障害保健福祉推進室長)あの特に、その部分について、あのルール化されているというものはございません。

◆やまね/あのーこれはですね、昨年度のくらし環境委員会で、かなり私議論させていただいたんですけど、あの実は現状ではですね、この公共施設、京都市の地域体育館などの公共施設を、この車いす競技のみなさんが使いたいと、現状では使えないわけです基本的には、で、そういう場合はですね、施設の指定管理者にそれぞれ相談することになってると、いうのが文化市民局の答弁なんですね。で、もちろん、京都市も連携してるということはおっしゃるんですけれども、で、私はですね、この現状ではですね、この車いす競技のみなさんがですね、体育館の使用について、何か京都市が基準を持っているのではなくて、施設の指定管理者に相談することになっていると、で、施設の指定管理者というのは施設によって違う場合もあるわけで、で、その場合、障害者の方の「スポーツをする権利」がですね、指定管理者の判断に左右される可能性があると、現状では、これは少し問題ではないかと思っておりまして、やはり障害者スポーツに関わっておられる、福祉分野を所管している保健福祉局のみなさんがですね、しっかりこのあたり責任を持っていただいて、時には相談窓口にもなるし、あるいは、えー、スポーツ政策を所管する今言われました文化市民局とも連携して、そして障害者スポーツの環境拡充に、ぜひ努めていただきたいと、あのこのことを最後に求めて、ちょっと答弁もいただいて終わりたいと思います。

(→出口・障害保健福祉推進室長)えーあの、そういった施設の利用につきましてはですね、やはりあの、これまでから、あの文化市民局とも連携を図りながらですね、進めさしていただいているところですので、あのー引き続きですね、あのー文化市民局のほうとですね、あの連携をしながらですね、えー進めさしていただきたいと考えております。

2017年5月22日【予算特別委】保健福祉局質疑「平成29年度5月補正予算・車いすフェンシング強化拠点のトレーニング環境の充実800万円」について

(更新日:2017年05月22日)